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2024年3月の読書メーターまとめ

里愛乍
読んだ本
13
読んだページ
3758ページ
感想・レビュー
13
ナイス
2753ナイス

2024年3月に読んだ本
13

2024年3月のお気に入られ登録
7

  • モトラッド
  • ひろし
  • スレイマン
  • 轟直人
  • 宗次郎
  • イケダ
  • devunwalsh

2024年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

里愛乍
ネタバレ前作『成天』が12冠だそうである。その続編とあらば少しは行動範囲が広がっても仕方ないかな…と思ってたけどせいぜい百万遍に行く程度で、ときめき地区をパトロールし、フレンドマートでバイトをし、びわ湖大津観光大使に任命され…相変わらずのスタイルを貫く成瀬に嬉しくなる。だけど成瀬は天下を取りに行くのだった。膳所から世界へを目指してるのだった。だとすれば舞台が広がるのも致し方ない、寧ろめでたいことではないか。一抹の淋しさを覚えるが…などとまだ見ぬ成瀬の未来に想いを馳せる。
が「ナイス!」と言っています。

2024年3月にナイスが最も多かったつぶやき

里愛乍

【月曜から読書会】大谷さんへ行った帰りに長楽館さんへ。風は強いけど暖かくて桜もちらほら🌸ゆっくり珈琲タイムできました。江戸川乱歩『パノラマ島鬼譚』読み始めます。

【月曜から読書会】大谷さんへ行った帰りに長楽館さんへ。風は強いけど暖かくて桜もちらほら🌸ゆっくり珈琲タイムできました。江戸川乱歩『パノラマ島鬼譚』読み始めます。
里愛乍
2024/03/18 20:32

タイトル誤字お許しください…

が「ナイス!」と言っています。

2024年3月の感想・レビュー一覧
13

里愛乍
ネタバレほんとは観る前に読みたかったのだけど、予約が間に合わず所謂〈観てから読む〉。でも逆に言えばその方が良かったかも、と思えるくらい忠実に作られていたと思う。また数あるクローズドサークルものが、発表されたこの時点で本作のような設定が使われていたとはと、東野圭吾氏の才能にも驚かされる。映画では映像化ならではの演出が付け加えられ、鮮やかなラストには一緒に拍手喝采したい気持ちに…ってあれっ?やっぱりお芝居だったの?なんて謎も残しつつ⭐︎
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里愛乍
世界一ピュアな人類が、濁りまくった理不尽な社会に疑問を投げかける。こんなにも彼らに共感しかつ爽快になれるなんて、まだまだ私たち大人は大切な物だけは大事に出来ているのかも。明らかにおかしいや間違ってるが蔓延ってる世の中で「僕はそうは思わない」と思えること、この自然発生は無くさずにいたいわけで。それにしても改めてサブタイトルが秀逸すぎる。表紙イラストもお洒落だし完璧な一冊だなとつくづく思う。
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里愛乍
ネタバレ映画を数回鑑賞し、これは終了したら絶対ロスに陥るやつや!と予感し購入、案の定的中。未読だった原作本も購入して共に読みましたが、つくづくよく出来た映画だったなぁと再確信。現在地元では他の映画館で上映してるので、また新たに楽しめそうです。個人的に映画化とはこうでありたいと思わせる脚本であり、映画でありました。
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里愛乍
ネタバレとても可愛らしい、少女漫画的ファンタジーでラブストーリー(我ながら長い!笑)自分に自信が持てない女の子への応援歌ってところでしょうか。大人から見ればもどかしくも微笑ましいんだけど、当人たちにとっては一生モノの葛藤、そして立ち向かう勇気。カコちゃんが健気でちょっと切なく感じた。けど、ふたりが幸せなら彼女も幸せなんだろうな。タイトルも良き。
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里愛乍
ネタバレ表紙に惹かれて集め始めた江戸川乱歩ベストセレクション第6弾。表題作は既読済ではあるが、実に犯罪者側の心理描写が生々しいなと改めて思う。一方、同時収録されている『石榴』は初読。殺し方がエグすぎて自分の想像力を呪いたくなる。にもかかわらず、この耽美さを感じずにはいられない文章力とは。乱歩小説の魅力のひとつであろうと思う。
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里愛乍
ネタバレ一体何処から何が悪かったのか。思えは最初から悪かったのかもしれない。基本的に悪い人間はいなかった、ただ少し運が悪かっただけ、偶然が重なっただけ、幸せになりたくてがんばってるのに報われなくて、思っていたのと違っただけ…人一倍真面目が故に、努力したが故にその虚しさは計り知れない。そんな隙間に漬け込むような弱さから来る悪意が起こした不幸の連鎖。とりわけ陽介が不幸すぎる。そんな中で三ツ矢と田所のやり取りが時折クスリとさせた。シリーズが本格的に続きそうなラストに期待する。
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里愛乍
初めて立原道造の詩に触れたのは昨年の桜の下での朗読会。美しくも耽美な声で紡がれる『うたふやうにゆつくりと……』に衝撃を受けたのを覚えている。音楽的で構築的なソネット形式とあるが、成程音で聴くとすんなりと浸透してくるように感じたのはそういうところかもしれない。言葉とは騒がしくもあり強くもあるが、一方で本書のようにしづかで柔らかいものでもあると感じさせてもらえた。
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里愛乍
ネタバレ映画も行ったし円盤も購ったし監督のオーコメ付きも視聴した。内容も結末も識ってるつもりで読んでいたけど…これはかなりの情報量。すごく作り込まれていた事がわかる。登場人物其々の想いが、何より篤志さんの心情が描き込まれているのが嬉しい。ビフロストが出来た経緯も書いてあり、これでやっと挫折して積んでた3期ノベライズを読んでみる気になりました。それでもね、やはりあの結末は…痛いし辛い。来週は舞台もあるし、これまでのスピンオフも読み返したいし、3期読めたらまた本書を読んで考察を楽しみたいと思います。
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里愛乍
シリーズ2作目。心地よく気持ちよくハラハラもヤマも楽しめ、ラストはほっこりじんわりと暖かく。余計な捻りもなく、悪は捌かれ、これぞ極上の時代劇エンターテイメント!今村先生の文は読んでて本当に気持ちいい。なんなら留吉の子悪ぶりだってどんどん可愛く感じられてきましたものね。一冊できっちり完結してくれてるのも読みやすくて嬉しい。ゆっくり追っていきたいシリーズです。
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里愛乍
ジュリーの月命日でもある昨日5日に誓願寺さんで増山実先生のトークイベントがあり、実際した彼の思い出と共にあの頃の新京極から河原町に思いを馳せる参加者が集まった。当人ではなく、彼を見る側の視点で本書を書いたのは彼に対する想いは其々に持っているから、増山氏はそのひとりとしての目線での彼を書いたという。「SNSの無い時代だからこそ河原町のジュリーは語り継がれている」と語る参加者の男性。そう、おそらくはたぶん永遠に。其々の記憶の中に。この本も彼を目撃していたひとりの記録にすぎないが、その存在に心から感謝したい。
里愛乍
2024/03/07 23:29

