読書メーター KADOKAWA Group

2024年12月の読書メーターまとめ

阿部義彦
読んだ本
44
読んだページ
10039ページ
感想・レビュー
44
ナイス
1051ナイス

2024年12月に読んだ本
44

2024年12月のお気に入り登録
1

  • 陶子Ⅱ

2024年12月のお気に入られ登録
2

  • tabine_sora
  • Nao023

2024年12月にナイスが最も多かった感想・レビュー

阿部義彦
年末年始用の積読の一冊何とか一日で読み切りました。と言ってもこれで二度目です。一回目は20歳になるかならないかの頃だから40年以上前か、病院で知り合った人から勧められたのが、きっかけで初期の愛想のない青が波打ってた単行本を買って読みました。雨の止まない数年ばかり印象に残ってたけど、後半ギリギリからの登場で大干ばつと併せてもそんな長くは無いのだな。でもラストのオチだけはちゃんと覚えていてこれは喋りません。どっちかと言うと筒井康隆の解説目当て「虚航船団」との関連を深く感じました。歴史の物語として。超虚構、偽史
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2024年12月にナイスが最も多かったつぶやき

阿部義彦

もう、いくつ寝るとお正月♪おはようございます。いつもナイス有難うです。いつもより漫画を多く読みました。諸星大二郎さんの蔵出し作品集「彼方へ」が良かったです。『栞と紙魚子シリーズ』の新作を密かに期待してますー。2024年11月の読書メーター 読んだ本の数:42冊 読んだページ数:9026ページ ナイス数:1039ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/569004/summary/monthly/2024/11

