読書メーター KADOKAWA Group

2024年3月の読書メーターまとめ

taku
読んだ本
8
読んだページ
2318ページ
感想・レビュー
8
ナイス
272ナイス

2024年3月に読んだ本
8

2024年3月のお気に入られ登録
1

  • V8おじさんと空飛ぶコロッケ

2024年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

taku
娘が借りてきていたので読ませてもらうと、進んで手に取るタイプの本ではないせいか新鮮。作風はこの内容からすると優等生のイメージ。推しを推すことで自分を形づくっている、微病み系少女に何を感じるかしだい。推しの炎上に感情と生活のバランスを乱して、どうしようもないまま見守る。こちらも、ただ主人公を見守っているしかない。背骨の表現から綿棒の場面は、主人公の喪失をよく表している。全て投げ出すわけではなく、無意識の見積りとしぶとさも表現していると思えた。
ぶぶ
2024/03/16 10:09

あ、これ図書館で予約中です!ちょっと数年前に、人生で初めてできた推しが大炎上して辛かったことがあり、その傷が癒えてきたので(笑)それまで芸能人などにハマる人の気持ちがあまりわからなかったので、まだまだ自分の知らない感情ってたくさんあるんだろうなあ、となんだか感慨深くなったものでした。

taku
2024/03/17 10:07

ぶぶさん、傷が癒えてよかったですね。でも、今までなかった感情が生まれる経験は自分の糧になると思います。主人公に何を思うか、読み手の経験は大きいでしょう。感想待ってますよ~。

が「ナイス!」と言っています。

2024年3月にナイスが最も多かったつぶやき

taku

買ったばかりの本に酒をこぼしてしまって😨 ジップロックに入れて冷凍する方法を試すことになるとは。思わず、ひとりごつ替え歌。本が酒を含んで なま…がわァ…き…あァ~~~♪ 読めればいいよ、読めれば

ち~
2024/03/02 12:55

結論ソコ〜?🤣

Natsuki
2024/03/02 16:14

なるほどなかなか難しいものですね💦肝にめいじますっ(`・ω・´)ゞ

が「ナイス!」と言っています。

2024年3月の感想・レビュー一覧
8

taku
「アウシュヴィッツを見知った者だけが、そこがどういうところだったか知っている」 ホロコースト関連の本を読んできて何かを知っている気になっていたみたいだ。生き延びるために失っていったもの。人間であることをやめ、神への信仰は反抗に変わり、肉親の死に流す涙もなくす。トラックに積まれ炎の中に落とされる子供たち。想像でもヘドが出る。巨大な狂気の証人が繰り返す、けっしてわたしは忘れないであろうとの言葉。俺は理解できたのだろうか。
が「ナイス!」と言っています。
taku
帯の「事実は小説より奇なり。」を地で行っちゃってる。つかみの1章が抜群、確実に楽しませてくれるはずとの期待に応えてくれる本に出会えて嬉しい。美術品探偵が既に存在していないと思われていた逸品を追うのだけど、モノはナチスの馬像。ナチスと美術、美術ブローカーとの取り引き、元ナチの組織、ネオナチ、シュタージ、KGBなど興味が途切れない。美術品から見えてくる歴史の一端、馬像の調査から結末まで、こういう本が存在するからノンフィクションはやめられない。
taku
2024/03/26 22:29

ぶぶさん、面白いですよ!ノンフィクションを読む楽しさを体験させてくれると思います。興味がありましたら読んでみてください。

taku
2024/03/26 22:36

ポテンさん、美術も歴史も人物も興味深いですよね!映画の原作フィクションを読んでるのかと思いました。欲をいえば当書一のキャラクター、ファン・レインにもっと絡んで欲しかった。

が「ナイス!」と言っています。
taku
娘が借りてきていたので読ませてもらうと、進んで手に取るタイプの本ではないせいか新鮮。作風はこの内容からすると優等生のイメージ。推しを推すことで自分を形づくっている、微病み系少女に何を感じるかしだい。推しの炎上に感情と生活のバランスを乱して、どうしようもないまま見守る。こちらも、ただ主人公を見守っているしかない。背骨の表現から綿棒の場面は、主人公の喪失をよく表している。全て投げ出すわけではなく、無意識の見積りとしぶとさも表現していると思えた。
ぶぶ
2024/03/16 10:09

