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2021年12月の読書メーターまとめ

よっち
読んだ本
90
読んだページ
27124ページ
感想・レビュー
90
ナイス
4477ナイス

2021年12月に読んだ本
90

2021年12月のお気に入られ登録
5

  • 海藻
  • 碧海いお
  • ポロろっか
  • starly
  • okonomi2412

2021年12月にナイスが最も多かった感想・レビュー

よっち
古い歴史を持つ国・弓可留で父の後を継ぎ、歴史学者として日々研究に励んでいた慈空。しかし隣国・沈寧の侵攻で国を滅ぼされ全てを失った彼が、踏みにじられた故郷のため、亡き親友のため立ち上がるファンタジー。親友だった王太子に「弓の心臓」を託され逃げ出した慈空が、片刃の剣を持つ風天や不思議な生物を手首に飼いならす日樹と出会い、対となる「羅の文書」奪還を決意する展開でしたけど、現状を憂う沈寧の王太女との運命の出会いもあって、複雑な思惑が絡む混沌の中でのそれぞれの決断とその結末は印象的で、また続きを読みたくなりました。
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2021年12月にナイスが最も多かったつぶやき

よっち

2021年11月の読書メーター 読んだ本の数:90冊 読んだページ数:27377ページ ナイス数:4162ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/385946/summary/monthly/2021/11

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2021年12月の感想・レビュー一覧
90

よっち
小説家を目指す春樹。ミュージシャンを夢見る雪。そして、二人を見守る人たち。それぞれの哀しみを背負いながら、高校3年間を寄り添うように生きていく青春小説。父に捨てられた母子家庭で小説を書いている春樹の不安や葛藤。父が失踪する中で義母も突然亡くなり、義姉と一緒に支え合って生きてきた音楽が好きな雪。春樹の小説で繋がっていた二人の邂逅は何とも不幸なすれ違いになってしまいましたけど、好きなものへの葛藤や明かされる過去とその結末は切なくて、でもどこかで決着をつけるべきだった呪縛から解き放ってあげたかったんですよね…。
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よっち
長かった黒髪をバッサリと短くして新たな戦いに挑むその姿。なぜ、雛鶴あいは髪を切ったのか?作中で語られることはなかった理由を中心にその全てが語られる短編集。東京で山刀伐や鹿路庭と同居を始めるまでの期間、一体どこで何をしていたのか、そして誰があいの髪を切ったのかが明かされてゆく展開で、飛び出してきたものの戸惑いも多かったあいを諭した彼女の母・女将のことも交えながら、その背中を押す15巻の前日譚的なエピソードは短いながらもなかなか印象的でした。
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よっち
信濃の鬼退治を終えた千古たち。ある時清涼殿に落雷がおきて後宮が祟りだと騒然となる中、暁上姫・明子が病床に伏せたと聞きつけた千古は、想念に扮装し宣耀殿を訪れる第六弾。病を見守る想念の眼差しからその正体気付いてしまう明子。一方で祟りを収めるため妖后を演じる千古の目の前へ姿を現した男・秋光。何者にもなれなかった明子がようやく居場所を見出した一方で、閉塞する状況を打開した千古と帝がいいコンビではあるんですが、本音を知るにはお互いまだ踏み込みが足りてない感もありますね…そして秋光の真意も気になるところではあります。
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よっち
からりとした気候で過ごしやすい6月の北海道。『くま弁』での配達の仕事も板についてきた雪緒は、店長夫婦のユウと千春が近々結婚記念日を迎えることを知る新章第三弾。実は結婚式を挙げていなかった2人に、仲の良い黒川が発起人となり開催されることになった結婚記念パーティー。SNSで雪緒に届いた思わぬ連絡。パーティーはみんなに愛されている二人らしさがあって、両親と難しい関係を抱える雪緒もまた難しい局面に直面しましたけど、判明した意外な繋がりにはちょっと驚かされつつ、今回を契機にいろいろ変わっていきそうな予感がしました。
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よっち
ままならない恋に直面した時にどうするのか、それでもどうにかせずにはいられない登場人物たちの葛藤を描いた著者初の恋愛小説集。地下アイドルだった自分を推してくれていたファンをストーカーするアイドル、エモい物語を一緒に歩んできたビジネスパートナーの突然の結婚報告に動揺する天才デザイナー、高校から続く男二人と女に生じた一方通行の三角関係、新入社員の好青年に一目惚れして生活を犠牲にして一生懸命話を合わせる先輩。客観的に見れば良くないことだと分かっていても、理屈ではないからついあがいてしまうそれもまた愛なんですよね。
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よっち
大学時代の合気道部で同期だった四人。大学を卒業してそれぞれの道を進んだ彼女たちの、30歳を超えてからのなかなか上手く行かない人生、愛するものの喪失とそこからの再生を描く物語。娘の死から暗転した青子の人生、職場で上手く行かずに辞めてから引きこもりになってしまった玄也、乳癌を患ってしまった茅乃、そして疫病で妻子と離れて暮らす卓馬。茅乃のリハビリをきっかけに再会してもそれぞれのままならない人生はそうそう変わらなくて、それでも大切に思える仲間がいてくれる安心感をしみじみと実感させてくれるとても印象的な物語でした。
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よっち
魑魅魍魎が蠢く魔術と科学が浸透する偽りの穢土。人の怨念や未練を喰らい成長する禍津神を狩る神狩の征十郎と小夜が、ある戦いの折に機巧人形フィーアと出会う江戸ファンタジー。征十郎たちが倒した禍津神の中から発見されたフィーア。彼女と行動を共にしながら、投獄された仲間を助けに行く過程で明らかになってゆく、優良資源として禍津神独占を狙う東印度会社や、幕府転覆を狙う由井正雪の存在。小夜とのコンビは誰かと会うたびにバトルに発展する殺伐とした世界観でしたけど、フィーアもまた何らかの事情を抱えていてこれは続巻が楽しみですね。
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よっち
リリシャを救ってアフェルカをめぐる陰謀を打ち砕いたアルス。そこに外界の秘密監獄から脱獄した恐るべき魔法犯罪者らがアルファに侵入したとの知らせが届く第十四弾。リリシャを軸に元首直属として再編されたアフェルカ。テスフィアやアリス、ロキたちの特訓、脱獄囚たちの始末を依頼されたアルスと、一味を追ってアルファに侵入したクレビディートの第四位・ファノンとの邂逅。やや癖のある新しいシングル魔法師も登場して共闘はあるのか、アルファに侵入した脱獄囚たちの企みをアルスたちは阻止できるのか、続巻に向けて盛り上がってきましたね。
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よっち
