読書メーター KADOKAWA Group

2023年8月の読書メーターまとめ

やいっち
読んだ本
18
読んだページ
4898ページ
感想・レビュー
18
ナイス
7919ナイス

2023年8月に読んだ本
18

2023年8月のお気に入り登録
3

  • ちえ
  • Tomomi Yazaki
  • 真栄 浮上【しばらく本意外活動停止します。】

2023年8月のお気に入られ登録
3

  • やいっち
  • ちえ
  • さくら咲く

2023年8月にナイスが最も多かった感想・レビュー

やいっち
本作は、「謎の奇病に秘められたリアルで恐い女の悪意」って作品なので、吾輩的には、十日前、長谷川浩一著の『線虫 1ミリの生命ドラマ』(dZERO)を読んだばかりということもあり、天の計らいの読書となった?
やいっち
2023/08/09 03:46

豊崎由美の解説の言葉を借りると、「「週に3度、他の男とセックスすることを習慣にして」いる主婦・麻美。彼女の不倫相手が、次々と身体全体に瘤のようなものを作って原因不明の死を遂げる。彼女自身の肉体にも異変が起こる。女同士の憎悪や嫉妬、母娘で繰り返される愛憎劇。一見幸せな主婦の誰にも言えない秘密とは……」で、男性作家には描けない女性の生理感覚が感じられるようで興味深かった。この身体全体が瘤だらけってのが、まさにある種の線虫の仕業っぽいわけである。

やいっち
2023/08/09 03:47

豊崎によると、処女作らしい粗削りの魅力が好ましいとか。吾輩的には叙述の迫力と感じた。結構、印象というか読後感があとを引きそうな作品だ。

が「ナイス!」と言っています。

2023年8月にナイスが最も多かったつぶやき

やいっち

今月もそれなりに充実した読書ができた。「線虫」の本、閻 連科の文化大革命絡みの小説、吉田 伸夫の現代物理学に基づく創世記、積年の宿願だったホイジンガの『ホモ・ルーデンス』、出版社のPR誌、父の蔵書も数冊と、ヴァラエティに富んだ読書になってる? 2023年7月の読書メーター 読んだ本の数:17冊 読んだページ数:3936ページ ナイス数:6639ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/556130/summary/monthly/2023/7

今月もそれなりに充実した読書ができた。「線虫」の本、閻 連科の文化大革命絡みの小説、吉田 伸夫の現代物理学に基づく創世記、積年の宿願だったホイジンガの『ホモ・ルーデンス』、出版社のPR誌、父の蔵書も数冊と、ヴァラエティに富んだ読書になってる? 2023年7月の読書メーター 読んだ本の数:17冊 読んだページ数:3936ページ ナイス数:6639ナイス  ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/556130/summary/monthly/2023/7
やいっち
2023/08/01 20:13

画像は、数か月前のもの。雨乞いです!

やいっち
2023/08/01 20:19

閻 連科の文化大革命絡みの小説なんて、よくぞこんな小説を書けたと感心。命狙われそう。彼は今、何処にいるのかな。無事? 作家は命懸けだね。

が「ナイス!」と言っています。

2023年8月の感想・レビュー一覧
18

やいっち
『家守綺譚』が初めての作で、一挙に彼女の世界に魅入られた。本作が2作目。ベテラン作家だと最近気づいた。
やいっち
2023/08/31 03:00

(転記続き) ただ、われわれには過去には、折々しか向き合えない。生者は生者の動機で生きていくしかなく、それで精一杯なのだから、仕方がない。ただ、そんな中でも、作家という種族が居て、どんな方法やベクトルであるかは様々だとして、目に見えない情念に直面し、それどころか、過去をほじくり返してでも、厚い表皮を剥ぎ取ってでも、何事かを描かんとする衝動と本能に生きていく、その一人が、小野不由美という作家ということなのではないか。  

やいっち
2023/08/31 03:00

 ここにまた梨木香歩という作家を加えてみたくなる。柔らかくて夢の中の断固たる論理が展開する梨木香歩。手法も世界観もまるで違うことを承知の上で。…以前も書いたが…梨木という作家…何処か童話というか不思議世界が現実と夢の中の論理のように、不可解でもこれが現実なんだから仕方ないでしょと現前化していて、彼女のワールドに従うしかないのだ(それが心地いい)。