あ、これ図書館で予約中です!ちょっと数年前に、人生で初めてできた推しが大炎上して辛かったことがあり、その傷が癒えてきたので(笑)それまで芸能人などにハマる人の気持ちがあまりわからなかったので、まだまだ自分の知らない感情ってたくさんあるんだろうなあ、となんだか感慨深くなったものでした。

taku
2024/03/17 10:07

ぶぶさん、傷が癒えてよかったですね。でも、今までなかった感情が生まれる経験は自分の糧になると思います。主人公に何を思うか、読み手の経験は大きいでしょう。感想待ってますよ~。

が「ナイス!」と言っています。
taku
山岳遭難やBC中の雪崩巻き込まれニュースを最近も観た。どれだけの人が救助側の事情を想像できるだろう。救助隊や航空隊経験者の手記からわかる救助への思い。厳しい訓練を行って、二重遭難のリスクを抱えて、多くの救助者に接してきた人たちの安全に楽しんで欲しいという願い。山遊びが趣味なら読んでおきたい本。「待ってろよ。絶対助けてやるからな」という強い思いが救助隊員としての原動力なんてグッときちゃうね。しっかりリスクに備えてお世話にならないようにする。山好きのアンサーだ。
が「ナイス!」と言っています。
taku
時々、凄く持っていかれる。語りが連なって反響し、人物たちの人生や一族の歴史とともに、作家が本を書くことの原点が浮かび上がる。人間の性質と、小説で何を創造するのかを同時に問いかけているよう。この本自体も円環の構造なのか。「どの作家にとっても真に重要な本は一冊しかないのかもしれない。」のなら、著者にとって当書ではないほうがいい。読者もまた飽くなき欲求があるから。最高の一冊をと。どこの国的な小説という目線は持たない方がいいんだろうな。文学はまだ役割を終えていない。
が「ナイス!」と言っています。
taku
本文を引用すると“通常なら医療遺伝学の分野にゆだねられる現象に民族史的アプローチがとられている”書。もとになっているのが著者の論文だから、内容は学術論文的。記録部分への関心は人によると思うが、島内で手話という言語や地域の特色が発生し、失われていった変遷がわかる。オーラル・ヒストリーによる島民たちの言葉には軽く驚きを覚えた。ハンディキャップのある者が社会に溶け込んでいこうとするとき、適応できる社会の姿。意識や区別を取り除くのではなく、無知や偏見による障壁を作らないことだ。
が「ナイス!」と言っています。
taku
知識の裏付けを感じさせる時代描写やブロットの運び。小説巧者だね。一部で巧いだけかなと思ってたら、二部が進むと騙りやサスペンス風な展開の面白さも立ち上がってきた。双子の存在と関係が気になる。精神が分かれた自分なのか。完全な分離も一体化もせず、互いを伴侶として生きていく。酒に溺れ、追う者から逃れ、退廃的でも暗い雰囲気にはならない。そこも面白さではある。ただ、強く引っ掛かるものがあったわけではなく不思議な読後感になった。
が「ナイス!」と言っています。
taku
紀元前と現代の感性を同じには捉えられないが、悲劇が突きつけるものに隔たりはない。根底から人生が覆されたとき、受け入れられるのか。人知、人力の及ばない宿命として描かれるが、選択と行為が複雑に絡み合った結果だ。人は何を知らないのか知らない。作品に接するたび疑問が生まれる。オイディプスは反転してしまった世界の直視を拒否したのではなく、現実を見ていても見えていなかった自分に、流した血で決別したと考える。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2015/05/16(3268日経過)
記録初日
2015/04/15(3299日経過)
読んだ本
1468冊(1日平均0.44冊)
読んだページ
501244ページ(1日平均151ページ)
感想・レビュー
1337件(投稿率91.1%)
本棚
13棚
現住所
北海道
自己紹介

Hey, Life is once. Year, you gotta do, what you wanna do.

読書メーターの
読書管理アプリ
日々の読書量を簡単に記録・管理できるアプリ版読書メーターです。
新たな本との出会いや読書仲間とのつながりが、読書をもっと楽しくします。
App StoreからダウンロードGogle Playで手に入れよう