ネタバレ自他境界線を見失った人たちのお話。面白かったと一言で言ってしまうのにはちょい躊躇する、壮絶な話でした。壮絶な勘違いとも言えるかなあ……。そもそも、清嗣の決意に至る過程が、それでそこまで思っちゃう？　と感じたのは、わたしが文系の部活だったからかなあ。まあ、あり得るかどうかはどうでもよくて、話が破綻していなければよし。多少強引でもよし。ひとつだけ、清嗣が入院中に指の骨を排泄したはずだけど、気が付かれなかったのが、ちょっと疑問ではあります。胃酸で溶けた？　いやーどうだろう。

ネタバレ滂沱。リュウは怨みを手放したから、命を終えることができたのだね。おそらくこれはハッピーエンドなんだろう。

ネタバレ高校時代、授業で観た演劇「12人の怒れる男」が面白かったなあ、演劇部の連中がその後しばらく真似していてうるさかったなあ、てなことを思い出しつつ手に取った。とはいえ舞台に対する興味は薄くて、深夜にBHK BSでやっているバレエを眺めながら「重力制御してるなあ」などと思う程度です。お気に入りはふたつ。笹原千波「宝石さがし」、大事なひととの距離感・間合いが心地良かった。白尾 悠「おかえり牛魔王」、やりたいこと最優先で職場で浮く桐ヶ谷に親近感。見ておれよ。の台詞がいいねえ。不可視の剣を突きつけて、戦え岩間。

ネタバレ自他境界線を見失った人たちのお話。面白かったと一言で言ってしまうのにはちょい躊躇する、壮絶な話でした。壮絶な勘違いとも言えるかなあ……。そもそも、清嗣の決意に至る過程が、それでそこまで思っちゃう？　と感じたのは、わたしが文系の部活だったからかなあ。まあ、あり得るかどうかはどうでもよくて、話が破綻していなければよし。多少強引でもよし。ひとつだけ、清嗣が入院中に指の骨を排泄したはずだけど、気が付かれなかったのが、ちょっと疑問ではあります。胃酸で溶けた？　いやーどうだろう。

ネタバレ視野狭窄気味のヒロインに、ちとイライラ……。盛り上がり始めるのが半分過ぎてから、面白くなってきたかな？　というのが残り50ページほどになってからというのでは、なんとも乗り切れず。真相もまあ予想の範囲で、なんじゃろ、Jホラーでスレてるからかなあ。

ネタバレ長い時間が流れた物語のなかで見てきた事柄の裏に、ことごとくもうひとつの「絵」が描かれているのが明らかになり、それらが繋がったとき、吐き気とともに強烈な脱力感に襲われた。うへぇ………。ある時点で、この線を越えるともう戻れないと分かるのなら苦労せんのだよなあ。いやはや、それにしても（でかいため息）。ところで、田所くんは何やら喜んでますけど大丈夫かなあ。ま、こっちの件は野次馬に徹していればいいんで気楽なものですね。