読書メーターあなたの読書量を記録・管理

4月の読書メーターまとめ

Y2K☮
読んだ本
22
読んだページ
5555ページ
感想・レビュー
22
ナイス
1324ナイス

4月に読んだ本
22

4月のお気に入られ登録
2

  • こばたく
  • ステビア

4月のトップ感想・レビュー!

Y2K☮
やたらに恐怖を煽る昨今のマスコミのあり方を考えると、いまこそ読むべき一冊では。書かれている事件はフィクションだし状況も異なるが、ある種の寓話として現実に適用可能な点もある。現場の末端は真面目に己の職務を果たすしかない。でも悪意がないからこそ性質が悪いケースもある。報道を信じて思考停止したり結論を誰かに預けたりしない作中人物の勇気に背を押された。マスコミに訊きたい。己の力に酔ってないか? 当初の目的からずれてないか? 本当に使命を果たしているか? 青柳が最終的にああいう形を選んだことにその答えが潜んでいる。
Y2K☮
2021/04/18 08:25

マテリアル「多数意見や世論、視聴者の興味や好みに沿わない情報は流さない、流せないのがマスコミの性質なのだろう」「これがおまえたちの仕事だということは認める。仕事というのはそういうものだ。ただな、自分の仕事が他人の人生を台無しにするかもしれねえんだったら、覚悟はいるんだよ」「おまえたちは今、それだけのことをやっているんだ。俺たちの人生を、勢いだけで潰す気だ」

が「ナイス!」と言っています。

4月のトップつぶやき!

Y2K☮

3月のY2K☮書店(売りたい本)は「じんかん」「クララとお日さま」「フィッシュ・アンド・チップスの歴史」の3冊。「ブラック霞が関」も衝撃だった。読みたい本を買いにいくついでの衝動買いが楽しい。本屋で働いているからこそわかることもあるし。本屋の諸々を楽しみます。2021年3月の読書メーター 読んだ本の数:21冊 読んだページ数:5010ページ ナイス数:1260ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/49241/summary/monthly

みやこ
2021/04/05 23:03

ついでの衝動買いで好みドンピシャの本や、新境地開拓になる本を引いた時の喜びは半端ないです♪

Y2K☮
2021/04/06 08:16

ですよね! そういう出会いを少しずつ増やしていけたら、と思っています。

が「ナイス!」と言っています。

4月の感想・レビュー一覧
22

Y2K☮
著者が訳した「論語と算盤」の前哨戦として再読。「成果主義は人件費を抑えるための手段」という見解に今更唸る。信賞必罰の限界は元寇の恩賞を出せなかった鎌倉幕府にも見出せるし「論語」の精神的報酬を全否定はできない。同じく「論語」的な人を信じ、長い目で育てる姿勢も必要(プロ野球も今やFAより育成主体だ)。とはいえ日本人の組織は何もしないと自然に「なあなあ」の情実主義へ陥り、腐敗するのも事実。会社で働く者は本書の説く気構えと警告を懐に秘し、酷使されぬように留意すべし。カネが全ての功利主義ではなく人の時間を奪うなと。
Y2K☮
2021/04/28 14:01

マテリアル「『何を考えているのかわからない人』『手がかりのつかめない人』『つれない人』になれば、つけ入られることはない」「相手を信用はするけれども、裏切られたときの保険はかけておく」「人に意見を聞いてほしいとき、やるべきこととは、相手の誇りをくすぐってやり、恥を忘れさせてやること」「制度は性悪説、運用は性善説」

が「ナイス!」と言っています。
Y2K☮
陽明学は儒教の一派。それすらわかっていなかった。有名な知行合一は「行動が伴わねば知っているとは言えない」という厳しい思想。吉田松陰や西郷隆盛の生き様はまさにこの体現。反功利主義には賛同するが対会社の局面では韓非子のドライさも必要だろう。いいように酷使されたら己のための学問ができない。お金はあったら偉ぶらず素直に使おう。他人の目を気にして清貧ぶるのは富貴に溺れるのと一緒。各々置かれた状況の中で良知を見極め、実行しよう。実践が難しいならせめて良知の自覚だけでも。即ち何が正しいか。世間の声に流されず自分の頭で。
Y2K☮
2021/04/27 22:43

