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2024年3月の読書メーターまとめ

pohcho
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2024年3月に読んだ本
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2024年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

pohcho
癌で亡くなったミステリ作家の遺作原稿を探す話だったが、 最後に真相が明かされた時、同時に本自体に対する仕掛けに気づき、ページを見直して感動。本当に透きとおってる!!すごい、こんなことができるとは驚き。「 」のメッセージが素敵だったし、京極夏彦とミステリーと紙の本に対する作者の愛情が感じられてとてもよかった。
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2024年3月にナイスが最も多かったつぶやき

pohcho

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2024年3月の感想・レビュー一覧
21

pohcho
雑誌「BAILA」連載エッセイ第二弾。2019年から4年分でコロナの話もあるのだが、もともとおうち好きでいらっしゃるせいか、こんなに緊張感のないコロナ禍エッセイを初めて読んだ気がする。ピカチュウのかわいらしさにはまり、左足の親指の爪が剥がれたり、ハチの駆除を頼んだりする日常。お母様の「ポツリヌス菌」がツボだった。お友達と犬の散歩に行った時の会話も好き(アヒルの羽生さん)元本屋店長さんのスイカとワクチンの話も面白かった。月山に八時間かけて登頂した話はいつか書いてほしいな。これからも楽しみにしている。
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pohcho
野間文芸新人賞受賞作。作者はこの小説を出版するために、芥川賞受賞作を書いたそう。確かに「東京都同情塔」に比べてわかりづらいけど、ハッとさせられるところも多かった。ホモサピエンスは馬に乗ることによって長距離移動が可能になり、現代人はインターネットによって世界中つながったけど、それで幸福にはなれなかった。言葉によって自由になるはずが、どんどん窮屈になっている現状が描かれていた気がする。カタカナ十文字の名前が多いのはびっくり。とにかく発想力が凄まじいなと思う。これからも追いかけていきたい九段さん。
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pohcho
熊本で小さな書店兼喫茶店を営まれている田尻さんのエッセイ、読書日記、書評集。書評ではなく本の紹介と書かれているが、書評の文章自体が読み物としてすごく面白くてどの本も読みたくなってしまう。何冊か既読の本があり、本の趣味も自分と似ているのかなと。エッセイもとてもよかったので他のものも是非読みたい(読メで出会えた作家さん。こういう出会いがあるから読メはいいなと思う)
ケイティ
2024/03/26 16:52

わ、そうだったのですね〜!それは嬉しい(*^^*) 私もpohcho さんの影響たくさん受けて同じ気持ち…と感じること多いので、読む楽しみが増しました!

pohcho
2024/03/26 17:01

きゃ、告白したみたいでちょっと恥ずかしい(笑)けど、そう言っていただけて嬉しいです。ケイティさんにはいつも刺激をいただいてます。これからもよろしくお願いします!

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pohcho
先に対談集から読んでしまったけど、前作未読でも楽しく興味深く読めた。爆笑問題の太田さん始め対談相手がそれぞれとても素敵だったが、中でも50代キャリアウーマンのM女史がズケズケ言う人で面白かった。自分の実家の母(80代半ば独り暮らし)のところには現在月二回ヘルパーさんが風呂・トイレ掃除にきてくれているが、今後どうしていけばいいのかなと思いつつ。いろんな方の介護体験談を興味深く読む。 (お役所が「テレワーク介護」とか言ってるのはびっくり)「親不孝介護」もそのうち読む予定。
かたつむり
2024/03/25 19:37

頂いていきます^^ 全然介護はしてないのですけど(苦笑)

