1064作目。3月17日から。女性による作品であることが一目見てわかる。様式美を感じることができる。短編の映画をひとまとめにしたような作品集である。余韻や美しさが散りばめられている。ゆったりした気分になりたい時におすすめの一作だ。

1067作目。3月27日から。6年半ぶり2度目。運転をするようになり、改めて読むことでよりリアルな読後感を覚えた。MT車メインなので隔世の感がある。それでも気を付けるべきポイントはそう変わらないし、運転前の車のコンディションチェックはついつい怠りガチになるが改めて必要性を実感した。

1066作目。3月24日から。5年ぶり2度目。古典は良い。文化も文明も異なる人も、現代人と同じような感覚を持っていたことに驚かざるを得ない。時を経ても変わらないものがある。他人の気持ちを考えれば考える程にその奥深さにはまってしまう。5年前に読んだ時以上にぐっと来るものがあった。教養込みの話にはなってしまうが定期的に読み返して気持ちをアップデートしつつ基準点として大切にしていく。

1065作目。3月21日から。5年ぶり2度目。大切なことがあちらこちらに書き散らされている。思わぬはっとさせられるような内容も数多くある。自戒の意味もこめて、じっくりと読み込むことが重要となる。それはそれとして有名な句に至っては一言一句覚えてみたくなる。何かの応用にも使えそうだ。

1064作目。3月17日から。女性による作品であることが一目見てわかる。様式美を感じることができる。短編の映画をひとまとめにしたような作品集である。余韻や美しさが散りばめられている。ゆったりした気分になりたい時におすすめの一作だ。

1063作目。3月13日から。半分ミステリなのではないかと思うようなラブストーリーの短編集。国内の作品と比較すると、どことなくとっかかりが異質である。ただでは終わらない（もしくは始まらない）という意気込みを感じる。とは言えどれも癖が強いので恋愛物に安定のクオリティを求めるのであれば海外の作品は後回しにしても良いかもしれない。新鮮な気持ちで取り組むことができた。

1062作目。3月10日から。10年以上ぶり2回目。前回は殆ど意味を理解できなかったものの、今回はなんとなくではあるものの雰囲気を味わうことができた。人間味に溢れるというか自分勝手というか、どことなくリアルでありつつもくみ取れるものがあった。歳を重ねることで味わいが変わる一作なのかもしれない。登場人物を若いと取るか、お姉さん的と取るか、大きく分かれるであろう。ちなみに個人的にはまだまだ後者として映った。

1061作目。3月9日のみ。奥行のある物語のほんの一部を切り取ったかのような作品が散りばめられている短編集。前後にお話をくっつけることで中編にでも長編にでも出来そうな印象があった。満足感とは別の意味での物足りなさや、前編を読み飛ばしたのではないかという懐疑を抱く。実際に世に出していない長編から切り取っているのかもしれない。また意図があるかどうかは別としてそれぞれテーマがはっきりしているのでその辺りにも読みやすさがある。

1060作目。3月4日から。過去一作だけ読み苦手意識のある作家だったけれど、こんなにも人間味のある物語をかけるのかとその認識を改めた。思わず手が進んでしまう。まるで「結婚できない男」を見ているかのような気分になる。シュールで絶妙な展開がふんわりと広がっていく様には思わず舌を巻く。独特の生々しさとリアルな気持ちの悪さに悪意はなく淡々とした描写が続くだけなのだけど、それでも与える感触はちょっと気持ち悪く、ちょっとほのぼのとしている。バランス感覚に優れた手ごたえを知らしめてくれる一作であった。

1059作目。2月29日から。何が潜んでいたのかと思いきや、作中最大（？）の強敵が潜んでいたとは思いもしなかった。シンプルではあるにせよ、ミスリードが巧みであった。ただこれで終わるわけがないという意味で奥行を感じさせられる一作である。上巻は時間軸的にボリューミーで、下巻は内容的に厚みがあった。次作への期待も高まる