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2024年3月の読書メーターまとめ

浦島の亀@南メキシコ
読んだ本
22
読んだページ
10785ページ
感想・レビュー
22
ナイス
2459ナイス

2024年3月に読んだ本
22

2024年3月のお気に入られ登録
2

  • MICKE
  • 山川欣伸(やまかわよしのぶ)

2024年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

浦島の亀@南メキシコ
今はアマゾンからメキシコまで送ってもらう勇気はないので、これもついでに母に送りつけた。なんと連載12周年! それでもまだ四人とも高校生で嬉しい。ド嬢と神林の友情が海より深くなっている。しおりんw そして冒頭で作中作が面白い話で、ラストに作中作が出てくる構成の美。本をある程度読むと、今度は書きたくなるんだよね。人には見せられないけどねw と言いつつ応募するところまでは行った私。神林しおりんも、応募してみたらけっこういいところまで行くんじゃなかろうか? 持ってるけど読んだの大昔で覚えてない本が数冊。要再読。
浦島の亀@南メキシコ
2024/03/17 06:01

再読予定で積んでる本:『10月はたそがれの国』。文庫が出たら買う予定の本:『三体III』『プロジェクト・ヘイル・メアリー』。持ってるけど読んだの昔すぎて覚えてないから再読したくなった本:『刺青の男(旧版)』『10の世界の物語』『オーデュポンの祈り』『ご冗談でしょうファインマンさん(ドイツ語)』。実家に持ってたはずなのに見つからず買い直したい本:『タイタンの妖女』。

が「ナイス!」と言っています。

2024年3月にナイスが最も多かったつぶやき

浦島の亀@南メキシコ

いつもはニャンキジがワンコに頭ゴンゴン、舐め舐めしてウザがられてるんだけど(ガウッて言う)、ニャンキジの具合が悪かったここ数日は、ワンコがニャンキジを舐め舐めしてフギャーッ!って怒られてたw もうよくなって普段通りの今日は、ワンコが舐め舐め、ニャンキジもまんざらでもない様子。動画はこちら https://twitter.com/kamemex/status/1769471881315582451

いつもはニャンキジがワンコに頭ゴンゴン、舐め舐めしてウザがられてるんだけど(ガウッて言う)、ニャンキジの具合が悪かったここ数日は、ワンコがニャンキジを舐め舐めしてフギャーッ!って怒られてたw もうよくなって普段通りの今日は、ワンコが舐め舐め、ニャンキジもまんざらでもない様子。動画はこちら https://twitter.com/kamemex/status/1769471881315582451
ももしびっく
2024/03/19 19:50

なるほど。だからニャンキジ「それ(押さえ込まない)ならいいよー」って感じなんですね(*ฅ́˘ฅ̀*)♡

浦島の亀@南メキシコ
2024/03/19 20:56

まあニャンキジ、自分がいつもやってることをやり返されてるだけですからね~w ところで、ニャンキジ、よくなったと思ったのも束の間、やっぱりまだおかしいので、今日また獣医さんに行きます……😭

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2024年3月の感想・レビュー一覧
22

浦島の亀@南メキシコ
タイトルどおり、アホな昔話パロディだけど、そこは安東さんだから一筋縄じゃいかない。王様や王子王女に騎士や魔女や精霊のいる世界だけど、ダジャレも連発されるので、日本語の世界ではあるらしいところもアホっぽくて良い(褒めてます)。最初はぷくぷく笑いながら読ませて、最後でずーんと深く落とすのも安東さんのパターンなんだな。その術中にはまって、ああ深くていいもの読んだ、と満足を味わう安東マジック。
浦島の亀@南メキシコ
2024/03/29 14:39

そういえばこの本にも「パンがなけりゃお菓子を食べればいいじゃない」のエピソードが出てたけど、『点子ちゃんとアントン』にも出てて、ドイツでも流布してるエピソードなんだなあと改めて知りました。