pohcho
2024/03/26 15:58

かたつむりさん、私も介護はしてないんですけど、いろいろ知っておいた方がいいかなと思って。ゲストの方の話がすごく面白くて楽しく読めました。

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pohcho
大学院卒業後、無給で研究を続けながら非常勤講師の仕事をしている35歳の瀬川。90分授業週6回で月収20万円弱。食べていくのが精一杯なのに大学からは雇い止めを言い渡される。困った瀬川がレンタルフレンドに登録して様々な人に出会う話と、大学の先輩の失踪話が並行して語られる。レンタルフレンドは世の中の知らない側面を見るようで面白かったが、先輩の話があまりにも切なすぎた。瀬川が再出発できたのは救いだけど、文系の研究者をとりまく現状が厳しすぎて。こんなことでは日本の大学はダメになる、そうなってからでは遅いのにと思う。
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pohcho
ハウスクリーニングの会社で働くヒロイン。冒頭、汚部屋の掃除の場面からひきこまれる。彼女はその後、独立し起業するが親しい顧客の勧めで「開運お掃除サービス」を始めることに。ブログから書籍出版、セミナーに会員制のオンラインサロン。ビジネスがまるで新興宗教のようになり、満たされない思いを抱えた女性達の輪はいつしかコントロールできない状態に。断捨離とかもそうだけど、掃除って精神的なものと結びつけられがちだなと思う。自己啓発と承認欲求。とても現代的なテーマで面白かった。
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pohcho
源氏物語に収録された795首の和歌のうちの百首を紹介「限りとてわかるる道のかなしきにいかまほしきは命なりけり」一番最初に出てくる歌は光源氏の母・桐壺更衣の辞世の歌。儚げな彼女からは想像も出来ない「生きていたい」という激しい想いにハッとさせられる。昔、現代語訳は読んだけど和歌の部分は読み飛ばしてたかも。でも、登場人物の胸に秘めた思いや真実の気持ちは和歌の中にあったんだなあと。歌にあわせて物語のあらすじや解説もあり。順を追って五十四帖まで紹介されていて、忘れてる部分や新たに知ることもあってとても楽しく読んだ。
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pohcho
都市開発プロジェクトの実験的地下都市で巨大地震が発生。 たった一人取り残されたのは「見えない、聞こえない、話せない」三つの障がいを抱えた女性。災害救助用のドローン開発に携わる主人公は彼女を救助することができるのか?地下都市にドローンに地震と、ちょっと先の未来を見るような設定。次から次へと危機が迫る展開は若干ゲームのようだったが、続きが気になってあっという間に読了。障がい詐称疑惑もあり最後の真相には驚いたけど、いい話だった。
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pohcho
30年ぶりにアメリカから帰国し伯父の家に一人暮らすことになった沙希。伯父の友人夫妻(秋葉原さんと刺し子姫)や教え子の女子大生(マーシーとパティ)たちと知り合いゆるゆると暮らす日々が描かれる。日々のちょっとした出来事の中に過去と未来が交錯して、とりとめのない日常がなんとも言えず愛おしい。マーシーのとぼけた敬語が可笑しくて可愛くて、屋上農園もとても素敵なんだけど、ほんわかして食べもの美味しそうだけではなく、つらい話や考えさせられる話題もあり。狼男はせつなかった。いつまでもいつまでも読んでいたい小説。
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pohcho
同じ名字の同級生男子二人(マルセイとマルユウ)の内一人が亡くなるのだが、二人は子どもの頃に一緒にUFOを見ていて、不思議な力があるとか人生が入れ替わるみたいな話があって。SFやパラレルワールドではなくすべてが曖昧なまま話が進みよくわからないままに終わってしまうけど、答えなど求めずにこの不思議な物語を楽しめばいいのかなと思った。「夫婦で大事なのは小さくて平凡な話をすること、何年も何十年も、倦まずに小さな話を続けること。」という言葉が印象的。ミステリアスで懐の深い小説だった。
hiace9000
2024/03/20 18:56

佐藤ミステリアス・ワールドに浸れる読書でしたねー。わたしも純粋に「楽しむ」に徹して読み、楽しめました。😁

pohcho
2024/03/21 09:51

hiace9000さん、ラストシーンよかったですよね。自分の人生とか生きる意味とか幻想に過ぎないのかもしれないけど、何かそういうものにすがらないと人は生きていられないのかなと。人生の真実に触れた気がしました。もともと謎解きに燃えるタイプではないので(笑)面白かったです。

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pohcho
シリーズ9巻目。坊ちゃんのためのお菓子の試作、夜食に出した握り飯と昆布茶、二十六夜待ちの三日月づくしのお弁当など、美味しそうなものがたくさん。おやすちゃんももう二十歳になるのか(感慨深い・・)奉公人から雇い人になって新たな一歩を踏み出すことに。つらい別れもあったけどまたいつか会える日がやってくると信じて。最後は桜田門外の変だった。春の雪の日だったのね。時代は大きく変わっていくけど、おやすちゃんにはひたむきに進んでいってほしいな。続きが楽しみー。
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pohcho
テレビ番組の企画で棒高跳びに挑戦することになったアスリート芸人を中心に、パリオリンピックを目指す大学生、スポーツオタクの番組プロデューサー、ポールを開発する准教授などが描かれる。御子柴の身体能力すごすぎ。芸人感はほとんどなかったけど、ストイックなところが素敵だった。棒高跳びのことは全然知らなくて、5mも跳ぶとはすごい、信じられない!競技を是非見てみたい。大きな記録に挑戦する姿には心躍ったが、チーム風林火山(全員84歳)など、いろんな人がいろんな形でスポーツを楽しむ姿も印象的。面白かった。
ショースケ
2024/03/15 18:47

pohchoさん、こんばんは!息子が高校の時陸上部で棒高跳びをやってました。一度見に行ったのですが迫力ありました。飛び越えて後ろ向きに落ちていく時は、なんとも言えず恐怖だそうです。ちなみに記録は3m 20㎝だったかな❓

