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2024年3月の読書メーターまとめ

のな
読んだ本
7
読んだページ
2233ページ
感想・レビュー
6
ナイス
103ナイス

2024年3月に読んだ本
7

2024年3月のお気に入り登録
1

  • kawauso

2024年3月のお気に入られ登録
3

  • kawauso
  • 亞瑠
  • kashrir

2024年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

のな
コロナ騒動を思い出しながら読んだ。ラスト近くに以下の文章がある。「天災のさなかで教えられること、すなわち人間のなかには軽蔑すべきものよりも賛美すべきもののほうが多くあるということ」。しかし我々がコロナ禍を経験して知ったのは、人間のなかには賛美すべきものもあるが、誰が悪いというわけでもなく酷い状況に陥ったとき「○○が悪い!」として何かを叩かずにはいられない愚かさを、ほとんどの人が持っていることだったのではないか。この小説に描かれる個人個人の美質に対し、自分も含めた現代大衆の愚かさを思わずにはいられなかった。
本のロマンス
2024/03/19 08:27

「自分も含めた現代大衆の愚かさを思わずにはいられなかった」⇒私も、至極同感、そう思います。

が「ナイス!」と言っています。

2024年3月の感想・レビュー一覧
6

のな
社会の中でモヤモヤすることが、人権の視点から見ると、誰かの「人権が守られていない」のだとと見えてくる。面白く読んだが、一つ難を言えば、前半で各国の違いについて数字をあげている部分では表やグラフが欲しかった。こういう本だからこそ、恣意的に数字を取り上げているのではないと情報の全体像を見せて欲しかった。
が「ナイス!」と言っています。
のな
非常に内容が濃く、面白かった。「聴く」「待つ」「なにもしないでそばにいる」などの受動的な行為は大きな力を持っていること、また時に能動的行為(話しかける、など)より困難だということ。以下メモ : 間・距離、いる・時間をあげる、相互的・迎える者=迎えられる者、合一しないことによって通いあう可能性、自己の存在を他者に負う、「待たれる」という受動性がひとを支える、わからないから思いやる・理解できないから思いやるのではない
が「ナイス!」と言っています。
のな
CP者(脳性まひ者)当事者による「青い芝の会」の横塚晃一氏の文章など集めた本。タイトルは、障害児を母親が自ら殺してしまった事件に際し、母親の減刑嘆願運動が世間で盛り上がり、それに対して青い芝の会が、殺された障害児の立場から否を唱えた運動に関連してのもの。障害者差別に限らず差別を語るときよく使われる「尊厳」という言葉の意味するところがずっとピンときていなかったが、主権、主体性に近い意味なのかもとふと思った。
が「ナイス!」と言っています。
のな
コロナ騒動を思い出しながら読んだ。ラスト近くに以下の文章がある。「天災のさなかで教えられること、すなわち人間のなかには軽蔑すべきものよりも賛美すべきもののほうが多くあるということ」。しかし我々がコロナ禍を経験して知ったのは、人間のなかには賛美すべきものもあるが、誰が悪いというわけでもなく酷い状況に陥ったとき「○○が悪い!」として何かを叩かずにはいられない愚かさを、ほとんどの人が持っていることだったのではないか。この小説に描かれる個人個人の美質に対し、自分も含めた現代大衆の愚かさを思わずにはいられなかった。
本のロマンス
2024/03/19 08:27

「自分も含めた現代大衆の愚かさを思わずにはいられなかった」⇒私も、至極同感、そう思います。

が「ナイス!」と言っています。
のな
高校時代に受けた授業では、「世界史」は基本政治史、ときどき文化史だった。しかし人間の歴史というのは、政治的、文化的変化に加え、倫理的変化(あるいは結果としての維持)も大きな要素としてあるのではないか。歴史の中の全ての変化(あるいは維持)は、古今東西の個人の生の集合体。コペル君が過ちを悔い正そうとしたように、今を生きている者が一人一人正しく生きようとすれば、この世界にも未来はあると示そうとしたのが、宮崎駿「君たちはどう生きるか」なのだろうか。再読して、いま生きていることへの前向きな責任を感じた。
のな
2024/03/15 08:00

春鹿さん、コメントありがとうございます。ポップで読みやすい話ですが、何度も読んでいるちに人類史の大きなうねりを強く感じました。さらさら読めますので、是非に!

山川欣伸(やまかわよしのぶ)
2024/03/28 11:22

歴史は政治や文化だけでなく、倫理的変化も重要です。個々の選択が未来を形作ることを感じます。

が「ナイス!」と言っています。
のな
ネタバレ再読。大切な人が死んだとき、苦しみ悲しみ立ち直れなくさせるものが死者との思い出、記憶だとしても、立ち直らせるものも同じく死者との記憶なのだろう。その後の人生を支えていくのも。奈落にお別れを言った月夜は、だからこそ、これから先きっと、えいえんに奈落と共にある。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2014/10/03(3493日経過)
記録初日
2014/09/07(3519日経過)
読んだ本
939冊(1日平均0.27冊)
読んだページ
258746ページ(1日平均73ページ)
感想・レビュー
347件(投稿率37.0%)
本棚
8棚
現住所
大分県

参加コミュニティ1

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