マテリアル「仁者は己が立とうと思えば人を立たせてやり、己が遂げたいと思えば人を遂げさせる」「昔の学徒は自己の完成のみを目的として学んだが、今の学徒は他人の目を気にし、よい評判を得ることを目的として学んでいる」「他者とは無縁に自己の判断で立ち上がる豪傑以外、私は期待していないのです」

が「ナイス!」と言っています。
Y2K☮
著者を連想させるベテランミステリィ作家が主人公の短編集。全て想像らしいけど「村」は実際あってもおかしくない。「世にも奇妙な物語」が映像化するかもしれない。「カモ」は最後の謎解きが鮮やかだし、恋愛系の各話も余韻の残し方が素晴らしい。ハードボイルドはどうしても男性ファンが多いけど、たとえば作家志望の女性が読んだらシンプルな文体を学ぶ上でいい教科書になると思う。作家論や業界の裏話、夜の街の事情、図書館への本音なども興味深い。著者の本は「カルテット」シリーズしか読んでなかったが再読しようかな。「新宿鮫」もいずれ。
Y2K☮
2021/04/25 17:52

マテリアル「特に推理小説では、登場人物の行動には論理性が求められる」「甘いものを嫌いだと称している人間が作品中でケーキを食べる場面を書くとすれば、その人物に何か大きな心境の変化が起こった、という説明が事前か事後に必要になる」「いい作品が必ず売れるというほど、世間は甘くない。どんなに歌がうまくても、売れない歌手がいるのと同じ」「お偉いってことはこき使われるってのと同義語なんだよ」

が「ナイス!」と言っています。
Y2K☮
再読。絵本を自分が読むために買う大人はどれくらいいるのだろう。著者の作品は「興味がある人への入口」という役割を果たしている。今作は特にそう。子どもにも十分伝わるように言葉を選んで配慮しているけど(絵の力も大きい)、その真意はやはり大人が汲み取って咀嚼するレベル。己にとっての「普通」だけが他の人全員のそれとは違うと感じる経験を少なからず重ねた人なら、これを読んで「やっと世界はここまで来たか」と安堵のため息だろう。次はぜひ同じような悩みに囚われている人へ本書を勧めて欲しい。その連鎖で世の中は少しずつ良くなる。
Y2K☮
2021/04/24 19:53

マテリアル「どんなにやることやかんがえかたがちがっていても、どんなひとにも、じぶんとおなじところはかならずあるとおもう」

が「ナイス!」と言っています。
Y2K☮
数々の誤解を解く名著。初めて佐山聡を見たのは新日本でライガーとエキシビションをやったとき。体型も体型だし何がすごいのかわからなかった。でもプロレスに失望し、理想の格闘技を創るためにスターの座を捨てた彼が戻らざるを得なくなった事情を本書で知り、見方が変わった。初代タイガーマスクの鋭くて優美な動きはいま見ても信じ難い。社会現象になったのも頷ける。惜しむらくは多くの天才と同様、お金に鷹揚で無頓着な点。せめてレガースとオープンフィンガーグローブの特許を取っていれば。5月の修斗に佐山道場の選手が上がるとか。見たい。
Y2K☮
2021/04/23 09:49

マテリアル「彼は、シュートレスリング、プロレス、メキシコのルチャ・リブレを一つのカップに入れてシェイクしたんだ」「トップというのは、観客を引き込める人、感情が出せる人と言えるかもしれませんね」「プロレス界では俺のことを悪く言う奴がいっぱいいる。そのときはお前も一緒に俺の悪口を言え。お前がそう思っていなければそれでいい。本当の思いは心にしまっておいてくれればいいんだ」