が「ナイス!」と言っています。
やいっち
本書で著者が強調してたのは、歴史や時代小説で大事なのは<事実>と<真実>の描き分け、乃至はその読解。時代小説(劇)では事実であろうが(大概は)作り事(虚構)だろうが、人間ドラマとしての真実が描かれていれば十分。一方、歴史小説は真実が描けているかは別問題で、最低限歴史の事実を踏まえてないといけない。
やいっち
2023/08/30 13:47

(上記の追加など)著者(かが あつこ)情報:「1920年3月2日東京府生まれ。本名・吉村美名子。高等女学校卒。佐藤春夫に師事し、時代・歴史小説を書いた。(中略……ある作品が)関係者による圧力があり中絶。のち1971年土地問題の係争から私文書偽造で夫とともに逮捕された。以後は消息不明である。」(Wikipediaより) 「作品に、『無官の忍者』『皇女悲歌』『海賊大名』『脱島記』など。」

やいっち
2023/08/31 00:45

父の蔵書にあったので手にした。時代小説好きな父らしい選択。面白いとは感じず。自信に満ち溢れた書きっぷりからすると、現役当時は人気作家だったのか? 出たばかりの本書を父は買ってしまった?

が「ナイス!」と言っています。
やいっち
角川ソフィア文庫のビギナーズ・クラシックスは吾輩の好きなシリーズで、これまでも何冊かお世話になっている。この本だけで分かった気になってはまずいのだろうが、まったく触れたことのない、それでいて古代中国の枢要な思想家「荀子」を素通りのままでいるのも癪な自分にはありがたいシリーズなのだ。
やいっち
2023/08/28 03:20

 真っ先に、「青は藍より出でて藍より青し」が扱われる。出藍の誉れの典拠が荀子ってのも常識なのだろうか。

やいっち
2023/08/28 03:21

「「礼が守れぬ者は法も守れない」今から二三〇〇年も前に、コンプライアンスにつながる考え方を説いた荀子。「法」の前に「礼」を理解するべき、という「礼治」の考え方を」どれほど理解できたかは怪しいとしても、孔孟との関係、時代背景などイメージできただけでも読んでよかった。それにしても「礼」は現実の中でどれほど実効性があったのだろう。

が「ナイス!」と言っています。
やいっち
「チェーホフ没後100周年記念出版」で、訳者の「チェーホフの短篇でどうしても一篇を推薦せよと言うなら「中二階のある家」が挙げられるであろう」という思いが形となった本。表紙も含めたマイ・ミトゥーリチの絵も訳者のたっての願いで実現。
やいっち
2023/08/28 03:18

 解説エッセイが諸々(冬のチェーホフ/「中二階のある家」のプロセス/発表当時の反響/モデルさがし/闘うチェーホフ/あとがき)付いているが、ちょっと蛇足の感があった。

やいっち
2023/08/28 03:18

 実をいうと、我が家には中二階がある。低い天井で家のメインの柱がニョキッと貫かれていた。窓からは眼下に田圃が見渡す限り広がっていた。高校時代の三年間、勉強しないとという思いに駆られつつも、小説やら哲学書を読み耽っているばかり。叶わぬ初恋の苦しい時期でもあった。

が「ナイス!」と言っています。
やいっち
題名からして以前から気になっていたが、たまたま読書メーターで感想を目にし、即入手。つい先日、石島 亜由美著の『妾と愛人のフェミニズム: 近・現代の一夫一婦の裏面史』を読み終えていたことも後押しになったか。映画の原作でもあったとか。  デュラス作品は、『モデラート・カンタービレ』を読んだことがあったような気がするが、印象に薄い。
やいっち
2023/08/27 14:49

 目を瞑ればそこに生々しくある<過去の現実>は、自分でさえも触れえない禁忌のバリアーで隔絶されている。レトリックを駆使し、そのことで傷口に分厚い蠟が積み重なっていくという皮肉。

やいっち
2023/08/27 14:49

 それでも作家は、消え去り潰え去った眩い何かをこの手に言語表現という矛盾の極である言葉で掴み取ろうとするのだろう。

が「ナイス!」と言っています。
やいっち
文学にも思想にも門外漢の吾輩の安直な表現をすると、奇妙奇天烈な作品である。神秘思想の極み。 主人公は両性具有者。敢えて言えば未来的な作品かもしれない。
やいっち
2023/08/22 17:29

