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2024年3月の読書メーターまとめ

gaku
読んだ本
7
読んだページ
2142ページ
感想・レビュー
7
ナイス
132ナイス

2024年3月に読んだ本
7

2024年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

gaku
ネタバレ小川さんの作品は「地図と拳」に続き2作目。本作も本屋大賞ノミネート。作風から大賞は受賞しない気がするが、面白かった。著者をモデルにしていると思われる作家が主人公の連作短編集。全体的には虚実ないまぜの哲学的な作品集で前半の2作は村上春樹風でもある。癖のある人物が登場する中盤3篇はいずれもありそうな話で、でもちょっと怖い感じのする話。2篇目の3/11の事はよく覚えているのに前日の3/10の事は覚えていないという話は妙に共感した。「地図と拳」とはガラッと変わった作品で、興味深い作家であり、他の作品も読みたい。
が「ナイス!」と言っています。

2024年3月の感想・レビュー一覧
7

gaku
本屋大賞にもノミネートされた人気作の続編。書店を舞台にしたお仕事小説。とかくKYな言動が目立つ山本店長が復帰。主人公・京子を取り巻く人物として、山本店長に煽られて新メニュー制作に精を出す父親や新しいアルバイトでこれまたユニークな山本さんや、いかにもな書店社長ジュニアも登場。京子は翻弄され続けるが、最後は落ち着くところに落ち着いた印象。著者は重厚な作品も書かれるが、本シリーズは楽しんで書いている印象。本好き・書店好きなら共感して楽しく気軽に読める作品だった。
が「ナイス!」と言っています。
gaku
ネタバレドラマ化もされた元弁護士の探偵・涼子と優秀な助手・貴山のバディがよろず依頼に対応するシリーズ続編。依頼人自体に裏があるワケありな事案が3篇。人間嫌いの貴山の動物好きが明らかになり、事務所に希少動物カラカルのマロが結果として仲間に加わった。父子の絆が良い2篇目と人間関係のもつれを解きほぐして女子大生を救う希望のある展開になった3篇目が良かった。主人公は美男美女のベアだが安易に恋愛展開にならないのが良い。ハマる感じではないが、気楽に読めるシリーズだと思う。
が「ナイス!」と言っています。
gaku
ネタバレシリーズ最新作。今回は有名作家の誘拐事件に竜崎たちが取り組む。作家仲間のミステリ作家・梅林の協力が新しい感じだが、事件そのものは東京の殺人事件との関連も含めて早い段階から予想がつくレベル。おなじみの竜崎家の身内騒動も今回は小粒。安定していてスルッと読めるが、もはやミステリ色は薄いシリーズになりつつある。所轄の署長時代の方が竜崎自身のキャラが立っていたし、周囲との関係含めて面白かったと思う。シリーズを続けるなら、そろそろ何か変化がほしい感じがする。
が「ナイス!」と言っています。
gaku
ネタバレ佐藤さん最新作。SFなのか何なのか不思議なテイストの作品。小学生時代にUFOを見たと思われる仲良し3人組のマルセイ・マルユウ・佐渡君。高校卒業直後に再び謎の交通事故に遭遇して奇跡的に生き延びるが、マルセイとマルユウの魂が入れ替わった(らしい)。マルユウを愛する幼なじみの真秀とその母親、担任だった湊先生も含めて、視点が切り替わりながら物語が進むが、もやっとした話ばかりで何とも読みづらい。佐藤さんらしいといえばそうだが、超常現象が多く複雑すぎて物語に入り込めなかった。
が「ナイス!」と言っています。
gaku
「まんまこと」シリーズ最新作。すっかり頼れる存在に成長した麻之助。本作でも名主見習いとしてさまざまな事件解決に仲間の助力を得ながら奔走する。そして後半ではついに待望の長男誕生。過去前妻との死別等悲しい経験をしてきていることもあり、素直に麻之助の幸せを祝福できる。ほのぼのとした雰囲気で読みやすいシリーズであり、続けて読んでいきたい。
が「ナイス!」と言っています。
gaku
ネタバレ小川さんの作品は「地図と拳」に続き2作目。本作も本屋大賞ノミネート。作風から大賞は受賞しない気がするが、面白かった。著者をモデルにしていると思われる作家が主人公の連作短編集。全体的には虚実ないまぜの哲学的な作品集で前半の2作は村上春樹風でもある。癖のある人物が登場する中盤3篇はいずれもありそうな話で、でもちょっと怖い感じのする話。2篇目の3/11の事はよく覚えているのに前日の3/10の事は覚えていないという話は妙に共感した。「地図と拳」とはガラッと変わった作品で、興味深い作家であり、他の作品も読みたい。
が「ナイス!」と言っています。
gaku
ネタバレ湊さん最新作は久々のイヤミス長編。蝶に魅せられ昆虫学者になった史朗。自分の息子を含む美少年6人を蝶に見立てて標本にしてしまったという彼の猟奇的な犯行の告白録から始まる。乱歩的な話と思いきや、中盤からどんでん返しの連続で二転三転する。終盤の展開(真犯人)は何となく察することができたが、結果としてすれ違った史朗と息子の至の思いが何とも切ない。冒頭の口絵を見るとおどろおどろしいのだが、不思議と血なまぐささ等がない。あらすじを読んで多少尻込みしていたが、そこは湊クオリティで読みやすかった。これは映像化困難か。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2010/03/23(5148日経過)
記録初日
2010/01/31(5199日経過)
読んだ本
1629冊(1日平均0.31冊)
読んだページ
561240ページ(1日平均107ページ)
感想・レビュー
1320件(投稿率81.0%)
本棚
7棚
性別
年齢
59歳
血液型
B型
職業
事務系
現住所
大阪府
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