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2024年12月の感想・レビュー一覧
44

阿部義彦
年末の古代雑誌の整理第二弾です。81年ジョン・レノン銃殺の翌年。いしかわじゅん先生の特集号。〈全解剖いしかわじゅん〉として以下の錚々たるメンバーが似顔絵とコメントを!大友克洋、つか絵夢子、高橋留美子、夏目房之助、柴門ふみ、高野文子、吾妻ひでお!後明大漫研後輩の山田双葉(山田詠美の本名)が『実録 いしかわじゅんとの秘められた X年間』と言う意味深な漫画を書いてます。当時の詠美さんのカラー写真も載ってます。皆さんこの二人の関係について憶測をしています。関川夏央との対談が実に核心をついてます。何より若い!
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阿部義彦
マイ古本屋にて購入。82年と言うと大学中退してプーしてた黒歴史時代か?さべあのま特集号、さべあさんはTwitterやっていて今もフォローしてる位好きな漫画家です。結婚なさった前後で、友人の高野文子、まついなつき、柴門ふみの3人がさべあネタの漫画を書いてます。インタビューでは現在の愛聴盤はムーンライダーズの『青空百景』との事。又最近亡くなりましたが村上知彦さんが さべあのま論を書かれてます。後半は怪奇漫画特集で楳図かずおさんのインタビューが!兎に角字が小さい、最高4段組。でも本当に盛り沢山です。情熱の塊。
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阿部義彦
『音楽図鑑 増補盤』を聴きつつ読了。ニューヨークに移住してからは、インスタレーションにかなり力を入れていて大掛かりな装置なども取り入れていた。ところが文化三流国の日本ではなかなか本腰を入れての展示が行われる事は無く、やっと現在東京都現代美術館で展示会が開かれています。東京に住んでたら無条件で行くのですが。過去最大規模のインスタレーションの展示です。でも、今月の坂本本、8冊紹介されてますが7冊読んでた。その位若い自分に音楽に歌詞は関係無い、ジャズ、クラシック、現代音楽等をロック馬鹿の自分に啓蒙してくれた。
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阿部義彦
福岡ハカセのエッセイです、私より2つ年上なのですね。これは、週刊文集の連載の初期を再編集し手を加えたものだそうです。その分専門的にならずにどれも面白いです。同世代だけに、大阪万博や切手、古銭集めの話題など共感しまくりでした。何よりも教育論に関しては頷く事ばかり。自然に感動する心無しには学問は始まらない。それがハカセにとってはルリボシカミキリの青色だったのでしょう。その驚き無くしてはではいくら『馬を水辺に連れていく事はできても、馬に水を飲ませる事は出来ない』。必要なのは何か好きなことがひとつでもある事。
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阿部義彦
年末年始用の積読の一冊何とか一日で読み切りました。と言ってもこれで二度目です。一回目は20歳になるかならないかの頃だから40年以上前か、病院で知り合った人から勧められたのが、きっかけで初期の愛想のない青が波打ってた単行本を買って読みました。雨の止まない数年ばかり印象に残ってたけど、後半ギリギリからの登場で大干ばつと併せてもそんな長くは無いのだな。でもラストのオチだけはちゃんと覚えていてこれは喋りません。どっちかと言うと筒井康隆の解説目当て「虚航船団」との関連を深く感じました。歴史の物語として。超虚構、偽史
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阿部義彦
今年に亡くなった松岡正剛さんのエッセイの断片を集めた本です。71年創刊の雑誌『遊』に連載された「自然学曼陀羅」他その前のエッセイも含まれます。20代の若書きですが、自然に有る図形から鉱物、磁力、流線形、(当時はフラクタルなんて言葉無かった)、相似率と名付けて、今読んでも半分も理解出来ない有様です。後書きに1968年がターニングポイントとあり、この年に五月革命、キング牧師暗殺、キューブリックが『2001年~』公開、ディックの『電気羊は~』出版、吉本隆明の『共同幻想論』出版等。若書き故の斬れ味。空恐ろしい。
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阿部義彦
山形田舎在住ではっぴいえんど『ゆでめん』を買うために山形市まで往復100kを自転車で走ったそう。若い頃9ヶ月だけ『ガロ』の社員でその時連載したのが「ヨネザアド物語」ですが、ブロンズ社から絵本を書き下ろさないかと声が掛かりそれに専念する為無理矢理終わらせたので尻切れトンボに。初の単行本「青猫島コスモス紀」自分は買いました。元はジャンプ出身なのですね。その後松本隆さんから、イラストを頼まれて天にも登る気持ちで『微熱少年』が出来ました。その頃の未だ未完成な頃の習作とも言える作品を集めた貴重な本です。永久保存
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阿部義彦