本作については物語が始まり会話の部分も増えて幾分 読みやすくなってきた。物語の中身はやや異色で馴染みづらいような。 

やいっち
2023/08/22 17:29

 バルザックファンとは自称できないけど、『ウジェニー・グランデ』 『ゴリオ爺さん』 『谷間の百合』くらいは一度ならず読んできた。が、本作に手を出して自分はバルザックの何者たるかをまるで知らなかったのだと思い知らされている。まだ半ばにも至ってないが、スウェーデンボルグが真剣に取り沙汰されていて、ああこの辺りがバルザックの奥の院なのかと。旧字体やら活字の細かさにもだが、それ以上に彼の神秘思想の奇矯さに圧倒される。

が「ナイス!」と言っています。
やいっち
「一夫一婦制度が確立した明治期から2010年代までの新聞・雑誌や文学を精読し、ときに「純粋な恋愛の遂行者」として知識人に称賛され、ときに「眉をひそめられる不道徳な存在」として排除された女性たちの存在に光を当てるフェミニズム研究の裏面史」
やいっち
2023/08/22 03:39

古賀茂明著の『分断と凋落の日本』の感想でも訴えたが、政治経済のみならず女性や子供たちの置かれる現状の一刻の猶予もない現状打開が迫られていると感じている。

やいっち
2023/08/22 03:39

制度としての妾はなくなっても、愛人という名の別形態の現実があるとか。自ら選んだ生き方なのだろうか。社会での分厚い天井に頭を押さえつけられての選択ではないのか。政治の貧困が齎す惨状の一端だとしたら情けない限りである。

が「ナイス!」と言っています。
やいっち
【読むべき本】「安倍政権がもたらした「分断と凋落」から日本を救う道はあるのか? “安倍晋三元首相の正体”をテーマにした話題の政治ドキュメンタリー『妖怪の孫』の企画プロデューサーで元経産省改革派官僚の著者が世に問う、衝撃の警告書だ」という本。
やいっち
2023/08/23 00:13

日本を愛するなら、とにかく一読を薦める。現実現状の直視から全ては始まる。

にゃーご松崎
2023/08/25 09:01

映画観ました

が「ナイス!」と言っています。
やいっち
中津玖珠日本遺産推進協議会が、日本遺産事業として「耶馬溪紀行」改訂版を刊行したもの。 作家の田山花袋と画家の小杉未醒(放菴)が大正15年に「やばけい遊覧」の旅をした紀行文。田山花袋は耶馬溪を6回も訪れたとか。
やいっち
2023/08/17 22:11

田山花袋の耶馬溪紀行。興味深くはあるが……なにせん折々の漢文漢詩に難儀。花袋は明治の文豪で漢文は自家薬籠のものだったろう。当たり前に引用したり興が乗れば漢詩を捻り出す。  漢詩を鑑賞するのは嫌いじゃない。但し字面だけ。内容の理解は、白文じゃ無理で、書き下し文は高望みでも、せめて訓読文くらいには砕いて欲しい。

やいっち
2023/08/17 22:19

本書は名勝地や史蹟などのカラー画像は豊富に載っている(注釈も相当数ある)。それだけに、本文の特に漢文漢詩の註釈は皆無なのは残念。知らない人物の紹介とか欲しかった。結構、高価な本。折角の復刊なのだから、読み手に配慮したもう少し丁寧な本であってほしかった。

が「ナイス!」と言っています。
やいっち
読む前は、表題の「ここから世界が始まる」に訳もなく難解そう、哲学的? と警戒気味だったが、読み出したら、どの習作も年齢に似合わぬ生活感風土感が漂っていて楽しめた。これが高校生ほどの若者が書いたとは思えない。
やいっち
2023/08/15 03:57

ちなみに、本書を読み出した当初、こんな愚痴めいた呟きを漏らしていた:

やいっち
2023/08/15 03:58

200頁余りの本書ながら、14篇所収。冒頭の3編を読んだが、少年が書いたとは思えない地に足の着いた生活感が濃厚に。最後の1行にある種の意外性というか巧みな話の切り上げ方が印象的。  カポーティは、吾輩は比較的近年、『ティファニーで朝食を』や『冷血』を読んだ。映画などで有名過ぎて、ただの大衆作家という先入見が手を出すのを阻んでいた。勿体ないことをした。もっと早くから読んでおけばよかった。

が「ナイス!」と言っています。
やいっち
《書物復権2023》フェア開催店にて、まさにそのフェアの特設売り場にて目にし、パラパラ捲ってこれは是非読まなければとゲットしたもの。こうした機会がないと巡り会わなかっただろう。このフェアで既に数冊入手している(悲しいかな我輩には高価で手が出ない本のほうが多い)。
やいっち
2023/08/14 04:07