遂にシアカーンと決着をつけて、祝勝&ザガンの誕生日を祝うためにパーティを開くサガン一派。お祝いムード一色で次第に高まる雰囲気の中、魔女ゴメリによって愛で力定例会が開かれる連作短編集第十四弾。幽霊屋敷のドッペルゲンガー、黒花とシャックスの甘いエピソード、ラーファエルが黒花を娘にした理由、魔王の休日デート、そしてサガンの誕生日。流石ゴメリの愛で力定例会で語られるだけあって、どれも登場する人物が赤面してしまうような甘い展開でしたけど、その最後でサガンにもたらされたひとつの提案がどんな展開に繋がるのか続巻に期待。
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よっち
高校を中退してウェブデザイナーとして働く17歳の藍葉の元に現れた私立探偵・みどり。依頼の謝罪が6歳の頃の誘拐事件しか心当たりがない藍葉が、当時の誘拐犯・朱里の捜索を依頼する青春ミステリ。仕事で燻っていた状況からの転機に直面する藍葉、そしてみどりが追う朱里の行方とその過去。みどりにはみどりなりの事情があって、過去を追う過程で明らかになる事件の真相には複雑な気持ちにもなりましたが、一方でそれによってもたらされた変化は今の藍葉に繋がっていて、色を通じて語られる繊細な藍葉の心境の変化がとても印象的な物語でしたね。
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よっち
自分を排斥してきた母の親権を喪失させる-そう決心した伊織。チーナをはじめ、悪友の総司ほか頼れる仲間たちとともに証拠集めに動きはじめる第二弾。そんな矢先の母親とともに対立する姉・詩織のアイドルデビュー。そんな彼女の影響力に対処しながら、証拠集めに協力してくれた仲間やオリバー大佐たちのサポートもあってどうにか決着した親権問題。伊織の懸案だった問題がようやく一段落したことで、チーナとのもどかしかった関係もようやく進展したかなというところでしたけど、まだまだ二人の関係もこれからでしょうし、続巻にも期待しています。
が「ナイス!」と言っています。
よっち
人間と魔人がしのぎを削る世界。性的興奮で性別反転する異能を持つ王国特務課のエージェント・ユージが、人間最強魔術師の家系に生まれた少女・シャルの護衛を命ぜられるTS学園魔法ファンタジー。女の姿ユーリとして魔術学院に通いながらシャルを秘密裏に護衛する中で、彼女に異能の秘密を知られてしまい、魔術の才能に恵まれない彼女の師となることを約束するユージ。厳しい指導にも食らいついて成長するシャルのひたむきな努力があって、彼女を巡る因縁で陥った危機に秘めた力を開放する王道展開は、なかなかテンポも良くて読みやすかったです。
が「ナイス!」と言っています。
よっち
89人を殺害した死刑囚・風見多鶴。犯行現場の美しさから『マーディスト』と呼ばれ、模倣犯が続く社会問題となるなか、彼女から情報を引き出す交渉役として平凡な大学生・夕木音人が指名されるサイコサスペンス。彼女との水平思考ゲームによって明かされる模倣犯たちの素性、行方不明となっている音人の姉の情報、そして音人を特別視する多鶴の真意。掴みどころのない多鶴が一体何を考えているのか、何かありそうな音人姉の行方含め未だ謎も多いですけど、多鶴の死刑執行が半年後に迫る中、この先どんな結末が用意されているのか下巻が楽しみです。
が「ナイス!」と言っています。
よっち
互いに強く惹かれ合い順調に愛を育んでいく結城と小鳥。一方、二人を一番近くで励まし見守ってきた大谷翔子が、日増しに高まっていく結城への恋心を自覚して葛藤する第三弾。このまま行けば結城といつか付き合うんじゃないかと思っていた大谷の願望と誤算。目の当たりにして確信してしまう結城と小鳥の深い絆。今回は大谷視点による二人の関係と、思った以上にショックを受けた葛藤が描かれる展開で、こういう時自らがどうあるべきか、人知れず切ない覚悟を決める大谷がとても愛しく思えました。二人もまた冬休みに転機を迎えそうで次巻に期待です。
が「ナイス!」と言っています。
よっち
失敗したはずの自己紹介をきっかけに、ぼっちの前原真樹に初めてできた友だちの朝凪海。金曜日の放課後だけこっそり彼女が家に遊びに来る友達ラブコメ。『クラスで2番目に可愛い』と噂される朝凪の意外な一面。映画にゲーム、漫画の趣味も合う彼女との楽しいひとときから始まった秘密の関係と、抜群の存在感がある彼女の親友・天海の存在。文化祭の実行委員となってしまった真樹自身の奮闘、同時に朝凪が抱える複雑な想いも明らかになっていって、時にはすれ違いながらもお互いかけがえのない存在になってゆく二人の関係がなかなか良かったですね。
が「ナイス!」と言っています。
よっち
告白のタイミングを考え始めた高瀬川由弦と、自分の気持ちに気づいて欲しい雪城愛理沙。数日後、愛理沙から風邪をひいたと連絡を受けた由弦は看病のために彼女の自宅に向かう第三弾。由弦の介抱のおかげで快方に向かった愛理沙の思ってもみなかった懇願。お互いもうこの人しかいないと思い定めて、おそらく両思いであることを感じながらも、相手の様子を探り合う展開は微笑ましかったですけど、覚悟を決めて男を見せた由弦、思わぬ展開にも言いたいことをきちんと言えた愛理沙も良かったですね。新たな一歩を踏み出した二人のこれからが楽しみです。
が「ナイス!」と言っています。
よっち
放課後の図書室で姉の蓮見紫苑、先輩女子の壬生奏多、恋人の瀧浪泪華の三人と楽しくも騒がしい日々を送る真壁静流。そんな中、静流が奏多からデートに誘われる第三弾。不安げな表情を浮かべる泪華を気にしつつも週末を奏多と一緒に過ごす静流。数日後、静流との二人の出会いや昔のことを教えてほしいと迫る泪華。気になって後をつける紫苑と泪華には苦笑いでしたけど、付き合いの長さを感じさせるラスボス感ある奏多との関係は、やっぱり泪華ならずとも気になっちゃいますよね。でもそれを乗り越えて向き合えた二人ならきっと大丈夫だと思えました。
が「ナイス!」と言っています。
よっち
徐々に改善の兆しが見えてきた才人と朱音の新婚生活。そんな矢先に突然朱音の妹・真帆が二人の前に現れ、糸青や陽鞠も巻き込んで新たな嵐を巻き起こす第四弾。久々に会う妹に超デレデレな朱音と、自由奔放な真帆に翻弄されっぱなしの才人。真帆からの思ってもみなかった提案が、それぞれ自らの気持ちと向き合うことに繋がって、真帆の提案で四人とでかけた遊園地は文字通りカオスで、だいぶ彼女に振り回された才人と朱音には同情してしまいましたが、雨降って地固まるというか結果的に一歩前進したんですかね…最後の急展開でどうなるか続巻に期待。
が「ナイス!」と言っています。
よっち
中学時代にギャルデビューして以来話しかけづらくて、今やすっかり疎遠になってしまった幼馴染・柚木あみる。勉強に勤しむ鹿島翔一と幼なじみの仲直りの物語。ある日教師に頼まれて成績の悪いあみるに勉強を教えることをきっかけに、彼女と再び会話をするようになった翔一。その代わりに彼のお世話を始めたあみるとの密かな日常が再構築されていって、勉強が苦手でも明るく優しくて頑張り屋な一面、一人で抱えていた深刻な悩みもあって、不器用ながらもそんな彼女と向き合い、支えるようになってゆく二人の関係には応援したくなるものがありました。
が「ナイス!」と言っています。
よっち
行方不明だった姉・葉桜の使者からメッセージを伝えられた笈川野分。異世界で無双して都市を支配するまでに至った姉から異世界へと招待される物語。異世界の都市で弟と結婚できるようルールを変えた葉桜と、あくまで葉桜との日常を取り戻したい野分の決裂。姉が送り込んでくる異世界人相手に、認識改竄能力で野分の恋人役となった使者、無敵の生徒会長・天束、都市伝説を広めるライター氷山凍たちとともに戦う展開で、独特な世界観の説明がやや冗長な感はあったものの、姉弟を軸に個性的なキャラたちを絡めた駆け引きがなかなか印象的な物語でした。
が「ナイス!」と言っています。
よっち
