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2024年2月の読書メーターまとめ

おりこ
読んだ本
5
読んだページ
2585ページ
感想・レビュー
5
ナイス
107ナイス

2024年2月に読んだ本
5

2024年2月のお気に入られ登録
1

  • 蒼い猛牛

2024年2月にナイスが最も多かった感想・レビュー

おりこ
読書会用二回目。浅はかな人や思い込みの強い人はいるものだけど周囲の見守りや経験が重要。この本も、読者の年齢で共感度が変わりそう。ジョーンやロドニーに対して読み始めはあらあらと感じたけど、あらあらと感じることだって傲慢だしね。なかなかに侮れない二人です。
が「ナイス!」と言っています。

2024年2月の感想・レビュー一覧
5

おりこ
トロイア戦争の終盤を書いた「イリアス」をアキレウスの奴隷とされた女性であるブリセウスの視点で書いた本作は、歴史物が苦手な私がどうして歴史物が苦手なのかを解説してくれていた。雄大な戦さを語る物語が如何に片手落ちであることか。戦が生活の一部として描かれており、勇者アキレウスはまだ若くママが大好きで世の中が半分しか見えておらず、周囲の男性も粗暴なアホが大勢いたらしい。ブリセウスが城外へ出ようとした一連の場面は総勢の人間味が凝縮されていて面白かった。また読み返したい。
が「ナイス!」と言っています。
おりこ
ようやく読了。長かった!鬼道衆は結局みんなどこかに行っちゃったけれど、終盤地球に根付いて穏やかなときを過ごす二人を頼もしく読んだ。和やかなフェードアウトかと思ったら魔道の巻は戦争と平和の語るトルストイをはるかに越える読みにくさでどうしたもんかと途方にくれたが最後の対談に救われた。
石油監査人
2024/02/13 10:13

おりこさん、ナイスをありがとうございました。

が「ナイス!」と言っています。
おりこ
うっかり映画を観てしまい衝撃で絶対に小説は読むまいと思ったにも関わらず読んでしまった。映画よりも文字のほうが余分な情報がないせいか、少年がさ迷いソ連の連隊に保護され、安全の地であるはずの孤児院へ収容されていく過程が良くわかった。一番辛かったのは放浪の地獄から安全な管理者のいる施設に落ち着いたのに子供たちが過去の陰惨さをそのままに引き摺っている箇所だった。農民の残虐さ、粗暴さは誰にでもいざとなれば発動されてしまうのだろうと思うとヒトは怖い。生き物ってそういうものなのだろう。
が「ナイス!」と言っています。
おりこ
読書会用二回目。浅はかな人や思い込みの強い人はいるものだけど周囲の見守りや経験が重要。この本も、読者の年齢で共感度が変わりそう。ジョーンやロドニーに対して読み始めはあらあらと感じたけど、あらあらと感じることだって傲慢だしね。なかなかに侮れない二人です。
が「ナイス!」と言っています。
おりこ
一人の死刑囚が検事、裁判官に手紙を書く。現代なら死刑にならないであろう一つの強盗殺人事件を調べあげた決して派手ではないノンフィクションなのだが、丹念に書かれていて読者に深く考えさせる良作だ。死刑制度について、人と深く関わることについて、他人から見えづらい不幸について、地区に暮らす幼馴染みという存在について、母と子について、読みながら頭をかすめた様々な事柄についてもう一度ゆっくり考えたい。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2008/07/16(5737日経過)
記録初日
2008/07/11(5742日経過)
読んだ本
1356冊(1日平均0.24冊)
読んだページ
502578ページ(1日平均87ページ)
感想・レビュー
1280件(投稿率94.4%)
本棚
17棚
性別
年齢
52歳
職業
専門職
自己紹介

趣味は読書。洋楽好き。
目標は、10年後も生き延びて、働きながら本を読み続けていること。

好きな作家はアーヴィング、ドストエフスキー、高村薫、トルストイ、カズオイシグロ、ディケンズ。
一生読み返すであろう本たち
http://bookmeter.com/u/4717/cat/407014

2008年の一番の収穫は、カズオと出会ったこと。
2009年の一番はブリキの太鼓。
2010年の一番はビラヴド。
2011年は背教者ユリアヌス。
2012年は白檀の刑。
2013年は赤い高粱。
2014年は日輪の翼。
2015年はジェルミナール。
2016年は地図と領土。
2017年はオリクスとクレイク

座右の銘は変わりません。
知識を得て 心を開き 自転車に乗れ

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