が「ナイス!」と言っています。
Y2K☮
アメリカ・セレブ業界のゴシップトークを暴露した問題作。まるで三島由紀夫「禁色」の実話バージョン。寡聞にして名を知らぬ有名人が多数出て来るのでついていけない部分もある(サリンジャーの話題は砂漠のオアシスだった)。これを書いたことで総スカンを食らい、友人と権威的後ろ盾を失ったことは著者の想定外だったのか? 彼は「冷血」の大成功で思い上がっていたのか? 違う気がする。むしろ賞賛に浮ついて創作が進まぬ己とその周囲で堕落を貪る連中に嫌気が差し、反骨心と自制心が働いたがゆえではないか。映画「カポーティ」も見なければ。
Y2K☮
2021/04/21 10:08

マテリアル「女装とした男というのを考えてみよう」「その扮装者は実際は男である(真実)。しかし、彼が自分を女(幻想)として再創造すると、事情は複雑になってくる。この両者を考えると、幻想のほうがより真実に近い」「永遠や完璧さをのぞんだり、大人になることをのぞむのは、結局は、オブジェか祭壇かステンドグラスの窓のなかの聖人になることでしかない」

が「ナイス!」と言っています。
Y2K☮
息抜き。「閃光のハサウェイ」の映画が近々公開されるし(見たいけど見たくない。あのラストは)エヴァの影響もあってガンダム関連のニュースをよく目にするので。説明も何もないので作品を見ていない人には優しくない一冊。でも昔のバラエティやアニメはこんな感じだった。これぐらい素っ気ない方が受け手に自分の頭で考えさせるし、勉強する意欲も駆り立てる。ファーストガンダムの小説版が未読なのでいずれ(最後の展開は知っている)。ニュータイプとしての素質はともかく、百式でジ・Oとキュベレイを止めたシャアは一流のパイロットだと思う。
Y2K☮
2021/04/19 19:14

マテリアル「今日の都合で魂を売った人々の決定などは、明日にも崩れるものさ」「彼らは宇宙にこそ希望の大地があると信じた。自分達を宇宙に追いやった地球のエリート達を憎むことより、その方がよほど建設的だと考えたからだ」

が「ナイス!」と言っています。
Y2K☮
やたらに恐怖を煽る昨今のマスコミのあり方を考えると、いまこそ読むべき一冊では。書かれている事件はフィクションだし状況も異なるが、ある種の寓話として現実に適用可能な点もある。現場の末端は真面目に己の職務を果たすしかない。でも悪意がないからこそ性質が悪いケースもある。報道を信じて思考停止したり結論を誰かに預けたりしない作中人物の勇気に背を押された。マスコミに訊きたい。己の力に酔ってないか? 当初の目的からずれてないか? 本当に使命を果たしているか? 青柳が最終的にああいう形を選んだことにその答えが潜んでいる。
Y2K☮
2021/04/18 08:25

マテリアル「多数意見や世論、視聴者の興味や好みに沿わない情報は流さない、流せないのがマスコミの性質なのだろう」「これがおまえたちの仕事だということは認める。仕事というのはそういうものだ。ただな、自分の仕事が他人の人生を台無しにするかもしれねえんだったら、覚悟はいるんだよ」「おまえたちは今、それだけのことをやっているんだ。俺たちの人生を、勢いだけで潰す気だ」

が「ナイス!」と言っています。
Y2K☮
2000年刊行。アニメ化決定を祝して再読。「週刊少年ジャンプ」で女性刑務所が舞台って、いま思うとかなりギリギリを攻めてる。細かい薀蓄が勉強になりつつぞっとした。日本ではどうなのか。ふとホリエモンの体験記に興味が沸いた。糸という能力は水のようで一見は細くて弱々しい。でも実はどこまでも伸びるし鋭く切り裂く。集めて拳にすれば岩をも打ち砕く。しなやかな強さが徐倫に相応しい。スタンド能力はその人の精神の具現化。自分がスタンド使いになったらやはり「本」が関わってきそう。「ハンター×ハンター」のクロロみたいだといいが。
Y2K☮
2021/04/17 20:52

