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2024年9月の読書メーターまとめ

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感想・レビュー
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747ナイス

2024年9月に読んだ本
11

2024年9月にナイスが最も多かった感想・レビュー

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直線的なフォルムと幻想的な配色、過度な装飾を排しつつ優美な布の流れ、万有引力のように躰と宝飾は引き付け合い、重さを含んだ美しい衣装は縦にとろりと落ち視る者の心を拐かす。女性がドレスを膨らませるのを止めコルセットは廃れより自然でかつ繊細な線を描くようになった衣装はアールデコの象徴だ。ロシア出身、パリで活躍しアメリカで人気を博すそんな時代の寵児で芸術家。妖艶で幽玄的でさえある幻想世界。グラビアがなかった頃の「ハーパーズバザー」の顔とも言っていいファッションの要。エルテの世界一の所蔵を誇るという邸宅に訪れて。
ことり
2024/10/05 09:55

dubonnetさん、こんにちは‪(*´﹀`*)‬ 私も9/20に訪れたばかりなんです‪♡♡ つぶやき→ https://bookmeter.com/mutters/272857946 すばらしい邸宅でしたね✨(あまりにも日にちが近くて、うれしくなりコメントしてしまいました)

dubonnet
2024/10/05 12:00

ことりさん、はじめまして!私のつぶやきと同じ写真スポットが✨素敵でしたね。日が近いから同じメニューかも。クラシカルでモダンな邸宅とエルテが本当に合っていましたね。夫が区内に住んでいて気になっていたようで私は久しぶりの東京で、じゃあ一緒に行こう!となりました。コメントうれしいです。ありがとうございます✨

が「ナイス!」と言っています。

2024年9月にナイスが最も多かったつぶやき

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誕生日のアップルパイ >> 今夜は誕生日で近所にホカンスで来て過ごしてます。母が亡くなってから14年、夏休みも終わり最近ようやく受け継いだ…わずかではありますが…遺品の私物を整理したりしていました。思わぬ所に懐かしい写真やら発見したり。正直性格が合わず若い時こそ衝突の多かった母子でしたが亡くなった時はなぜか父の時よりも哀しく夜通し泣きました。産んでくれたこと、今もこうして健康でいられることに感謝しています。

誕生日のアップルパイ >> 今夜は誕生日で近所にホカンスで来て過ごしてます。母が亡くなってから14年、夏休みも終わり最近ようやく受け継いだ…わずかではありますが…遺品の私物を整理したりしていました。思わぬ所に懐かしい写真やら発見したり。正直性格が合わず若い時こそ衝突の多かった母子でしたが亡くなった時はなぜか父の時よりも哀しく夜通し泣きました。産んでくれたこと、今もこうして健康でいられることに感謝しています。
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2024/09/04 22:34

ぶちさん、ありがとうございます✨そうなんですよ、装丁画像が出てなくて残念。夏葉社の本、おしゃれで私も手に入れました。カバー外したところですよね。牛のイラストと直筆の言葉も良いですね❗

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2024/09/04 22:37

はんちゃん、遅い、遅い(笑)。うんうん、お互いに良い一年になりますように(お正月みたい(´∇`))いつもありがとう✨

が「ナイス!」と言っています。

2024年9月の感想・レビュー一覧
11

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直線的なフォルムと幻想的な配色、過度な装飾を排しつつ優美な布の流れ、万有引力のように躰と宝飾は引き付け合い、重さを含んだ美しい衣装は縦にとろりと落ち視る者の心を拐かす。女性がドレスを膨らませるのを止めコルセットは廃れより自然でかつ繊細な線を描くようになった衣装はアールデコの象徴だ。ロシア出身、パリで活躍しアメリカで人気を博すそんな時代の寵児で芸術家。妖艶で幽玄的でさえある幻想世界。グラビアがなかった頃の「ハーパーズバザー」の顔とも言っていいファッションの要。エルテの世界一の所蔵を誇るという邸宅に訪れて。
ことり
2024/10/05 09:55

dubonnetさん、こんにちは‪(*´﹀`*)‬ 私も9/20に訪れたばかりなんです‪♡♡ つぶやき→ https://bookmeter.com/mutters/272857946 すばらしい邸宅でしたね✨(あまりにも日にちが近くて、うれしくなりコメントしてしまいました)

dubonnet
2024/10/05 12:00

ことりさん、はじめまして!私のつぶやきと同じ写真スポットが✨素敵でしたね。日が近いから同じメニューかも。クラシカルでモダンな邸宅とエルテが本当に合っていましたね。夫が区内に住んでいて気になっていたようで私は久しぶりの東京で、じゃあ一緒に行こう!となりました。コメントうれしいです。ありがとうございます✨