悠太が初めて沙季に「兄さん」と呼ばれて以来、互いに秘めた想いのせいもあって、どこかぎこちない二人の関係。悩める彼らが意地の悪い命題に直面して、再び自分自身の感情と向き合う第四弾。三者面談のスケジュール調整、沙季がオープンキャンパスで出会った教授の示唆、そしてそれぞれの新たな出会い。お互い意識しているのに距離ができてしまった二人の関係がこれからどうなってしまうのか、ドキドキしながら読みましたけど、二人が異なるアプローチから様々な人と出会い、同じ結論に辿り着いてくれた期待通りの結末は控えめにいって最高でした。
が「ナイス!」と言っています。
よっち
南条凛の協力を得て、美少女へと大変身を遂げた昴の義妹・平折。彼女を意識する一方で凛との仲も徐々に深まってゆく彼の前に、今をときめく高校生モデル・有瀬陽乃が現れる第二弾。絶妙なバランスの上に成り立っていた三人の距離感、昴の前に現れた陽乃によって明かされる彼女と凛の関係。昴は平折を意識するものの、凛もまたかけがえのない存在で、そこに陽乃をも絡めての文化祭回は、なかなかカオスで楽しかったです。いい感じにまとまったかな…と思っていたら最後に意外な事実が判明して、それが今後の展開にどう影響するのか続巻に期待ですね。
が「ナイス!」と言っています。
よっち
理想の旦那である夫の誠太と結婚して、なかなか子供ができない以外は安定していた夫婦生活を送っていた翻訳家の辻井志織。しかしそんな生活が些細なきっかけによって根底から覆されてしまう物語。家事や不妊治療にも協力的で、友人にも絶賛される夫のSNSに送られた衝撃的な投稿を見てしまう志織。その二週間後、離婚届を置いて突然失踪してしまう誠太。気がついてみれば夫のことを何も知らないことに愕然として、改めて認識してゆく志織の夫に対する思いがあって、さらけ出した本音でぶつかり合ったからこそ見えてきた希望に救われる思いでした。
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よっち
全世界を揺るがした「精霊王の呪い」騒動から二年。ルナリア正教皇国に加えて傭兵国家ゼムをも支配下に置いたフウガ率いるハーン大虎王国は勢力拡大を進め、グラン・ケイオス帝国に宣戦を布告する第十六弾。マリアと協力関係にあるソーマに対して先手の布石を打つフウガ、この事態に介入すべきか悩むハクヤ、二方面から帝国に侵攻する大虎王国。状況を見れば見るほど、遅かれ早かれいずれ不可避の事態だったのかな…とは思わなくもなかったですが、各国間の構図が大きく変わる中で痛み分けというか、落ち着くべきところに落ち着いた結末でしたかね。
が「ナイス!」と言っています。
よっち
過疎化する町の高校で突然消えたクラスメイト。最初は家出と思われた失踪者は次々と増え、しかし四人目の失踪者が死体で発見されて事態は急変する慟哭のミステリ。それぞれの事情から逃げて同級生・堀口の部屋でつかの間の休息を得て、日常に戻るはずだった三人。しかし死んでいた同級生、部屋で発見された凶器のナイフ、身近に殺人者がいる可能性。情報が錯綜する中で失踪する堀口、明らかになってゆく三人の背景と閉塞感、積み重ねてきた伏線を回収しながら追い詰められてゆく彼らの状況を見事打破してみせた解決方法がなかなか鮮烈な物語でした。
が「ナイス!」と言っています。
よっち
侍女の子ということで王妃たちに虐げられて育ったゼルスの王女エデル。戦に負けた代償で指名された義姉の身代わりとなって黒狼王オルティウスに嫁がされる物語。嫁ぎ先でも密かに監視役から執拗に虐げられ続けるエデル、高慢と聞いていた花嫁の素直な反応が気になるオルティウス。最初は信じられずきちんと向き合えていなかった二人が、事情を知って少しずつお互いかけがえのない存在になってゆく不器用な距離感が微笑ましくて、立て続けに激動の展開にも巻き込まれましたけど、それを乗り越えて確かな絆を育んでゆく二人がとても素敵な物語でした。
が「ナイス!」と言っています。
よっち
美貌の宮廷画家レイの専属メイドとなったエイミー。人嫌いだけれど異例の若さで女王陛下に認められた彼の初めての展覧会が迫る中、師の初期作を盗んだ容疑をかけられてしまう物語。師を尊敬するレイと彼を助けたいエイミーが独自に調査してゆく中で明らかになってゆく、消えた絵を巡る背景とある秘められた恋のエピソード。主のことが心配過ぎていてもたってもいられなかったエイミーの行動力には苦笑いでしたけど、それぞれの切ない恋を絡めながら、最後まで諦めることなく奔走した展覧会と飾られた一枚の絵とその結末がとても印象的な物語でした。
が「ナイス!」と言っています。
よっち
ひとり旅の魅力に取りつかれ、どんどんと行動範囲を広げる日和。パワースポットを巡り、優柔不断で自分にも自信のなかった彼女が、土地のおいしいものに舌鼓をうち満喫する第三弾。餃子の街・宇都宮、パンダの赤ちゃんを見に和歌山、秋田へ叔母の様子を見に行ったり、ついでに青森まで脚を伸ばしたり、10月に訪問していろいろ思うところがあった沖縄。難しい状況を踏まえて配慮する中、たくましく旅を続ける彼女の成長を感じましたけど、こういう状況下ではなかなか進展させることも難しい恋の行方も、何だかんだで続いているみたいで続巻に期待。
が「ナイス!」と言っています。
よっち
かなり出世は早いけど、彼氏も料理の作り方もさっぱりわからないまま34歳になってしまった独身の滝田和紗。健康診断でメタボ予備軍とされ一念発起で自炊生活に挑戦、利害が一致した同期の村越と一緒に料理研究を始める物語。仕事では有能な雰囲気が伺えるのに、なぜか二人ともびっくりな料理音痴ぶりでしたが、事あるごとに対抗心を燃やす同期の腐れ縁な二人の料理に対する切実な戸惑いと、周囲の人間模様を絡めてゆく展開は、ようやく向き合うようになった二人の関係が変化してゆく物語でもあって、随分遠回りしましたけど悪くない読後感でした。
が「ナイス!」と言っています。
よっち
入学早々友達づくりに乗り遅れていたことに気づいて愕然とする房総大学の新入生・藤村京。教室に残された高級な傘に気づき、その持ち主を推理し始めるコミュ障探偵ミステリ。傘を忘れた人は誰か、服屋で消えた同級生の謎、カラオケで酒を飲ませた犯人、祭りの中での盗難事件、元喫煙室で起きた冤罪事件の真相。いろいろ考え過ぎて話せなくなる、動けなくなってしまう藤村だからこそ、その推理力には眼を見張るものがあって、少しずつ増えてゆくかけがえのない友人たちを助けるため、遭遇した謎を推理してゆく彼のありようはとても好ましかったです。
が「ナイス!」と言っています。
よっち
今年も残すところあと数日。世間は完全に正月ムードの中、孤独な年越しを決めていた雪越大学三年生の八神森司に、雪大オカ研のメンバーから召集LINEが入る第十九弾。かつて名をはせていたタレント占い師の奇怪な相談内容、期せずして同時期に起きた似たような相談、座長が亡くなった劇団で起きた祟り騒動。何とも後味が悪い事件が続く中、もはや定番となりつつあるヘタレな森司とこよみのやりとりは相変わらずでしたけど、もうすっかり公認で外堀もしっかり埋まっていて、周囲のこれは何を見せられているんだ感がよく分かる気がしました(苦笑)
が「ナイス!」と言っています。
よっち
名探偵・シエスタと助手・君塚君彦の本当の始まり。四年前、連邦政府から受けたあるスパイの捜索依頼で日本に飛んだシエスタが、加瀬風靡の協力を得て関係者との接触を図るシリーズ前日譚。実は地上一万メートルの上空、ハイジャックされた飛行機の前にあったシエスタと君塚の密かな邂逅。明らかになってゆくそれぞれの過去と、期せずして交錯する二人のらしさが詰まったエピソードでしたけど、今回のキーマンだったダニーの印象的な言葉がなかなか効いてましたね。これを読んだ後だと物語冒頭にあったエピソードの意味もまた違って見えてきました。
が「ナイス!」と言っています。
よっち