マテリアル「よーく観察すると印は肉体に現れてる」「いつまで寝てようがそれもここでは個人の自由だ」「仕事を身につけたり勉強して大学へ入る人もいます」

が「ナイス!」と言っています。
Y2K☮
久し振りに。ヘミングウェイとはまた違った衒いのない簡潔な文体はまるで公的な記録文書だ。だからこそ他人事とは思えない。ましてや刹那に爆発する衝動は、いくら先行する数々のエピソードが積もり積もっての結果とはいえ当人にも他者にも予見不能。人の不条理はそういうものと受け止めるしかないし、己もまた不条理で危うい存在という自覚をどこかに抱いておくことで無意識のストッパーが働くと信じるのみ。表題作のあの人がああなったのは当然の報いとしか思えぬ自分が少し怖い。欧米におけるクリスマスって案外義務的要素が強くて厄介なのかも。
Y2K☮
2021/04/16 11:02

マテリアル「本当をいうとケーキ作りのマイスターなんだ」「冷凍の生地を自動パン焼きオーブンに入れるだけの仕事なんて好きじゃない。昔のまっとうなケーキ屋がなつかしい」「だから、いずれこんなところから抜けだしてみせる」

が「ナイス!」と言っています。
Y2K☮
最初のころはコロナが怖かった。でもさすがに皆気づいてきた。まだ恐怖が拭えなかったら、この薄い新書を読むだけでいい。要は「欧米は日本よりも進んでいる。後れを取るな」という西欧コンプレックスと戦後の延命至上主義。それらの土台があったところで視聴率が全てのマスコミが無責任に煽っただけ。落選を恐れる政治家の大衆への迎合も原因のひとつ。特に野党にはがっかりした。あと小林よしのり=右翼みたいな古いイメージで遠ざける人がいまだにいるけど、本当にもったいない。彼は右でも左でもない。それらをアウフヘーベンした真の保守です。
Y2K☮
2021/04/14 09:09

Gフック「室内で、近距離で、マスクせずに大声で長時間しゃべり続けると、飛沫を吸い込むからダメで、そういうときはマスクをしろってだけ」「『国民全員が反対しても、やるべきことをやる、それが正しかったか間違っていたかは、後世に歴史家が判断する』と言えるような胆力のある政治家がいなくなっちゃった」「連中も本当はもう気づいていると思うよ。今のこの惨状を生み出したのは、自分たちが煽り倒したからだと」「煽り続けているから、厳しい対策を打ち出したほうが支持率が上がる」「ワクチン接種だって、強制したら憲法違反です」

が「ナイス!」と言っています。
Y2K☮
要は人と関わらずにビッグデータをディープラーニングするAIではなく、日常生活を人と共に過ごす中で少しずつ成長するHAIの開発。その理想形としてドラえもんというイメージをわかりやすく提示している印象。いい意味で「不完全」「成長過程」のロボットと共存する日々は他者への思いやりを育むし(それこそのび太やカズオ・イシグロ「クララとお日さま」のジョジーのように)、差別の解消にも繋がる気がする。山や川に神を見出すなど非生物にも心を感じられる日本の文化は確かにこの技術と相性がいい。ドミニクチェンとコラボしたら面白そう。
Y2K☮
2021/04/13 09:14

マテリアル「鳥はいきなり空を飛べたわけではなく、体を温めるために羽毛が発達し、あるときその羽毛を羽ばたかせてみたら空を飛べるようになり、生存確率が一気に上がった」「人間の赤ちゃんは、表出能力も理解能力も低く、言葉も顔も認識できないときから、周りに『人扱い』してもらった結果、人の知性を身につけていきます」「人らしくなるよりも、人扱いされることが先なのです」

