応仁の乱直前の混沌とした下剋上が始まる感じは、物語として書きやすい空気感が確かにありそう。王道の時代劇ファンタジー。

徳川家康が嫌いすぎて、関ヶ原に差しかかる直前ぐらいが、もう本当に辛い。すっと関ヶ原にいってくれない、そして関ヶ原もすっと終わってくれない。ちゃんと見ておけ、と言われているようだった…。でも辛いの読んだ先にあの決断があり、帯の筆者の言葉の意味が分かった感じ。がんばって読んで良かった。

涅槃が二の足を踏ませたけど、なんかいろんな人が褒めてたから騙されたと思って読んでみた。そしたら大丈夫だった！この人のは、主人公からフィクションの方が引っかかりを覚えず読めるみたい。下巻も楽しく読めそう。

軽い！重いやつのあとにはもってこい！森博嗣のSF読んでたので、人を殺せないってあたりからもしや？となってそっちは気づけた。タイトルすっかり忘れてて、そっちの回収は、なるほどね！ってなった。続編も軽く読めそうでいいなー。

重い重い！ずーっと崖っぷちな感じ。よくわからんところから批判されるし日常茶飯事殺されかけるし。どういう胆力だ。テレビで、勝は拗ねてこんな手紙書いちゃってるんですよーって話を聞いたことあるけど、そりゃ拗ねるわ。拗ねるだけで済んでるのが不思議やわ。ギリギリすぎた。がんばって、今は平和になったけど、あのときこうだったらもっと早く、もっと楽に…ってどうしても思っちゃう。

こっちがこのミスだったか。紙とプラモデルのプロが事件の真相にたどり着くというのはかなり斬新。ご都合主義感はたしかにあったけど、楽しく読めた。斬新すぎて続編はないだろうと思ったら、3冊目まであるだと…？

画面を見るだけでなく、置いておくだけで集中力を削ぐとは。恐るべしスマホ。恐るべしドーパミン。

毎回、そんなに卑下しなくていいのにってくらい、ホロヴィッツが無能すぎる。。最初はホーソーンが嫌なやつだと思ってたのに、話が進むごとにイメージどんどん変わってくる。話は、王道ミステリーだった。

みんなあつまれーって感じだった。それを束ねられる岬がすごい。だから合唱か。ぼんやりとした記憶しかない名前もあったけど、思い出しながら楽しく読めた。

だんだん、他の作品とリンクし始めたようだ…他を読む気がないので、このへんでそろそろこのシリーズからも手を引こうかなと思っている。

長編も良かった。今回は前よりはシングルマザーらしく、テーマも母の話。ひらめきではなく足を使ってこつこつ情報を集めていく系泥系探偵。格好いい。逸平だけでなく麗も出てきて、ドラマだったら主要人物になりそうなキャラクターが楽しい。

図書館で見つけて初めての作家さんだったけど、すぐ手にとってすぐ読んだ。涅槃の、ファンタジー大河見せられたようなもやもやを、一刻も早くどうにかしたかったんだと気付いた…。そうそうこれこれ！って求めていたお話で本当に良かった。一話目はただただ冷徹で残酷な父親という描写だったのが、話が進むにつれ内面が垣間見えてきた。直家だけでなく同じく悪役の宗景でさえも、非情でないと生き残れない追い詰められた心境が分かって、戦国時代の生き様を想像できた。たまたまいい話に出会えて本当に嬉しい。続編も読みたい。