人気俳優だったが遺書も残さずに自殺した双子の弟・尚斗。兄の貴斗が葬儀を終えて数日後に尚斗のスマホが見つかり、それをきっかけに弟の死の答えを知るために旅に出る物語。仲が良かった弟の死んだ理由を知るために礼文島・マルタ島・台中・ロンドンと足跡を辿る貴斗が、ゆく先々で出会うかつて尚斗と出会った人々、呼び出されたニューヨーク、ラパスでの決着。旅を通じて弟が見せてくれた世界の美しさ、そして彼が見ることがなかったたくさんの素晴らしいものがあって、様々な思いを受け止めて精一杯生きた貴斗の生涯がとても印象的な物語でした。
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よっち
破竹の勢いで手柄を立てる茉莉花が、嫉妬という名のやっかいごとに巻き込まれないよう珀陽が次に出した課題。山に囲まれたバシュルク国への潜入捜査を命じられる第十一弾。首都は難攻不落な要塞都市として知られ、どんな間諜でも手に入れられなかった機密情報を掴むという任務を与えられた茉莉花。単独で潜入した傭兵学校に生徒として潜り込んだ彼女が監視を付けられ、目立たたないよう配慮してもめきめきと頭角を現してしまい、その異質ぶりが際立ってしまうあたり仕方ないのかなとも感じましたけど、危機的状況をどう乗り切るのか続巻に期待です。
が「ナイス!」と言っています。
よっち
探偵事務所を開いたけれど依頼は大抵浮気調査。密かに霊の記憶を読み取る能力を持つ探偵・天野春近が、能力の不自由さに振り回されつつ友人弁護士の仲介で心霊絡みの事件を解決してゆくミステリ。遺産相続を巡る孫に感じた違和感を巡る調査と、行方不明になっていた倒産会社社長の行方を追う2つの中編という構成。自分が見える幽霊が体験した情景を断片的に知ることができる何とも中途半端な能力で真相を追う展開でしたけど、その結末はほろ苦いながらもそれだけに終わらない読後感があって、意外な助手候補も現れる続巻に期待の新シリーズですね。
が「ナイス!」と言っています。
よっち
全国どこからでも受けられるオンライン授業を導入した高校に通う文月重音。高校入学と共に疎遠気味になっていた幼馴染の常坂枝折からのお願いで、一緒に自宅でリモート学生生活を始める青春ラブコメディ。最初は授業を受けるだけだったのに、気づけば放課後は一緒にゲームをしたり、映画を観たり、禁断のお泊りまでしてしまう二人。引っ込み思案の枝折が友達の協力も得ながら一生懸命頑張っているのに、煮え切らない重音が応えられなくてもどかしかったですけど、幼馴染の絆があるからこそどうにか乗り越えられた結末がとても印象的な物語でしたね。
が「ナイス!」と言っています。
よっち
全校生徒が憧れる容姿端麗で成績優秀な女子生徒会長の夏木瀬律花。そんな彼女に憧れを抱くモブ後輩・有馬冬季が偶然にも律花の恋愛相談に乗ることになる青春ラブコメディ。偶然バイト先で律花が慕う先輩の存在を知ってしまい、相談相手となる冬季。律花の部屋で作戦会議したり、二人でデートの練習をしたりと、複雑な思いを抱えながらサポートしてゆくうちに彼女の意外な一面を知ってゆく冬季。一方で律花も助けてくれた冬季を意識するようになっていく理由もあって、そんな二人の関係がこれからどうなるのか、また続きを読んでみたいと思いました。
が「ナイス!」と言っています。
よっち
相変わらずクラスのモテギャル・結愛が俺の家に入り浸り、義妹の紡希と一緒に迎える日々。夏休み直前、期末試験に向けて、勉強を教えてほしいと結愛に泣きつかれる第二弾。合鍵を渡されてさらに距離が近くなった結愛、プロレス愛を炸裂させる桜咲からの忠告、そして紡希が家に連れてきた友人。結愛ですらつい嫉妬せずにはいられない桜咲の抜群の存在感が光る今回でしたけど、その彼女がいい感じに効いていて、慎治も最後頑張りましたね。結愛の家でのお泊りイベントもあったり、ゆっくりめながらもいい感じになってきてきた二人の今後が楽しみです。
が「ナイス!」と言っています。
よっち
幼い頃の大切な想いを胸に秘めて天才の養成機関・覇王学園で再会した青山夏海と桜雨春香。そんな彼らの前に学園必須項目となった恋愛学が立ちはだかる学園ラブコメ。恋愛学で一位になれば好きな異性と付き合えるが、好きな人がバレたら即退学。実は両片思いなのに自分以外の好きな人がいると勘違いした二人に、共に過ごしてきた八矢、財閥令嬢の冬坂といったヒロインたち、そして恋愛学のルールを絡めた駆け引きはなかなか面白くて、追い詰められながらもルールを見極めた逆転劇、そんな彼らしい不器用で優しい結末にはぐっと来るものがありました。
が「ナイス!」と言っています。
よっち
夏も終わり新学期に突入した勇也と楓。文化祭でメイド喫茶の準備に大忙しでメイド服のスカート丈で秋穂と伸二が珍しく喧嘩する中、勇也の初恋相手(?)のお姉さんが現れる第四弾。簡単には変わらない哀の複雑な想い、将来の夢を聞かれ咄嗟に応えられなかった楓の挑戦、そして文化祭で再会した貴音お姉さん。まだまだ足りない部分もある勇也と楓でしたけど、そんな時でもお互い話し合って解決方法を見出し、メオトップルっぷりを炸裂させる二人には誰も敵わないですね(苦笑)そんな二人だからこそ覚悟を決めた楓の決意の行方が気になるところです。
が「ナイス!」と言っています。
よっち
窮屈な日常に嫌気がさして旅に出ることを決意した東京に住む高校生・高橋翔。駅のホームで思い詰めた様子の同級生・七瀬涼帆を見つけて一緒に旅に出ようと提案する青春小説。最初は不信感たっぷりな七瀬と向かう熱海での出会い、浜松からまさかの現実逃避行、そして何でもできる完璧クーデレ美少女が思い詰めていた理由。足湯にほっこりしたり、さわやかに行ったり、まさかの水着回もあったり、ゆく先々で積み重ねられてゆく二人の思いがあって、彼女のために精一杯向き合おうとした翔の奔走が、涼帆の心を揺さぶったのも分かるような気がしました。
が「ナイス!」と言っています。
よっち
十七歳の誕生日。師匠から呪いで一年の余命宣告を受けた見習い魔女メグ。呪いを解く方法は人の嬉し涙を千粒集めて『命の種』を生み出すことだけ。メグは閉じていた自分の世界を広げたくさんの人と関わっていくファンタジー。親友フィーネの大切な時計、死神に魅入られてしまったおばあちゃん、英知の魔女や祝福の魔女との出会い、そして嬉し涙を集めようとするあまりに忘れかけていた大切なこと。時に迷うことがあってもポジティブでつい人のために頑張ってしまう、周囲の人たちに認められ愛されているメグの優しい物語をまた読みたいと思いました。
が「ナイス!」と言っています。
よっち
自分の食い扶持は自分で稼ぐことを心情とする内裏女房として働く大江荇子。出世は望まず問題も起こさず、ただ定年退職を目指すはずの女房が次々と事件に巻き込まれてゆく平安宮中事件簿。雀殺しの真相、和歌を書写するために渡された汚された紙、対立する中宮と女御間の引き抜き工作、明らかになってゆく帝の意外な想い。平和に過ごしたいのに次々と事件に巻き込まれてしまう荇子も大変ですが、解決すればするほどドツボにハマってゆく展開はなかなかシビアで、帝の覚えもめでたい受領の息子・征礼との幼馴染関係も今後が気になる新シリーズですね。
が「ナイス!」と言っています。
よっち
いくつもの浮名を流し王都一の色男と噂されるシリルが、一人娘の結婚相手を選ぶため、貴公子たちを招待している北の大領主ネージュ家の六花城に同行する物語。借金をして父親に実家を追い出され居場所がなくなったシリルと、男装して男として振る舞うブランシュの運命の出会い。期せずして知ってしまういくつかの秘めた想い、そして友としてブランシュと意気投合するシリルがいて、真摯に向き合おうとしてすれ違う皮肉な展開は切なかったですけど、変わろうとするシリルの成長、そして変わらなかった思いの先にあった結末がとても素敵な物語でした。
が「ナイス!」と言っています。
よっち
