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2025年11月の読書メーターまとめ

ココアにんにく
読んだ本
14
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感想・レビュー
14
ナイス
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2025年11月に読んだ本
14

2025年11月にナイスが最も多かった感想・レビュー

ココアにんにく
チョコレートのように甘く、時にほろ苦い余韻を残す一冊でした。 青山美智子さんといえば連作短編の名手ですが、本作は少し趣が異なります。一見バラバラに見える12篇が、実はひとつの物語としてつながっている構成に驚かされました(詳しくは伏せます)。BOX2の掌編を一作読むたびにBOX1を読み返すと、言葉や場面の意味がより深く響き、思わず涙腺が緩む瞬間も。まさに1ダースのチョコレートを一粒ずつ味わうように読みました。
が「ナイス!」と言っています。

2025年11月の感想・レビュー一覧
14

ココアにんにく
まさか吉田類さんが登山番組をしていたとは知らず、本書の存在に驚かされました。低山を歩き文化や信仰と結びつけて語る姿は新鮮でした。東日本に偏りがちな百名山に比べ、西日本在住の私にとって身近な低山が紹介されている点は特に嬉しい。大阪の妙見山はケーブルカーとリフトなどで何度も訪れた山ですが、登山ルートを初めて知り、千利休の愛した菊炭にも興味が沸き増しあ。日常に近い登山の価値を再認識できる一冊でした。
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ココアにんにく
万博終了後も「アフター万博」として、私は本が好きなので会場で触れたテーマや展示から広がった興味を読書で深めています。開催時は情報更新が早く、最新情報をSNSで追いかけていたため、紙媒体のガイドブックをじっくり読むのは本書が初めてでした。紙ならではの整理された情報と安定感があり、地図や写真も見やすく、万博体験をより楽しく振り返ることができました。本書の「パビリオン満足度ランキング」で1位だったヨルダン館は、海外パビリオンで唯一行けなかったので悔しい〜。
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ココアにんにく
自然体で旅を楽しむ姿勢が印象的でした。 川の流れに身を委ねながら人や土地に溶け込んでいく柔らかさがある著者の冒険心と人懐っこさが随所に光る旅の記録でした。著者の旅の哲学が垣間見える砂金探しの例えには深く共感し、派手さや刺激ではなく控えめな輝きを見つけることこそ旅の醍醐味だと感じました。さらに「人生の回転ずし大作戦」というユーモラスな夢の捉え方も印象的で、肩の力を抜いて人生を楽しむための知恵のように思えました。
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ココアにんにく
眺めていて飽きない美しい図鑑です。同系色の動植物も写真で並べられていて色のイメージが直感的に伝わりやすく、鉱物の世界に親しみやすく入れます。鉱物の本を最近読み始めたばかりで専門的な内容に気後れしていましたが、本書は巻末の用語集が助けとなり、知らぬ間に「劈開」などの専門用語が身についていく―というのが嬉しい体験でした。同じ鉱物でも宝石品質かどうかの違いにも興味が沸いてきました。タイガーズアイの項でホークスアイが登場した時には2025年の日本シリーズを連想して思わず笑みがこぼれました。
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ココアにんにく
『Arc アーク ベスト・オブ・ケン・リュウ』でケン・リュウ作品を初めて読み、特に『紙の動物園』や『もののあはれ』が心に残り、さらに他の作品にも触れたくなり選んだ一冊。『文字の占い師』のやりきれない胸が詰まる読後感は、普段小説にカタルシスを求めがちな自分に強い印象を残した。加えて宇宙を舞台にした物語や海底トンネルを題材にした作品には、東洋的な情緒が漂い新鮮("魚"と"羊")で、文化的背景とSF的想像力が融合する魅力を改めて感じさせられた。
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ココアにんにく
玉川上水については別の本などで読んだことがありましたが、全長約43㎞に対して標高差わずか92mという精密さには改めて驚かされました。本書では当時のロンドンとの比較や技術的背景も詳しく示され、江戸の都市工学の高さに目を見張ります。火事対策や城の構造、水運・街道網など知らなかった仕組みが次々に明らかになり、都市としての奥行きを実感しました。読後は江戸以外の上水も調べたくなる一冊でした。
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ココアにんにく
大阪関西万博で「いのちの動的平衡館」を体験した後に本書を読んだことで、映像で示された円弧の説明がより深く理解できました。難しそうな本に思えましたが、脂肪細胞のマカロニの例えなど身近な比喩が多く、意外にも分かりやすく感じました。脳の錯覚や消化器の働き、病原菌の話など興味を引く内容が豊富で、一つ一つの話が面白く夢中になって読み進めることができました。生命が壊れながら保たれるという動的平衡の視点は、展示と読書体験を通じて一層鮮明になり、生命観を更新する貴重な機会となりました。
