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2024年3月の読書メーターまとめ

さにー
読んだ本
6
読んだページ
1884ページ
感想・レビュー
6
ナイス
52ナイス

2024年3月に読んだ本
6

2024年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

さにー
ネタバレ中学教師の穂刈の娘がイジメが原因で学校の3階から飛び降りた。小学生の自殺未遂に世間は湧き、イジメの首謀者が特定され非難を浴び始める。穂刈の妻の件は余計なエピソードに感じたし、息子もちょっと不自然と言えば不自然。まさかの犯人も意外な線を狙いすぎて、現実味がない。イジメがテーマで意欲作ではあるんだろうけど、ちょっとイマイチな感じ。
が「ナイス!」と言っています。

2024年3月の感想・レビュー一覧
6

さにー
家電量販店を舞台に、実家の電気屋を復活させたい熱意満々の新入社員、パワハラ上司の奴隷と化して日々神経をすり減らしている中間管理職、超優秀なバイト君は訳ありと、盛りだくさん。数章毎に視点も変わって面白い。と言うか、萌絵ちゃんのお仕事奮闘記で終わらなくてほんとによかった。価格競争の厳しい業界の内情を垣間見れた気がするし、終盤あっと驚くミステリになっていて、感心した。榊原統括部長のセリフがいい。「私は家電業界専門の唯一無二の名探偵になりたいと思ってるんです。」
が「ナイス!」と言っています。
さにー
デビュー作だそうで、さすがメフィスト賞だけあってかなりクセのある作品。しかしデビュー作でこれだけ書けるって、もう天才じゃん。硯さんの数理倫理学講座は確かに難しいんだけど、ミステリを公理と論理式で数学的論理的に検証/証明するなんて考えた事もなかったので、何だか新しいなと思ったし、必然的と可能的な論理の違いとか分かりやすく説明されると、あぁそうなのかと納得してしまう。読者を選ぶ作風なのは次作群を読めば分かるけど、これは一番その傾向が強そう。突出したキャラもたくさん登場して、イロモノ感も否定できない感じ。
が「ナイス!」と言っています。
さにー
ネタバレ中学教師の穂刈の娘がイジメが原因で学校の3階から飛び降りた。小学生の自殺未遂に世間は湧き、イジメの首謀者が特定され非難を浴び始める。穂刈の妻の件は余計なエピソードに感じたし、息子もちょっと不自然と言えば不自然。まさかの犯人も意外な線を狙いすぎて、現実味がない。イジメがテーマで意欲作ではあるんだろうけど、ちょっとイマイチな感じ。
が「ナイス!」と言っています。
さにー
終末期の緩和ケアを行うホスピスのベテラン医師が安楽死に関わったとして逮捕起訴され、その真相はと言うお話。題材が題材だけに重い雰囲気で、もしも身内が末期の病状で苦しんでいたらと思うと、正解のない心理的な難問を突きつけられている感じ。とは言え内容の割には絵空事のような綺麗事のような上辺だけのような、どうも今ひとつグッと来る所がなくて少し物足りない気もする。
が「ナイス!」と言っています。
さにー
ネタバレ猟奇連続殺人の弁護を引き受けた吉田が持ち込んだ案件に、民間の鑑定センターの氏家は奔走すると言うお話。3人の被害者のうち最後の1人は殺していないとの犯人の主張の裏付けを取るためにあらゆる手段を使って検体を入手して鑑定する。科捜研は有名だけど、民間の業者で果たして採算は取れるにだろうかと疑問が湧くけれど、職員達の専門性と意識の高さが特徴的。第三の事件の真犯人は伏線が分かりやすくてすぐにピンと来たけれど、あの人の職種に対する実直な態度など殊更書き込んでいたのでこう言う結論はちょっと違和感が残ったけど。
が「ナイス!」と言っています。
さにー
何年振りかで読む四畳半シリーズ。相変わらずな文体が面白いけど、いつもの昭和な京都の大学生達の様子がマンネリ化していてちょっと退屈。歳とったからこう言うのに共感しなくなったのかな。タイムマシーンものにしてはスケールが小さくて、メインキャラ達が移動するのは数日だけなので分かりやすいっちゃ分かりやすいんだけど、モッサリ君とかベタ過ぎて安易だなぁと思う。昔はモリミー好きだったのになぁ。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2015/01/19(3385日経過)
記録初日
2015/01/07(3397日経過)
読んだ本
589冊(1日平均0.17冊)
読んだページ
216213ページ(1日平均63ページ)
感想・レビュー
589件(投稿率100.0%)
本棚
10棚
性別
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