読書メーター KADOKAWA Group

2024年3月の読書メーターまとめ

sayan
読んだ本
3
読んだページ
842ページ
感想・レビュー
3
ナイス
135ナイス

2024年3月に読んだ本
3

2024年3月のお気に入られ登録
1

  • mazda

2024年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

sayan
良い意味で期待を裏切られた。刺激的なタイトルは、個人の自由尊重から連帯を促す思潮=アナキズム解説を推測。秩序問題はホッブズが最初に定式化した、パーソンの議論は、個人間の紛争は国家の領域となる。そんな社会秩序は無価値だ、という議論と思いきや刑法における議論。ここで、無価値はマイナスの価値を意味する。浅学を恥じた。全て単語を調べ読通、著者が「その時その場所」を軸に行為・結果無価値説を議論。そして、社会秩序の実現にいかなる価値的な帰結=適法か否か議論構造輪郭が明確になる。唐突に映画「さようならCP」を思い出す。
が「ナイス!」と言っています。

2024年3月の感想・レビュー一覧
3

sayan
D・グレーバーの思想を堪能できる快善な内容。氏の「人間経済」をキーに「人間にとって負債と信用は何か」を論じる。この文脈である事例は「借金返済で相手を追い込まない=時間と機会の贈与」習慣に言及。小説「罪と罰」に影響を受けた金融作品に挑戦する、と映る。が、貸し借り関係は相手を生かす人間関係で、結果的に自身の身を助けると分析する。それを生計多様化戦略と。要は困った時、貸し先が複数=頼れる人も多く生残確率が上る。思わず膝を打つ強かさとリアリティに溢れる事例は非常に新鮮だ。加えてそれを論じる学者の戸惑いに共感する。
が「ナイス!」と言っています。
sayan
良い意味で期待を裏切られた。刺激的なタイトルは、個人の自由尊重から連帯を促す思潮=アナキズム解説を推測。秩序問題はホッブズが最初に定式化した、パーソンの議論は、個人間の紛争は国家の領域となる。そんな社会秩序は無価値だ、という議論と思いきや刑法における議論。ここで、無価値はマイナスの価値を意味する。浅学を恥じた。全て単語を調べ読通、著者が「その時その場所」を軸に行為・結果無価値説を議論。そして、社会秩序の実現にいかなる価値的な帰結=適法か否か議論構造輪郭が明確になる。唐突に映画「さようならCP」を思い出す。
が「ナイス!」と言っています。
sayan
パリ「から」逃亡した。ルイ16世とその一家だ。逃亡した王を巡り市井の人々、貴族、軍人の声や王自身の「言い訳」を多数引用した本書はフランス革命後の群像劇で、ヴィヴィッドで疾走感ある展開は読者を全く飽きさせない。滲み出る生々しさは地位を殴り捨て人間の本音になる。フランス国王からフランス人の王になるも、逃亡は人民の巨大な感情を生みだし、恐怖政治を誘った。漫画ベル薔薇もフランス革命前夜が舞台と知る。かつて赴任した某国ではパリ「へ」逃亡した王族がいた。恩赦で帰国も求心力は地に落ち逃亡「しなかった」者が国政を担った。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2014/06/16(3596日経過)
記録初日
2014/06/15(3597日経過)
読んだ本
1097冊(1日平均0.30冊)
読んだページ
380701ページ(1日平均105ページ)
感想・レビュー
1097件(投稿率100.0%)
本棚
0棚

参加コミュニティ1

読書メーターの
読書管理アプリ
日々の読書量を簡単に記録・管理できるアプリ版読書メーターです。
新たな本との出会いや読書仲間とのつながりが、読書をもっと楽しくします。
App StoreからダウンロードGogle Playで手に入れよう