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2022年7月の読書メーターまとめ

くみこ
読んだ本
11
読んだページ
3996ページ
感想・レビュー
10
ナイス
432ナイス

2022年7月に読んだ本
11

2022年7月にナイスが最も多かった感想・レビュー

くみこ
逃亡中のメキシコの麻薬密売人が日本で関わるのは、いくつもの裏組織と、社会の片隅に捨て置かれた子供たち。暴力と血に塗れたストーリーでありながら、読み終わってみれば静謐な印象が残ります。祖母から、アステカの神々の話を聞いて育った麻薬密売人バルミロは、主役にふさわしい悪党でした。アステカの神話を纏うせいか、繰り返される残虐場面への嫌悪感も薄められます。重厚にして圧倒的な熱量の物語は、バルミロの"息子"コシモに、ほんの少し光が射すようにして終わりました。真っ黒なラストも読みたかった気がします。
hon
2022/07/28 09:08

同時究さんでしたね♡これ面白かったです。アステカですよねぇ。ちょっと究さんは圧倒的ですね。

くみこ
2022/07/28 11:56

圧倒的!ちょっと船戸与一さんを思い出しました。

が「ナイス!」と言っています。

2022年7月の感想・レビュー一覧
10

くみこ
イギリス労働者階級のおっさん達の生態に笑わされ、実はイギリス社会を教えてくれるエッセイ。品行方正とは言い難いものの、実にチャーミングなキャラクターが揃い、それぞれのエピソードに呆れたりホロリとなったり。そして、EU離脱がもたらした影や、緊縮財政によって様変わりした医療の実態、根深い階級社会の問題に、現在のイギリスの立ち位置が見えてきます。9月の決戦投票の結果に、おっさん達はどう反応するのかも気になるところです。今まで書かなかったイングランド中北部、そこのおっさん達にも話を聞きたいと言う著者。期待してます。
ako
2022/07/28 20:16

つい最近日本のおっさんについて書かれた本を読んだところです。イギリスのもおもしろそうwww

くみこ
2022/07/28 20:35

憎めないおっさんが揃ってました(^^)

が「ナイス!」と言っています。
くみこ
逃亡中のメキシコの麻薬密売人が日本で関わるのは、いくつもの裏組織と、社会の片隅に捨て置かれた子供たち。暴力と血に塗れたストーリーでありながら、読み終わってみれば静謐な印象が残ります。祖母から、アステカの神々の話を聞いて育った麻薬密売人バルミロは、主役にふさわしい悪党でした。アステカの神話を纏うせいか、繰り返される残虐場面への嫌悪感も薄められます。重厚にして圧倒的な熱量の物語は、バルミロの"息子"コシモに、ほんの少し光が射すようにして終わりました。真っ黒なラストも読みたかった気がします。
hon
2022/07/28 09:08

同時究さんでしたね♡これ面白かったです。アステカですよねぇ。ちょっと究さんは圧倒的ですね。

くみこ
2022/07/28 11:56

圧倒的!ちょっと船戸与一さんを思い出しました。

が「ナイス!」と言っています。
くみこ
複雑な感情の重なりや込み入ったストーリーは、まさにマトリョーシカのようでした。匿名の通報者によって発見された白骨化死体。警察小説ではお馴染み、警視庁と神奈川県警が牽制し合って捜査に当たります。刑事達にも容疑者側にも感情移入出来る人物はいなかったし、巨大な影の正体は分からずじまい。それでも、意外な展開と人の心の底知れなさに引っ張られて読みました。薬害事件、殺人ビジネス、歪んだ愛情、警察組織の闇と、盛りだくさんの作品です。多くの要因と人物が絡んで行き着いた先には、なんとも言えない読後感が待っていました。
が「ナイス!」と言っています。
くみこ
日本橋や横浜赤レンガ倉庫の設計者であるのに、妻木頼黄を知りませんでした。江戸が東京へと変わり、西洋に追いつけ追い越せの時代、役人として多くの官庁建築を手がけた人物です。旗本の長男として生まれながら、その後の経歴のユニークさ、職人への敬意溢れる態度など、派手さはなくとも魅力ある人物として描かれます。役所内や建築界での軋轢は強調され過ぎず、「江戸の景色を僕がまた造る」という妻木の熱意と建築への愛に溢れた作品で、日本が新しい時代へと向かう熱気が伝わってきます。今の東京は、妻木の目にはどう映るのでしょう。
真理そら
2022/07/21 09:26

おもしろそうですね。

くみこ
2022/07/21 13:13

真理そらさん、建築に興味があったりすると、さらに楽しめるかと(^^)

