
植木や草花たちの凄まじい成長力に圧倒される日々。好きな本を読むことが癒し…だったらいいな。 2025年5月の読書メーター 読んだ本の数:14冊 読んだページ数:4021ページ ナイス数:5580ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/556130/summary/monthly/2025/5
えかさん こちらこそナイスやコメント嬉しく思ってます。庭に目立つのは、野草ばかり。もしかしたら雑草なのかな? 苗から育てた花より開花する野草に彩られる庭。何とか彼岸花が迷い込んでこないかと願ってます。
この四月には、藤かんな著『はだかの白鳥 阪大大学院卒でAV女優に』(飛鳥新社)を読んで妄想を逞しくしつつも感銘を受けたものだった。こちらは、大阪大学大学院(理系)を卒業して、一部上場企業に勤めた藤氏がなぜAV女優の道を選んだのかを書いたもの。同氏が勤務時代、男性にHを求められると、断れない性分で応じてきたものだったというくだりにかなり萌えたものである。AV女優らの情報発信も増えている(らしい)。
女性だって猟色家(漁色家)だっていいじゃないか…なんて主張まではこの小説では描いてない。社会的な抵抗、その前に常識に囚われがちな制約との葛藤が女性の行動を縛っている…その葛藤こそが物語となっている。その前に、主人公は脚本家、つまりは創作の人。何物にも縛られずに自由な創造や表現を目指すはずの人。殻を破れるかという葛藤の書のはずだが、その点の探求は物足りなかった気がする。
今求められているのは、いよいよ資源獲得競争に駆け出しつつある北極海や深海の探索に際し、音による環境破壊の齎す海の生き物への影響を最小限にするべく、早急に対策を打つことだろう。
それはそれとして、視覚に頼りづらい環境にあって、「音でコミュニケーションを取る水中生物は多く、海の中は賑やかな会話にあふれている。」ことに思いを致すことは我々の世界を豊かにすることでもあると思う。
題名の『4 3 2 1』は一見奇を衒ったようだが、生きる上で人生のどの瞬間にも選択の時が常にあり、有り得た他の可能性としての人生を生きた可能性の中の<私>が現にここにある自分に量子の波のように収斂しては錯綜し発散することもある。<私>とは、錯綜する波の積み重なりでありどれが実相なのかは自身の選択に依存する。選択は責任と裏腹なのかもしれない。
アメリカの病の深甚さをつくづく。トランプの登場も必然だったのか。巨大国家アメリカの混迷は世界を巻き込んでしまう。ユダヤ人問題、黒人と白人との相克、が、全くオースターの視野にないのは、先住民族(インディアン)の存在(あるいは抹殺された先住民の無視)。ヨーロッパからの白人移民は南北、特に北米の地を更地にした。いま、イスラエルがガザなどを更地にしようとしてる。アメリカの力に後押しされて。そうした問題意識の欠如無関心は痛々しい。
こうした明治や大正、昭和の浮世絵師の絵に関心を抱くのは、絵の魅力もさることながら、吾輩が78年から30年ほど東京に在住し、仕事で恐らくは大概の住民よりは細かく(車で、オートバイで、徒歩で)動き回ったからでもある。昼間は勿論、夜半や未明に至る東京の姿を見つめてきた。駄文の類いも数千も書き綴ってきた。大半は水泡に帰したが、紙面に画面に向かいつつ拙稿を刻んできた、その故かもしれない。
植松 三十里(みどり)氏は、「静岡市出身。東京女子大学史学科卒業後、婦人画報社勤務、七年間の在米生活、建築都市デザイン事務所勤務などを経て、フリーランスのライターに。」という方。初めて読む作家である。イザベラ・バードが取り持つ縁。
吾輩は、スナウラ・テイラー 著『荷を引く獣たち ―― 動物の解放と障害者の解放』(今津有梨 訳 洛北出版)やピーター・シンガー著『新・動物の解放』(晶文社)などの延長で読んでみた。参考にはならなかったが。読むには、叙述が単調で辛かった。
作者のアンナ・シューウェルは、「英国ノーフォークで敬虔なクエーカー教徒の家庭に生まれる。14歳で足首に重傷を負ったのがきっかけで両足が不自由となり、移動を馬車に頼る生活を余儀なくされる。(中略)7年近くかけて執筆した『黒馬物語』を1877年に発表。「馬に対するやさしさ、同情心、理解ある扱いを促すこと」を目指した同作は発売直後から大ベストセラーとなり、近代社会における馬の扱いが格段に改善されるきっかけになった。(以下略)」
解説の井本清哉氏によると、治療対象本人の「謎に満ちた病気の原因と思われる遺伝子異常は突きとめられる。治療も有効であった。ハッピーエンドを期待したい。しかし、ゲノム情報はさまざまな難題を家族に投げかける。ゲノム情報は、血縁者間で共有されるからである。ニック君の場合、病気の原因と思われる遺伝子異常は、母親から受け継いだものだった」!
井本清哉氏は解説の最後で語る:「是非この機会に遺伝とは何か、ゲノムを調べることの利益と不利益、健康や家族、未来の医療について、自分自身にも起こりうることとして考えて頂きたい。」と。訳本は2018/11発売だが、少なくとも吾輩は今もリアルなドキュメントとして読めた。
「神話と地球物理学」も興味深い。八岐大蛇など古事記での島が生まれる叙述は、地球物理学的に解釈していて感心した。後年、蒲池 明弘著の『火山で読み解く古事記の謎』 (文春新書)が出た時は、早速入手し読んだものである:拙稿「古事記神話と火山学・地球物理学」
そのほか、悪戦苦闘ぶりを描く「自画像」なるエッセイも面白い。ちなみに、表紙の絵は自画像である。俳句についての持論や、さらに「比較言語学における統計的研究法の可能性」など先駆的過ぎる論及に驚いた。近年は文学作品についても統計学的研究が応用されているらしいが、その様子を観たら、寅彦はどんな感懐を抱くだろう。 とにかく記憶力、観察力、優れた繊細極まる感性や知性に溢れた、物理学者ならではの、類を観ない本である。
読むこと、書くこと、居眠りすることが好き。生活のために仕事も。家事や庭仕事もなんとか。
読書は雑食系かな。でも、読めるのは月に十数冊なので、実際には幾つかのジャンルに限られてるみたい。
苦手なのは、専門書や法律、マニュアル本など。
小説やエッセイを書いたりしてます。
バイクでのミニツーリングを折々。
グルメ、スポーツ、コンサートも楽しみたいけど、仕事や家事でなかなか実現しない。昨年(23年)末、薪ストーブ設置。庭木の枝葉を焚き火代わりに燃やしてます。薪はなくて柴だけなので、心底寒い時だけ。焔と共に柴の燃えてはぜる音が心地いい。
外部ブログも20年以上になりました:
日々の日記:「壺中山紫庵」 http://atky.cocolog-nifty.com/bushou/
創作の館:「壺中方丈庵」 http://atky.cocolog-nifty.com/houjo/
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植松 三十里(みどり)氏は、「静岡市出身。東京女子大学史学科卒業後、婦人画報社勤務、七年間の在米生活、建築都市デザイン事務所勤務などを経て、フリーランスのライターに。」という方。初めて読む作家である。イザベラ・バードが取り持つ縁。