(続き)「文献で読んできたことが、現実の目の前で展開すると著者には思えた。各章の冒頭にある、古代から現代に至る、神仏との交渉を語る物語、神歌、端唄などの印象的な引用は、文献と現実の連続性だけでなく、日本の民間信仰が古代・中世・近代、そして現代へと時と場所を問わず地下水脈として継続し、民衆の想像力や生活の生きる智慧として存在してきたことを表現しようとしているのである。」

やいっち
2023/08/14 04:07

ともすると、スピリチュアルな流れに堕しそうだが、ギリギリ現実感生活感が保たれているのは、やはり中井シゲノの卓抜な巫女的資質の故なのだろう。  いずれにしても本書を読むのなら、心して、とだけ言っておく。

が「ナイス!」と言っています。
やいっち
面白かったし、読みやすかったので、体力気力があれば一気読みも可能だったろう。「『人間の絆』『月と六ペンス』と並ぶ,三大傑作の一つ」らしいが、吾輩は読書メーターで初めて知った。モームファンとしては恥ずかしいか。
やいっち
2023/08/12 03:08

吾輩としては三度は読んだ『人間の絆』や『月と六ペンス』の切迫感が好みだが、『お菓子とビール』の円熟味が新鮮だった。こういう作風もあることに今更ながらの驚き。医者として、諜報員としての経験や人間観察も生きてるが、モームが唯一愛した女性が巧みに描き込まれていて、忘れられない読書体験となった。

やいっち
2023/08/12 03:09

巻末の「モーム略年譜」が好感。

が「ナイス!」と言っています。
やいっち
グルメどころか日頃極めて貧相な食生活を送っている自分。本書は父の蔵書であり、著者の父への謹呈サインもあることから分を弁えず通読した。
やいっち
2023/08/11 18:00

やや古いが著者のデータ: 「1949年富山県生まれ。関西学院大学卒業。富山市内で料亭「川柳」を経営し、料理長も務める。87年和食薬膳を発表。現在、薬膳研究を進めている。」

やいっち
2023/08/11 21:24

七味唐辛子も成分からすると立派な薬膳かもしれない。

が「ナイス!」と言っています。
やいっち
本作は、「謎の奇病に秘められたリアルで恐い女の悪意」って作品なので、吾輩的には、十日前、長谷川浩一著の『線虫 1ミリの生命ドラマ』(dZERO)を読んだばかりということもあり、天の計らいの読書となった?
やいっち
2023/08/09 03:46

豊崎由美の解説の言葉を借りると、「「週に3度、他の男とセックスすることを習慣にして」いる主婦・麻美。彼女の不倫相手が、次々と身体全体に瘤のようなものを作って原因不明の死を遂げる。彼女自身の肉体にも異変が起こる。女同士の憎悪や嫉妬、母娘で繰り返される愛憎劇。一見幸せな主婦の誰にも言えない秘密とは……」で、男性作家には描けない女性の生理感覚が感じられるようで興味深かった。この身体全体が瘤だらけってのが、まさにある種の線虫の仕業っぽいわけである。

やいっち
2023/08/09 03:47

豊崎によると、処女作らしい粗削りの魅力が好ましいとか。吾輩的には叙述の迫力と感じた。結構、印象というか読後感があとを引きそうな作品だ。

が「ナイス!」と言っています。
やいっち
内容案内の「中世の本当の姿とはどのようなものであったのか、当時の世界観に基づいて解説しつつ、さらに高度なエクァトリウム(惑星計算器)まで、驚くような緻密な科学と宗教の関わりについて明らかにしていく」という通りの本。中世像をとことん覆してくれて爽快ですらあった。付箋貼りまくり。
やいっち
2023/08/08 03:35

【著者プロフィール】セブ・フォーク(Seb Falk):歴史学者でケンブリッジ大学の講師。そこで中世史と科学哲学を教える。研究者としては中世の科学機器を中心に研究を行っている。2016年、BBC New Generation Thinker に選ばれた。

やいっち
2023/08/08 21:20

古代ギリシャやローマの知識などは、アラブの知識人を経由して貪欲にヨーロッパに受け継がれていたことは、我輩も仄聞していた。改めて確認できた。とにかく好著である。

が「ナイス!」と言っています。
やいっち
出版社の内容案内には、「人間だけがもっているスーパーパワーってなに? 私たちはそれをどう使えばいいんだろう? 世界的ベストセラー『サピエンス全史』の著者が、未来をになう子どもたちに贈る、驚きの歴史!」とある。子供向け。
やいっち
2023/08/08 03:32

