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2025年5月の読書メーターまとめ

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読んだ本
17
読んだページ
5177ページ
感想・レビュー
16
ナイス
96ナイス

2025年5月に読んだ本
17

2025年5月のお気に入られ登録
2

  • 夏休み
  • そら

2025年5月にナイスが最も多かった感想・レビュー

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ネタバレ著者初読み。改行と話し言葉が多いから尋常じゃないぐらい読みやすい。良書だけど、直木賞というよりも本屋大賞かと思ってしまうような安っぽいシーンが多い。初出順に読むと繋がりがよくわかる…わけでもなし。これシェパードっぽい雑種だから成り立ってるけど、柴犬だとありきたりになるのなんでだろ。表題作が一番ベタで、それこそ『マリと子犬の物語』と激似。文庫初収録『少女と犬』といい、既視感しかないからか全体的に物凄い古臭さを感じた。泣けないけど、とりあえず犬可愛い~賢いね~切ないね~で終わった。
が「ナイス!」と言っています。

2025年5月の感想・レビュー一覧
16

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ネタバレ一力さん以外は初読み。宇江佐さん、北原さん、平岩さんの作品は派手さはないけど、全体的にしっとり後を引く上手さが感じられて良かった。アンソロジーじゃない作品を積んでるので読むのが楽しみ。杉本さんは冒頭ちょっと入りにくくて難儀したけど一番好き。切ない。半村さんと周五郎さんは理解不足でよくわからなかった。一力さんは全体的に好きだったけど、ラストでなんか違うんよな~ってなった。またもやハマれず。表紙イラストのタッチとお姉さん美しい。
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ネタバレ著者初読み。開口健ノンフィクション賞受賞作。損傷の激しいご遺体をどうやって復元するのかなと思ったことはあったので色々知れて良かった(だからといって何がどうなるわけではないけど…)。この手の本は参考文献感が丸出しだったり、説教臭さが強くて好みじゃないものばかりだけど、本作は小説っぽくて文章が綺麗だからするする入り込めた。後半は若干尻すぼみ。ドラマも良い作品ではあったけど、かなり作られた仕上がりの印象(キャストとか)。NHKなのにドクターX感すごかったもん。表紙が格好良いのにドラマ版の書影かぁ…。
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ネタバレ読みたかった作品。優希や粱平は過去に何があったのか等、様々な事柄が明かされるまでが異常に長い。全体的にハラハラする内容と展開ではあるけど、丁寧すぎてあまり続きが気にならなかった(萎えるからもっとバランス良くしてほしい)。しかも引っ張った割にそんな驚かないという。"あれもこれも書きたいから付け足し"を繰り返すと、そりゃこんなに無駄に長くなるよねとしか思えないラスト。『家族狩り』以上の作品はないということが証明された。間延びが凄いから、ぎゅっとすれば上巻だけにおさめられる内容だと思う。図書館本。
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ネタバレ毎話気圧が低く湿度も高いしえげつない程ジメジメする。でもそれが作品と合っていて癖になる。時代小説に限らず、かなりありがちな設定と題材だからか浅さや粗さが目立ってしまうはずなのに、そうならないところが本作の地味な魅力。だいぶヘビーで重たいから読後はなかなかの疲労感。よくある巻数を重ねて過去を明らかにしていくタイプの作品ではなく本作だけで終わってくれた。でも一話が長いからもう少しスマートだと尚良し。最初から巻数ものとして書こうとしてなかったのかな?続編は気が向いたら。
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ネタバレ著者初読み。野間文芸賞受賞作。湿度が高めの地味な面白さがある。"このまま何事ものう暮らしていられるものやったら"と願いながら、物悲しく生活していく不確かな描写がなんともいえない。ただのあほで間抜けな男なのになぜか応援したい気持ちになった。ラストが、うーん…。なんかもうちょっと頑張ってほしかったかも。読みにくくはないけど独特なこだわりがやたらと感じられて、するっと入り込んで読めなかった。
が「ナイス!」と言っています。
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ネタバレ歴史に興味がなさすぎるからかそこら辺は読んでいてもさっぱり頭に入って来なかったけど、夫婦とその周囲の人々との交遊みたいなところだけは楽しかった。お国が違うだけでよくある展開。歴史系エンタメ作品には大柄な女性がなぜ嫁に~みたいな流れがやたら出てくる。おばはん。ゆきのキャラは良いけど、丈吉の性格がとにかく嫌いすぎて読むのが苦痛。著者の作品は実在の人物を元に書かれたものが多いからか、いまいち乗れず続きがあまり気にならなかった。朝ドラに出来そう。味のある表紙。図書館本。
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ネタバレ著者初読み。読みやすい。一昔前の作風だけど、現代要素もかなり濃く出ている。若者の鬱屈とした背景がこれでもかというほど描かれていて、しんどいけどすらすら読めた。通り魔のニュースで必ず出てくる短絡的、被害妄想、自分だけ死んどけ等は決して思わない。そこまで強くない人間が、優しくなさすぎるこの世に生まれてしまえば誰だってこうなる。重病人にしか適用されないけど、安楽死制度はよ!って感じ。タイトルまんますぎてそこだけ気になった。図書館本。
