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2024年3月の読書メーターまとめ

かんがく
読んだ本
21
読んだページ
5984ページ
感想・レビュー
21
ナイス
362ナイス

2024年3月に読んだ本
21

2024年3月のお気に入り登録
1

  • マエダ

2024年3月のお気に入られ登録
1

  • マエダ

2024年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

かんがく
三島由紀夫『豊饒の海』や大岡昇平『野火』を少し思い出しつつ。自分が生まれる少し前に書かれた作品で、最後の戦後文学といった印象。西洋と東洋、過去と現在、前世と来世、死者と生者、愛と憎しみ、あらゆる対立を溶かし、抱く深い河。
が「ナイス!」と言っています。

2024年3月にナイスが最も多かったつぶやき

かんがく

高崎生活を終えて、東京真っ直ぐ戻るのもしゃくなんで新潟きました。明日早起きできたら佐渡に渡ろうかな。

が「ナイス!」と言っています。

2024年3月の感想・レビュー一覧
21

かんがく
書かれていることはとてもシンプルだが、分断や孤立で溢れた現代社会には必要な姿勢なんだろう。色々モヤモヤすることが多い今日この頃だが、まずは気持ちを聞いてもらおう、そして気持ちを聞こう。
が「ナイス!」と言っています。
かんがく
聴き手のジャーナリストも各章に出てくる精神科医も、現行の日本の精神医療体制に批判的な立場なので、新たな視点が多く得られる。オープンダイアログ、認知行動療法あたりに興味が持てた。
が「ナイス!」と言っています。
かんがく
映画が良すぎたので読んだ。エマ・ストーンが存在感を放つ映画版と違って、男性目線の記述が多いため印象が大きく異なった。複数の書からの引用形式の文体や、巻末の多量な注釈などがあって複雑な構造が面白い。結局何が正しいのかわからないが、描かれているものは実在した近代文明であり大英帝国ではあるのだと思う。
が「ナイス!」と言っています。
かんがく
ナショナリズムの古典。国民の連帯には過去の歴史の共有が重要である。
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かんがく
タイトルよりもだいぶ広いテーマを扱っている印象。ナショナリズムを特殊性と普遍性という視点から分析する。
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かんがく
教材研究について知りたくて読んだ。小学校向けの授業が中心なので実例についてはあまり参考にならなかったが、生徒にとっての切実性、身近な題材、教員の興味・関心など、教材準備における心得を知ることはできた。ニュースやルポなどを書く際のメソッドも応用可能ではないかと考えた。
が「ナイス!」と言っています。
かんがく
「歴史総合」と銘打っているが、そのまま教材化するにはやや研究寄り過ぎるかも。絵画資料が多く使われているので、「どのように描かれたか」という問い作りの参考にはなりそうだと思った。国民形成の過程で、国民ではないとされた人々への視点が重要。
が「ナイス!」と言っています。
かんがく
切なくて鮮やかな青春。進学校を中退して肉体労働者になった青年が主人公。役所のカウンターの内と外の場面が印象的だった。
が「ナイス!」と言っています。
かんがく
久々に脚本を書くことになったので読んだ。テーマ、ストーリー、シーン、キャラクター、セリフなど各要素に分けて考え方と作り方をまとめていく内容。基本のキという感じで新たな発見はなかったが、思考の整理はできた。
が「ナイス!」と言っています。
かんがく
ダーウィンの学説がどのように発展、継承、批判、悪用されてきたのかという学説史。「科学」というコーティングで帝国主義、人種差別、優生学、階級差別などが正当化されてきた歴史に目を向ける必要があるし、これらは現在進行系の問題でもある。
が「ナイス!」と言っています。
かんがく
平成を「失敗の時代」と捉えて各章ごとに経済・政治・社会・文化を語る。著者の別の本、類書、参考文献になっている本を割と読んだことがあったのであまり新しい発見はなかった。
が「ナイス!」と言っています。
かんがく
三島由紀夫『豊饒の海』や大岡昇平『野火』を少し思い出しつつ。自分が生まれる少し前に書かれた作品で、最後の戦後文学といった印象。西洋と東洋、過去と現在、前世と来世、死者と生者、愛と憎しみ、あらゆる対立を溶かし、抱く深い河。