が「ナイス!」と言っています。
Y2K☮
「クリスマスの思い出」はこれまでに読んだ短編の中で三本の指に入る。著者ならではの特異な優しさ。表題作も同じだが、なぜかユニークな出自と感性のピントがたまたま世の中のそれと合致し、賞賛されて映画にまでなった。映画は誰もが納得できる陳腐(とあえて書く)な恋愛譚に押し込めているが、ホリーもカポーティもそんな大衆向けの平易な枠に収まらない。人生に対する型破りな誠実さが災いしてピークが一瞬で去り、死ぬまで下降線を辿ったとしても、その事実こそが正しい生き筋の証と思える。小説を書けなくなった天才が書いた小説を読みたい。
Y2K☮
2021/04/11 20:41

マテリアル「空を見上げている方が、空の上で暮らすよりはずっといいのよ。空なんてただからっぽで、だだっ広いだけ」「神があなたに才能を与えるとき、彼はまた鞭をもあなたに与えるのだ」

が「ナイス!」と言っています。
Y2K☮
タクシードライバーのリアル。デジタル無線になる前の話や長距離の客に当たるための駆け引きが面白い。この職業に辿り着くまでの十人十色の濃厚な人生模様も含め、訪問販売に従事するセールスマンに似ているかも。一日中ひとりで自由といえば自由だし。ただ狭い空間でいけ好かない客と長時間過ごすのは拷問だろう。運転も命懸け。社会を知る上で幅を広げてくれる良書だが著者のあとがきはどうかな。彼よりも彼のストレスの捌け口にされた人々に同情した。自分みたいな客に怒鳴られて人知れず涙を流したドライバーもいるはずって思わなかったのかな。
Y2K☮
2021/04/10 21:32

マテリアル「彼が悪いわけじゃなくて、仕事が悪いんです。仕事が人格を変えさせるんです」「私は、本人にどうしようもないことで差別をする人が大嫌いなんです」「タクシードライバーには態度の悪い人間が多いとよく言われるが、乗客にもモラルの低い人間は大勢いる」「いいか、味方だけじゃなくて、敵も生かさなくちゃいけないんだ。だから俺は、多神教徒なんだよ」

が「ナイス!」と言っています。
Y2K☮
85年刊行。4階建てバスいいね。風呂に入ったまま移動できるし。タコ焼きひと箱250円はともかく、5年前はひと箱100円というセリフに驚いた。5年間で2.5倍。まだ消費税の存在しない時代なのに。コロコロコミックも昔は330円だった。長崎旅行は「こち亀」の魅力が凝縮された屈指の好シリーズ。江川卓はちょくちょくネタにされているような。バースを敬遠しないで真っ向勝負を挑んだエピソードが好きなので個人的に悪感情はない。巻末に登場したのは新沢基栄氏。これも懐かしい。「奇面組」も「したたか君」も最高のギャグ漫画だった。
Y2K☮
2021/04/09 09:51

マテリアル「長崎ってえと仙台の先でしたよね! 岩手のとなりかなんかで」「中川、日本地図!」「よくみろ、ここが日本だぞ」

が「ナイス!」と言っています。
Y2K☮
9年振りに再読。当時は好意的なレビューを書いたが経営者としてこれは。業績アップの前に給料を上げるのはワークマンもやっているし社員としてはありがたいアイデア。でもオフィスにバーやカフェは不要。そもそもの起業の段階から一貫して計画が見栄え重視で杜撰。人一倍要領が良いからそれでも一定の結果は出すし、一見優秀なリーダーと映る。だが中身はペラペラで特筆するほどのスキルや専門知識を持ち合わせていない(それがバレることを恐れていた)。要領の良さを自覚している人は「こういう風にならないように」という意味で読むといいかも。
Y2K☮
2021/04/08 18:22

マテリアル「要領よく売ることしか考えていなかったので、全国で一番になっても、本当の営業力などまったく身につかなかった」「私はビジネスで成功したかったというよりも、立派な受付のある会社の社長になりたかっただけなのかもしれなかった」「自分たちがイヤなことをアルバイトに押しつけて、それで成り立っているビジネスというのもいかがなものか」

