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4月の読書メーターまとめ

保山ひャン
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4月に読んだ本
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4月のトップ感想・レビュー!

保山ひャン
膵臓の病気で余命いくばくもない少女とその事実を知る唯一のクラスメイトの少年の物語。難病もので死の寸前に「ありがとう」と声にならない口の開け方で、云々と言ったありがちなお涙頂戴式の話ではなく、その上をいく良い小説だった。読んでいて、あー、僕も彼女の膵臓を食べたい、と思わされたし。この本を読もうとしたきっかけは、「今日、好きになりました」という高校生の恋愛リアリティショーを見ていて、出ていた男子高校生が読んでいたから。この本読んで感動したなら、きっと素晴らしい大人に成長するはず、と思った。
が「ナイス!」と言っています。

4月の感想・レビュー一覧
22

保山ひャン
大阪・中崎町のsunabaギャラリーで開催された「花のいろはⅡ」で購入。逢いさん曰く「産前産後の感情を描きだし、集めました」とのこと。表紙絵になった作品「百万年の愛のたび」には「かつての処女が処女を生む。血肉をつなぎ、ここまで来た。 たび=旅と度。」とある。巻末の「絵のことについて。」でこの作品について「生まれたての彼女と出会った時 この小さな身体にすでに子宮があることに驚いた」とあった。また別の作品で「産後いろんな人が彼女の誕生をお祝いしてくれた。もう私はいなくて大丈夫。と思えた」とも。生命の流れ!
保山ひャン
口絵写真に80歳の武者小路実篤の横顔。詩「皆が咲く世界」の原稿写真、武者小路実篤宅の門の写真のあと、「言葉の私と沈黙の私」「黙して歩け」「天に星」「心愛に満つる時」と題して202編の詩が収録されている。挿絵、ならびに言葉を添えた絵などもふんだんに入っている。「天に星 地に花 人に愛」(天に星)とか、「僕から見ると 自分は可愛いい。」(僕から見ると)、「さあ、俺も立ち上るかな。 まあ、もう少し坐っていよう。」(さあ俺も)など帯文句どおり「自由で素朴な人生の詩」が詰まっている。巻末に耕治人による解説つき。
保山ひャン
昭和8年「キング』新年号附録。リンカーン、伊藤博文、東郷平八郎など、80人の偉人のエピソード、名言が綴られている。原稿執筆陣は48人にのぼり、尾崎士郎、武者小路実篤、池田宣政(南洋一郎)の名前もみえる。挿絵は27人が担当しており、椛島勝一、小村雪岱など。気に入った言葉は、シラクサ王の妹にして宰相ポリクテナスの妻、ゼスターのもの。シラクサ王の暴虐に叛旗を翻したポリクテナスは戦いに破れて国外に逃げた。兄であるシラクサ王の前にひきだされたゼスターはこう言った。「暴君の妹と呼ばれんより、むしろ義人の妻と言はれん」
保山ひャン
札幌の古本浪漫堂での「髑髏展」にあわせて会場で販売された短編集。出品された作家さんによる作品が掲載されている。土田拓摩さんが表紙、見返しには捨文金五郎さんの1ページ漫画。これは漫画集ではなく、文章による怪奇な物語が集められているので、作家さんの別の一面を知ることができた。工藤正樹さんや真津田栄さんの作品は手なれたもので数作載せてあるし、相良つつじさんの本格的な幻想小説が2編載せてあるし、バラエティに富んだ短編集になっていた。京都東山のギャラリーソラトに置いてあったので、そこで購入した。
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保山ひャン
Mai Aimheart 個展「Dark Chest of Wonders」が開催された中崎町のギニョールで購入。「Merry-go-round Tea」「Witch's Brew Tea」「Sleepy Vampire Tea」「Her Majes- Tea」真夜中の遊園地、魔女、ヴァンパイア、ハートの女王。それらダークファンタジーを思わせるモチーフで作られたお茶の紹介が並ぶが、それぞれが既に物語であり、詩的でもある。今回のメニューには全部チョコの鍵が使われていて、使い方は最後のページで明かされる。
Dream on…
保山ひャン
Menu Book 03。大阪、中崎町のギニョールで開催されたMai Aimheart 個展「Dark Chest of Wonders」で入手した。この個展が、冷たい暗い悪夢の詰まった海をテーマにしており、このメニューブックがその恰好の副読本となっていた。「Kraken」、「Jormungandr」、「Mermaid」、「Amabie」。イカだ!ヘビだ!人魚だ!アマビエだ!今までのMenu Bookと違い、レシピ的な記述はなく、クラーケンやヨルムンガンドなどの解説がされていた。それらはグラスの海に生息。
Sea Songs
保山ひャン