お疲れサラリーマン梶野の家にすっかり入り浸る匂いフェチなギャルJK乃亜。そんな彼女が慕い恋のライバルでもある日菜子の過去が明かされる第二弾。夏休みに突入した乃亜たちと温水プール、梶野を巡る女たちの女子会、梶野と日菜子たちの博多出張で明らかになった意外な事実、ヒナミチと呼ばれていた日菜子の過去。今回もまた乃亜やえみりたちのやりとりがじわじわ来る感じで、梶野を巡るライバル関係の彼女たちですけど、過去が掘り下げられた日菜子やタクトも含めたゆかいな仲間たちのやりとりをいつまでも眺めていられたらいいなと思いました。
が「ナイス!」と言っています。
よっち
古書カフェすみれ屋で古書スペースを担当する紙野くんがソムリエのように選んでお客さまに手渡す1冊。不可解な出来事の真相や語られなかった秘密を解き明かし気づかせてくれる第二弾。楽しい婚活デートの後に届いた辛辣なメール、有名店の寿司職人が予定と違う品を出した理由、天狗さんから娘が受け取った手紙、シェアハウスで起きた事件の意外な真相。勧めた本と事件の関連性はピンとこない部分もありましたけど、すれ違っていたポイントに気づいて解決するのを見ていると、なかなか進展しないすみれさんと紙野くんの仲が気になりますね(苦笑)。
が「ナイス!」と言っています。
よっち
殺人鬼「真夜中の解体魔」に婚約者を殺され、悲しみからようやく復帰した救急医の秋穂。搬送されてきた美少年・涼介が「真夜中の解体魔」の容疑者だと知ってしまうクライム・サスペンス。涼介に復讐しようとする秋穂に、涙を流して無実を訴える涼介。無実に思える証拠を見せられ、ためらいながらも涼介と真犯人を探す秋穂。真逆の証言が積み重ねられて二転三転する涼介の印象、散々振り回された先に待っていた思ってもみなかった事件の決着。何だか釈然としない幕引きだと感じながら終盤読んでいましたが、最後に待っていた結末に見事やられました。
が「ナイス!」と言っています。
よっち
漢の新王・劉淵の臣下となり、抜擢されて氏族の娘ナランを妻とすることになったベイラ改め世龍。一方、世龍を中原の聖王にするという天命を背負った霊獣・一角はもうひとりの霊獣と出会う第二弾。劉淵に命じられたものの、妬まれてなかなか婚姻話は進まず、功績を積み上げることを決意する世龍。激しさを極めてゆく戦争に、虐殺や流血を嫌う体は衰弱していく一角。何をなすべきか理想とままならない現実に振り回された二人の複雑な思いが印象的でしたけど、物語のひとつの終わりとともに新たな物語も準備が進んでいるようで、続巻に期待しています。
が「ナイス!」と言っています。
よっち
片田舎で親に捨てられ死にかけていた少女ニニの前に現れた美しい悪魔・ダンタリオン。救われる代わりに彼と契約し、魔界で使い魔になることを選ぶファンタジー。甘い物が好きで思慮深い魔獣専門の獣医ダンタリオンに思いがけず手厚く庇護されて、少しずつ心の凍った部分が溶け始めるニニ。そんな彼女が出会うカーバンクルのデオ、年老いたワイバーン、失態を犯したケルベロス、そしてフェニックスと探していた姉・ネリとの再会。彼のことを知って使い魔として過ごすうちに育まれてゆく温かい絆があって、そんな彼女の選択がとても素敵な物語でした。
が「ナイス!」と言っています。
よっち
笑わないことで有名な用心深い高嶺の花・沈着冷静系お嬢様・桃猫ハル。お互い一人暮らしで隣室となったよしみから、森カナトは相談を兼ねて、桃猫ハルの話し相手になる青春ラブコメディ。ハルの悩みは笑えないこと。しかし、カナトとの会話のなかで、たまに不器用な微笑を見せるようになってゆくハル。彼女に微笑んで欲しくて会話を積み重ねてゆく二人の関係は、初々しいお出かけをしてみたり、周囲もどこか小動物的なハルの存在を微笑ましく見守っていて、カナトとハルのやりとりとその少しずつ変わってゆく関係を十分に堪能することができました。
が「ナイス!」と言っています。
よっち
学校一の小悪魔・紗綾先輩のいたずらな瞳に撃ち抜かれた朝山真守。先輩を追いかけて文化祭実行委員になって振り回される日々を送る真守が、学校内でウィルス感染が出たことで他の仲間達とともに二週間のプチ隔離に巻き込まれる青春ラブコメ。突然の不思議な共同生活の中で急接近する紗綾先輩との距離、一方で開催も危ぶまれる文化祭や、感染者を出した高校に対する非難にも直面する難しさがありましたけど、不安も垣間見せながら前向きにチャレンジする先輩をサポートして、しっかりと関係を育んでゆく二人のこれからをまた読んでみたくなりました。
が「ナイス!」と言っています。
よっち
ぼっちギャル葵を拾ってから二ヶ月。夏休み期間に入った晃たちは葵の居住問題を解決すべく、瑛士の家が所有する別荘を拠点に葵の祖母の家捜索を計画する第二弾。捜索しようとした矢先に現れた葵の前に長年会っていなかった父親の、葵は自分が面倒を見るという申し出。祖母の家の捜索も同時に進める一方で、今後の選択を迫られていく二人。周囲の協力を得たり見守られたりしながら、夏休みイベントで頑張る健気な葵とのエピソードがなかなか青春していて良かったですけど、ブレない覚悟を見せた葵に晃も思いに向き合い始めたこれからが楽しみですね。
が「ナイス!」と言っています。
よっち
許嫁騒動を乗り越えたことで、徐々に二人の将来について深く考え始めた小雪と直哉。そこに余命のあるうちに孫娘の晴れ姿を見たいと騒ぐ小雪の祖父が襲来する第五弾。襲来前にすでに祖父を攻略して懐柔済みの直哉のそつのなさには苦笑いでしたけど、彼の忍耐力が問われたお試し同居、サプライズプレゼントに修学旅行と二人らしさ全開の微笑ましいイベントに、いかにもそれっぽい少女まで現れて、何というかあまりにも用意周到過ぎて、小雪じゃなくてもつい突っ込みたくなるその大円団的な結末が、とてもこの物語らしいというか良かったと思いました。
が「ナイス!」と言っています。
よっち
別れてから思いを自覚して幼馴染で元カノの加二釜小麦を意識して引きずりまくっていた安芸玄。そんな小麦から自分を好きだという小麦の親友・鳩尾桜子を紹介される青春泥沼三角関係物語。両片思いなのに拗らせて桜子に意識を向けようとする玄、親友を紹介してしまう小麦、元カノを忘れさせる存在として自分を売り込む桜子。足掻けば足掻くほど自らの想いを自覚して、それではいけないと三者三様にドツボにハマってゆく展開はなかなかカオスで、タイミングの悪さも相まってますます迷走しそうなところにさらなる火種も垣間見えて、これは続巻に期待。
が「ナイス!」と言っています。
よっち
一つの酒席で運命の出会いを果たした斜陽の帝国に不満を抱える商人、皇帝、将軍。売り言葉に買い言葉で帝室秘伝の魔法を使い、立場を入れ替えて適材適所に響き合うシャッフル戦記ファンタジー。商人セイは皇帝となって民のための善政を目指し、皇帝ユーリは将軍として膠着する北部戦線の打開、戦場に飽いた将軍グレンは平穏な日々を求めて一年間その立場を替える展開でしたけど、それぞれがままならない状況に直面しながらも、三者三様の才幹で局面を打破してみせるストーリーはなかなか痛快で面白かったです。これは続巻に期待の新シリーズですね。
が「ナイス!」と言っています。
よっち
生気のない目が特徴的な高校生・不結論馬が、趣味の旅で訪れた岩手の巌流度で、歴史学教授の兄・秀一と首切り死体に遭遇するミステリ。論馬の将来の方向性を決めた平泉の浄土式庭園で起きた事件、大学生になった論馬が秀一に紹介された由布院蘆花と探る富士山とピラミッドの関係、そして妹に解決を依頼された石灯籠の不可能犯罪。どちらかというと謎を解き明かすパートはわりとあっさりめな感じで、むしろ建築のうんちくや考察がメインとも言えるようなウェイトを占めていましたが、そういうものだと思って読めばこれはこれで興味深く読めましたね。
が「ナイス!」と言っています。
よっち