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浦島の亀@南メキシコ
これも子供時代によく読んだ本。母子家庭の少年が、母親の誕生日を忘れていて、というエピソードは短編集に独立した作品としても入っていて、ケストナーお気に入り(実体験?)なんだろうけど、アントンはこの状況でお母さんの誕生日を忘れるのは無理もないと思われ、それを過剰に悲しがるお母さんはどうかと思うわ……いくらドイツ人にとって誕生日がクリスマスと並んで重要なイベントだとしても。でもとにかく、点子ちゃんはかわいらしくおてんばで、でもしっかり者で、お母さんは問題ありとしてもお父さんがいい人で本当によかった。
浦島の亀@南メキシコ
2024/03/29 01:41

翻訳については、けっこう古さを感じてしまう箇所多し。https://bookmeter.com/mutters/266136381 https://bookmeter.com/mutters/266145192 https://bookmeter.com/mutters/266170312

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浦島の亀@南メキシコ
これは確か食人関連で検索していて見つけた本だったと記憶してるが、食人文化はほぼ関係なかった。現実だがSFに匹敵するセンスオブワンダー。生命とはありふれた化学の力による化学プロセスでしかないのだ(p.260)という言葉が恐ろしい説得力を持って胸に迫ってくる。私がまだ日本の大学で生物学科にいたころ、それまで最小生命単位だと思われていたウィルスよりさらに小さい、自己増殖する蛋白質が発見された、というニュースを教授が驚きを持って伝えてくれたのを覚えている。それくらい当時(80年代半ば)としては衝撃の発見だった。続
Johnnycake
2024/03/28 05:57

あ、これ、読みたい本に登録してあります。Hanya Yanagiharaの本を読んだ時にその感想にコメントをくださった方がYanagiharaとカジュセックの関係を教えてくださって、そこからこの本に辿り着きました。Yanagiharaのデビュー作も積んだまま…。

浦島の亀@南メキシコ
2024/03/28 06:06

そうそう、ヤナギハラの『森の人々』もだいぶ前に読みました! でもあれとは別に見つけた本だったと思うのですよね。ガジュセックが共通点だったのはたまたまですが、それもあってずっと読みたいと思ってたんです。なかなかすごい本でしたよ!

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浦島の亀@南メキシコ
読友さん登録で知って気になったので読んでみた。同名のマーク・トゥエインの小説もあるが、こちらも人間の醜さを抉り出すような作品、と思いきや、最後のほうは少年、わりと人間好きになっちゃってないか? そしてほんわかハッピーエンドとか、まあそうでなくともなんか丸く終わるのが多かった気がする。ちょっとポーの一族だったり映画『AI』とか、いろんな他の作品のオマージュかなってのも多かったが、それも含め面白かったです。作者さん知らないと思ったけど、『天才柳沢教授……』の人だったのね。
浦島の亀@南メキシコ
2024/03/24 10:27

笑ってごまかしてる?

エイダ(K.595)
2024/03/24 10:27

'`,、('∀`) '`,、

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浦島の亀@南メキシコ
別口で絵本になっているお話3編(『星に伝えて』『冬の花咲いた』『へそまがりの魔女』)+4編を作中作として、ママと遊太のお話12編。安東さんの実体験をもとにしてるのかな。子供を育てた経験のある人ならもっと共感できるんだろうな。絵本として持ってる2作は、けっこう書き直されていて、これはこれでよかった。『きょうりゅうのタネ』のきょうりゅうの名前が今は亡きイグコの本名と同じで、ちょっと嬉しい。おばあちゃんの幻視を扱った『ふっくらすずめ』がとてもよかったです。
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浦島の亀@南メキシコ
「王と王妃」が始まってる……? あれ? 前の話は終わってたっけ? と4巻どこまで行ったか忘れておりました。が、そうか、バラバラだった話が少しずつつながってきている。幼いオルガが嫁いできたころの話。また1巻から読み直してみなければ。そして、この話はどこまでゆくのだろうか。
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浦島の亀@南メキシコ
今はアマゾンからメキシコまで送ってもらう勇気はないので、これもついでに母に送りつけた。なんと連載12周年! それでもまだ四人とも高校生で嬉しい。ド嬢と神林の友情が海より深くなっている。しおりんw そして冒頭で作中作が面白い話で、ラストに作中作が出てくる構成の美。本をある程度読むと、今度は書きたくなるんだよね。人には見せられないけどねw と言いつつ応募するところまでは行った私。神林しおりんも、応募してみたらけっこういいところまで行くんじゃなかろうか? 持ってるけど読んだの大昔で覚えてない本が数冊。要再読。
浦島の亀@南メキシコ
2024/03/17 06:01