集英社の季刊誌、好きな特集の時だけ買います。今回はムーンライダーズ目当てです。歌詞の特集普通なら松本隆に、声がかかるのだろうが、あえて高橋源一郎、松山猛と言う、変化球!このセンス嫌いじゃないです。松山猛さんのインタビューはかなり得るものが多かった、トノバンのソロ、聴き直したい。中島みゆきだけは聴かないので、モヤモヤとした。陽水、ライダーズ、ユーミンにしても、文学の残滓がありありと残ってる。校正者のお二人の対談、どちらの本もレビュー済みでしたが凄く良い、その後高橋秀実さんが亡くなったのはショックでした。合掌
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阿部義彦
マイ古本屋で購入、私と同世代(正確には彼女が1つ上)で、ビックリハウス、YMO等サブカルの影響をモロに被って、今は東京から引っ込み北海道の新天地でホームの専属医として働いている、リカちゃん先生が若い時(1996年)に岩波から出した本。私はテニス、インベーダー、ギャラクシアン止まりで、ロールプレイングは興味が無くファミコンもやりませんが、リカさんはかなり嗜んで入れ込んでいたのですね。今でもネット無しでは文化論もビジネスも始まらないし、その後のクール・ジャパンも今では当たり前の存在。早すぎた試論。
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阿部義彦
晶文社らしい、美しい装丁、カバーがエンボス加工でなんと帯もエンボス!又表紙のイラストも、良くて帯の推薦文が山田詠美ネキ。思わず見つけた次の日に購入。装丁家は名久井直子さん!やりますねー。著者に関しては全然知りませんでした。国際結婚をした子女で父はセネガル人、母は山田詠美を愛する文学女性で、アワと言う名前はセネガルではありふれた名前だそう。両親とも浮世離れした強烈な個性。父が怒ると警察沙汰にも。モデルをしながら文章修行中。しまおまほさんのエッセイと同じ匂いを感じました。弟と腹違いの姉も登場。見守りたいです。
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阿部義彦
毎年恒例の楽しみである、作家主義による今年の漫画の発表です。昨年の『東京ヒゴロ』みたいな誰でも推す作品は無く、今年は票が割れたようで、他誌には真似の出来ない作ばかり。ベスト10で読んでたのは榎本俊二の「ザ・キンクス」20位では佐々木マキの「ゆめみるナッティナンバーズ」40位までだとおおひなたごうの「レコード大好き小学生カケル」の三つだけでした。いしかわじゅん等の漫画時事放談が良かった、嫌いな講談社がIPビジネスで大儲けらしいが、その『ちいかわ』自分は興味の外で見たくも無い。すぎむらしんいちは是非読まねば!
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阿部義彦
最近良く買うようになった中公文庫です。前回の江戸川乱歩座談に引き続き、江戸川乱歩が生前に過去の海外を含む探偵小説を読破し、(中には翻訳が無く原書で読んだのも含む)そのトリックを類別してまとめたものです。そんなのが有るというのは昔微かに記憶に有りましたが、それがこんな形で文庫オリジナルとして読めるなんて思いませんでした。一人の作家が生きてる間に作れる満足できる探偵小説は良くて6作。後はエピゴーネンとは説得力がある。私が好きなチェスタトンは乱歩も凄みがあるし、逆説など視点が斬新で一目を置いてるのが嬉しい。
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阿部義彦
12月20日に山梨県在住のテリー・ライリーが60周年記念として京都清水寺で指揮をした、『In C』のライブ盤CDが発売されて、同じくしてタワレコで季刊誌エレキングが彼とミニマルミュージックの特集号も発売されたので同時購入。二人以上でなら演奏可能で楽器が無くても声でも大丈夫な自由な楽曲。聴いてると芋虫がモゾモゾ動く様な、本当に楽しい曲です。インタビューも交え、ミニマルからアンビエントまでを、スティーブ・ライヒ、ラ・モンテ・ヤング、ブライアン・イーノ、ハロルド・バッド等を例にあらましを辿ります。年間ベストも。
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阿部義彦
本の雑誌の最新号で津野海太郎さんが取り上げてたので慌てて本屋に走りゲット。私の好きなちくま書房を創った編集者、ガロ、筑摩書房、美学校(赤瀬川講師の助手)の神保町界隈の三つのトライアングルによって今の自分がつくられたと語ってます。ちくま文庫の創刊、ちくま文学の森、失敗したちくまの総合誌『頓智』〈⇐自分は全10号全て買ってました。〉本人も雑本のオタクで赤瀬川原平さんと出会い意気投合して、良く原平さんの家に泊まったそうです。王様のブランチでも有名です。現在76歳で半病人ですがこの本がちくまへの恩返しです。
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阿部義彦
