おはようございます。😩☔️2022年3月の読書メーター 読んだ本の数:8冊 読んだページ数:1888ページ ナイス数:7491ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/607430/summary/monthly/2022/3
穀倉地帯であり様々な資源地帯でもあるウクライナという場所はロシアにとってもヨーロッパにとっても地政学的要衝である事に変わりはない。ウクライナという国が成立しているおかげで緩衝材の役割も果たしている。
雑なレビューになってしまったけれど、縁があって読めた事に感謝したい。2002年発刊なので2014年の「ウクライナ危機」については(当たり前だけど)書かれてはいない。でも、オススメ。
「理想は平和だが、歴史は残酷だ。」/兵士は自分の倫理観を横に置いておかなければ生き残れない。/俯瞰して見れば主人公(アメリカ軍)たち連合軍は九分五厘優勢な状況。だが、それでも最前線で戦っている以上、死ぬ時は死ぬ。ウォーダディの最後の決断は矢張り今でも理解出来ないけれど、戦争が終わっても彼にはどこにも帰る場所がない。そんな彼は言う「ココ(フューリー)が俺の家だ。」と。
120分ある映画の内容をp240くらいで纏めてあるため、良くも悪くもサクサクッと読める。(著者には才能があるのかないのかよく分からないのが面白いトコロ。「こういうトコロで擬音語を使うか、普通。笑。」とか思ったけど、要所を押さえつつ短く纏められるのもひとつの才能だと思う。)ミリタリーファンには物足りなく感じると思うのでオススメはしない。願わくば映画とセットが一番オススメではあるが、過激描写映像が含まれるのでそこは注意。
最近、シンプル…もっと言っちゃえば日常生活を描いたリアルで地味なストーリーを好む俺は、それまで地続きな日常物語だったのに展開としての装置として登場人物を殺したり辱めたり恋愛関係に発展させる事に対してかなり厳しめになっている。そういう事をしないとこの著者は作品に自信が持てないのかな、と感じてしまう。(非日常的なエンタメ色が強い作品は別。)……つづく。
この『サンダーボルト』の著者はプロとしての距離感で自身が造ったキャラクター達ひとりひとりに愛情を注いでいる。作品の中で、また戦場という過酷な状況の中で子供も大人も四肢を失ってもなお活き活きとしている。力強くて生々しい輝きを見出す事が出来る。その丁寧な描写があるからこそ戦場であっさり殺されると読書も傷つくがきっと著者も傷ついていると思う。それを感じるからこそひとつひとつの「死」に意味を見出せる。著者が一番「死」に対して誠実に向かっている。安易にキャラクターを殺したりはしない。そういう事を読む度に感じている。
記録開始12月13日(2022年10年)。
🌟の数は5点満点です。
2022年も挫折本にぶつかりながらめげずに読んだ事のない新しい世界に挑んでいきたいです。あと、映画も可能な限りガンガン観たいです。
断酒7年 断煙8年。記録更新中。
よろしくお願いします。🤗
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