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12月の読書メーターまとめ

ねりま
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174ナイス

12月に読んだ本
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12月のお気に入られ登録
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  • 颪
  • 飯田一史

12月のトップ感想・レビュー!

ねりま
オリヴァー・サックス『火星の人類学者』のことを想起する。あまりに無邪気に「普通」とずるずるべったりに馴れ合う我々の暴力性。そして最後の解放の瞬間にあたかもハッピーエンドのごとき感覚を与え、しかもそれに説得性を与えてしまう仕掛けもお見事。湿度感のある生々しい嫌悪感があとに引く、素晴らしい小説だと思いました。
が「ナイス!」と言っています。

12月の感想・レビュー一覧
10

ねりま
オリヴァー・サックス『火星の人類学者』のことを想起する。あまりに無邪気に「普通」とずるずるべったりに馴れ合う我々の暴力性。そして最後の解放の瞬間にあたかもハッピーエンドのごとき感覚を与え、しかもそれに説得性を与えてしまう仕掛けもお見事。湿度感のある生々しい嫌悪感があとに引く、素晴らしい小説だと思いました。
が「ナイス!」と言っています。
ねりま
大宅壮一ノンフィクション賞を大きな軸として、ノンフィクションの古典といってもいい著作を議論の俎上にあげ、ノンフィクションというジャンルのあり方を探ってゆく。『日本ノンフィクション史』と比較すると、各章の独立性は高い。とりわけ、アカデミズムとジャーナリズムの葛藤を、大宅壮一賞とサントリー学芸賞とを対比的に引いて論じたセクションなどおもしろく読みました。
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ねりま
スピリチュアルな疑似科学が人々の心を支配したディストピアで、苛まれる弱者ーー病人、子どもーーを語り手とした三篇を所収。占星術や謎の水など、我々が非科学的と断ずるものが跳梁跋扈する「ふつうの生活」の恐ろしさに、えもいわれぬ不快な感覚が喚起される。我々に隣り合うことどもへの生々しい嫌悪感がこの小説の魅力であろうと思う。
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ねりま
新書という媒体ではあるが啓蒙しようという感じはさほどなく、いまの好みを直裁に語っている感じ。蓮實重彦入門として手を取るなら『帰ってきた映画狂人』所収の「映画からの解放」のほうがよいだろうし、語りの闊達さでいったら『ユリイカ』の特集の方が圧倒的にコスパがいいが、まあ時評的なおしゃべりとしてはおもしろく読みました。とにかくデヴィッド・ロウリーを、小森はるかを、小田香を見よ、ということのようです。
が「ナイス!」と言っています。
ねりま
まったく別の宇宙で「世界の終わり」を描く表題作、アラビアンナイト仕立てで語られるタイムリープの悲劇「商人と錬金術師の門」、並行世界を観測できる装置の普及で我々の自由意志が問われる「不安は自由のめまい」がとりわけお気に入りです。古田徹也『それは私がしたことなのか』とも響きあう問題系。センス・オブ・ワンダーとはこういうことだ、と我々に教えてくれる、極めて幸福な書物です。
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ねりま
2005年、政情不安なバグダードを、死体をより集めてつくられた名無しの怪物が跋扈する。フランケンシュタインの存在感はさほどでもなく、むしろその周辺の人々のまだらな人生模様が描かれる群像劇の趣が強い。爆弾と銃声に彩られた都市で、名無しの怪物と占星術師が陰謀を張り巡らすという派手な仕掛けと裏腹の抑制された語りが、むしろこの小説に深みと凄みとを与えていると思う。
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ねりま
ゲンロン創業から10年、波瀾万丈の歩みを語りおろしで振り返る。会社経営にまつわる人間関係のゴタゴタについて直裁に書いてあり、非常に驚く。自分と似た人間を集めて内輪をつくりたがってしまった、というふうに自分の失敗を総括していたが、この冷静な目はTwitterなどのふるまいをながめていると結構意外な気も。自身の哲学との関係でゲンロンという会社をどのような実践と捉えているかがクリアになり、なるほどなあという感じ。大変おもしろく読みました。
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ねりま
著者が90年代から00年代に発表した論考および、書き下ろし二編を所収。フーコーが当時どのような理解のされ方、読まれ方をしていたかがなんとなくわかった気になる時代の証言でもあり、また講義録のテープなどを参照した部分は(講義録が軒並み品切れ高騰しているいまにあって)素朴に勉強になるなあと思いました。統治性、戦争なんかの議論は『監獄の誕生』・『言葉と物』読んでるだけじゃわかんないっすからね。
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ねりま
ウル、シュメル人、ハンムラビ法典、アッシリア……。高校世界史でなんとなく覚えたこれらの固有名詞くらいの知識で本書を読み進めるのは、いかにも難しいと感じる。自分の根気のなさを恥じ入る気持ちもあるのだが、よく知らない固有名詞が乱舞し、かつテーマを絞ったわけでもない総花的な通史叙述は、強い興味がなければなかなか頭に入ってこないのだよな…と思う。興味があんまりない(ことを本書を読んでいて思い知らされた)わたくしが悪い。
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ねりま
北米圏の小説を論じた『ユリイカ』の連載の書籍化。表題が全体を貫くモチーフとなっているわけではない。ヘミングウェイを論じた「不能であることの希望」、『赤毛のアン』論である「実現すべき自己などない時」をとりわけおもしろく読みました。
が「ナイス!」と言っています。

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読書データ

プロフィール

登録日
2013/12/24(2586日経過)
記録初日
2013/11/07(2633日経過)
読んだ本
1709冊(1日平均0.65冊)
読んだページ
511038ページ(1日平均194ページ)
感想・レビュー
1699件(投稿率99.4%)
本棚
2棚
性別
職業
大学生
外部サイト
URL/ブログ
http://amberfeb.hatenablog.com
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