１０年前の未解決殺人事件と同じ手口で殺された死体が発見されたことから、物語が始まる。 新進気鋭の若手刑事、退職後も未解決事件に後悔の念を持つ元刑事、１０年前に娘を殺害され執念で現場に通い続ける老父、逮捕されたが不起訴て釈放されたヤク中の男、地方支社の若手女性記者などなど、様々な角度から誰が犯人なのかというゴールに向けて語られるエピソードが、最後にきれいに１つに束ねられている。非常に読み応えあり。

１０年前の未解決殺人事件と同じ手口で殺された死体が発見されたことから、物語が始まる。 新進気鋭の若手刑事、退職後も未解決事件に後悔の念を持つ元刑事、１０年前に娘を殺害され執念で現場に通い続ける老父、逮捕されたが不起訴て釈放されたヤク中の男、地方支社の若手女性記者などなど、様々な角度から誰が犯人なのかというゴールに向けて語られるエピソードが、最後にきれいに１つに束ねられている。非常に読み応えあり。

元刑事の某県警の広報担当官と１４年前に被害者死亡の未解決誘拐事件と、刑事部長が、地方のノンキャリポストから警察庁派遣のポストに変えられるかもとか県警内部の攻防戦。 ２０年前の警察と今では違うんだろうけど、刑事部長のポストとが地方か本庁派遣かというのは、そこまでムキになる必要ないんじゃないかな、と思うけど。あと、人の耳の記憶は怨みがあったとしても、そんなに正確に持続するんだろうか疑問。大作だけと無理矢理感が少しあるかな？でも広報官と記者の駆け引きのところはよかった。横山先生しか書けないところかな