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11月の読書メーターまとめ

skunk_c
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507ナイス

11月に読んだ本
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11月のお気に入り登録
2

  • Saigo Toshiyuki
  • 逆境無頼エイジ

11月のお気に入られ登録
3

  • rebi_seed3498
  • さとー
  • Pavlova

11月のトップ感想・レビュー!

skunk_c
2年前の書。Brexit、あるいは難民受け入れ問題で揺れるヨーロッパのポピュリズムを理論的に分析しているが、例えばルペンの国民戦線の具体的解説が詳しいわけではない。本書のテーマはむしろ副題にあるように、EUのエリート主義政策が、議会など大衆によるチェックを十分に受けることができないシステムであり、個々の国家の民主制度におけるポピュリズムの台頭が、そのEUのシステムを揺さぶることを、EUに対する丹念な論考で明らかにすることだ。「政府対野党の弁証法が働かない」システムの脆弱性、日本にとっても厳しい警句だろう。
が「ナイス!」と言っています。

11月の感想・レビュー一覧
7

skunk_c
アジア太平洋戦争に関する、アメリカとイギリスの政治家、外交官、軍人達の発言や私信などを詳細に分析した書。チャーチル、ローズヴェルトといった指導者だけでなく、官僚などの考えも考察の対象とされ、植民地帝国イギリスと、新興勢力のアメリカの思惑の違いがよく分かる。しかもそれぞれの国に様々な考えが入り乱れていた様子も。さらにオーストラリアやインドといった帝国を構成する国や地域の動向、あるいは植民地に関する考えの違いなど、現代史を考えるためのひとつの基礎も見ることができる。ただしあまりに詳細なので読むのは大変だが。
曲月斎
2020/11/22 16:52

ポチってしまいました。「英国王のスピーチ」や「チャーチル」でも、大英帝国にとってのカナダや豪州という存在が語られ、BBCの放送局で在外領地への送信機が並んでいたのを思い出します。つい、上下ポチってしまいました。

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skunk_c
大統領選の雌雄が決してから読んだが、テントに例えるアメリカ政党の柔構造と、近年のイデオロギー的分極化がその柔構造の中でどのように機能し、アメリカ政治に反映しているかについて、かなり詳細に分析していて面白かった。オバマとトランプの類似性は、リベラルと保守というイデオロギーの仮面を取り除かなければ気付かないテーマで、目から鱗。同じ2大政党制でも、イギリスのそれとは全く成り立ちから歴史が違うこともよく理解できた。簡便なアメリカ政治史の概説書としても十分読める。ただし著者も認めるように粗密がある点には注意が必要。
skunk_c
2020/11/18 22:49

気になってしまうのはやはり南北戦争に至る政治過程を、ほぼ奴隷制の賛否で語ってしまうこと。といっても北部共和党政権が「黒人を救うために白人が殺し合うのか」と不評を買った話が紹介されたりと、著者ご本人は多分ちゃんと分かっているのだとは思うが。やはり貿易政策問題についてさらっとでも良いから触れておいてもらいたかった。なぜなら、貿易、特に保護貿易は国全体でやらねばならず、だからこそ自由貿易を求める南部は連邦離脱という選択に至ったとする方が説明が付きやすいと思うから。奴隷を解放して100年差別を続けた矛盾は重い。