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ネタバレ著者初読み。改行と話し言葉が多いから尋常じゃないぐらい読みやすい。良書だけど、直木賞というよりも本屋大賞かと思ってしまうような安っぽいシーンが多い。初出順に読むと繋がりがよくわかる…わけでもなし。これシェパードっぽい雑種だから成り立ってるけど、柴犬だとありきたりになるのなんでだろ。表題作が一番ベタで、それこそ『マリと子犬の物語』と激似。文庫初収録『少女と犬』といい、既視感しかないからか全体的に物凄い古臭さを感じた。泣けないけど、とりあえず犬可愛い~賢いね~切ないね~で終わった。
が「ナイス!」と言っています。
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ネタバレ第8弾。一人にしたら頁数を割けないから三姉妹でかさ増ししてる感じが透けて見えてるけど「相生の松」のなぞが良かった。やっと距離が近付いて物語が動いたものの、ここからがまた長い…と思ったら意外と早く進んだ。伊佐が行動するというより、小萩と周囲の人のおかげでちゃんと展開されてる感じがなんとも微妙。最初からずっと思ってるけど伊佐の魅力どこ?笑。寡黙で不器用、でも控えめな思いやりが…とかだろうけどそれがひたすら謎。イケメンなんやろうなあ。終盤でお時に明かすシーンはもう少し長く読みたかった。色々と極端すぎる。
が「ナイス!」と言っています。
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ネタバレ面白い。鬼子母火からいきなり切ない。これ系が続くんかと思ってたら、紅の玉のラストでぐぅうう…つらい。器量のぞみは若者世代に読ませてほしい笑。まひごのしるべと紙吹雪はエンタメ調。だるま猫はストーリーランドにありそうなネタ。首つり御本尊、神無月が特に好きだった。バリエーション豊かだけど、やっぱりなんというか宮部みゆきが書いてるなってわかる作品の数々。まさか自分が著者の時代小説を読むなんて、14年前に『レベル7』を読んでいた私に想像出来るかな。藤田新策=宮部みゆき/恩田陸イメージが定着しすぎている 。図書館本。
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ネタバレ書店の棚が一面本作なのが納得できるぐらい売れてそうなのがわかる。鈴之助が徐々に逢見屋の面々と打ち解けていく様子が自然で引き込まれる。何も取り柄がない鈴之助みたいな人間でも、こうした役割が認められるから羨ましい。鵜三郎辺りから失速したから、なんなら巻数もので読みたい話だったかも。時代小説の子供の描写は西條さんと麻宮さんが頭何個分か抜きん出てる。時代小説だけの本屋大賞部門があるなら、最多受賞者は西條さんってぐらい大御所っぽい。でもあの賞にありがちな薄っぺらい感動の押し売り感は全くない。表紙は岡山天音で変換。
が「ナイス!」と言っています。
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ネタバレ著者初読み。良書。小学生のこういう関係性めちゃくちゃ面倒臭そうと思いながら、時代が進んでもこれが当たり前なことにびっくりする。子供もそりゃ生きるの大変。砂名木さんが死ぬフラグは最初からあったけど、その通りになるとやっぱりちゃんと悲しい(ちょろい)。乃愛が建築家になって穂乃香と逢えると良いな。児童虐待の下りはもっと序盤から出しても良かったと思うけど、初めから大々的に出すと胡散臭さ倍増。図書館立ち読み本。
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ネタバレ相変わらず読みやすいし、若すぎてキェエェェエ~って鳥肌が立つ感じできつい描写が多い。酔ってるというか。女やけど、後藤の気持ちも白瀬の言い分もわかるわかるだらけ。市川沙央『ハンチバック』を思い出した。でもなんか昨今の似たような題材を寄せ集めた感じで、もうこういうの別に読みたくないなってなった。私の気分的な問題なので、別の時期に読めばもっと響いたかも。無駄に長いから90頁前後で良い。大前さんはもっと書ける人だと思うんだけど、読まない間に「あれ?」ってなっちゃった。
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ネタバレ杜若、木槿、百合、梔子、ドウダンツツジ、紫陽花、矢車草、バラ、梅、桃…植物がたくさん出てくる。派手さも特別な魅力もないけど、ずっと静寂に包まれて存在感がある。介護、認知症の題材だけど、綺麗に書こうとしているわけではないはずなのに静謐で丁寧な文章。ただ、龍をわざわざ絡める必要性はなかったんじゃないかなと思った。
が「ナイス!」と言っています。
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ネタバレ著者初読み。読む前からの、ザ本屋大賞作家イメージが一つも覆ることなく読了(でも一回も受賞してないという)。根本の双子のおじさん、うずまきどったらこったらに全く馴染めないまま読み進め、ト音記号の話まではすらすらと。人物の繋がり等、全体的にさして面白味を感じることなく終わった。本屋大賞が遠い理由が一冊読んだだけでなんとなくわかるような。小野寺史宜っぽい。だから苦手なのかも。鈴木達也さんのミニチュア写真が可愛い。
が「ナイス!」と言っています。
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ネタバレ第四弾。マンネリ化してたから遠ざかってたけど、久しぶりに読んだら面白かった。ただ毎回思うけど認知症疑惑のご婦人の章といい、ホテル勤務ってそんな暇か?レベル。全体的におせっかいすぎるからシリーズに出来るんだよなの連続。初期よりは毒島色が控えめだからか、ちょっと物足りない感じもする。新キャラの漢方医が登場。やや説教臭い。2、3話と似たような題材だからか飽きてきた。やっぱり平常運転。ラストでお二人が良い感じに。表紙に字が多すぎる笑。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2014/02/01(4151日経過)
記録初日
2011/01/02(5277日経過)
読んだ本
1672冊(1日平均0.32冊)
読んだページ
538780ページ(1日平均102ページ)
感想・レビュー
1472件(投稿率88.0%)
本棚
482棚
自己紹介


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