が「ナイス!」と言っています。
Y2K☮
三度目。何気なく読んでいると作者が男であることを忘れてしまう。何か核心とか真理らしきものを一瞬撫で、そこから視線を外の景色に逸らす感じが特徴的。不思議な余韻が生まれるのだ。まるで料理の隠し味のひと手間。企みとは無縁な物語の帰結であり長年のキャリアで培った技でもあるのだろう。イノセンスのエッセンスを保ったまま円熟なんてクリエーターとして最強。そしてやはりこの本は実際に書店で手にとって欲しい。ぜひ手触りを楽しんで。お値段はやや張るかもしれないけど、封入されている「特製しおり」を読めばその理由に納得できるはず。
Y2K☮
2021/04/07 08:09

マテリアル「当たり前に隠れて不思議が微笑んでいると思う」「今一人のあたしはひとりで一人のあなたを待っている」

が「ナイス!」と言っています。
Y2K☮
前半は興味深い。ポリティカル・コレクトネスの由来に加えて論理的・合理的であることは差別を正当化しない、民主主義は「同質性」を保つために異物を排除する、など。中盤以降は話を広げ過ぎて焦点がぼやけてしまった。戦争責任とか。皇室論が最後に出てきたが、もっとページを割いても良かった。ただ小林よしのり「天皇論」に近い部分もありつつ、どこか冷たい(あと多くの人がそうであるように、著者は小林氏をいまだに「戦争論」のイメージで捉えている節がある)。対象への「同化」ではなく客観的に眺める「異化」に徹したがゆえかもしれない。
Y2K☮
2021/04/06 08:42

マテリアル「ここ数年の炎上騒動は、差別者を一方的に悪者に仕立て上げる傾向がある。それが可能なのは、みんなが自身が持つ差別性を問われることなく、安心して差別者を糾弾できるからだ」「将来より問題になると予想されるのは、ファクトやエビデンスに基づいた差別的言説である」

が「ナイス!」と言っています。
Y2K☮
ネタバレ昔見ていたアニメ版でサタンクロスとアシュラマンの師弟対決が「前回のあらすじ」みたいに紹介されていて。「しまった見逃した」と思ったら、単に端折られただけだった(手足が多くて作画が大変だから、という説がまことしやかに囁かれている)。そんな哀しい扱いをされた超人こそ熱く描いてくれるのがいまのキン肉マン。「坊ちゃま」という一言が胸に迫る。テリーマンとジェロニモのニューマシンガンズにも期待大。問題は敵の超神側。全く魅力を感じない。これでは引き立て役の引き立て役だ。超人血盟軍はLIJに通ずるヒール系ベビーの先駆けか。
が「ナイス!」と言っています。
Y2K☮
五回目。著者の本は何冊か読んだがやはりこれがベストだ。結局はズルをせず、プロセス重視で「正しい努力」を続けることが最もツキを引き寄せる。周囲の顔色を窺い、彼らからの評価に囚われているのは「間違った努力」。努力とは本来自分のために好きですること。意識高い系の「熱い人」は冷めるのも速い。誰のためでもない、役に立つかどうかもわからない適温の努力がいちばん続くし、積もり積もってその人だけの武器になる。そういう目に見えない財産も「ツキ」の呼び水だろう。読メを初めて早10年。確かにツキはあった。今後も楽しく続けます。
Y2K☮
2021/04/03 19:23

マテリアル「熱すぎず冷たすぎず、常に一定の適切な心の温度を保っていられる人間は、自然体で黙々とやるべきことを積み重ね、時間をかけて信頼を獲得していく」「自分があがれそうもない流れであるなら、他人のあがりのために汗をかく。流れをよくするための努力をして、自分があがれるようなチャンスを自力で作っていく」