人工知能を進化させるため、人の心の「なぜ?」を解きあかそうとする令王大学の若き天才准教授・名村詩朗。特任助手の若葉とともに、不可解な事件の謎に挑む第二弾。突然アカウントを消した有名ゲームプレーヤー、十年前に両親が離婚した理由、記憶喪失の入院患者、名村の先輩でもある有名俳優の自殺の原因。今回新キャラとして登場した名村の同期・尾藤が、若葉の名村に対する意識に波紋を投げかけた感はありましたけど、動機探偵として真相を探ってゆく中で、若葉の存在感が増してきていますね。二人の関係もこれから変わってゆくのか続刊に期待。
が「ナイス!」と言っています。
よっち
日野との関係を変えたいと思いながらも、具体的にどうなりたいのかわからずに悶々と悩む黒木。文化祭が迫るなか、突然軽音部の阿部から結成したバンドを手伝ってくれと依頼される第二弾。なかなか変われない現状を変えるために歌詞を考え、日野にギターを習い始めた黒木。日野に変わるきっかけをもらったバンドメンバーたち、音楽を諦めている日野に対する複雑な思い。何とかしようと足掻く彼らを襲う予想外のトラブルがあって、それでも諦めない彼らの熱い想いが多くの心を揺さぶって、手繰り寄せてみせたその結末にはぐっと来るものがありました。
が「ナイス!」と言っています。
よっち
ある晩、高校生の長谷川壮一が適当に選んだ配信から流れてきた聞き覚えのある声。小柄なのに大人びたお洒落な美人で、つれない態度のクール系後輩・御簾納咲の本音をうっかり知ってしまう配信青春ラブコメディ。リスナーからの相談に乗って自分の片思いの話までしてしまう、ラジオから流れてきたいつも塩対応なあの子の思わぬ本音。でもそんな彼女の態度にはギャップがあって、お互い意識してゆく中でなかなか縮まらない距離感がもどかしかったですけど、上手く行かなかったら…と怖がる気持ちを乗り越えて踏み出した二人がなかなか良かったですね。
が「ナイス!」と言っています。
よっち
緻密に張り巡らせた嘘と策略によって、無能力者でありながら異能学園で勝利を重ねるジンとニーナ。そんなニーナに対立する入学試験免除組のエリート異能力者・キャスパーとカレンがそれぞれ同盟を持ち掛けてくる第二弾。ニーナの力を借りて互いに対立する相手を潰す計画を好機と捉えて、両者と同時に同盟を組むジン達。しかし命を狙ってくる謎の刺客や、複雑に絡み合う思惑によって思わぬ方向へ加速していきましたけど、状況が二転三転する難しい駆け引きを見事制してみせた戦いぶりは面白かったです。新展開も一筋縄では行かなさそうで続巻に期待。
が「ナイス!」と言っています。
よっち
武器商人ギャルリー・ベリトと龍を殺す契約を結んだヤヒロが訪れた、民間軍事会社ギルドが統治する街・横浜要塞。そこでヤヒロたちは「沼の龍の巫女」姫川丹奈と、三人目の不死者・湊久樹と出会う第二弾。丹奈たちが訪れた横浜を訪れた思惑、彩葉の元に届く大企業ギベアー社の企業コラボオファー、そして亡命政府・日本独立評議会と新たな竜の巫女。その思惑に巻き込まれる中で描かれる、それぞれの龍の巫女と不死者の関係がなかなか印象的でしたけど、未だ距離感が定まらないヤヒロと彩葉の関係がこれからどう変化していくのか続巻が楽しみですね。
が「ナイス!」と言っています。
よっち
中学以来の運命共同体、運命の初恋を捧げた親友同士が、高校二年生の夏にその仲を進展させ、新たな関係になった悠宇と日葵。しかしここから親友・榎本凛音の逆襲が始まる第四弾。夏祭りデートを彩る打ち上げ花火。兄姉総出の海遊びと夏休みを満喫する二人。一方でそれでも諦めずに姉たちを巻き込んでチャンスをうかがい、出し抜いて東京で悠宇と二人きりの親友旅行を敢行することに成功する凛音。親友として許されるギリギリを見極めながら、ぐいぐい迫ってゆく彼女は存在感ありましたけど、お姉ちゃんの不穏過ぎる思惑が下巻でどうなるかですね…。
が「ナイス!」と言っています。
よっち
ネットを通じて知り合った高校生の友也、あおい、涼。「サマーゴースト」の噂を聞いて探すために集まった3人がひとりの女性の霊と出会う青春映画ノベライズ。自身が望む人生へ踏み出せない友也、居場所を見つけられないあおい、余命宣告された涼。それぞれの事情から死に魅せられていた3人が、「サマーゴースト」に出会ったことで徐々に変わってゆく心境。物語の構図としてはわりとシンプルでしたけど、彼女のために協力する3人の奔走があって、それぞれの思いを胸に自分の思うように生きることを選択する彼らの姿がなかなか印象的な物語でした。
が「ナイス!」と言っています。
よっち
種々の悪魔が暗い翳を落とす帝政ドラゴニアで、大悪魔「顔狩り」によって一夜にして故郷ロカや家族、自分の顔さえも奪われた少女騎士フィアが、仇敵への復讐を誓うファンタジー。双子の兄フィンの名を名乗り、彼が受け継ぐはずだった竜骨剣を背負い、当代最強の竜騎士ヴァルを師と仰ぎながら、魔術屋のヒューと共に大悪魔を討伐して自分自身を取り戻そうとするフィア。徐々に明らかになってゆく故郷襲撃の真相はやっぱりかと思いましたが、直面する過酷な運命にも逃げずに向き合い、見事乗り越えてみせたフィアの覚悟がなかなか印象的な物語でした。
が「ナイス!」と言っています。
よっち
ある日、病院で目覚めると大人の姿になっていた11歳の下野蓮司。20年の歳月が流れていたことに驚く彼に恋人と名乗る西園小春が姿を現す青春ミステリ。戸惑う蓮司に子ども時代と大人時代の一日が交換されたと説明する小春。一方、ある目的を達成するために、11歳の自分の体に送り込まれていた20年後の蓮司。入れ替わったからこそ成し遂げられた幸運、そして何とも運命的な出会いも絡めたパズルを組み合わせるような緊張感がありましたけど、皮肉な再会によって再び動き出した運命、最後までハラハラさせてくれる展開はなかなか良かったです。
が「ナイス!」と言っています。
よっち
火事で家族を失った自分を育ててくれた恩人・不二代さんに心残りを聞かされた大学生の水城朔実。彼女に頼まれて「幻堂設計事務所」通称「まぼろし堂」を訪れ、その複雑な造りの館に魅了されてゆく物語。あるじの幻堂風彦が案内してくれたのは、いわくありげな館内に迷路のように広がる部屋の数々、あかずの間を貸し出すというもう一つの顔。開けっぱなしの密室、訳あり親子の過去、新たな下宿人が探しているもの、行方不明だった風彦の妻、館に眠る人骨の噂の真相など、あかずの間にこめられたそれぞれの想いは優しくてほんのりと切ない物語でした。
が「ナイス!」と言っています。
よっち
告白から四年越しでようやく付き合うようになったひろと拓己。名目上は彼氏彼女になったものの、相変わらず幼馴染から一歩抜け出せないひろが、大学の後輩でしっかり者の葵に相談する第七弾。東京から帰ってきて実家の酒蔵・清花蔵を継ぐための修業に勤しむ拓己、大学院で民俗学の勉強をしつつ祖母の蓮見神社の相談事の手伝いをするひろ。桃山、宇治、伏見稲荷大社であやかしの謎に迫る一方で、不器用でもどかしい二人の関係は時間が掛かりそうだな…と苦笑いでしたけど、彼女たちらしいやり方で前に進み始めたこれからに期待というところですかね。
が「ナイス!」と言っています。
よっち
シングルマザー紫織との結婚を控え、父から見たこともない謎の預金通帳を手渡された松宮周作。父はそのまま脳梗塞で倒れ昏睡状態となってしまい、そのお金を用意した人物を探し始める物語。親戚付き合いもなく知人も少ない父の謎に包まれた過去。調べていくうちに知る25年前のある傷害致死事件の被害者だった母、そして加害者の当時18歳の少年。過去を探る周作は一方で結婚してやっていけるのか悩んでもいて、明かされてゆく真相は何とも切ないものでしたけど、それが過去や結婚に向き合うことにも繋がってゆく展開は心に響くものがありました。
が「ナイス!」と言っています。
よっち