BRUTUSらしい坂本龍一の特集。音楽よりも、坂本龍一の知的好奇心の広さに焦点を当て、読書、芸術、映画の劇伴、など海外の著名人が多く、国際色豊かな活躍ぶりが伝わります。特にアートのインスタレーションに関しては詳しく大変ありがたい。所在地非公開の坂本図書の本棚の写真が有り、そこに綿矢りさの「大地のゲーム」があったのが意外だが、大震災絡みなのかなと思い納得。私も好きな著者なので嬉しい。音楽でも、好きなOPN(ダニエル・ロパティン)やローレル・ヘイローもコメントを寄せてた。大年表は力作でした。写真も良い。
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阿部義彦
毎年恒例ベストアルバム2024の発表でした。今年の収穫は自分的には柴田聡子だと思うので、日本のロックで第二位で納得という感じ。高野寛のも良かった。あと寺尾紗穂も。それ以外の米ロック、USロックは聞いた事の無いのが多く、ウーン歳をとるとはこおゆう事なのか、と独りごちる。アンビエントに大きく舵を切ってますます浮いてしまった一年かも。テリー・ライリーは今年ライブ盤を2枚出したけど、どっちも良いです。日本に住み着いてくれて有難う。感謝しか無いです。エレキングでも特集を組んでます。マイナーCDを予約や取寄せする日々
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阿部義彦
書店ではやはり、新潮文庫の配本体制に対する不満が爆発してましたね。マイ本屋になんてかなり遅れてしかもちびっと10冊位しか入りませんでしたもの。新潮文庫といったら外文の牙城で私も若い頃はヘッセ、ヘミングウェイ等でお世話になったのに、安部公房関係で頑張っただけに何より損をしたのは、新潮社自身でも有る。わたし的には今年は中公文庫が頑張ったと思う、『江戸川乱歩座談』良かった。そもそも、文庫シンボルをころころ変えるな。yondaを殺して変なロボットにした新潮社、センス無い。変えない岩波、ちくま、河出を見習え!
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阿部義彦
この本書店ではまず置いてませんでした、タワレコで検索したら在庫僅かと有ったので取り置きを。高野寛さんのソロは今回新作を買うまでは聞いた事ありません。代表曲『虹の都へ』も知らないジイジですが、ビートニクスやPUPAは持ってるんですよ。そんな訳で新作「Modern Vintage Future」やユキヒロの「ブルームーンブルー」を聴きながら読了。YMO絡みで星野源や中村佳穂、MIYAとも縁が深く、正しくYMOチルドレンですね。この後YMOチルドレンのライブCDも聴こうと思います。後半はじんわり涙も染みる内容
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阿部義彦
これが完結です。(全2巻) これだけ設定が特殊な漫画で一話ごとに話や主人公を考えて練り上げるのにえらく時間がかかりそうな連載を良くぞやり切ってくれたなー。と思います。とても量産が効かない話しばかりですものねー。というか、普通の漫画家には思いつけもしないし、資料を漁る時間の方が遥かに時間が掛かったのではないでしょまうか?歴史の重み、適不適説への疑問、そして進化の先頭に立つ我々自身。そんな事よりも大事なのは人にそれぞれの仕方で寄り添う事であると教えてくれる素敵な漫画でした。
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阿部義彦
特集のビートルズの初期は自分は余り興味が無い(初期でレコード持ってたのは「サムシングニュー」だけ。)それよりポールの初期から中期くらいまでが紙ジャケで再発です、これで初めて1st聴きました。そして、長らく廃盤でした、ウィングスオーバーアメリカ3枚組が再発ですよねー。私は中古CD市で苦労して手にしたばかりでした。タイミング悪っ!他は矢野誠さんの連載が大貫妙子さんとの出会いとアドバイス!(つまんないトリオなんて辞めちゃいな!)が良かった。ター坊をシャーベットの様だとはなんとも素敵な形容ですね。
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阿部義彦
岸本佐知子さんの推薦帯に惹かれ購入。内容は決して流し読みして、フンフンと言えるものでは無く、学術的アプローチが主で心理学的知識を要するものなので読むのも時間がかかりました。人間のダークな一面としての性格を「マキャベリアニズム」「サイコパシー」「ナルシシズム」「サディズム」の4つに大別して、それぞれの特徴を詳しく解説します。特にダークな性格とリーダーシップに関する項目は面白く。ジョブズにしろそれに続くマスクにしろ自分は賞賛されるべき存在、他人が苦しんでも気にならない、これは某県知事にも共通する様に映る。
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阿部義彦
今年のベスト特集、つらつら読んで、自分的には以下の4冊、『わからない』岸本佐知子、『パッキパキ北京』綿矢りさ、『続きと始まり』柴崎友香、『偶偶放浪記』小指。津野海太郎さんの連載 続・百歳までの読書術で松田哲夫さんの新刊を取り上げてくれて有難う!知りませんでしたちくま命の自分としては、取り寄せても買います。ちくま文学の森シリーズ、若き日の自分も夢中になりました。装丁が洒落てました。偶に本を買う人なら文庫1000円にたまげるかもですがちくま、河出、中公好物の自分としては逆に文庫800円で安いとすら思う。うーむ