が「ナイス!」と言っています。
Y2K☮
五つの多彩な短編。上辺だけの印象で脊髄反射して決めつけず、時間をかけて真実を探る尊さを教わった。上手くいかない時ほど足元を見ようと。特に「十万年の西風」が描く真実は埋もれて欲しくない。これがCDアルバムならシングルカットしたい。「アルノーと檸檬」も展開が読めなくてどう着地するのかと思ったらそう来たかと。不条理で報われぬことの多い世の中。気難しい老人も押し付けがましい意識高い系も繊細を装って我が身が可愛いだけの人間も等しく面倒だが、彼らにも事情がある。誰もが事情を抱えている。互いは互いの鏡だと気づける一冊。
Tomo
2021/04/02 20:43

「これがCDアルバムならシングルカットしたい。」この表現、いいですね(*ฅ́˘ฅ̀*)どの短編も丁寧に準備をし、物語としてしっかり調理されている感じがします。全部がシングルカットできるレベルですね♪

Y2K☮
2021/04/02 20:57

本当にどれも素晴らしい作品でした!!! まさに丁寧にじっくり準備をして書かれたものだなと。この作家、ライトなものを書くイメージだったのですが、ちょっと印象が変わりました。他のも読んでみたいです。

が「ナイス!」と言っています。
Y2K☮
三省堂書店・池袋本店で発見。凝り固まった読書の目先を変えたくて。巷では「新印象派」と呼ばれているらしい。色彩理論と点描法を採用したことで、印象派の光が弱めた造形的秩序を反転させたと。でも正直本書を読む限りではさほど点描そのものにメッセージは感じない。むしろ高級娼婦やサーカス団に向けたロートレック的な共感(及び憧憬)の眼差しから富と権威を独占する輩への反発が伝わってきた。ブルジョワだからこそブルジョワの欺瞞や孤独をフェアに見抜けるのかも。ゲバラやカストロも裕福な生まれだったし。「グラヴリーヌの水路」が好き。
Y2K☮
2021/04/01 20:50

マテリアル「彼は個人的体験を具体的に作品化しないが、人々の孤立は、他に行く場を持たないパリのブルジョワである彼自身の孤独そのものでもあった」「何かを犠牲にして芸術に立ち向かったというより、手間と根気を要求する作業を毎日繰り返して作品を制作し、神話化を拒否するような人生を送った」

が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2010/01/22(4135日経過)
記録初日
2010/01/02(4155日経過)
読んだ本
3060冊(1日平均0.74冊)
読んだページ
765906ページ(1日平均184ページ)
感想・レビュー
2655件(投稿率86.8%)
本棚
42棚
血液型
A型
現住所
東京都
URL/ブログ
https://note.com/bookread_write
自己紹介

右でも左でもなく、善でも悪でもない一庶民。
本を読む、書く、売る、を日々継続の書店員。
著書を出したい。書評、エッセイ、小説など。
「読む」と「書く」で己と読者を昨日よりも幸せに!

noteでは書評やニュースキュレーション、
スポーツ、音楽、映画、政治等に関するコラム、
あと掌編小説も書いています。
毎日更新中! 気軽に覗いてみてください!
https://note.com/bookread_write

絵本コレクター(というほどでもないけど)。
プロレスマニア。FCバルセロナ。
2020年もやっぱり物静かな阪神ファン。

☮座右の銘☮
おもしろき こともなき世を おもしろく 
すみなすものは 本とプロレス

☮2014年10月8日☮
感想に「Y2K'sマテリアル」を付け始めました。
その本の中で印象に残った箇所の引用。
マテリアルは「素材」「原料」という意味です。
こういう一文の積み重ねが自分を形作っています。
(衝撃受けまくった作品の場合は引用を乱発する
「ギターフック」になります。元ネタは某UKバンド)

Eres el dueño de tu propio destino.

読書メーターの
読書管理アプリ
日々の読書量を簡単に記録・管理できるアプリ版読書メーターです。
新たな本との出会いや読書仲間とのつながりが、読書をもっと楽しくします。
App StoreからダウンロードGogle Playで手に入れよう