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の近代医療、法医学で畳みかけるように神話の世界を拒否しようとする医師、警察、猟友会の人々が登場。主人公の外科医茜の神隠しに遭った家族、目前で生きながらヒグマに食われる妻になす術のない樋熊猟師、等各人の執念がドロドロに溶けて遺伝情報として吸い上げられ最強の生物に進化する、とここまで書いてもう一つ類似のモチーフに思い至った。シドニアの騎士に登場する最凶の生命体ガウナだ。う~ん感想が纏まらない。サクサク読めてどんでん返しも予想範囲だが、舞台装置と結末がうまく連結できない。読者の勝手な妄想を煽る仕掛けなのか?
始まるっちゅうか、様々な希少資源を浪費して(酸化チタンを歯磨きの研磨剤に入れちゃうのってどうなん?)エントロピー増大させてゴミの山にしてるからもうリベンジされてるわね?劣化した電解コンデンサーから火を噴いて一家丸ごと惨殺とか、アシモフ回路って言ってみりゃぁ安全設計部分なんだろうから、充電中に良く火を噴く某国製の充電器やバッテリーなんかアシモフ無いわね?そういやギル博士も笛吹いてキカイダーの不完全な良心回路をバチバチ短絡させてたなぁ。にしてもこの著者も石森章太郎も天才なんだなぁ。オラの理解を越えてるわ。
著者は「少しでも社会学を齧ったことがあればジークムント・バウマンの「リキッド・モダニティ」を想起するのではないだろうか」等と「知らぬことは恥」とでも言わんばかりの知識開陳を多くするが、これこそググってwikiって知ったかのマウント取りを強要するタイパの煽りに直結する。タイパを求める人々には消費による失敗を回避したい欲求があるとも著者は言うが、失敗を前提に大量の情報を効率的に?無差別に消費することは本当にタイパ的に正しい行為なのか、そもそもそれがタイパなのかはわからずじまいだ。
既にAIによる要約サービスがあるので、更に洗練されたタイパ実現が可能になる。しかしそれが叡智に繋がるかと言えば、そんな気は全くしない。年々楽曲のイントロは短くなりサビだけ歌えるカラオケ機能もあるそうな。音楽、映像や大事にしてきたリベラルな価値観でさえも、1分で教えてくれないとスキップする世の中になりそうで恐ろしい。様々な知恵のコンテンツは「サビ」のパッケージに纏められて消費され、烏合の衆はタイパの良い政治家を選択するのかもしれない。試行錯誤と失敗の「歴史」から学ぶことはタイパが悪いのだろう。恐ろしい。
いつの日か専門家然として、自分も理解できないような小難しい物言いができるようになりたい!!と思って濫読中(あ、でもマンガ多いなぁ)
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の近代医療、法医学で畳みかけるように神話の世界を拒否しようとする医師、警察、猟友会の人々が登場。主人公の外科医茜の神隠しに遭った家族、目前で生きながらヒグマに食われる妻になす術のない樋熊猟師、等各人の執念がドロドロに溶けて遺伝情報として吸い上げられ最強の生物に進化する、とここまで書いてもう一つ類似のモチーフに思い至った。シドニアの騎士に登場する最凶の生命体ガウナだ。う~ん感想が纏まらない。サクサク読めてどんでん返しも予想範囲だが、舞台装置と結末がうまく連結できない。読者の勝手な妄想を煽る仕掛けなのか?