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阿部義彦
とうとう最終巻を読了。かなり力が抜けた終わり方で唖然と言う感じ。多分いしかわじゅんの全作品では一番長く続いた連載ではないかと思うがこの終わり方は無いのじゃないかなあ。カオリは子供を産むために引退して外国へ。コマちゃんは、小夏とも謎の女とも決定的な進展が無いまま無責任に日々を生きる。何のカタルシスも無いまま投げ出されるどころか自然に置いてけぼり?長編むきでは無いですね。『憂国』『至福の街』のカタルシスはどこに置いてきてのか⁉️ 長くても必ずしも代表作になる訳では無い良い見本です。欲求不満が残りすぎる!
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阿部義彦
西村ツチカさんのストーリー漫画です。「ビックコミック増刊号」に連載されていたそうです。ツチカさんの単行本はなかなか見かけないのでブックオフで見つけた時はヤッターと思いました。松本大洋や高野文子がファンだと言うのも頷ける一枚絵としても鑑賞に耐える、アートに関心のある方なら虜になる真似の出来ない絵です。色んな時代の動物達(中には絶滅種も)が来店する百貨店のコンシェルジュを務める秋及さんの物語。巻末に参考文献が載ってるけど、絶滅生物からデパートの歴史からサービス関係からまずはブッキッシュな漫画家さんですね。
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阿部義彦
今年の初めから7月にかけて、創元推理文庫のアンソロジー『短編ミステリーの二百年1~6巻』に嵌り読み継いで来ましたが、その中で中坊の頃読んだ同社の江戸川乱歩編の『世界推理短編傑作集1~5巻』が2018年から戸川安宣さんの手によりリニューアルされたそうで、その一環として戸川さんが増補巻として新たに6巻を付け加えて22年に刊行されたのがこの文庫だそうです。この巻では弁護士ペリー・メイスンやメグレ警視が活躍、チャンドラーはやはり圧倒的に読ませるわ、ネット登場前の本格推理やはり、心に響くわ ロバート・アーサー最強!
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阿部義彦
8巻は手に入らなかったので飛ばしたけどそんなに影響無いでしょう。主人公のコマちゃんが、ヘタレで女たらしなのに何故こんなにもモテるのかが本当に謎。プロレスの話題にはついていけない、音楽だけが当時を思い出すよすがになってます。ムーンライダーズが『AOR』を出した、という事は空白期が終わり『最後の晩餐』で復活した後か、それでも本当にもう随分と昔だよなー。再び映画を撮る事にになり駒彦、カオリ、小夏が相まみえる事に。次が最終巻です。どうなるんだか?
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阿部義彦
マイ古本屋で掘り出しました。これは自分的に、大当たりでした。会田誠周辺のアーチスト、加藤愛、遠藤一郎、そして何よりChim↑Pom が総出演。表紙の会田誠さんからして若いですね。会田誠発注作品 新人さんいらっしゃいvol.1~3や会田誠さんが苦手な抽象画を学ぶ為にプロの3人に教えを乞う『先生、僕に「絵画」を教えてください!』等、一番為になったのは、『ふつう研究所座談会』です。始まりは会田さんが、4期にわたり『美学校』の講師を務めた事で、そこから色んなアーチストの卵が集まり育っていったのですね。永久保存。
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阿部義彦
マイ古本屋で購入。多分これが親本でしょうね。白夜書房より2012年刊行。こんな事言っちゃなんですが、私は本業のバンドの音楽は全然と言う程知らないのですが、サブカル雑誌のコラムや小説、エッセイ等活字では良く親しんでました。それこそ古くは「ビックリハウス」時代のペンネーム『ビッグムーン大槻』から(一番記憶にあるのは、ビックラゲーションでの鼻息ネタ!)。収入、事務所、人気が下がるということ、等半自叙伝的に語られます。坂本龍一、橋本治、糸井重里、ねじ式、バンドブーム、テリー伊藤、戸川純、星雲賞、etc etc
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阿部義彦
小夏とはすれ違いのまま、とうとうもう一人の女子高生カオリと結ばれてしまう駒彦。小夏はテレビに出演したのが学校にバレて、退学をするしか無い所まで追い詰められる。駒彦はいつも、何とかするとは請け負うが肝心な時は役に立たず、偶然が見方して難を逃れるというパターンの繰り返し。作者も明らかに手を抜いてる様ですね。天下のプレイボーイでの連載で誰も相談出来る人も居なかったのか?キャラの可愛さだけで引っ張ってる感じ。
今庄和恵@マチカドホケン室/コネクトロン
2024/12/10 07:59

