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2024年8月の読書メーターまとめ

Akari
読んだ本
20
読んだページ
5092ページ
感想・レビュー
14
ナイス
309ナイス

2024年8月に読んだ本
20

2024年8月のお気に入り登録
4

  • 榊原 香織
  • ミカママ
  • たれみみ
  • 野口み里

2024年8月のお気に入られ登録
4

  • 榊原 香織
  • ミカママ
  • たれみみ
  • 野口み里

2024年8月にナイスが最も多かった感想・レビュー

Akari
ネタバレ漫才をする話がとても良かった。文化祭で成瀬が破天荒なことでもするのかと思いきや、破天荒だったのは島崎の方。ボケとツッコミが入れ替わるところが本当に面白かった。成瀬はもちろん最高の主人公なのだけど、これ島崎がいてこその成瀬だと思う。色々なことに挑戦する成瀬だけど、意外と途中で止めちゃうところとか、島崎にたいする心境とか、しっかり人間でなんか安心する。
が「ナイス!」と言っています。

2024年8月の感想・レビュー一覧
14

Akari
ネタバレ解説、村田沙耶香と書かれていたので手に取った一冊。初読みの作家さんだけれどかなり独特というか、普通じゃない。どこまでが現実でどこまでが虚構なのか。そして真の意味で物語というかモチーフを捉えるのは難しい。「的になった七未」については、息子目線でも読みたい。最後の最後ようやく当たることができたのは果たして救いなのか……。 文章は簡易で読みやすく、ストーリー解釈に集中できる。
が「ナイス!」と言っています。
Akari
連作短編集。図書室に立ち寄って、司書の小町さんの選書により、人生が良い方向に転がっていくというか、前向きになっていく温かい話。人生ってきっと気持ちの持ちようというか、考え方や見方をどうするかによっていかようにもなるのだと思った。もちろんそんな簡単じゃないのだろうけれど、本でこそ、こういう前向きになれるストーリーに触れられるのは良い。たまに読み返したくなる良本。
が「ナイス!」と言っています。
Akari
ネタバレ「せっかくみんなハゲたのに」という帯のインパクト。  謎の感染症なのかなんなのか全員が二十歳までに禿げてしまう世界。どこか異質な世界で様々な角度で髪について描かれる。確かにと思うところがある。例えば、男だって長髪でいいと思うし、髪がなくなれば温泉に行くのはより楽しいはず。みんなが禿げなかったらこんな上位の人と付き合えないといった元若年性禿げの男性の言葉も理解する。髪って大事なんだということと、同調性、みんな一緒ということの安心感や異質さも感じた。シュールで面白い。
が「ナイス!」と言っています。
Akari
ネタバレひらがな多用の文章はかなり読みづらく、薄い本にも関わらず読了にはかなりの時間を要した。非現実的に見える世界に、しかし話に出てくる現実世界の実際のもの(ボカロやとか西暦とか)から、確かに現実日本と繋がっているんだという嫌な感じがある。科学の進化と災害の先にあるデストピアに絶対にないと言い切れない未来への恐怖を感じた。また主人公が感じている贖罪ははたして本当に必要なのか、いろいろ考えさせられた。
が「ナイス!」と言っています。
Akari
ネタバレ文章の芸術性や美しさというよりは、文章へ込められた熱が強く感じられる作品。私はこの本を読まない限りは「読書のバリアフリー」などというものには思い至らなかったと思う。電子書籍やオーディオブックが、人によってはバリアフリーの商品になるとは。 そしてこの結末の意図はなんだったのだろうか。 障害はあるがお金はあり生活に困らない人、健常者だけど人生ハードモードの人を対比したかったのか、高級娼婦になりたいという前半の主人公の理想を皮肉を交えて描いたのか……
が「ナイス!」と言っています。
Akari
ネタバレ主人公千鶴の考え方が本当にイライラする。響貴が可哀想。自称サバサバ系女っていう感じ?女友達の華生が、終盤『むかつくし、気分が悪い』と言ってくれて若干スッときたけど、そういう風に言った華生側が大人気ないことしたと悪みたいになってるのもなんとも。。 響貴に対して、期待持たせるようなことをして、それでいて他に行けないように付き合っている相手がいることも隠して、響貴とくっつけようとしてる友達に対しても婚約したことを隠して、この女何がしたいのー? エンタメ小説でイライラしちゃうのはしんどい。純文学ならアリだけど……
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Akari
ネタバレしかしタイトルが「破局」である。 読み始める前にあらためて辞書を引いたら、恋愛以外でも「破局」という言葉は使うらしい。 順風満帆に見える主人公の人生が描かれるが、どことなく感じる気持ち悪さと不気味さ。それは女たちがとにかく違和感のある造形になっているからか、主人公が客観的に世の中を見ているからか。 冒頭のラグビーはこの「破局」のシーンにつながっているように思う。青春を捧げた輝かしい思い出と鍛え上げた肉体があったからこそ一瞬にして「破局」を招く。「破局」の顛末詳細は未描写だが、一瞬にして「破局」だと思う結末