Tea Menu Book 02。Mai Aimheart 個展「Dark Chest of Wonders」(中崎町のギニョールで開催)にて購入。「Alice in Wonderland Tea」、「Mad Hatter Tea」、「Cheshire Cat Tea」、「Queen of Hearts Tea」。妖しくも美しい紅茶のメニューで、今回は不思議の国のアリスに題材を求め、アリスに因んだデコレーションと、紅茶を飲んだときのワンダーな効果が記されていた。不思議!
Wonderland Tea
保山ひャン
大阪・中崎町のギニョールで開催されたMai Aimheart 個展「Dark Chest of Wonders」で購入。黒猫店主の店「NINE LIVES」の紅茶メニュー。冬温まるチョコレートオレンジな「Winter Wonderland Tea」、スウィートでキラキラな「Divine Mouse Tea」、甘酸っぱい時間を超越した「Timeless Tea」、月夜の遊覧船内でしか手に入らない甘い夢のような「Steam Sky Tea」、猟奇的で神聖な「Angel's Arrow Tea」。実に甘美。
保山ひャン
1975年初版、杉本一文カバー絵、鬼火バージョン。京都東山のギャラリーソラトで開催された「因習禁忌【弐】~横溝正史オマージュ展」に合わせて雰囲気作りに読書。「鬼火」は宿敵の従兄弟同士の因縁物語。両者ともに画家だというのが読書の主旨にぴったりなので選んだ。「蔵の中」は誰もいないと思っていてもどこかでどこかでエンジェルが〜。「かいやぐら物語」は死んでも貴方と暮らしていたいと〜。「貝殻館綺譚」はフンガフンガのフランケン〜。「蠟人」は人でなしの恋めいていて、本当は人間が好きなのが実に健全。「面影双紙」は骨格標本怖
鬼火
保山ひャン
アメリカ村のカフェアナムネで開催されたmanimanium個展「hemocyanin」で購入。青い写真集。アナムネではコラボメニューの青いホットチャイと青いソースのチキンステーキをいただき、青い写真を1枚いただいた。青い写真を視覚によって取り込んで脳内を青く染めるのと同時に、青い飲食物を取り込んで体内を青化する。あとは青いソースを服にこぼして見てくれも青ざめさせたら完璧だったのに、それに気づいたのは店を出た後だった。青い写真と一口に言っても、場面はさまざま。僕の視界がとても綺麗ね、ブルーライト…🎵
hemocyanin
保山ひャン
大阪のsunabaギャラリーで開催されたryoku個展「ひだまり2021」で購入。表紙は「願い」と題された作品。その他作品名が「あなたに染まる」「澄色の微笑み」「天色の微笑み」「甘い夢をみる」「生まれ変わったら」「笑ってて」「またね」「花の絨毯」など優しくも切ない物語が眩いばかりの光に包まれて描かれている。夢のような世界。
ひだまり3
保山ひャン
京都東山のギャラリーソラトで開催された「幻想藝術考14」で購入。「月光の惨劇」「ザクロ侯爵家」「狂い始める」「破滅への道標」「そして純白の陽射し 純白のドレス」「喪失と天啓」「肉の生贄」「堕とされて」「鈴の音は」、ラジスラフ考察論「その曖昧な境界線」、番外編「三人目の少女」、その他の資料について「詩」。ラジスラフはチェコの劇作家、絵本作家、詩人で「火葬人」のラジスラフとは別人。翻訳の迦村彌禰子は宗教学者。内容は一種の残酷なサイコホラーと言っていいだろう。表紙はコラージュ作家の松島智里さん。
保山ひャン
京都のギャラリーgreen and gardenで開催された「森の木霊~echos of the forest」で入手。画集を開くと最初のページにこんな文章が。「ここをくぐるとひがんのくに わすれられたあのこたち みみをとじるときおくのおとが さけびのようになりひびく」此岸の国から彼岸の国へのあわいを描いている。寺山修司が監修した「大道芸」のレコードで聴いた「人が死んだら七日目におちゆく先は六道の辻〜」の地獄極楽の語り口調が脳内で再生されながらこの画集を読んだ。絵柄は可愛くも奇妙なのだが、肅然たる思い。
保山ひャン
大阪のsunabaギャラリーで開催された「魔術の庭」で入手した。2017年刊行の作品集。角のはえた少女に骨に鬼火に、とさながら羅城門の光景を思わせる妖しくも繊細な世界。鬼の娘というと最近人気の漫画などを思い出すが、その漫画連載が始まるより前に一紅さんの創作活動は始まっており、鬼娘を招来する気運が不思議な力で降りてきていたのだな、と思わされた。鬼が描かれた作品集についたタイトルが「ひとびと」だと言うあたりがまた時代を反映しており、作品自体は時流にかかわらず素晴らしいが、それが時代とマッチするあたりまさに魔術
ひとびと
保山ひャン
『老子道徳経』81章を現代の言葉で自由度たっぷりに訳した本。加島祥造はクリスティーやラードナーやラニアンなどの翻訳で十代のときから馴染みの名前だった。「のしあがった者たちが 政治や経済を支配して、あんなに着飾ったり、巨大なビルを建てたり とてつもない武器をつくったりする。飲み食いに贅沢をし 金銭を積み上げる。 これはみんな盗っ人のすることだよ」(第53章 内なる光で見直してごらん より)あたりは自由な翻訳の本領発揮か。「タオの人がすばらしいのは 水のようだというところにある」(第8章水のように)とか沁みる
保山ひャン