なつかしいです。リアタイで読んでました。いしかわじゅん先生の変化のほどを的確に指摘されてますね。

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阿部義彦
古本屋で購入。何時からか一般名詞になった、トラウマ。昔は心的外傷等と訳されていましたが、わたしがこの言葉を知ったのは筒井康隆の小説だった様な。そう言えば吾妻ひでおさんが蒸発癖とアル中で精神科医にかかっていた時、先生が漫画家さんだそうですがどんな作品を書いてたんです?と聞かれたので『トラウマが行く!』なんか書いてました、と言ったら全然受けなかった。。らしい。北杜夫さんや、加藤和彦さんも例に出され凄く分かりみが深い。精神病院の起源の話が興味深かった。そしてラストの『森田療法』圧巻でした。
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阿部義彦
品切れ状態で重版が決まったそうです。私も最近気になってぼちぼち本を漁っている斜線堂有紀さんがそもそも注目される事になった、Twitter上に綴られた緩い縛りによる掌編小説集だそうです。ラストに〈構造〉とだけ種明かしが有って、未だに書かれざる短編が無限に有るとも言えるし、読者が二次創作を創る事も可能な開かれたテキスト。キーワードは偏在か。楽しみましたが、私見ですがあちこちに筒井康隆さんからの影響を濃く感じた。「お助け」「樹木法廷に立つ」「虚人たち」「夢乃木坂分岐点」無限のテキストを誘う『バベルの図書館』?
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阿部義彦
2000年以降の各紙誌に発表されたエッセイや追悼文、文庫解説、芥川賞選評など、全て初収録です。芥川賞の選評は初回から半分位は自分でも覚えてましたし、芸になってるのですよ。「良かったですね。でも、あなた、おいくつ?」とか。趣味が又私と似てるのです。131回で舞城王太郎を推したのに、他の審査員は嫌悪して残念とか。142回で松尾スズキの「老人賭博」が一番面白いとか。痛快は古市憲寿の小説は、ケチョンケチョンに貶されてた。私も此奴の本業の評論1冊読んで『お前がズレてるんだよ』と思い二度と読むかと思いました。
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阿部義彦
能町みね子さんの案内による、109から始まる渋谷散歩。横尾忠則さんの発端となる絵画『暗夜行路 N市-I』を巡っての糸井さんとの対談。晶文社からY字路に関する本を出した重永瞬さんも寄稿してます。(この本レビュー済み)、スリバチ、坂道、暗渠、多叉路、色んな要素がY字路には詰まってます。変形地に建物を設計する建築家の話が面白かった。値段が安いので自ら買って自宅にしてる建築家が居たり。イチ押しは残余地です。⬅会いに行ける路上のアイドル(でも陰キャ)とは良く言った。ゴミ捨て場、室外機、ポスト、掲示板、植木鉢等。
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阿部義彦
皆既日食から始まり、裸眼立体視で終わる文字どうりの当時の日常の記録ですが、赤瀬川さんはこういうノープランで行き当たりばったりで書いたものが力が抜けて面白いと思います。路上観察あり、船の進水式があり、天体望遠鏡見物あり、もちろんカメラあり、お茶会ありどれを読んでも、当たり前でない発見に満ちています。赤瀬川さんはステレオカメラにハマって立体写真にのめり込んで本まで出しました。『二つ目の哲学』自分はこれで裸眼立体視(平行法)をマスターしたけど、できるまで1年はかかりました。何度諦めた事か!できた時の感動よ。
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阿部義彦