再読予定で積んでる本:『10月はたそがれの国』。文庫が出たら買う予定の本:『三体III』『プロジェクト・ヘイル・メアリー』。持ってるけど読んだの昔すぎて覚えてないから再読したくなった本:『刺青の男(旧版)』『10の世界の物語』『オーデュポンの祈り』『ご冗談でしょうファインマンさん(ドイツ語)』。実家に持ってたはずなのに見つからず買い直したい本:『タイタンの妖女』。

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浦島の亀@南メキシコ
ネタバレこれも母に送りつけ、母も読んでから。年老いた夫婦である母にはなかなか刺さった様子。人生を損失のみと考えるヤーコフ。妻に先立たれ自分も死ぬとなったとき、残されるバイオリンを心配する。挿絵で、棺桶や赤ん坊がバイオリンの形をしているのがとてもいい。タンポポの綿毛が散っていくのも。ヤーコフは、妻に優しい言葉一つかけず、ユダヤ人を嫌い虐げる人間だったが、それは人生の厳しさのせいで、子供が死ななければもっと穏やかな人生を送ったのかもしれない。ロスチャイルドとバイオリンが語り継ぐヤーコフの悲しみ。
が「ナイス!」と言っています。
浦島の亀@南メキシコ
安東みきえさん、全部読みたいと思って残りほぼ全部を母に送りつけてこちらに送ってもらった。母も読んで、特にこれはとてもよかったと言ってた。いつもネタバレサクッとしがちな母が、それ以上は言わずにいてくれたw SFにも通じる壮大な物語。絵もかわいらしくてよく似合っている。『ヒワとゾウガメ』にも似た、生きる時間の違う二種のあいだの友情。それでも伝わることはある、と希望をもらえる。命と命のあいだで伝えていきたい、大切な言葉。
ワスレミズ
2024/03/17 13:03

そうだったんだね😳納得❗️安東さんの本は良いよね☺️他の作品も読みたくなる、読みたくなるー(エコーがかかってるー😄)

浦島の亀@南メキシコ
2024/03/17 13:08

うんうん♡ そんなに多作なかたじゃないけど、ひとつひとつがすごくいい♡ これだけの質を保ったもの書けるってすごいと思う♪ ファンクラブ作りたいくらいだよ😆

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浦島の亀@南メキシコ
どこで知った本だったか……。南米とは言うがほぼブラジル。百年前の日本からブラジルへの移民についてはいろいろ読んだり見たりしたし、日系ブラジル人の友人もいて、そのお母さんは一世。日系ブラジル人たちが今は日本へデカセギに来ているが、問題が山積みという話。私自身も人生のほとんどを移民として過ごしているから、他人ごとではない。私が小学生としてドイツに行ったときのこと、日本に戻ったときのこと、大学生としてひとりでドイツに戻り、そこからメキシコへ。その過程で知り合った日本人やラテンアメリカ人、その他の国の人たち。
中村です
2024/03/16 23:18

イヤイヤ😆違いますよ!全く皮肉のつもりはなくて、でも読み返すと皮肉と捉えられても仕方ないかな😅という文面だったので…。改めて言葉は大切ですね。一度も会ったことない亀さんともこうして話せているのも言葉が通じるからですね😊。

浦島の亀@南メキシコ
2024/03/17 00:00

ホント難しいですよね、丁寧に言いたいだけのに、それが皮肉に聞こえちゃうとか、外国人泣かせだろうと思います。言葉が通じても、文化や習慣、国民性の違いですれ違いが起きることは多々あると思いますが、言葉が通じなかったらそもそも理解するベースがありませんものね。バベルの塔が恨めしいですw

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浦島の亀@南メキシコ
キャンペーンのポイントで購入。犬の話というよりは、秋田犬に関わった人たちの話。今の秋田犬が成立したのは1980年ごろというのはちょっとびっくり、でもそれより前は確かに出羽系の今とは違うタイプが主流だったのは知っていたので、そんなもんか。血統を重んじて犬種を保存する働きはそれとしていいとは思うが、当てはまらない仔犬を間引くのは別問題。血統書を出さなければいいだけのこと。雑種を下に見る必要もない。うちの一代目は黒マスクでアメリカンアキタだったが、性格はかなり本来の秋田犬に近かったと改めて思う。(続)
浦島の亀@南メキシコ
2024/03/12 04:18

