直木賞受賞作。めちゃくちゃ分厚い本で焦り。3週間かかった。足利尊氏が主役なのだが、人間味溢れる尊氏の描写が今までにない歴史小説なので、面白くは読めた。だが一方で、戦の度に、くどいほど尊氏の性質を述べるので、そこは辟易した。

直木賞受賞作。めちゃくちゃ分厚い本で焦り。3週間かかった。足利尊氏が主役なのだが、人間味溢れる尊氏の描写が今までにない歴史小説なので、面白くは読めた。だが一方で、戦の度に、くどいほど尊氏の性質を述べるので、そこは辟易した。

短編集。ほぼ主人公はバリバリ働く女性。4作品の中で一番良かったのは、「最後の晩餐」かな。ＮＹの街並みを文章で素晴らしく詳細に語られている。

2005年に出版された本。ロシアの美術館に画家である筆者が訪れるという内容。2024年現在と状況が全く違ってしまったが、ロシアにもいい美術館が沢山あるんだなと感じた。

短編集。私の理解では、全部ではないにせよ、筆者の自らの経験を書いてあるように思った作品があったのだが、どうなのだろう。芸術や音楽などの固有名詞がお決まりの村上節が炸裂。

そもそも主人公のおじさんがハイスペなので、こういった展開になるんだろうなっていうのもあるが、高齢化社会で定年後も活躍したいという気持ちはよーく分かる。