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2024年2月の読書メーターまとめ

Smith, Ordinary. Person.
読んだ本
4
読んだページ
1185ページ
感想・レビュー
4
ナイス
37ナイス

2024年2月に読んだ本
4

2024年2月にナイスが最も多かった感想・レビュー

Smith, Ordinary. Person.
 せかいには いっぱい かおが ある/ そこらじゅうに かおが ある/ でも だれも きづいていない/ そして かおが きづいていることを しったら ……/ ◆叫びたくなる恐怖の世界を見事に表現した、怪談えほんコンテスト大賞受賞作。文章もさることながら、伊藤潤二氏の絵柄も相まって、視線恐怖症や集合体恐怖症の人からすれば目にするだけで鳥肌が立つような、クセの強い作品に仕上がっている。
が「ナイス!」と言っています。

2024年2月にナイスが最も多かったつぶやき

Smith, Ordinary. Person.

 【顧客情報漏えいで逮捕の元派遣社員 “過去の流出事件参考に”】(NHKニュースより):こういう事例が発生しても、「報道の自由」により規制を求める人は少数なのだろう。“過去の創作作品参考に”となると、「表現の自由」「出版の自由」に規制を求める人は多数なのに。

が「ナイス!」と言っています。

2024年2月の感想・レビュー一覧
4

Smith, Ordinary. Person.
 せかいには いっぱい かおが ある/ そこらじゅうに かおが ある/ でも だれも きづいていない/ そして かおが きづいていることを しったら ……/ ◆叫びたくなる恐怖の世界を見事に表現した、怪談えほんコンテスト大賞受賞作。文章もさることながら、伊藤潤二氏の絵柄も相まって、視線恐怖症や集合体恐怖症の人からすれば目にするだけで鳥肌が立つような、クセの強い作品に仕上がっている。
が「ナイス!」と言っています。
Smith, Ordinary. Person.
ネタバレ 以下、本書の核心に言及しているため、ネタバレ注意とし、再読した感想として登録。(コメントに続きます。)
が「ナイス!」と言っています。
Smith, Ordinary. Person.
 カリスマとは、人々の心を引きつけるような強い魅力である。カリスマを持つ者は、その強烈な個性――カリスマ性で人々を魅了し引き寄せ、そして偶像化される。一方で彼らの中には暴走し、信者や周囲の人間を巻き込んで自己破壊的な犯罪を実行する者もいる。なぜ彼は取り巻き――上流階級や知識人も含め!――を操ることができるのか。成功したにも関わらず、後年に自らの城を破壊するような選択をする者がいるのはなぜなのか。カルト、そしてその中心に位置するカリスマの本質を独自の視点で検証した評論。 (以下コメントに続きます。)
Smith, Ordinary. Person.
2024/02/17 17:09

 カリスマ、そしてカルト(狂信的集団)は宗教に留まらず様々な分野で発生し、主導権を握り、自らの理想や都合を今の現実に取って代えようと常に画策している、とても身近な存在である。本書読後に周囲を見渡してみれば、著者の言う自らの幻像――妄想を自分以外の世界に押し付けたいという欲望、謂わばカリスマの芽を持つ者とそれに引き寄せられる者のいかに多いことか! これらの欲望の先にあるのが無慈悲さと野蛮さと狂気だということは諸人の認知するところ(革命からテロ、極端なアニメ絵排除運動から不快と感じる相手への脅迫行為まで)だ。

Smith, Ordinary. Person.
2024/02/17 17:09

 彼らから社会を守るには、カリスマとカルトの "本質" を認知する人を増やし、 "本質" が生まれにくい社会を構築する。それが社会の安定を保つ確実な方法ではないか。そう思うのだ。

が「ナイス!」と言っています。
Smith, Ordinary. Person.
 彼――カーナッキは怪異専門の探偵だ。科学と魔術、双方の知識を駆使し、依頼を解決して自宅に帰還するたび、食事に招いた私たち友人を前に、依頼の一部始終を語って聞かせるのだ。人を縊り殺す怪魔。肉眼で捉えられない霊馬。夢を通じて相手を狙う魔豚。はたして、今夜はどのような話を聞かせてくれるのか――。ラヴクラフトが評価したことで、後にクトゥルフ神話に取り込まれることになった、10編の怪異奇譚連作集。以下、コメントになるべくネタバレなしの各話感想。
Smith, Ordinary. Person.
2024/02/10 16:42

『異次元の豚』カーナッキのもとを訪れた依頼者は、妖しい豚の群と戦い逃げる悪夢に悩まされていた。自作の装置で依頼者を救い案件解決を試みようとしたカーナッキを襲う、最大の危機とは――。★(シリーズ中一番の傑作。危機を回避するたびに新たな危機が訪れる展開は、王道ながらも読者をハラハラさせてくれる。本作の魔豚は後に"サーイティ"と名付けられ、クトゥルフ神話に取り込まれることになる。)

Smith, Ordinary. Person.
2024/02/10 16:43

『探偵の回想』過去の作品の要約をカーナッキに語らせるという、自著の宣伝を思わせるような掌編。読み物より資料的側面の方が強い。

が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2014/06/06(3585日経過)
記録初日
2004/02/20(7344日経過)
読んだ本
779冊(1日平均0.11冊)
読んだページ
176157ページ(1日平均23ページ)
感想・レビュー
757件(投稿率97.2%)
本棚
36棚
外部サイト
URL/ブログ
http://publicoenemy.blog60.fc2.com/
自己紹介

 雑食性なので本棚そのものは混沌としていますが、一応判別しやすいように、なるべくこまめに整理整頓は心がけているつもりです。  最近は読むだけでなく、実行可能なものは実践してみています。  実践して明らかな結果が出たものや、ネタバレ全開な長文の感想は、プロフィールにあるウェブログにて公開しています。ただし、主観的なもの、プラシーボ効果、思い込み等の可能性も否定しません。

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