まだ3ヶ月齢くらいのとき獣医さんが手懐けようとおやつを差し出したが、まったく無視したこと(そういうしつけはしたことない)、友人がリードを持って歩いたら、最初気付かず一緒に歩いたが、飼い主じゃないと気付いたところで立ち止まり頑として動かなくなってしまったこと、ギャンギャン吠えかかってくる犬に15秒くらい無言で耐えていたが、次の瞬間無言のまま相手の口元に噛みつき離さなかったこと(私が口をこじ開けて離した、ちなみにメス)など。今の二代目は、仔犬のころに知り合った人にはだらしないほど甘えてお腹を見せるが、

浦島の亀@南メキシコ
2024/03/12 04:21

知らない人には警戒心が強い。でも一代目に比べるとやはり洋犬の血がかなり入っていると感じる。でもやっぱり家族として唯一無二の存在で、秋田犬だろうが何だろうが関係ないのだよね。でもやっぱり秋田犬という意識もあって、一度ハマると抜け出せない犬種ではあります。海外のほうが日本より登録数増えていて、日本では減っているというのは残念な話。ブームにならなくていいから、しっかりと血をつないでいってほしいものです。

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浦島の亀@南メキシコ
楳図かずおと言えば、子供のころ読んだのはこれだけだった。それもうちにあったのじゃなく誰かから借りてだったかな。それでも最初の、18歳になると醜くなる姉妹の話はめっちゃ覚えてた。他の話もどれも、人間の醜さを抉り出すようで、怖いし面白い。三浦綾子の『氷点』みたいな話もあった(のでオチは読めてしまった)。このおろちという少女は結局何だったのか、わからないまま終わるけど、自分の人生や言動を見つめている存在、というのは神の視線みたいなもので、そういうのを意識するのはいいことだと思う。ある意味名作。
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浦島の亀@南メキシコ
日本の友人Sから強くお勧めされて読んでみた。ウィキには『十五少年漂流記』とあったが、むしろ『蠅の王』だな。それに時間SFの要素がプラスされて、いい感じに仕上がってる。展開はなかなかに乱暴なところもあるけど、これが70年代前半に書かれたことを思うと、当時は斬新だったろうな。地震や大津波はその後実際に起こってるわけだしね。最後に短編『ねがい』が収録されていた。ジュゼッペ爺さんの少年版で、これも切ない結末。
が「ナイス!」と言っています。
浦島の亀@南メキシコ
母から。最初のほうは書き込みあり。これはかなり翻訳大変だっただろうと思う。日本の古い町並みや風物(ときおり脚注あり)、それにオノマトペ(たまに手抜きも見られるw)。左右逆転してるので、台詞の位置や読む順にも工夫が見られる。何か所か、ん?と思う訳もあったけど、なんにせよご苦労様という感じ。ドイツ人がこれを読んで、どのくらいわかるのか、何かを感じるのか、不思議な気はする。ドイツアマゾンのレビューを見たら、☆4.7と高評価。そういえばドイツ人て散歩大好き民族だったな。
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浦島の亀@南メキシコ
だいぶ前に、母から知り合いのドイツ人がこれを訳したと聞いて文庫で買ったんだが、絵が緻密なので大きい版で買えばよかったと後悔した。今回母が読み古した日本語とドイツ語をセットでくれたので再読。この辺を知っている人なら何倍も楽しめるんだろうな。古い日本の路地や商店街は私も(関西だけど)うっすら記憶があるから、懐かしい。久住氏のあとがき収録、でも裏話は文庫のほうのみ(ドイツ語にも)。
ミカママ
2024/03/09 04:46

えー、彼の作品が外国語に訳されているのに驚き。まぁでも、孤独のグルメは、台湾や韓国でも人気らしいからね。

浦島の亀@南メキシコ
2024/03/09 04:50

いやあ、アマゾン見たら谷口作品、けっこういっぱいドイツ語で出てたよ~。https://www.amazon.de/s?k=Jiro+Taniguchi びっくり!