年末恒例BRUTUSの本に関する特集、去年に引き続き『理想の本棚』vol.2です、過去にも『危険な読書』がテーマで3年越しで特集しましたよね、その後しっかり合本にして特別編集して増刊号を編んでました。でもこの特集で年末だなーと思い起こします。平野レミさんと、読書人にめちゃ売れてる『積ん読の本』の著者、石井千湖さんの本棚が見てて楽しかった。千湖さんの部屋のタワー型シェルフはどんな仕掛けで支えてるのか、単に途中に段々の出っ張りでなのか?圧倒されます。後はフリースタイル冬の号で漫画をさらえば今年も終了かな。
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阿部義彦
好物ちくま文庫2ヵ月前の新刊です。文庫オリジナルのアンソロジーを選んでくれた、岡崎武志さんに感謝します。何ともとぼけた味のある小説を書く人なんでしょう。ほぼ自分の身の回りの事と過去の自分の体験らしき追憶を材料に、あちこち寄り道しながら語られる日常。つげ義春さんの「李さん一家」を思い出しました。太宰治と同時代人で、同じ同人誌で書いてた事も有ります。好きな話は「苦いお茶」が圧倒的でした。引揚者同士の時と場所を超えた結び付き。あと「釘」この話を元に漫画家の倉多江美さんが昔「一万十秒物語」で漫画化してましたね。
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阿部義彦
私の仙台パルコでも、細野さんがいっぱい!そしてパルコにはタワレコも入ってるので、細野さんのCD特集、はっぴいえんど、ティンパン、YMO、ソロと年代毎に詳しいの!それで自分も、雪村いづみと南正人を買いました!私の音楽遍歴はほぼ細野さんと共にありましたので、海外での評価は多分日本以上だと思ってます。アンビエント時代の話が出来る人が少なすぎるー。だが矢張り泰安洋行をリアルタイムで初めて聴いた時のショックは口にできない。聴き込む事で名盤となりました。楽しい特集でした。又第2特集での毛利悠子は凄い才能だと大発見!
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阿部義彦
酒井順子さんの新刊新書。今回のテーマは『老い本』です。古くは「楢山節考」「恍惚の人」から「大往生」を経て「生き方上手」「90歳。何がめでたい」まで。酒井順子さんより、5歳歳上の自分ですが、「負け犬」から「ananの嘘」ときて、「鉄子」「現代語訳枕草子」等、気の赴くままに発表して今回は「老い」がテーマ、光陰矢の如し。わたしが読んでた老い本はまず赤瀬川さんの『老人力』中野翠さんの『いくつになっても、トシヨリ生活の楽しみ』そして、直近では、香山リカ『61歳で大学教授やめて~』の3冊。読書は耄碌防止に役立つの?
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阿部義彦
猫好きな私ですが最近は目が肥えて、当たり前の猫自慢雑誌はスルー。この雑誌は超オススメ。先ず猫神社がこんなにあるなんて(豪徳寺、荻窪白山神社等)看板猫のいる店、猫本屋、猫菓子(和、洋)、世田谷線で『幸福の招き猫電車』には、是非乗りたい。谷中が東の猫町なら、青梅は西の猫町って、本当?青梅には都内唯一の木造映画館「シネマネコ」が有る。そして、西荻窪、神楽坂、谷根千、等のお店巡り。横浜市営地下鉄『踊場駅』が猫まみれ他。猫雑貨イチオシは江東区の猫硝子『可夜硝子』と世田谷の『Flehmen Store』ฅ^•ω•^ฅ
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阿部義彦
最近好きでよく買う中公文庫少し前の新刊。生誕130年を記念しての文庫オリジナルです。昭和40年前後生まれで読書家の方は子供の頃絶対推理かSF小説に嵌らない人は居ないと私は思ってます。代表は星新一みたいな?私も全作品を読んだ訳ではないが、不気味な表紙の春陽堂文庫で読みまくりました。『屋根裏の散歩者』『猟奇の果て』ってそんなんばっかり?この座談、対談集、面子が凄いです、幸田文、小林秀雄、横溝正史、松本清張、徳川夢声等。ポー、クロフツ、クリスティ、ドイル、そして昔からヴァン・ダインは毀誉褒貶の的ですねー、苦笑。