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skunk_c
2年前の書。Brexit、あるいは難民受け入れ問題で揺れるヨーロッパのポピュリズムを理論的に分析しているが、例えばルペンの国民戦線の具体的解説が詳しいわけではない。本書のテーマはむしろ副題にあるように、EUのエリート主義政策が、議会など大衆によるチェックを十分に受けることができないシステムであり、個々の国家の民主制度におけるポピュリズムの台頭が、そのEUのシステムを揺さぶることを、EUに対する丹念な論考で明らかにすることだ。「政府対野党の弁証法が働かない」システムの脆弱性、日本にとっても厳しい警句だろう。
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skunk_c
あの時代自分は働き盛りだったけど、景気に左右されない仕事だったもんで、どこか他人事な面はあった。もちろん崩壊した後の不景気は教え子の就職にもろに響いたけど。なのでこの本を読むと、動くお金の桁の大きさにため息が出る。特に4つのうち初めのふたつは個人が裁かれた事件でもあり、金銭感覚の違いについて行けない。一方友人に行員もキャリアもいるんで、彼らの世界のある種の恐ろしさも感じた。著者達の教訓を後に残すべきという意気込みは大切だが、肝心の当事者がきちんと総括しなければ、喉元過ぎた頃にまたえらいことになるのでは?
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skunk_c
30年以上前の著作で、25年前に入手したが、豊富な図版を中心にパラ読みだった。今回通読して、これはびっくりなぐらい面白かった。なにしろヴィクトリア期でこれだけ手軽に読める社会史の本は少ないし、バランスも良い。語り口は穏やかで軽妙、でもきちんと痒いところに手が届いている。しかもナイチンゲール、『ジャックと豆の木』の裏解釈と仕掛けも多く飽きさせない。先に書いたように図版も多く、20世紀の社会保障まで届く叙述は、特に「あとがき」の(30年前の)未来予測が、今の現実をかなり言い当てていることも含め、傾聴に値する。
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skunk_c
イタリア近現代史の泰斗によるコンパクトな評伝。まずぐいぐい読ませる著者の筆力が、ぐいぐいエネルギッシュに生きるガリバルディをさらに生き生きとさせていて、あっという間に読了した。内容はガリバルディという人物をきちんと歴史に位置付け、その長所短所をフェアに取り上げているのだが、そこからふるい落とされる人物像が極めて魅力的なのだ。国際関係にも目配せし、学術的にも十分な水準でありながら、これだけ読ませる評伝は、やはり著者の並々ならぬ見識と筆力なのだろう。イタリア統一史を知るための基本図書と言って良いと思う。
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skunk_c
読売新聞ロサンゼルス特派員の著した、不法移民や2018年現在は法的保護にあるが、それがトランプによって打ち切られる可能性のある人たちに対する丁寧なルポ。著者は当初不法移民の「不法」にとらわれ、トランプの政策にも賛否両方を持っていたようだが、取材を続けるうちに意識が変わっていった様子が感じられる。かつての日系人強制収容と現在の日系人達の移民政策の対応が挿入されており、本書が立体的になった。「元をただせばアメリカ人は殆ど移民で、法律が後からできた」という支援者の言葉が核心を突く。大統領選のゆくえが気になる。
yyrn
2020/11/02 20:12

skunk_cさんへ。こんばんは。出版社の校正も以前は3回やっていたらしいですが、最近は経費削減のため2回しかしないと聞きました。目が粗いとやはり、色々こぼれ落ちるんでしょうか?でも若い人だけだと何回やっても気づかないかも?

skunk_c
2020/11/03 02:01

日本は宗教関係はちょっと弱い気がしますね。一般常識として。

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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2015/01/01(2162日経過)
記録初日
2015/01/01(2162日経過)
読んだ本
780冊(1日平均0.36冊)
読んだページ
203783ページ(1日平均94ページ)
感想・レビュー
780件(投稿率100.0%)
本棚
22棚
性別
年齢
62歳
職業
教員
現住所
神奈川県
URL/ブログ
http://bluesknk.o.oo7.jp/
自己紹介

ブルースが大好きな高校教員。

仕事柄乱読の気あり。

2015年というきりのいい年なので、
試しにどのくらい本を読むものか、
記録してみようと思い立つ。

2015年は完読書163冊。ほぼ新書。
出先で読むので大きな本はなかなか進まない。
2016年は寝室に読みかけ本の収納棚を確保し、枕元に散らかるのを防止するつもりだけど、効果の方は全く未知数。
片付けが嫌いなもんで。

2016年は完読書137冊。仕事が劇的に増えたため読書時間が減少。
ロフトに読み終わり本収納棚をふたつ据えたけどすでにひとつ満杯。
もう2年は持つかなぁ。

2017年は完読書127冊。夜遊びの日に読めないので遊んでる証拠ですな。

2018年の完読書は129冊。かろうじて月10冊ペースを維持しています。

2019年の完読書は118冊。仕事は劇的に暇になったけど、その分車で旅行に出ることが多くなったため、かえって減少。でも比較的大物を何冊か読めました。

「お気に入り」と「いいね」について

「お気に入り」は感想を拝読して、書かれた方の見解がはっきりしており、それが自分にとって刺激的だったり響いた場合に付けさせていただいています。
自分と主義主張が異なる場合もあるのですが、「本」という媒体を通して、いろいろな方の考え方に触れることができるのは楽しいことです。
およそすべての事柄について考えが同じ人などあり得ないし、またすべての事柄について考えが正反対の人もあり得ないと思っております。
そして、自分の考え方と異なる考えの中に、自分にとっての新しい「気づき」がある場合が多いと思っております。

したがって、「いいね」も上のような基準でつけております。
自分と考えが異なっても、その本がどのような本かイメージできるような感想が好きです。
ひとりの読書家の感想を読んでいると、その人についての象が徐々に結ばれてきますが、その上で新しい感想を読むと、その本の内容が伝わってくるのです。

よろしくお願いします。

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