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浦島の亀@南メキシコ
子供のころ読んだはずだけど、あんまり覚えてなかったな。背中にプロペラのある小さなおじさん。長くつ下のピッピに通じるハチャメチャさで、最初はイラっとするところもあるんだけど、悪いやつをやっつける(という意識は本人にはたぶんなくて、いつもどおりの悪戯をしているだけ?)ところはスカッとする。少年リッレブルールが犬が欲しくて泣いてしまうラストは、自分(と弟)の子供時代を思い出して感情移入。続編もあるらしいけど、うちにはなかった。『親指こぞうニルス・カールソン』は別の話だしね。
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浦島の亀@南メキシコ
雛から育てたヤマバトの『デデッポ』、クマバチの巣を撤去する『クマバチ騒動』、臆病と言われつつ主人の帽子を守った『愛犬カヤ』、旱魃で水を求めてさまよう『ゾウの旅』、懐いたニホンザル『子ザルひよし』、そして『おかの野犬』。散文に『スズメ』と『シマトカゲ』。カヤは汽車の音に逃げ帰るほど臆病なのに、主人に命令されて精米所の騒音のなか、一晩動かなかったこの話、ものすごく印象に残ってた。が、今回は家畜盗人の疑いをかけられた野犬(時間をかけて懐いた)の話が、もう悲しくて苦しくて……。こういうのはホント切ない……。
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浦島の亀@南メキシコ
ケストナーでは、ふたりのロッテ、点子ちゃんとアントン、飛ぶ教室あたりがものすごく印象的で、エーミールは面白かったけど次点という感じだった。1巻のほうはともかく、こちらは内容ほとんど覚えてなかったな。しかし「三人のふたご」の意味がちゃんとわかる。少年たちばかりが活躍して女性はあまり前面に出ないが、エーミールのおばあさんがいい味。エーミールとお母さんの問題も、切ない。でもきっと、このあとエーミールたちは互いを思いやるいい家族になったろうと思っておきます。
浦島の亀@南メキシコ
2024/03/05 00:02

翻訳が古めかしいのは間違いなく、でも「ドライヤー(頭髪乾燥機)」なんてのがあればこそ、この当時ドライヤーを買うのがどれほどの贅沢だったか(お母さんが美容師であっても!)ということがわかるから、むしろ良いと私は思う。あと、ドイツ語の翻訳物を読んでいると、ここは原文どうなってるんだろ?と思うことが多いんだが、高橋健二の訳は子供のころに慣れ親しんでいるのもあるかもしれないけど、ほとんどそういうことがなく、引っかからずに読めるのも◎。

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浦島の亀@南メキシコ
1巻で登場した人たちがちらほら出てくるのも嬉しい。昔の音楽を実体験として語れるのが羨ましいという女の子に、小澤と大江の対談でその話が出てたのを思い出した。クラシック音楽がどうして今も連綿と演奏され聞かれ続けているのか? それは今生きている演奏家が古典の音楽を自分で生きて見せてくれるから(『同じ年に生まれて』p.101)。レコードは、それとは違った形だけど、音楽を今の我々に伝えてくれる。過去や思い出を大切にしながら、新しいものを生み出していく。いいですね。
が「ナイス!」と言っています。
浦島の亀@南メキシコ
読友さんレビューで知って、へえ~レコードの話の連作短編集!と試し読みしてみたら、これは先が気になるじゃねえかッ!(私もメキシコのラジオでとっさにテープに録音した音楽の正体、20数年ぶりに判明した経験あり)ってことで読んでしまいました。私はレコードプレイヤーを所有したことがないけど、親が持っててレコードはかなり大量にあったし(だからよく聞いてた)、高校生以降はどうしても欲しいレコードは買って、友人に頼んでカセットにダビングしてもらって聞いてた。懐かしいね。レトロな絵柄が内容にマッチしてる。2巻も読みます。
が「ナイス!」と言っています。
浦島の亀@南メキシコ
だいぶ前に友人Aが、これぜったい私に合う!とお薦めしてくれてたんだが、5巻で完結、一気読み。うん、面白かった! 作者は本職お医者らしくて(なのにこの絵のうまさ)、SFとしてもかなり本格的。体に他の動物の形質が部分的に発現するようになった世界。その部分が多い者は人間扱いされなくなり、浸水したスラム地区で暮らしている。人間とは何か、どこまでが人間でどこから人間でなくなるのか。異質なものを排除する社会。死を避けたいがために永遠の生を求めるのは善か悪か。こういうテーマはいつも興味深い。
が「ナイス!」と言っています。
浦島の亀@南メキシコ
追悼読書2冊目。2000年、65歳のふたりが奥志賀高原で語り合ったときのもの(+α)。文学についても音楽についても、示唆に富む言葉が次々と出てきて、いくつかはスマホで写真を撮ってマークしたり。二人とも世界を舞台に活躍しているのに、真剣に日本の未来を憂いえていて、特に小澤はNHKとの決別があったのに、一度も日本から気持ちが離れたことがないと言う。すごいね。私は自分が日本人という意識はとても希薄だし、ここで二人が名前を挙げる海外で活躍している日本人も、そういう人は多いのに、不思議な気はする。(続く)
浦島の亀@南メキシコ
2024/03/22 05:10