が「ナイス!」と言っています。
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猫や河鹿、彼らの痴情は人間に似通っているのではなく寧ろ人間が彼らの真似をしているに過ぎないという気にさせられる。肺病に侵された作者が病という怪獣の餌食にならないために逃げ出した夜露の中の小さな営みが行われる自然界の壁龕。そこには燦然と輝ける生き物達の生態を観察する、観察してやろうという作者の生への希求を越えた妄執にとらわれたような鋭く、繊細でユニーク(この表現が適当であるかわからない、誤謬かもしれないが)な文体。「チャブン」「ゲ・ゲ・ゲ」「ギョ・ギョ・ギョ」オノマトペの効果有効、地球に響く最初の音楽。
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絵合わせに興じ他愛ない会話をする家族と過ごすひとときがとても得難い時間のように思える。長女の結婚を控え準備に追われる日々の中幸せな出来事ばかりではない気がかりを抱え…長男の大学受験が全滅したこと。次男の麻疹、飼っている長老インコが死にそうになっていること…等が会話の中に憂いをもって滔々と流れつつ、フェリーニの映画を真似ておどけたり、歌ったり、居間に集まりレコードを聴いたり。それらは如何にも微笑ましく暢気で家族五人がやがて一人ずつ旅立つ日を感じつつ身を寄せあって暮らしている。私も似たような一人かもしれない。
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2024/09/26 23:13

ハッピーで心配事のない日々なんて本当は殆どなくて憂いのある日常に中にあるささやかな暮らしの断片を掬いとったものに私達は幸福を感じとっているに過ぎないのかもしれない。心温まる短編集。家族の気配を感じとるあの丘の上にある平屋を想像しながら読む。長男が転た寝をする壺は以前雑誌で見た古備前の甕かしら。

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私小説の体を成した終始自意識がひりつくような痛ましさで綴られた…むしろそれしかなく、ストーリーで読者を楽しませようとする意図は全く感じられず、このヒロインと自身の若い頃にどれだけ重ねられるかで共感と評価が分かれるかもしれない。大人になるための通過儀礼、恋愛や仕事、社会にすっかり失望して都会の真ん中でよるべなく生きてる。サリンジャーの「キャッチャー・イン・ザ・ライ」の女性版?精神を苛むが以前読んだ短編の狂気のようなものも感じられずどことなく不消化気味で読了。寄り添えないが作者の末路を思うとつらい。
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「何の将来を約束したわけではないただ一緒に暮らしただけの人に20年ごはんを作り続ける」って。彼らは「ただ一緒に暮らしただけ」では決してない、これまで築いてきた二人の関係性があったわけで。サプライズ結婚式の二人ももちろん良かったのだけど、それ以上に胸に迫るのは彼らを祝福する周囲の人々の近況。ヒロちゃんの娘さんの結婚。御祝儀もこっそりとガワだけ持って帰る…幸せな二人の門出に祝福できないそんな人達に感じ入り思いを馳せる。そして職場でカミングアウトできないシロさん。いつか認知される日も近いのではないかと想像する。
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あのキラキラ輝いていた危なっかしい関係性も無茶振りな旅ももう遠い記憶なのに未だに鮮やかに感傷的な夢となってよみがえる。日高&コウ。かけがえのない存在であることに間違いないのに、かれこれ15年来の付き合いなのに関係性は掴めるまま。もう怖くてコウに向かっていけない日高に拒絶されてこちらも傷心気味なコウ。拗らせた名前のない感情は一匹のいたいけな存在の登場で少し休憩。猫好きにはたまらない頁も。あれ、秀先生は猫をお飼いになったことがない(驚)?暖炉の前で寛ぐ猫達と二人。早くそんな日々が実現するといいな。北の国かな。
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アンチヒーローという言葉が手垢にまみれて最早その使い道がボーダレスになっていく昨今においてこちらが究極の最低最悪のヒーローのハードボイルド小説であったことに今更ながら気付く。パン屋の田宮博徳、巡査中山正(人名を見ると悉く名前負けしていると思う)…彼らは倒錯的でありながら正義感を自認する自己愛に満ちており信頼のおけない語り手だ。「グランドフィナーレ」によく似た既視感、しかしこちらはその上を行くグズっぷり、しかもスラップスティック、犯罪者達の群像劇、親子代々にわたる壮大なサーガ。これは確かに読者を選ぶが傑作。
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2024/09/18 23:44

kasimさん、「アメリカの夜」は確かに難しかったですよね。私は「ニッポニア・ニッポン」「グランド・フィナーレ」が本当に本当に面白くて阿部和重さんの小説の素晴らしさに舌を巻いてから(おすすめです♪)いつかは必ずこちらを読まねばと思っていました。他にもまだまだ未読が多いのですが。登場人物が吐き気がする人間、描写ばかりで嫌悪感もあったり中々胆力のいる読書でもありましたが一気に引き込まれてまんまと作家の手中にはまりました(笑)。元気な時に是非(^-^)/