小生は、サピエンス全史の簡略版かと勝手に思い込んで予約して入手。  店頭でパラパラ捲っていたら買うのは躊躇したはず。リカル・ザプラナ・ルイズの挿画多数。著名な挿絵画家らしい。何処かで目にしたタッチ。吾輩の好みの画風じゃない。でも、お子様向けで吾輩には相応しかったかもしれない。

やいっち
2023/08/08 03:39

人類は実にエゴな動物。他の動物や植物を絶滅しまくってきた。今や自然界を大変貌させつつある。核戦争でその時期が早まるかも。他の生物はとばっちりだね。

が「ナイス!」と言っています。
やいっち
例によって書店で貰ってきたPR誌。勿体ないので読書メーターに登録して通読。出版案内も漏らさず。どの稿も面白い。日本の歴史研究がこのようにして地道に積み重ねられている。そのほんの一端でも触れられたらいいのだが、そうもいかないだろう。
やいっち
2023/08/03 03:16

世界標準をめざした飛鳥時代 重見 泰(考古学)/ 平安京はブラックな職場か? ―貴族社会を支えた下級官人― 井上 幸治(平安時代史)/ 江戸東京今昔めぐり 第41回 古代東海道と立石③ モリナガ・ヨウ (イラストレーター)/ 歴史地震をまなぶ 第8回 正応六年関東地震の被害 片桐 昭彦(日本中世史)/

やいっち
2023/08/03 03:16

歴史のヒーロー・ヒロイン ソフィスト 流動的状況における思考のモデル 安西 洋之(ビジネス+文化のデザイナー)/ 乱世の闇に忍びの行方を探る 岩田 明広(考古学)/   日本の第一次世界大戦参戦と対独戦を考える 飯倉 章(国際関係史)

が「ナイス!」と言っています。
やいっち
「ノーベル賞作家が描く、(中略)白人の庇護のもと育った娘と、黒人に囲まれて育った青年。カリブ海の島で出会った黒人男女の激しい恋のゆくえ──」 トニ・モリスンの表現世界は深甚で錯綜している。紋切り型の理解などあっさり跳ね返される。心して読むべし。
やいっち
2023/08/03 03:12

本作『タール・ベイビー』は、我輩には一層、理解が難儀だった。「タール・ベイビー」は、白人社会で生きる黒人に伝わってきた口承の話なのだが、それもいつしか本来の筋が見えなくなっている。黒人が黒人である拠って立つ場が見えなくなっていることでもある。あるいはそれぞれがそれぞれにこだわりを持ち、己に誠実であろうとすれば相互に激しく齟齬対立してしまう。

やいっち
2023/08/03 03:12

繰り返すが、トニ・モリスンの表現世界は深甚で錯綜している。紋切り型の理解などあっさり跳ね返される。心して読むべし。それだけの重みのある作品だ。

が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2015/03/04(3582日経過)
記録初日
2005/04/30(7177日経過)
読んだ本
1828冊(1日平均0.25冊)
読んだページ
639075ページ(1日平均89ページ)
感想・レビュー
1705件(投稿率93.3%)
本棚
12棚
性別
血液型
A型
現住所
富山県
外部サイト
URL/ブログ
http://atky.cocolog-nifty.com/bushou/
自己紹介

読むこと、書くこと、居眠りすることが好き。生活のために仕事も。家事や庭仕事もなんとか。
読書は雑食系かな。でも、読めるのは月に十数冊なので、実際には幾つかのジャンルに限られてるみたい。
苦手なのは、専門書や法律、マニュアル本など。
小説やエッセイを書いたりしてます。
バイクでのミニツーリングを折々。
グルメ、スポーツ、コンサートも楽しみたいけど、仕事や家事でなかなか実現しない。昨年(23年)末、薪ストーブ設置。庭木の枝葉を焚き火代わりに燃やしてます。薪はなくて柴だけなので、心底寒い時だけ。焔と共に柴の燃えてはぜる音が心地いい。


外部ブログも20年以上になりました:
日々の日記:「壺中山紫庵」 http://atky.cocolog-nifty.com/bushou/
創作の館:「壺中方丈庵」 http://atky.cocolog-nifty.com/houjo/

読書メーターの
読書管理アプリ
日々の読書量を簡単に記録・管理できるアプリ版読書メーターです。
新たな本との出会いや読書仲間とのつながりが、読書をもっと楽しくします。
App StoreからダウンロードGogle Playで手に入れよう