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ココアにんにく
よく読む複数の作家さんの旅行記などで気になっていた国だったこともあり、本書を手に取りました。写真を中心に自然や民族衣装、ハンドクラフト、料理などが紹介されており、観光ガイドというより文化の魅力を伝えるフォトエッセイとして楽しめます。特に黒パンやじゃがいも料理など素朴な食の本場の味を体験してみたいと思いました。さらに大阪・関西万博のバルト館で見た天井から床まで埋め尽くす300種のハーブの光景が強烈に残っていて、「ハーブの国」という印象がやはり一番強く心に刻まれています。
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ココアにんにく
オートミールの新しい可能性に気づかされました。普段はグラノーラ作りのためにロールドオーツを買っているのですが、誤ってクイックオーツを購入し、試しにグラノーラを作ってみると大きなザクザク感が出ず困っていたところ、この本に出会いました。弁当や普通の食事として活用できることを知れたのは大きな収穫です。用途が広がり面白く、スープジャーは持っていませんが他の保温容器で早速試してみたいと思います。
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ココアにんにく
以前読んだ本で紹介されて以来、「読みたい本」に登録していた一冊。実際に現地取材を重ねた著者の筆致は臨場感があり、酒蔵やワイナリー、ビール工場を“ぶらり歩く”楽しさが伝わってきます。関西エリアは驚いたことに、ほとんど訪れていました。池田ワイン城や登美の丘、余市のニッカなど旅の途中で立ち寄った記憶も鮮やかに蘇りました。日頃よく飲む銘柄の故郷にも行ってみたくなり、特に霧島酒造の「霧島裂罅水( れっかすい)」が一番気になっています。
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ココアにんにく
梶倉家族、なんだかわちゃわちゃ楽しそう。 ひとり旅は「自分を深める旅」、ふたり旅は「関係を深める旅」と旅の多様な良さを感じさせてくれました。本作は「ひとり旅」から「ふたり旅」や「家族旅」へと広がる転換点の一冊です。自由度の高さが魅力のひとり旅に対し、料理をシェアできる楽しさや助け合える安心感はふたり旅ならではの魅力です。恋人・蓮斗との鎌倉や博多旅行、叔母と主治医の盛岡旅行、父の還暦祝いを兼ねた四万温泉の家族旅行など、多彩な旅の良さが描かれていました
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ココアにんにく
ジョークを通してロシアの歴史や国民性を知ることができる一冊でした。高校の世界史で学んだ程度の知識しかなかった私にとって、過去の出来事や現在の戦争の背景がジョークを介して線でつながる感覚が新鮮でした。これほど多くのジョークが詰め込まれていることに驚かされます。中でも、血生臭くも皮肉に満ちた笑いにロシアらしさを感じました(あと、ウォッカねたも)。最初は意味が分からなかったジョークの真意にふと気づく瞬間こそ、日頃読まないアネクドートの醍醐味だと思いました。
が「ナイス!」と言っています。
ココアにんにく
チョコレートのように甘く、時にほろ苦い余韻を残す一冊でした。 青山美智子さんといえば連作短編の名手ですが、本作は少し趣が異なります。一見バラバラに見える12篇が、実はひとつの物語としてつながっている構成に驚かされました(詳しくは伏せます)。BOX2の掌編を一作読むたびにBOX1を読み返すと、言葉や場面の意味がより深く響き、思わず涙腺が緩む瞬間も。まさに1ダースのチョコレートを一粒ずつ味わうように読みました。
が「ナイス!」と言っています。
ココアにんにく
「ガチ中華」という言葉を聞いたことはあったが、高級中華のことだと勘違いしていた。本書で知ったのは、それが日本人向けにアレンジされていない“本場そのまま”の中国料理を指す言葉だということ。中国の地域ごとの特色がよく分かるうえ、台湾・ウイグル・朝鮮料理まで幅広く紹介されていたのも嬉しい。打包(持ち帰り)文化や「夜は最初の客が吉」というのも興味深い。読み終えて、「ガチイタリアン」や「ガチインド」など他国版も探したくなった。万博で食べた各国料理はどれぐらい「ガチ」だったのかも調べてみよう。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2015/07/17(3798日経過)
記録初日
2006/01/01(7282日経過)
読んだ本
5717冊(1日平均0.79冊)
読んだページ
1210397ページ(1日平均166ページ)
感想・レビュー
4104件(投稿率71.8%)
本棚
11棚
現住所
兵庫県
自己紹介

2024年は週1冊の小説習慣(年52冊)を無事達成!とはいえ、理想の「常に次に読む小説がある状態」を維持するのは意外と難しいものです。次の本が見つからず間が空くこともあれば、逆に候補が多すぎて迷うことも。そんな「読書の波」をうまく乗りこなしていきたいですね。

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