実際に読んだのは文庫のほう。間違えて登録しちゃった……。

が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2009/11/15(5275日経過)
記録初日
2005/09/14(6798日経過)
読んだ本
2926冊(1日平均0.43冊)
読んだページ
824533ページ(1日平均121ページ)
感想・レビュー
2783件(投稿率95.1%)
本棚
87棚
性別
血液型
B型
職業
その他
現住所
海外
自己紹介

 メキシコ南部の田舎町に1995年から在住、その前は9年(+子供時代2年)ほどドイツに住んでましたので、たまにドイツ語やスペイン語の本が混じります。
 日本を出たのが1986年で、海外生活のほうがずっと長くなりましたが、アマゾンで本を入手するようになって(2005年8月)、日本語出版物欠乏症からは逃れました。

 恋愛小説と料理の本以外ならほぼ何でも読むタイプ。最近は鍛えられて、変則的な恋愛ものなら充分面白いと思えるようになってきました。歳取って丸くなったわね~(自分で言うな)。
 どちらかと言うとマイナー作品・作家愛好の傾向があり、いわゆるベストセラーみたいなものは合わないことが多いです。よって辛口感想にもなるかと思いますが、ご容赦を。

 ナイス☆は、読む前に参考になった感想や、読後に共感できた感想につけさせてもらってます。いただいたら無条件にお返しとかはしませんので、その点ご了承ください。

【お気に入り登録について】
 あまり大勢をお気に入りにすると追いきれなくなるので、最近はほとんど増やしていません。お気に入りに入れていただくのはまったく問題ありませんが、つぶやきに割と頻繁に動物、それも【【【 虫や爬虫類 】】】系を載せますので、お嫌いな方はご注意ください。

【ほぼ全作品読んでいる作家(漫画除く)】
安部公房、大江健三郎、堀江敏幸、池澤夏樹、小川洋子、光瀬龍、天沢退二郎、宮沢賢治、畑正憲、佐藤さとる、南木佳士、澁澤龍彦、壁井ユカコ、安東みきえ、C・J・チェリイ、デュレンマット、H・ベル、ボルヒャルト、リンドグレーン、ケストナー、スタインベック

【全作品読みたいけど追いついてない作家】
皆川博子、村田喜代子、松田青子、松谷みよ子、吉村昭、ブラッドベリ

#名刺代わりの小説10選
光瀬龍『百億の昼と千億の夜』
ジュール・ヴェルヌ『海底二万里』
ロンドン『野性の呼び声』
ギャリコ『ジェニイ』
ダレル『虫とけものと家族たち』
H.ベル『旅人よ、お前は行くか、スパ…』
ボルヒャルト『扉の向こうで』
ルルフォ『ペドロ・パラモ』
北野勇作『カメリ』
マクフェイル『もぐらのバイオリン』(「小説」じゃないかもだけどご勘弁。あまりにも私にピッタリなのでw)

※プロフィール画像は、マクフェイル『もぐらのバイオリン』から(2022年11月)

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