皆さんがおっしゃるように途中までエッセイかと思って読んでいました。よく分からないまま文字を追っていたら、自分の心情とぴったりな文章が出てきて読んで良かったと思った。

自分を棚に上げて、心の内で柏木を叱責する源氏に乾いた笑いがでた。紫式部はどうして六条御息所をあんな不憫に描いたのか考えてみたけど、一通り読んだくらいでは全然わからない。大人の男の実力を見せようとギアを入れる夕霧の近くには、ザ・たっちを召喚したい。

光る君へ 11話の感想を受けて。北の方にしてもらえなかった自身の境遇を紫上に投影した説 はさすがに身の程知らずだから違うんじゃないかな、という気がした。「嘘をつくのは男より女のほうが巧い」という台詞を読んで、まひろは道長に言われたことを散りばめてるんだな、もっと自分で気づきたいなと思った。

源氏のモラハラが過ぎる。平安時代の読者も同じように思ったのだろうか。それとも風流なことと受け止められてたのかな。玉鬘に恋い焦がれつつ、玉鬘に言い寄ってくる男を見て楽しんでいるのが非常に悪趣味。花散里パートが唯一の安らぎ。このまま平穏に生きて欲しい。

皆さんがおっしゃるように途中までエッセイかと思って読んでいました。よく分からないまま文字を追っていたら、自分の心情とぴったりな文章が出てきて読んで良かったと思った。

ひとたらしに「蕩」の字を当ててるの好きだなあ。自分から捨てることなく最後まで面倒を見ようとするのは殊勝なことだけど、(自分の女癖の悪さが原因なのに)自分の意に沿わない発言・言動に対して、自分にとって都合がいいことをさも正解のように教え諭す様子が気になる。政権復帰後 壮年の貫禄が〜〜と評されるようになってからも若い斎宮の女御に恋する光源氏がみっともなく見えてきた。

誰の現代語訳を読もうか悩んで、結局 テッパンの田辺聖子訳に。光る君へでみんなが言っていた雨夜の品定めってこんな早くに出てくるんだ、上の空で積極的には会話に参加しない源氏がまんま道長でした。見境がないうえに中途半端に情をかけるところは全く好きになれない。しかも裳着も済ませていない女児を、、、。全く好きになれない。