が「ナイス!」と言っています。
くみこ
表題作以外はSFの短編集。描かれるのは明るい未来ではなく、ダークな世界です。難解な中に切なさ漂う『夜の記憶』、遠い未来を舞台にしながら、土着信仰と巨大企業の不気味さに満ちた『呪文』、地球上の全ての生命を支配してしまった『赤い雨』。どれも緊張感のあるストーリーでした。『罪人の選択』は、第二次世界大戦直後と現代が、一升瓶の焼酎と缶詰で繋がるミステリです。ピリピリした心理劇が読みどころ。「罪人は間違った選択をするもんなんだよ」。一番好みでした。
が「ナイス!」と言っています。
くみこ
父親の突然死と若くて美しい継母の組み合わせ、いかにも怪しげです。息子ハリーは父の死の真相を掴めるか。ハリー視点の現在パートと、継母アリスの10代の頃を描いた過去パートに分かれながら物語は進みます。共感出来ず好感も持てないアリスの、不思議な吸引力にぞわぞわしながら読みました。事件の裏側の、人の欲望や感情の複雑な経緯を、ハリーが知る事はありません。読者だけがその全てを見届けますが、事件は解決しても、不穏さが残る作品でした。薄曇りで湿った風が吹く海辺の町は、しばらく頭から離れそうにありません。
hon
2022/07/11 09:32

また愛らしい男と強靭な女性の話っぽい(笑)。

くみこ
2022/07/11 10:04

愛らしいっていうか弱々しい?女性が強靭なのは間違いないです(・・;)

が「ナイス!」と言っています。
くみこ
『看守の流儀』では最後に驚かされて、「映像化は難しそう」と思いました。そして、続編があるとしたら、新しい受刑者や刑務官の新しいエピソードだろうと。こんな手があったんですねぇ。受刑者や刑務官に纏わる5つのお話、どれもが味わい深いんですが、なんといっても読み進むうちに感じる違和感。最後に、そういう事かと驚かされて終わります。身も蓋もないほど悲劇的な様相が見え始めますが、しみじみとしたラストが待っていました。このシリーズは、『看守の流儀』を先に読むことをお勧めします。
が「ナイス!」と言っています。
くみこ
皇女を住持とする比丘尼御所を舞台にした短編集です。尼と寺侍の暮らしぶり、お寺同士の関係や、何かから逃げてお寺に来た人々の物語に載せて、先代住持元瑤に育てられた静馬の成長が描かれます。読み慣れない御所言葉に少し戸惑いましたが、事件や揉め事が起きても、誰も断罪されない優しいお話です。生きて行くのは時にしんどい。逃げるのはちっとも卑怯じゃない、逃げられる場所があり、受け止めてくれる人がいるだけで、明日また生きられるって事でしょう。
が「ナイス!」と言っています。
くみこ
登場人物のキャラクターやストーリーを楽しむというより、文章の流れに漂いながら独特の世界観を味わうような読書。「きことわ」より、さらに時間や空間の境界が曖昧になっています。江姫の火葬や広島の原爆に遡るかと思えば、うみとアミの日常も進んでる。強いメッセージ性はありませんが、うみとアミの関係性は、婚姻制度の行方を示唆しているようにも思えます。なぜ今これを思い出したのか、とか、一つの考えに捉われて時空が曖昧になったりする感覚を、全て文章にしたような作品です。静かな美術館にいるような気分になりました。
が「ナイス!」と言っています。
くみこ
食の好みが合い、美味しいご飯を作ってくれる年上の高村。成り行きで同居はしても、高村に恋愛感情は無い伊藤くん。恋人の伊藤くんから高村の存在を知らされていない華。居心地の良さだけ享受する伊藤くんも、男性への感情を拗らせた高村も、日々の研究に忙殺される華も、繊細で優しいようでいて、ものすごく内向きで自分勝手。自分の欲求には素直でも、心から相手を慮る事はしません。面と向かって心の内をぶつけ合うのを極力避け続けた三人は、それでも不器用に進み始めます。三人の心情より、美味しそうなお料理が印象に残りました。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2014/05/15(3013日経過)
記録初日
2014/05/15(3013日経過)
読んだ本
1774冊(1日平均0.59冊)
読んだページ
581873ページ(1日平均193ページ)
感想・レビュー
1104件(投稿率62.2%)
本棚
5棚
性別
血液型
O型
現住所
神奈川県
自己紹介

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拙い感想にナイスして下さる方々、ありがとうございます。

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