が「ナイス!」と言っています。
かんがく
刑罰を通して自由意志と責任について考察する哲学書。Ⅰ部は刑罰の役割を歴史的に紐解いていく内容で理解しやすかったが、Ⅱ部以降一気に議論が抽象的になって完全には理解できなかった。以前読んだ『責任という虚構』へのアンサーだが、なんとなくしっくりこない。
が「ナイス!」と言っています。
かんがく
著者はアメリカ出身の日本研究者。GHQの占領期をアメリカ/日本という二分法で捉える見方を批判し、大江や野坂などの様々な文学作品を分析することで、本土/沖縄、男性/女性、白人/黒人といった複合的な構造を明らかにしていく。
が「ナイス!」と言っています。
かんがく
戯曲はやはり読むのが難しい。『桜の園』は舞台で観たことあるが、『三人姉妹』は初なのでストーリーがうまく掴めなかった。屋敷が競売にかけられる前者、軍が街から去っていく後者、どちらも時代の変わり目の寂しさのようなものを感じた。
が「ナイス!」と言っています。
かんがく
精神科医の著者が「恐怖」をテーマに、様々な作品や実例を紹介していき、何が恐怖の対象になるのかを分析していく本。個人的体験を多く盛り込んだエッセイ風の文章で、中公新書ぽくはなかったが面白かった。
が「ナイス!」と言っています。
かんがく
展望だけちゃんと読んで、残りは流し読み。オスマン、清、インド、イラン、中央アジア、チベット、アラブ、シャム、日本、朝鮮などのアジア各地における近代化の進行が個別的に書かれていて羅列感はあった。まあこの構成が「アジアは一つ」とは言えないよといつメッセージなのかもしれない。
が「ナイス!」と言っています。
かんがく
展望だけちゃんと読んで、残りは流し読み。フランス革命から1848年革命を経て第一次世界大戦に至る「長い19世紀」についての最新研究を概説。革命と戦争の中で国民統合の統合が進み、自由主義や民主主義、人権、解放などが声高く宣言される一方で、奴隷貿易、植民地支配、疑似科学などの暴力的な側面ももつというのが時代の特徴。
が「ナイス!」と言っています。
かんがく
50年前の本だが、学校化する社会、価値の制度化、数値化などに対する批判は現代でも通用するどころか、より問題は悪化しているのではないかと思う。提言されている代替案については、インターネットが発達した現代では技術的には実現可能かもしれないが、それで脱学校できるかというと疑問が残る。問題は根深い。
が「ナイス!」と言っています。
かんがく
著者は私と同じ大学で5年ほど先輩。大学を不登校になり、正社員になることなくスペインに行ったり物書きをしたりしている。「おりる」「サバイブ」などをワードにクマ映画、バトロワ、朝井リョウ作品などを批評するが、あまり刺さる文章はなく残念。全体的にふわふわしていた。
が「ナイス!」と言っています。
かんがく
著者の本は初読だが、語り口がとても鋭利で好感がもてる。教員をしていて、「正解」に過度に執着する生徒たちの状況をどうにか解放していきたいと考えているので、共感できるところが多かった。ビジネス本やファスト教養、要約、「その気持ちわかるよ〜」みたいな態度、池上彰や林修、「一般論で言えば」みたいな責任逃れ、数字やデータの過剰重視、「◯◯回泣けます」みたいな宣伝、日々感じているあらゆる事象に対する違和感が言語化されて嬉しかった。簡単にわかってたまるか、そして簡単にわかられてたまるか、という姿勢を大事にしていきたい。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2014/02/02(3731日経過)
記録初日
2014/02/19(3714日経過)
読んだ本
1782冊(1日平均0.48冊)
読んだページ
560483ページ(1日平均150ページ)
感想・レビュー
1633件(投稿率91.6%)
本棚
32棚
性別
血液型
A型
職業
教員
現住所
東京都
URL/ブログ
https://baribaribarin.hatenablog.com/
自己紹介

中学校で教員をしています。専門は日本史(特に宗教史・思想史)です。
・好きなジャンル ミステリ、SF、歴史、人文・社会科学、文学、紀行
・好きな作家 筒井康隆、京極夏彦、三島由紀夫、沢木耕太郎、浦沢直樹、栗原康、北方謙三
・趣味 旅行、散歩、地方都市、映画、演劇、お笑い、料理、食事と酒
なるべく幅広く多読を心がけています。

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