同人誌等に掲載された外伝短篇を一挙お蔵だし&書下し短篇もあり! また巻末には著者ロング・インタビューも収録した執筆32年のシリーズ完結記念特別編集本。基本的にはひたすら短編集の積み重ねで、抽象的な訳わからない描写だったり、希沙良の不器用さの中に垣間見える優しさ、十九郎や亮介の存在を探知する気持ち悪さだったり、十九郎の完璧超人ぶりだったり、諒と冴子の関係だったり、西城もこんな感じだったなあとか、物語の雰囲気を形作るような様々な描写を懐かしい思いで振り返りながら読めました。巻末のインタビューも良かったですね。
が「ナイス!」と言っています。
よっち
零れ落ちる神の命を人間の掌でとどめることなど叶うべくもなく、斎伽忍をこの世界に繋ぎ止める方法はもうないのか。炎将と幻将が封じられ雷将勝呂を残すのみとなった三忌将との最後の戦いの火蓋が切られる最終巻。忍の肖像画を描けずクロッキーばかり重ねる亮介、妖の者を狩り続ける諒、忍の選択に従う覚悟を決めた冴子、冷静な指揮官であろうとする十九郎、仲間を気づかう希沙良。最終決戦自体はわりとあっさりな感はありましたけど、それぞれの迎える結末は良かったです。もう半ば諦めかけていたので、きちんと完結まで見届けられて感無量でした。
が「ナイス!」と言っています。
よっち
新宿中央公園で突如起きたドローンによる爆殺事件。警察庁の捜査に特化した人工知能「アテナ」に挑戦する犯行声明があり、非番でたまたま現場に遭遇した警視庁捜査一課の十勝が、警察庁情報通信企画課の穂積警視とバディを組む警察小説。過去の犯罪記録や捜査資料を全て学習する捜査AIアテナを駆使し捜査を進めていく二人。脅迫電話や新たな爆破事件も発生する中で、犯人のAIに対する複雑な思いや、家族や大切な人を殺されてどう思うのかといったスタンスの違いも浮き彫りになって、緊張感のある展開とその結末がなかなか印象に残る物語でした。
が「ナイス!」と言っています。
よっち
マンションの屋上庭園の奥にある「縁切り神社」。そこを訪れる生きづらさを抱えた人たちと、統理とふたり暮らしの小学生の百音、同じマンションに住む路有たちの物語。元妻の血の繋がらない娘・百音と同居する統理、ゲイの路有や同じマンションに住む桃子、仕事でうつになってしまった基らの視点から、その生きづらさが語られるエピソードで構成されていて、失ってしまった人やものへのままならなさを抱えながらも、それを簡単に忘れられるものでもないし、抱えながら生きてゆくしかないことを受け入れる彼らのありようがとても印象的な物語でした。
が「ナイス!」と言っています。
よっち
三毛猫のマスターのもとを訪れた美しい海王星の遣い・サラ。彼女が動いたことで、母に会えずにいた沙月、自分の気持ちを蔑ろにしてきた藤子、才能の限界を感じた作家・二季草の心の扉が開かれる第三弾。不倫騒動を起こしてしまった女優・沙月が受けたプロポーズ。沙月の母親・藤子の忘れられない大切な想い、そして藤子との運命の出会いによって劇的に人生が変わりながら、事情があってその手を離してしまった渉の後悔。運命に導かれるように繋がってゆく縁と、自らの想いに素直になることで変わってゆく未来がとても素敵な結末だったと思いました。
が「ナイス!」と言っています。
よっち
古い歴史を持つ国・弓可留で父の後を継ぎ、歴史学者として日々研究に励んでいた慈空。しかし隣国・沈寧の侵攻で国を滅ぼされ全てを失った彼が、踏みにじられた故郷のため、亡き親友のため立ち上がるファンタジー。親友だった王太子に「弓の心臓」を託され逃げ出した慈空が、片刃の剣を持つ風天や不思議な生物を手首に飼いならす日樹と出会い、対となる「羅の文書」奪還を決意する展開でしたけど、現状を憂う沈寧の王太女との運命の出会いもあって、複雑な思惑が絡む混沌の中でのそれぞれの決断とその結末は印象的で、また続きを読みたくなりました。
が「ナイス!」と言っています。
よっち
神木札を扱い黒い炎を纏う「妖」を退治する札術士。その名門の札術四家に生まれながら、落ちこぼれとして周囲から冷たい目を向けらる朱雨露が、黄土版の記者・呂天佑の護衛を頼まれる中華風ファンタジー。商家の跡取りと門閥貴族の奥様の密通を黄土版で記事にして以来、命を狙われている天佑。彼と一緒に密通騒ぎの真相や、三つの願いを叶えて嫁を求める神獣への対処、広州での大妖騒ぎを巡る札術士不正騒動などを解決してゆく展開はなかなか良かったです。周辺キャラもなかなかいい感じに存在感があって、この続きをまた読んでみたいと思いました。
が「ナイス!」と言っています。
よっち
自らの意思で抱えた、ハロルドの敬愛規律にまつわる秘密。その重圧からか、電索能力が突如急低下してしまうエチカ。電索官としての復帰が絶望的な状況の中、一般捜査員として新事件の捜査に臨む第三弾。新たな「天才」と組むハロルドの姿を目の当たりにして複雑な思いを隠せないエチカ。エチカとハロルドが別々の場所で追うのは、「思考をのぞける人間」を自称するハッカー「E」。離れ離れになったからこそ、相手を意識していることを自覚してゆく二人の関係性がなかなか良かったですけど、先送りにした問題はいつか向き合うことになりそうですね。
が「ナイス!」と言っています。
よっち
婚活に励むぶりっ子弁護士・美馬玉子と、高飛車な弁護士・剣持麗子。二人がタッグを組んで「会社を倒産に導く女」と内部通報されたゴーラム商会経理部・近藤まりあの身辺調査を行なう第二弾。事務所の先輩である剣持麗子に苦手意識をもちながらも、ボス弁護士・津々井の差配でコンビを組むことになってしまう玉子。ターゲットは身の丈にあわない生活をSNSに投稿しているようなキャラでしたけど、その巧妙な手口と過去から続く複雑に絡み合う人間関係、そして様々な葛藤を乗り越えて吹っ切れて、覚悟を決めた玉子の今後の成長に期待ということで。
が「ナイス!」と言っています。
よっち
気候問題への対応が経済の主導権を左右する。2050年に向け動きを加速する世界で何がどう変わるのか?最先端の動きを整理して解説した一冊。カーボンニュートラルの全貌を解説しつつ、現在何が起こっているのか、どのようなことが課題となっているのか、2050年に向け今後どんなことが起こり得るのか、ビジネスにどのような影響があるのかを検証していて、急成長しながらも未だ途上国扱いの中国など、世界各国の思惑が入り乱れる中での複雑な構図と、日本の置かれている立ち位置と可能性について、いろいろと考えさせられるものがありました。
が「ナイス!」と言っています。
よっち
新進気鋭の作家・岩崎翔吾との雑誌対談をきっかけに、次作帯に彼の推薦文を得た新人作家の杉浦李奈。しかし岩崎の小説に盗作疑惑が持ち上がり、不可解な事件に巻き込まれる文学ミステリ。他社新刊と内容が酷似する盗作疑惑が発覚、失踪してしまう岩崎。推薦文も白紙となり、出版社からこの件に関して取材することを提案される李奈。興味深い文学談義や新人作家のシビアな現実も描かれつつ、新事実が判明するたびに岩崎の印象も二転三転しましたが、ほろ苦い結末ながらもこの取材を通じて逞しく成長した李奈の活躍をまた読んでみたくなりなりました。
が「ナイス!」と言っています。
よっち
高知から上京してきた高校1年の小湊伊純。推薦で陸上部に入部したもののどこかしっくり来ていなかった彼女が、同級生たちと組んだダンスユニットの力で異変の頻発する世界に立ち向かう青春ファンタジー。ポッピンQの後日談的内容で、出会ったことがなかったのにどこか共感を覚える蒼、小夏、あさひ、沙紀たち同級生と組んだダンスユニット。その裏で驚くべき計画が進行していた停電、失踪、消えていく記憶。世界を救うため、友人を取り戻すために伊純たちが奮闘したダンスコンテスト、そして思い出した大切な記憶にはぐっと来るものがありました。
が「ナイス!」と言っています。
よっち