pohcho
2024/03/15 20:15

ショースケさん、こんばんは〜。息子さん、3m20ですか、すごいですね。なんとも言えず恐怖かあ。そりゃそうですよね。

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pohcho
川のある街に暮らす人々を描いた3つの物語。特に何が起こるというわけでもない、とりとめのない日常描写が続く。子ども目線が可愛かったしカラス目線には驚き。そして、海外に暮らす初期認知症の老女の話が一番生々しく感じられた。ゆるやかな川の流れのように、人々の生きた記憶も流れていくのかな。人生は儚い・・。「去年の雪」を少し思い出す。装幀が素敵。
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pohcho
見た目はちゃらんぽらんだけど、勝負事には滅法強い女子高生・射守矢真兎(いもりやまと)が様々なゲームに挑戦する連作短編集。グリコ、だるまさんが転んだ、ジャンケンなど、誰もが知ってる単純な遊びにちょっとアレンジを加えただけで、こんなに高度な頭脳ゲームになるとは。ゲームは不得意分野だが、もとが馴染みのあるものばかりでイメージしやすかった。少女漫画のようなキャラクターもそれぞれ魅力的。恋が始まるかと思ったらどちらかというと百合?それも今時かな。とても面白かった。
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pohcho
これまで人の心の美しさを描いてきた砂原さんだが、今回は心の昏い面にスポットをあてたような短編集だった。江戸の市井物といえば、どうしても人情を期待してしまうけど、現実はそんなに上手くいくものじゃないんだなあと思い知らされる。でもまあ、「死んでくれ」はこれでよかった気がするし、「錆び刀」もこの結末の方が現実的。ただ、やはり救いのない話ばかりだとつらいので、最後の「妾の子」を読んで少しホッとしながら読了した。
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pohcho
癌で亡くなったミステリ作家の遺作原稿を探す話だったが、 最後に真相が明かされた時、同時に本自体に対する仕掛けに気づき、ページを見直して感動。本当に透きとおってる!!すごい、こんなことができるとは驚き。「 」のメッセージが素敵だったし、京極夏彦とミステリーと紙の本に対する作者の愛情が感じられてとてもよかった。
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pohcho
古代エジプトが舞台。亡くなってミイラにされた人が期限付きで地上に戻り、自分の欠けた心臓を探すという設定。ミイラが生き返って聞き込みしてるのに、みなあまり驚かずにあっさり受け入れるのがちょっと可笑しかった。ツタンカーテンがカーメンに変わったのは史実なんだよね。歴史ロマンというより異色ミステリーだったけど、エジプト好きなので楽しく読めた。
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pohcho
ご結婚されて40代で母親になった川内さん。娘のために自然の多いところに手作りで小屋を建てたい。そんな思いつきから始まった川内家の一大プロジェクト。DIY工房で娘の机を自作するところから始まり、実家の床張りをして(それだけでもすごい)山梨に土地を見つけ、本当に一から何年もかけて自分たちの手で小屋を完成させる。自作の窓とかコンポストトイレとかいろいろと興味深かった。ヘリンボーンの床も素敵。小屋づくりを通して出会った人達も皆それぞれに素敵な方ばかりで、ご縁の大切さや助け合って生きていくことの素晴らしさを感じた。
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pohcho
大学時代に一緒にバンドを組んでいた四人。プロを目指すも卒業後に就職する人がいて、その後にコロナが来てバンドは解散。それぞれのその後。ギターはクズ男だけど、ベースとドラムの人は素敵。好一点のヴォーカル・絹枝の亡き母との思い出はコーラス。ちょっと苦い想い出なのだが、いろいろあった絹枝がもう一度歌おうとするところまでが描かれる。コーラスで始まってバンドになって、最後はコーラスに、みたいな話だった。うたうのはいいね。合唱団「コーロ・ラモ」はまたどこかで出てきてほしい。
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pohcho
オノマトペから子どもの言語習得、AIと人との違いから言語の本質までと壮大なテーマ。軽く読み流せるような本だと思ったらなかなか専門的な内容で驚いたけど、普段何気なく使っている言葉についていろんな発見があってとても面白かった。基本の分数が分からない子どもの話はびっくり。人間はまず基本的なことがわかっていないとダメなのに、AIは基本がなくてもどんどん学習できるのは不思議。チンパンジーの実験は興味深かった。紹介されている「ゆる言語ラジオ」はまた見てみよう。
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pohcho
平安時代、人殺しの父と盗賊の兄を持ち、人に後ろ指を指されながら、藤原道長邸の女房として働く小紅。都を騒がせる盗賊団の首魁が亡き兄と聞き、密かに調べはじめるが・・。大河ドラマでも盗賊が登場するがこの時代は多かったのかな。兄の死をめぐる謎が後半、思いも寄らぬ大きな秘密に行き着いたのは驚き。平安貴族の日常が詳しく描かれていて、中宮・彰子の出産の宴の場面は圧巻だった。そして盗賊の娘・御以子のその後が気になる。大河のように恋要素を入れるともっと盛り上がるのにと思いつつ、あえてそうしないのが硬派な澤田さん。面白かった
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2015/07/24(3199日経過)
記録初日
2015/07/27(3196日経過)
読んだ本
2128冊(1日平均0.67冊)
読んだページ
643719ページ(1日平均201ページ)
感想・レビュー
2121件(投稿率99.7%)
本棚
0棚
性別
血液型
O型
現住所
東京都
自己紹介

2015年7月より読書メーターを始めました。

読書好きの主婦。
子どもの頃から本の虫。
主に図書館を利用しています。



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