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2024年7月の読書メーターまとめ

鷹野郷 善後
読んだ本
9
読んだページ
3231ページ
感想・レビュー
9
ナイス
108ナイス

2024年7月に読んだ本
9

2024年7月にナイスが最も多かった感想・レビュー

鷹野郷 善後
さすがの直木賞。これまで結構直木賞を読んできたが、どれもハズレなし。納得の受賞作。コロナ禍における、様々な罪を突き付ける短編集。どれも、コロナがなかったらもっと違っただろうにというものばかりで、コロナが罪の形を変えてしまったのか、罪そのものは変わっていなくて、コロナが炙り出しのか。「違う羽の鳥」「特別縁故者」が良かったなぁ。
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2024年7月にナイスが最も多かったつぶやき

鷹野郷 善後

2024年6月の読書メーター 読んだ本の数:13冊 読んだページ数:4014ページ ナイス数:317ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/375062/summary/monthly/2024/6

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2024年7月の感想・レビュー一覧
9

鷹野郷 善後
すごいものを読んだ。さすが直木賞候補作。平成の末から令和の現在に至るまで、働くとは何かを社会が、自分自身が問う時代において、もがき苦しむ人、時代の波を乗りこなす人、進んでいるようで一歩も前に進めていない人などを、エグイぐらいに切り取って見せつけてくる。陰キャからしたら、陽キャの過ごし方、働き方はどれもまぶしいものだけど、陽キャの中でも真の陽キャと無理している陽キャが居て、結局は陰も陽もなくって、誰もが自分の人生を精一杯生きようとしている。40代ぐらいまでが読者層としては限界かな。
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鷹野郷 善後
さすがの直木賞。これまで結構直木賞を読んできたが、どれもハズレなし。納得の受賞作。コロナ禍における、様々な罪を突き付ける短編集。どれも、コロナがなかったらもっと違っただろうにというものばかりで、コロナが罪の形を変えてしまったのか、罪そのものは変わっていなくて、コロナが炙り出しのか。「違う羽の鳥」「特別縁故者」が良かったなぁ。
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鷹野郷 善後
日常系ミステリーのジャンルだろうか。淡々とした文体ながら、人が他人に見られたくない仄暗い心の部分を抉ってくる短編集。少ない登場人物なのに、理論的に事件が解決されるが、解決となっても誰も得しないし、誰も幸せになれない。密室殺人などの本格的な要素もあり、筆者の多才さに驚く。もう少しこの作家を追いかけてみよう。
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鷹野郷 善後
シリーズ2作目だが、1作目があまりにも古かったので読まずにこちらから。前作読んでなくても楽しく読めた。非常に現実的な世界観でありながら、首謀者たちが使う手段が些か非現実的。それでも、闇の中の真相に徐々に近づいていく緊迫感はなかなかのもの。さらに続編があるので、読んでみようと思う。イチケイノカラスではないが「職権を発動します」
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鷹野郷 善後
ちょっと思ってたのと違ってた。式部と道長が、自分の人生経験を踏まえて現代人の悩みを解決するものかと思いきや、完全に道長と式部の半生をつづられた本だった。そこにはほかの歴史上の人物が多数登場する。当時のことをある程度把握している人が読まないとチンプンカンプンだと思う。 なぜこれを読むことにしたのか不明。
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鷹野郷 善後
タイトル通り「人」を狩る秘密結社にまつわるお話。風呂敷を相当広げて、思わせぶりな展開もありながら、ストーリーはやや冗長的。秘密結社はなぜ設立されたのかを追う刑事、その刑事に仄暗いところがあるからと同行して素行調査する相棒。その二人は連続殺人事件を追いながら、それぞれの真相に近づいていく。一気読みしないと、誰が今何を追っているのか分からなくなる。
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鷹野郷 善後
月の裏側に降り立った宇宙飛行士が、吐血して謎の死を遂げる。それを救出しようとした船員も。そして、その宇宙船が緊急着陸した日本で、これまでにない疫病が蔓延する。 科学的知識を存分に発揮される文章、コロナ禍を彷彿とさせる社会状況など、受賞作に相応しい筆力。3人の視点から描かれるが、良くも悪くも、結末は描かれていない。 日本人を信じ、日本という国に託す宇宙飛行士の言葉は熱い。
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鷹野郷 善後
関西弁の軽妙なトークに騙されるが、刑事二人の粘り強さによって解決に導かれていく事件を、よく言えば丁寧に、悪く言えば冗長に書いている。読後感は全くなし。中身のない読書にはなるが、映画に対する知識量は尋常じゃない。分厚い本を読んだ気にはなるが、翌日には内容を忘れているような読書体験であった。
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鷹野郷 善後
半グレ集団による犯罪を、現代社会の闇と交えながら上手に描いている。半グレ集団といっても、出てくる人たちのなかでも悪意がある者、ない者、そして邪悪な者たちがいる。某有名広告代理店の女性社員の悲しい事件と絡めながら、人を騙すことに悪気を全く感じない、それはサイコパスではなく、そういった良心を持ちえない人種の恐ろしさをいやでも知らしめてくる。最終盤、海斗の胸に翔太の言葉は響いたのだろうか。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2013/07/13(4095日経過)
記録初日
2003/07/13(7748日経過)
読んだ本
1165冊(1日平均0.15冊)
読んだページ
406775ページ(1日平均52ページ)
感想・レビュー
955件(投稿率82.0%)
本棚
8棚
性別
年齢
42歳
血液型
B型
職業
事務系
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