kasim
2024/09/19 08:27

神町シリーズがすごいということですね。短い方から行こうかしら。ありがとうございます❤️

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未曾有の災害が神町を襲い人々の生気を奪うかのように疲弊した生活と闇の中から浮上した死者達はいずれもさしては変わらぬ面立ちをして姿を現し、生と死の境目はそんな風に曖昧模糊とした輪郭をしていて腐臭を放つ土地を更に陰惨な印象を与えた。それにしても誰一人として幸福ではない…身勝手に暮らし人を陥れたり殺めたり、悦楽や欲に絆されながら生きていることは神に背いている事に他ならない。神の町とは実に皮肉な響きを持って読者に訴えてくる。さて前半の殺人事件の謎が少しずつその片鱗を現し始めてきた。殺人者、黒幕を含め真相はいかに。
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ありがとうの言葉がまあ幾度となく綴られている事か。携帯や電子メールのない時代に折に触れて気持ちを伝える夫人の筆まめなこと。コルレオーネ一族のように(!)結束が固く情に厚い雰囲気が私の義実家に少し似ていて(笑)、少々暑苦しさを感じたが家族の結束が希薄だった私だからこそそんな家に嫁いだ事が縁だったのかなと我事に思いは及び読みながら心はほのほのと温まり多幸感に包まれた。触れてないが夫潤三氏の闘病など千寿子さんにも色々苦労はあった筈。文を綴る事で人生の辛酸もささやかな幸せと共に気丈に噛み締めていたのかもしれない。
ケロリーヌ@ベルばら同盟
2024/09/10 15:06

大好きな"山の上の家"の細君こと千寿子お母さんの著作が出版されていたのですネ!素敵なご紹介をありがとうございます。お誕生おめでとうございます🍎🥧

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2024/09/10 21:47

けろりんさん、ありがとうございます✨~そうです、山の上の家の千寿子夫人、本当にチャーミングなお方でした。そして美味しそうな物が沢山綴られてるので読んでるとなんだかお腹がすいてきます(笑)、機会がありましたら是非。小沼丹先生の装丁も素敵なんです。

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酒井駒子さんが二匹の猫を飼うきっかけになったと聞いた本作。チャコールグレーの猫だけでも感情移入してしまうのに子供の頃飼っていた同じ《モグ》という名の猫に会えるとは!歳を重ねた老女の詩人G、否応なしにも著者と重ねてしまう。森茉莉さながらの老いと社会的孤立の自虐とユーモア、家族でありそれ以上の存在である《猫》とのアール・ド・ヴィーヴルを高らかに詠う。美しいグレーの兄猫に思慕を寄せながらも名も無き妹猫との話も良き。「窓辺の雲」では《モグ》を手放してしまうけれど飼い主の家を離れた猫を思うGと再会してほしいと思う。
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犯罪の坩堝と化した神町。親子関係や友人関係、夫婦の死別などで離れた関係がまた新たに違う相手とカップリングしていたりと目まぐるしい。皆表向きは至極真っ当な職業を持ち、しかしながら徒党を組めば悪党だらけ。欲にまみれ汚濁したその手を振りかざし次なる犯罪へと手を染める。謎の発光体、口さがない街の人々の口承も相まってオカルトじみた話にもひかれながら読むと気付いたら佳境へ。マジックリアリズムの体を成しながら人間の恐怖と欲望を滑稽に描いている。東京でのダンプカー暴走事故、妻の本性…田宮博徳が気の毒で仕方なかった。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2014/12/01(3647日経過)
記録初日
2014/11/09(3669日経過)
読んだ本
1743冊(1日平均0.48冊)
読んだページ
444173ページ(1日平均121ページ)
感想・レビュー
1711件(投稿率98.2%)
本棚
79棚
性別
自己紹介

丁寧に読む。感想もきちんと。
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…デュボネと読みます。

…乱読です。コミックから純文学まで。

…時々BLも読みます、ご注意下さいませ。18禁あり未成年の方からの登録はご遠慮願います。












…好きな本の感じ方や選書の傾向が似ている方を中心にフォローしています。心穏やかで、読書を心から楽しんでいる、そんな読者さんを追いかけたいです。

…「ナイス」は交流がある方、いつもナイスやコメントなどの往来がある方と、もしくは「ナイス!」と思ったレビューだけ。
なるべく投稿もコメントもチェックしたい考えですが、忙しいとまめではありません。他意はありません。





…当たり前のことなのですがお気に入りに登録するのは「ちゃんと読書している方」です。何やら一方的なつぶやきばかりの方、どうもちゃんと読まれてない方、精神的に安定してない(と思われる)方、先方からの登録にもかかわらず交流を持たない方、感想を更新されない方の登録の見直しも少し考えてます。


…皆さんの感想を読むのも愉しみのひとつ。

…メロウな外面(温かく落ち着いた交流のできる大人な方)で気合いの読書をしている方が好きです。




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…仕事上読む本はカウントしておりません。 
…感想の流用、転載お断りします。

…アイコンはノーコピーライトガールからのフリー「疑いの目」














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