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阿部義彦
不思議なシンクロニシティ、つい先だって生まれて初めて書評ではなくてエッセイ集を出したばかりの、ため年の豊崎由美さん(現在63歳!が46歳の時に、14歳の読者の為に書いた読書ガイドです。古本市で入手。河出書房新社〈14歳の世渡り術〉の一冊。筑摩書房の〈ちくまプリマー新書〉シリーズを思い出します。どっちも好きな出版社だから、許します。先ず指定図書を勝手に決めて無理やり読ませる読書感想文にFUCK!大賛成です。これは明らかに出版社との利権の温床となってるんでないかい?新たな切り口による、読書の楽しさを提出。
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阿部義彦
下巻も読了。上巻に第0話を新たに付け加えたのを受けて下巻でも最終話第45話を付け加えました。ミクロからマクロへと見事な仕上がりとなりました。五十嵐大介さんの転換点となった重要作品だと思いますが、良く連載を講談社(アフタヌーン)も許したと思います。多分アフタヌーンの平均的読者もついてけない人がかなり多く、読者アンケートがあったとした、かなり下位だったのでは無いかと想像します。この本のあとがき風でも著者自ら『試行錯誤』と語ってます。それ故に長らく入手困難だったのをこうして復刻してくれた河出書房新社大好きです。
が「ナイス!」と言っています。
阿部義彦
ちくま新書創刊30周年フェアをマイ本屋で展開していて、お勧めを8冊位平台に積んで有りました、その中から橋本治さんのまだ読んで無いのが有ったので買いました。ちくまの為なら金は惜しまないぜ。美しいとは、、合理的から論を始めます。『理性的で合理的で意志的で主体的である事が好きで、それ故に「美しい」が分からない人と言うのは「自分の都合だけ分かって、相手の都合が理解出来ない」という、いたって哀しい人なのです。』そこから、枕草子と徒然草の比較、自分の文章が試験に採用され、それを正答が違うじゃないかと憤慨する話へと。
が「ナイス!」と言っています。
阿部義彦
直近の古書市で入手。1986年第1刷、集英社。中島梓33歳の時の著書。今の若い人たちの間では中島梓=栗本薫の知名度はどの程度であろうか?元祖オタッキー、やおいBLの始祖と言っても良い存在なのだが。著者の、マンガの神様は手塚治虫、そして虫プロの創刊した漫画誌『COM』が『ガロ』以上に衝撃的でした。中でも宮谷一彦、岡田史子にゾッコンだったそうで、ガロのつげ義春、佐々木マキにはピンと来なかったそう。漫画家目指しCOMの、ぐら・こんに応募したそうです。早稲田での麻雀とバンドの日々。そして恋。多作でした。合掌。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2015/04/21(3560日経過)
記録初日
2015/04/24(3557日経過)
読んだ本
3427冊(1日平均0.96冊)
読んだページ
807909ページ(1日平均227ページ)
感想・レビュー
3333件(投稿率97.3%)
本棚
21棚
性別
年齢
63歳
血液型
O型
職業
サービス業
現住所
宮城県
外部サイト
自己紹介

猫とロックが好きなはっぴいえんど主義者です、よろしく。プログレッシブロックの申し子です。文学はエスエフ第一世代の影響をもろに受けました。人文書好きです。アートにも興味があり、好きな編集者は都築響一さんです。サブカル、赤瀬川原平、山田詠美、綿矢りさ、筒井康隆、橋本治、大島弓子、吾妻ひでお、萩尾望都、フィリップ・K・ディック、絲山秋子、森達也、北村薫、川上弘美。元ビックリハウサー、今でもナイアガラー。

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