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Akari
ネタバレ初読みの作家さん。短編集。めちゃくちゃ面白かった。 文章は読みやすいのに、比喩表現や言葉の使い回しが、個性的で、この作家さんにしかない味になっている。 全て恋がひとつテーマになっているのかと思うが、一筋縄ではいかない癖のある恋愛というか環境に置かれたキャラクターたち。「転ばぬ先の獣道」は特に良かった。一作目の陰謀論の話も独特でおもしろい。 ただどの話も結末はなんともやるせない気分になる。
が「ナイス!」と言っています。
Akari
ネタバレ森見登美彦先生のファンとしては満足の一冊です。シャーロック・ホームズ×舞台はヴィクトリア朝京都×ファンタジーとか、もう世界観と雰囲気だけで満足。ストーリー展開は、怖くない『夜行』と言う感じで、後半の森見先生らしい展開はとても好きだったけれど、もう少しテンポ良くもできたような……もう一つの世界をもう少し掘り下げたい……とも思ったり……。しかしこの世界観はかなりお気に入りなので、またこのキャラクター達とこの世界に会いたい。辞書のように分厚く重厚な作りだけれど、この装丁もかなりお気に入り。
が「ナイス!」と言っています。
Akari
ネタバレ3巻4巻一気読み。物語が色々動いていく巻。救世主アイリがイタい奴だと思ってストレスポイントだったのだけど、成長してるし、もともといい子だったっぽいし、見直した。なんだかんだこのお話全員いい人っぽいのよね。そしてこの巻後半は敵の襲来と明かされる真実などなど怒涛の展開に心の準備が……続きが楽しみだけれど、教師に死者が出ているとのことで続きが怖いような。恋愛面では両片思いすれ違いが大好物なので、この話すごく好み。
が「ナイス!」と言っています。
Akari
ネタバレ漫才をする話がとても良かった。文化祭で成瀬が破天荒なことでもするのかと思いきや、破天荒だったのは島崎の方。ボケとツッコミが入れ替わるところが本当に面白かった。成瀬はもちろん最高の主人公なのだけど、これ島崎がいてこその成瀬だと思う。色々なことに挑戦する成瀬だけど、意外と途中で止めちゃうところとか、島崎にたいする心境とか、しっかり人間でなんか安心する。
が「ナイス!」と言っています。
Akari
ネタバレアッコちゃん、主人公かと思いきや上司。はっきりものを言う癖の強い上司で、現実にいたらキツイかもしれない。そして連作短編なので、全てにアッコさんが出てくるわけでもなく。。。アッコさんからの電話着信をひみつのアッコちゃんにしてるところとか、そもそもアッコさんの無茶振りをしっかり自分の成長に活かしていく三智子のセンスがいい。良いバディ。柚木さんの作品、ぶっとんだキャラが出てくることあるけど、これもその系統。コメディ寄りでぶっ飛んでいたな……
が「ナイス!」と言っています。
Akari
ネタバレローザの目の秘密がやっと明らかに。しかしまだまだ謎は多い。第3章からのクライマックスは面白かった。やっぱりヒーローが助けに来てくれるっていうシチュエーションは良いよね! 犯人がローザに執着する理由は今ひとつわからなかったけど(瞳の話なので、妖精の血、瞳への執着とかの方がしっくり来たのに…)。 アルヴィンはローザに気があるように見えるけど、それは妖精への執着なのかと疑心暗鬼になる仕掛けに不穏な気配が。次巻を待ちたい。
が「ナイス!」と言っています。
Akari
ネタバレ禁断の果実で楽園を追放されて、果実で得たものを手放して楽園に帰っていくと……。 主人公は結構淡々としていて、淡々としているからこそ、この世界の違和感が気持ち悪さとして読み手に襲ってくる。最初の恋愛と性と家族愛は別物という概念はわからなくはないけれど、最後の実験都市千葉県は気味が悪すぎる。「子供ちゃん」という言葉がこれまた怖い。この実験都市千葉県、そのような描写はないのに、脳内再生ではなぜか勝手に全員が真っ白な服を来て、真っ白な建物で、真っ白な肌でほほえんでいる感じで再生されて、余計に気味が悪くなった。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2013/07/27(4081日経過)
記録初日
2001/11/01(8367日経過)
読んだ本
297冊(1日平均0.04冊)
読んだページ
91628ページ(1日平均10ページ)
感想・レビュー
119件(投稿率40.1%)
本棚
6棚
性別
職業
事務系
現住所
兵庫県
自己紹介

純文学からキャラ文芸・ライト文芸まで幅広く
次読む本を本屋さんや図書館にて直感で選ぶ瞬間が至高の時間

※皆さんの読了本や感想を見るのが好きなので無言でのお気に入り登録どうぞお許し下さい。


名刺がわりの10冊
🔹森見登美彦「夜は短し歩けよ乙女」
🔹森見登美彦「四畳半タイムマシンブルース」
🔹村田沙耶香「地球星人」
🔹村田沙耶香「しろいろ街の、その骨の体温の」
🔹三浦しをん「舟を編む」
🔹太宰治「人間失格」
🔹柚木麻子「本屋さんのダイアナ」
🔹佐原ひかり「ブラザーズブラジャー」
🔹小坂流加「生きてさえいれば」
🔹瀬尾まいこ「そして、バトンは渡された」

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