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2024年3月の読書メーターまとめ

Emkay
読んだ本
6
読んだページ
2098ページ
感想・レビュー
6
ナイス
103ナイス

2024年3月に読んだ本
6

2024年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

Emkay
いかりや長介の生い立ちに始まり、紆余曲折を経てメンバー固定化、バンドからお笑いへの転換、スターダム、コント55号や萩本欽一やひょうきん族との競争、そして全員集合終了、志村けん絶頂期とメンバー間の和解に至るまで、ドリフの時代をくまなく網羅する。ネタの解説と、メンバー間の確執や最盛期の働きっぷり、スキャンダルを含めたマニアックなディテールと、メンバーに対する熱い思い入れを感じる。読んでいて場面場面が蘇る懐かしさと、舞台史・テレビ史・お笑い史の時代考証を堪能できる。
が「ナイス!」と言っています。

2024年3月の感想・レビュー一覧
6

Emkay
バブル期に電通に入社し、数年前退職した著者が、在職中の体験を面白おかしく暴露。電通社員のハチャメチャぶり、政治家のコネ入社、理不尽な左遷、芸能界、スポーツ界らの横暴ぶり等、大方予想通りの内容。こういった類の話は電通に限らず見聞きする。ブラックな勤務ぶりも昭和平成を生きた人ならさほど驚かないだろう。金遣いの荒さの話も億単位までには達しないし、そもそも広告宣伝費の取り合いに過ぎない。原価のかからない商売なのでカネが余るのだろう。一番驚いたのは、電通社員の息子の刑事事件をもみ消したのが裁判官だったことだった。
が「ナイス!」と言っています。
Emkay
久しぶりの著者作品。やはり女子学生を主人公にしたジュベナイル・サスペンス・ミステリー。ホラーやオカルトといった際どい描写は薄かったが、その分軽妙で抜群にキレがいいストーリーテリングに引っ張られるようにぐんぐん読み進めた。驚くほど大人びている一方、修羅場になると幼稚さが露出する主人公らの微妙な精神世界が見事に描写されている。臭いに対する敏感さや父性に対するコンプレックスといった、男性作家ではなかなか描き切れない思春期の感性が見事に描写されている。
ミカママ
2024/03/27 20:44

彼女のジュベナイルものは苦手なのが多い(『ほんとうの花を見せにきた』も長年積みっぱ)んですが、これは大丈夫そうですかね。そうそう、女性作家さんなんですよね~。

Emkay
2024/03/27 21:20

過去読んだ『私の男』『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』『赤朽葉家の伝説』に比べてこれはかなり軽かったです。『私の男』が北海道を舞台としていたので桜木紫乃とよく間違えてしまいます。

が「ナイス!」と言っています。
Emkay
他の動物に紛れて生活していたホモサピエンスが、いかにして10万年かけて認知革命、農業革命、グローバル化、科学革命を経て今に至ったのかまとめ上げ、今後どこに向かうのか問いかける。分岐点となったきっかけを丁寧に解説している点が素晴らしい。自然界の中におけるサピエンスという、ブレない視点がある。農業革命後、加速度的に文明が進歩し、発展に向かっているようにも追い詰められているようにも見える。他の動物に紛れて生活していた時代と、今のサピエンスのどちらが幸福かという問いは、読めば読むほど難しい問いに思えた。
が「ナイス!」と言っています。
Emkay
夏の甲子園決勝戦を舞台にした、著者得意のスポーツ小説。選手が監督になってからのシーンから始まり、タニマチOBや監督スカウトといった取り巻きの様子を交えながらも、対象的なチームカラーの両チームによるシーソーゲームを詳しく紹介。両監督、両チームの選手の視点を細かく変えながら、詳しい試合経過に徐々にのめり込み、楽しめた。バント、本塁打、ケガ、不祥事、ファインプレー、因縁、チームワーク、偶然性など、野球のエッセンスをくまなく内包している。小説の始まりと終わりもオシャレで読後感もいい。
ミカママ
2024/03/27 21:23

おー、今気づいた。堂場さん、読んでくださったんですね~。野球モノはわたしも好きなので読みやすかった(対:ラグビー)ですよね。これからもよろしく\(^o^)/

Emkay
2024/03/27 21:30

ビッグデータばかり目立つ最近の野球も面白いけど、この本に書かれているような人間臭い野球もいいと思いました。

が「ナイス!」と言っています。
Emkay
いかりや長介の生い立ちに始まり、紆余曲折を経てメンバー固定化、バンドからお笑いへの転換、スターダム、コント55号や萩本欽一やひょうきん族との競争、そして全員集合終了、志村けん絶頂期とメンバー間の和解に至るまで、ドリフの時代をくまなく網羅する。ネタの解説と、メンバー間の確執や最盛期の働きっぷり、スキャンダルを含めたマニアックなディテールと、メンバーに対する熱い思い入れを感じる。読んでいて場面場面が蘇る懐かしさと、舞台史・テレビ史・お笑い史の時代考証を堪能できる。
が「ナイス!」と言っています。
Emkay
老化とともに進行する物忘れ・痴呆症の患者を描写しながら、記憶が喪失されていく様子を表現し、過去生きた時代を振り返っていく。小説のコンセプトや構成を掴むのが難しかったが、時空を超えた世界観の表現の中に欧米の戦後史を俯瞰できるような内容になっている。記憶がなかったり、人々の記憶に残らないと一体何が残るのか、近現代を通して人間社会は一体何を成し遂げてきたのか、無常感と虚無感、孤独感を痛切に覚える。読んで楽しい本ではないが、まるで人生の終焉を体験してきたかのような著者の想像力に感銘を受けた。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2014/05/11(3638日経過)
記録初日
2011/12/18(4513日経過)
読んだ本
1139冊(1日平均0.25冊)
読んだページ
397341ページ(1日平均88ページ)
感想・レビュー
845件(投稿率74.2%)
本棚
0棚
性別
血液型
A型
現住所
東京都
自己紹介

日本語、英語それぞれのフィクション、ノンフィクションをまんべんなく読んでいます。

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