小学生の頃から様々な冒険をしていたみーくんに不穏の影が差した時、いつも助けてくれた名探偵のお姉ちゃん。そんな千歳お姉ちゃんとの初恋とみーくんの成長を描く青春ミステリ小説。ずっとみーくんに寄り添い見守ってくれていた千歳お姉ちゃんへの想いは募ってゆくのに、なかなか姉妹のような関係から抜け出せないもどかしさについ共感してしまいましたが、次々と事件を解決してきた生粋の探偵である彼女を救うため、ほろ苦い複雑な想いを乗り越えて自ら立ち上がるみーくんがとても格好良かったです。どこでまた彼らのその後を読めるといいですね。
が「ナイス!」と言っています。
よっち
変化の激しい時代に必要なのは常に進むべき道を指し示してくれるコンパス。北野唯我、近内悠太、養老孟司、小川さやか、高橋祥子、井上智洋、広井良典「ぶれない指針」を持つ7人との対話。グルを求める人が多い、偶像化すると本質が変わる、贈与に気づくことの重要性、便利さを追い求めると五感からの情報が失われる、不確実性に身を投じると生きやすくなる、ランダムに起きるエラーが進化をもたらす、ベーシックインカム論、資本主義の転換点など、ぶれない人たちの様々な視点からの提言は、こういう考え方・見方もあるのかと興味深く読めました。
が「ナイス!」と言っています。
よっち
旗艦が海賊に襲われてから約二ヶ月。アレクシアは王都の片隅に身を隠し、ディアナは戸惑いながら必死で王女を演じる日々を送る中、全ての役者が揃ってゆく第三弾。冤罪で処刑寸前だったガイウスを救うアレクシア、アシュレイがほのめかすディアナの秘密、そしてヴィラードの尽力で王位継承権を回復したセラフィーナ。明らかになってゆく複雑な関係の先にあった二人の数奇な運命には唸らされましたが、ずっとすれ違っていたガイウスとアレクシアの思いがようやく通じあえて良かったです。ここからどう物語をまとめ上げてゆくのか最終巻に期待ですね。
が「ナイス!」と言っています。
よっち
スネイエルス王国にある魔法図書館の司書セレルのもとに、ベルナール公爵家から愛娘シオンの病を治す方法を依頼される図書館と魔導書を巡るビブリア・ファンタジー。第三王女で幼馴染フィオナや友人の宮廷魔法士エゼルなど、一部の人だけが知る上位の魔導書持ちとも互角以上に戦えるセレルの秘めた実力。シオンを蝕む呪詛魔法の存在に気づき、その裏に潜む陰謀に巻き込まれてゆくストーリーでしたけど、窮地に陥ったシオンを救い、禁呪に手を出した外道な悪役を秘めた力でぶちのめす王道展開はなかなか良かったです。ヒロインたちとの今後にも期待。
が「ナイス!」と言っています。
よっち
王国との共謀による第三皇子ゴードン・第二皇女ザンドラの反乱で戦火に見舞われる帝都。危機にさらされた皇族たちを救い愚かな野望を打ち砕くべく、天才軍師グラウに扮したアルが暗躍を開始する第八弾。皇帝の25周年の式典最終日。帝位争いから脱落したゴードンとザンドラが隣国の王国と共謀して帝都で起こした反乱。レオたちが聖女救出のために不在の中、意外な援軍の登場もありましたけど、シリアスに徹しきれないトラウゴットはやはりそういう扱いなんですね(苦笑)アルにとってもこの反乱が転機となるのか、ここからの巻き返しと決着に期待。
が「ナイス!」と言っています。
よっち
目を覚ますと見知らぬ天井、あたりに一切の明かりはなく首には首輪と鎖。ふいに灯る部屋の電灯。そこにいたのは包丁を携えた女子高生。女子高生に監禁された漫画家の日々を描いた物語。スランプに陥ってマンガを書けなくなっていた漫画家が女子高生にいつの間にか監禁されてしまい、生活を管理されて強制的に絵を書かされる展開で、積み重ねられてゆく二人の不器用な交流を読んでいるとつい誤魔化されかけますが、いやでもよくよく考えると彼女やっぱりヤバイよね…と鮮烈に思い出させてくれるラストシーンがとても印象的でした。続巻にも期待です。
が「ナイス!」と言っています。
よっち
彼女の浮気を知ってしまい、ショックからNTR男の彼女で憧れの先輩でもあった桜島燈子に浮気を持ちかける一色優。恋人に裏切られた二人が聖夜に仕返しを狙うリベンジ×ラブコメ。意外と冷静に浮気が事実であると見極めた上で、計画的で強烈な『仕返し』を優に提案する燈子。そのために優を女子ウケの良い男に仕立て上げ始めて、優が彼女を意識してゆく展開でしたけど、期待させたクズな浮気コンビを最後に突き落とすその決着はなかなか壮絶で、彼女は彼女でなかなか手強そうですね(苦笑)落とし前をつけた二人のこれからに期待したいと思います。
が「ナイス!」と言っています。
よっち
片思いの相手・吉田の家に同居していた女子高生は北海道に帰った。表面上普通を装うもどこか気が抜けている吉田。いつまでも鈍感な彼に焦れた三島が強引にその唇を奪う外伝。今回は三島ルートのifストーリーではなく、沙優が帰ったあとの後日談的な展開で、確かに三島の好みじゃなさそうなのに、相変わらず人の気持ちを理解できない吉田の鈍感主人公っぷりを見ていると、こじらせてどこかで爆発するのもやむ無しというか…決着をつけられてむしろ良かったんじゃないかと思う一方で、相変わらずな後藤さんの面倒くささがちょっと心配になりました。
が「ナイス!」と言っています。
よっち
後輩・真由とのお試し交際を経て、心の距離が近づいたように感じる梅雨の季節。そんな悠太と親友・彩華の前に、彼女たちの中学時代のバスケ部副将・戸張坂明美が現れる第五弾。気安く冷やかす明美にどこか塩対応な彩華。バスケサークルのマネージャーとして馴染み始めた真由にも深く関わる過去の因縁。二人の意外な悔恨が深く掘り下げられてゆく中で、親友として先輩として悠太の向き合い方がとても彼らしいなと思いましたけど、前に進むためにそれぞれが向き合ったその決着は新たな転機に繋がりそうで、今後の展開が改めて楽しみになってきました。
が「ナイス!」と言っています。
よっち
沙也加との討論会で勝利したことで、一躍クラスメート達からの称賛を浴びるアーリャ&政近ペア。沙也加の思いを背負い、二人は会長選に向け決意を新たにする第三弾。心を入れ替えて期末試験に向け勉強に励む政近に思わぬ形で現れた、消し去れない周防家との因縁。体調を崩してしまっての看病イベントなど、たびたびロシア語でデレるアーニャさんが本領を発揮してましたが、それにしても妹ちゃんえげつなかったですね。でもアーニャを的確にサポートしてそれをそのままで終わらせない政近がちょっとずつ本気を垣間見せていて、夏休み編も楽しみです。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2013/08/23(3072日経過)
記録初日
2013/07/27(3099日経過)
読んだ本
8050冊(1日平均2.60冊)
読んだページ
2283868ページ(1日平均736ページ)
感想・レビュー
7942件(投稿率98.7%)
本棚
62棚
性別
血液型
B型
職業
専門職
現住所
埼玉県
外部サイト
URL/ブログ
https://yocchi.hatenablog.com/
自己紹介

こんにちは。普段は図書館と書籍仕入れに関わるお仕事をしています(近刊情報収集/出版物流関係/在庫システムなども担当)。仕事のついでに面白そうな本がないか探していて、とりあえず自分が読みたいと思った本さえ読めてさえいれば、わりとまあいいかと思えてしまう行動原理が少し残念な人。

好きなジャンルはボーイミーツガール、青春小説、部活小説、お仕事小説、ミステリ、冒険・中華ファンタジー、歴史・戦記、SFなど。コメディ調より落ち着いた雰囲気の物語志向。意外な展開や難解さがウリのお話も嫌いではないですが、どちらかというとベタで王道な構図が分かりやすい、最後は良かったなと思えるお話が好みです。

基本的には著者買いが多いですが、興味を持ったらテーマやジャンル・作家などにはあまりこだわらず何でも読みます。人に本を薦めるのが趣味の本を読むついでに人生を送る雑食系読書廃人。

娘(11年4月生まれ)の読書記録用アカウント。
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