「恋愛関係の初めにあって、この関係は永遠なるべしと信じない男に禍いあれ!手に入れたばかりの女の腕の中にありながら、しかもなお不吉な予見を抱き、いつかは女の腕を振りほどく時があるかも知れないと見通す男に禍いあれ!」「恋を汚すものは、逸楽でもなければ、自然でもなく、官能でもない。それは社会がわれわれに覚えさせる打算と、経験から生まれる熟慮反省とである」嗚呼これほど恋に身を焦がしたアドルフが彼女に幻滅し、うるさい監視を感じ、でも別れるとなると胸が張り裂ける思いがする境地に至るとは。彼の自己嫌悪は身につまされる。
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保山ひャン
詩の起源と発展について書かれた本。マルクス死後60年を記念して1943年からイギリスのマルクス主義者たちが発刊したシリーズの1冊で、マルクスを論じるのでなく、現代の諸問題についてマルキシズムの立場から論評されている。目次は「ことばと魔術」「リズムと労働」「即興とインスピレーション」「叙事詩」「演劇の発展」「悲劇」「これからのこと」著者はイギリスの詩は民衆から切り離されていると認識しており、詩の本質を明らかにすることで問題を解決しようと試みる。多くの詩が紹介され、論旨も難解さを避けている好著だと思った。
保山ひャン
膵臓の病気で余命いくばくもない少女とその事実を知る唯一のクラスメイトの少年の物語。難病もので死の寸前に「ありがとう」と声にならない口の開け方で、云々と言ったありがちなお涙頂戴式の話ではなく、その上をいく良い小説だった。読んでいて、あー、僕も彼女の膵臓を食べたい、と思わされたし。この本を読もうとしたきっかけは、「今日、好きになりました」という高校生の恋愛リアリティショーを見ていて、出ていた男子高校生が読んでいたから。この本読んで感動したなら、きっと素晴らしい大人に成長するはず、と思った。
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保山ひャン
1968年から1996年にかけて、吉本隆明の講演を記録した膨大な音源から29の項目に分けて収録した74分間のCDと、その文字起こしを中心に、糸井重里による解説、さらには吉本隆明と糸井重里の対談などを1冊に収めた本(CD付き)。講演の内容は漱石やドストエフスキーといった文学の話から、生命について、シモーヌ・ヴェーユ、マルクス、都市、親鸞などなど。糸井重里との対談では、人間らしさは言葉ではなく沈黙の方が幹となって決まる、とか、産業の循環速度と自分の精神的な速度とのずれが生むストレスについてなど、老賢者の佇まい
保山ひャン
大阪のギャラリーメゾンダールで開催された「近藤宗臣×木村智博 - Noir ou Branc」で購入。表紙絵は「可憐」で、2020年11月にアトリエ・キプリスで開催された木村智博個展「可憐」に合わせて刊行されたものと思われる。個展「可憐」のフライヤーには「女性をテーマに、花や蝶を組み合わせた作品を描いています」とあった。確かに本画集は花と蝶が満載。また、眼の中の煌めきと、髪の毛のうねりに幾何学的な線がマッチして、アール・ヌーヴォー的な風趣も醸し出していた。可憐とはよくぞ名付けた。まさに可憐!
保山ひャン
1962年初版、河出ペーパーバックス版、訳者は遠藤周作、若林真。老スコラ哲学教授オクターヴと、その妻で自由思想の代議士ロベルト。オクターヴは妻に罪の意識を植え付けるため、男と関係を持たせるが、その目論見は逆にロベルトに快楽を目覚めさせる結果となる。本書には「ナントの勅令破棄」と「ロベルトは今夜」が収録されている。口絵に物語と関連性のある写真が載せられており、巻末には遠藤周作による「クロソウスキー氏会見記」、若林真の「解説」、マンディアルグやモーリス・ナド、イヴ・ベルジェ、澁澤龍彦などによる書評集が載る。
保山ひャン
1978年奢㶚都館刊、生田耕作訳。奢㶚都館の出版案内にはこう記されている。「純粋自我に徹し、一切の〈他者〉にたいして絶縁状をたたきつけたアルトーが盟友ブルトンに宛てた手紙。明晰な狂人の凄じいまでにひらきなおった姿が読者に対決を迫る」手紙はロデスの精神病院を出た後、ヴィユ-コロンビエ座で行なった講演で詩を朗読し、草稿をもとに語ってから、突然原稿を捨て去り、「憎悪のげっぷや、腹痛や、気絶寸前の痙攣や、その他諸々を、舞台の上で吼え立てた」ことについて、またブルトンが企画している展覧会に参加したくない旨が中心。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2014/07/09(2502日経過)
記録初日
2014/07/09(2502日経過)
読んだ本
1637冊(1日平均0.65冊)
読んだページ
295324ページ(1日平均118ページ)
感想・レビュー
1564件(投稿率95.5%)
本棚
2棚
性別
年齢
62歳
血液型
A型
職業
アーティスト
現住所
大阪府
外部サイト
自己紹介

モダンチョキチョキズというバンドのメンバーです。ラジオカセッツというユニットもやってます。その他もろもろ

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