たかさん>思いっきり平日でしたしね…写真展まだひと月以上ありますし、こちらへ来る機会があれば是非見て行ってみて下さい。小説お読みになってたら、きっと楽しめると思います♪

里愛乍
2024/03/07 23:35

naoさん>増山先生も映画が好きでこの辺りをずっと通ってらして河原町のジュリーに会って…この小説を書くに至ったそうです。繁華街をちょっと曲がれば堂々とピンク映画の看板が(笑)思えば大らかな時代でしたね〜😆

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里愛乍
ネタバレいやぁお見事!思わず掛け声をかけたくなっちゃうほどの鮮やかぶり。「面白い絡繰りが見られるぜ」からの終幕、ここまで読めばもうあらかた真相を察してはいるんだけど、そこを敢えて裏切らないというか期待通りすぎるというか、寧ろそこが大衆演劇っぽくて良かったと思う。そう、これはひとつの『木挽町のあだ討ち』という大掛かりなエンターテイメント!菊之助の愛されキャラっぷりもいいし、他の大人の皆さんもいい味してますねぇ!一本のお芝居を見終えたような、最高の読後感を味わえました。
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里愛乍
ネタバレ〈探偵小説というものには…〉から始まる興味深い作家論?から始まる本書は、如何にもこっち側の乱歩小説であり残虐さ妖艶さを味わえる非常に耽美な世界観。また乱歩の小説を読んでいれば春泥の小説のタイトルに心躍るはず。ここは解説を読んで納得、成程引き裂かれた乱歩、か。人間心理の悍ましさを謳いつつもミステリとしては本格探偵型に当たるのでは。対して同時収録の『蟲』はこれぞ犯罪型小説。引き裂かれた乱歩を楽しめる一冊。
が「ナイス!」と言っています。
里愛乍
ネタバレ前作『成天』が12冠だそうである。その続編とあらば少しは行動範囲が広がっても仕方ないかな…と思ってたけどせいぜい百万遍に行く程度で、ときめき地区をパトロールし、フレンドマートでバイトをし、びわ湖大津観光大使に任命され…相変わらずのスタイルを貫く成瀬に嬉しくなる。だけど成瀬は天下を取りに行くのだった。膳所から世界へを目指してるのだった。だとすれば舞台が広がるのも致し方ない、寧ろめでたいことではないか。一抹の淋しさを覚えるが…などとまだ見ぬ成瀬の未来に想いを馳せる。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2013/11/25(3805日経過)
記録初日
2013/11/25(3805日経過)
読んだ本
1610冊(1日平均0.42冊)
読んだページ
547414ページ(1日平均143ページ)
感想・レビュー
1581件(投稿率98.2%)
本棚
14棚
性別
自己紹介

はじめましてこんにちは。

お気に入りにして下さった方、メールやコメント下さる方、いつもナイス下さる方々、ありがとうございます。

ジャンル問わず興味を持った本を片っ端から無節操に読んでいます。特に好きなのは
伊坂幸太郎/伊藤計劃/神林長平/上田早百合/池田晶子/有栖川有栖/綾辻行人/京極夏彦/森見登美彦/吉田篤弘/クラフト・エヴィング商會の本

現在PSYCHO-PASS関連本を読破すべくマイペースで読み進めています。

よろしくお願いいたします。

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