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2024年3月の読書メーターまとめ

Walhalla
読んだ本
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感想・レビュー
16
ナイス
611ナイス

2024年3月に読んだ本
16

2024年3月のお気に入り登録
1

  • ちーちゃん

2024年3月のお気に入られ登録
3

  • 散文の詞
  • ちーちゃん
  • 碓氷優佳💓

2024年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

Walhalla
他人の人生の続きを生きるというのは、自分の過去を変えるひとつの方法とも言えます。お互いが納得してそれで幸せになれるのなら、良いか悪いかは別とすると、必ずしも間違った方法でもないかと思います。でもそれは、やはりちょっと悲しいですね・・。そして、真実を知ることが必要かというと、そうでもない事もあります。知らない方が良いこと、知る必要もないことって、わりとたくさんあると思います。人それぞれ、いろいろあっても良いと思います。
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2024年3月にナイスが最も多かったつぶやき

Walhalla

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2024年3月の感想・レビュー一覧
16

Walhalla
全4話入った作品でした。雪の山荘・孤島・館など、いかにもと言ったワードが並び、作者の腕も試されますが、中編であっても重厚感があり、とても楽しめます。何より、歌野晶午さんの作品は『葉桜の~』のイメージもあって、最後の最後まで気が抜けません。そして期待通り、驚きました。なかでも、『生存者、一名』のお話が一番良かったです。そもそもこの孤島にやってきた理由もあって、出ることも留まることも難しい状況のなかで、必死に生き延びようとする知恵が面白かったです。
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Walhalla
全5話の短編集ですが、ストーリーは短くても、どれもインパクトは強烈ですね。話の結末がほとんど想像できない展開で、しかもちょっと怖さのような感覚もあり、どんどん引きずり込まれます。一寸先は闇で、その先はもう真っ暗闇といった感じですね。『目撃者はいなかった』と『姉のように』のお話が特に印象に残りました。
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Walhalla
取り壊しの決まっている団地を舞台にした作品です。私より少し先輩方の年代が描かれていますが、それでも懐かしいと思える部分もあって、ちょっとしんみり感じながらの読書でした。重松清さんはたくさんの作品を書かれていますが、タイトルに「ひみつ」とか「謎」とかが入っているのは珍しいなと思っていたら、過去と現在を繋ぐファンタジーな物語でした。ちょっと想像とは違っていましたが、どの年代であっても、子供たちが成長していく様子は、温かい気持ちになりますね。
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Walhalla
この重たい雰囲気、この心理描写、このイヤな感じは、まさに湊かなえさんの作品ですよね。小学生の女児4人が殺人事件に遭遇してしまい、その時に受けた大きなショックと恐怖によって、何年もの間、重いものを背負うことになってしまいますが、負の連鎖の始まりの理由を考えると、傷ついた人が多すぎる結果になってしまいましたね。後味の悪さはある意味期待通りですが、人の弱い部分や脆い部分が、やや切なくも悲しく表現されていました。
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Walhalla
閉店が決まったマーケットと、その周囲の人々の物語です。連作の短編集になっていて、次々と繋がる様子が面白いですね。何か大きな事件が起きるわけではなく、わりと日常の出来事が丁寧に描かれていて、優しい雰囲気を感じます。登場人物が多くてやや苦戦した部分もありましたが、人には色々な人生があって、強さも弱さもあって、でもきっと誰かの助けになっていると思えるような、そんな気持ちになりますね。
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Walhalla
浪花千栄子さんの生涯を描いた作品です。主に昭和初期から中期にかけて、女優としてご活躍されたそうです。NHK朝の連続テレビ小説『おちょやん』の主人公のモデルとなった人ですね。ちょうど、放送開始日に合わせて発売されたようですが、ドラマとはやや異なる部分もあって、色々な角度からそれらを知ることが出来ました。
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Walhalla
山本幸久さんと言えば、やはりお仕事小説ですよね。今回は5人の芸者さんたちが、仕事に勤しんだり、恋に悩んだりしながら頑張ります。各章で1人ずつスポットが当てられ、それぞれの人生が描かれていますが、なかなか上手くいかない時も、前を向いていく様子が良いですね。そして何より、冒頭からあのバスガイドさんが登場して、いきなりテンション上がります。いつも可愛らしいですね。
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Walhalla
『多加賀主水シリーズ』の5作目です。超低金利の現状や、貧困ビジネス、金融商品の不正契約など、このシリーズにあった話題が豊富に描かれています。今回は、銀行の合併に絡んだ悪事が発生しますが、どんな悪にも立ち向かう主水さんは、腕っぷしも強くていつも格好良いです。今回もスカッと楽しめますね。
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Walhalla
他人の人生の続きを生きるというのは、自分の過去を変えるひとつの方法とも言えます。お互いが納得してそれで幸せになれるのなら、良いか悪いかは別とすると、必ずしも間違った方法でもないかと思います。でもそれは、やはりちょっと悲しいですね・・。そして、真実を知ることが必要かというと、そうでもない事もあります。知らない方が良いこと、知る必要もないことって、わりとたくさんあると思います。人それぞれ、いろいろあっても良いと思います。
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Walhalla
人柱・黒衣・お歯黒・参勤交代など、現在を生きる日本人にとっても遠く古い慣わしに感じますが、外国人留学生にとってみては、それらは日本の不思議な風習として映るのでしょうね。本作品は、そういった文化が現代社会でも普通に行われているという設定で、面白おかしく描かれています。しかも、それらがミステリーの要素として取り扱われていますので、どこまでが風習でどこからが着色なのか、ロジカルな謎解きとともに、いろいろ考えながら楽しめますね。
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Walhalla
江戸の街で、一膳飯屋「だいこん」を営む女性の物語です。主人公のつばきさんが、信じた道をどんどん進んで行く様子に、ページ数の多さを忘れますね。周囲の人達との縁も温かくて気持ち良いですね。
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Walhalla
以前、著者の早見和真さんのトークイベントに参加する機会に恵まれたのですが、その時に、このシリーズの兵庫上陸編が紹介されており、ずっと気になっていました。司会の方が「愛媛でデブ猫ちゃんを知らない人はいない」とおっしゃっていましたが、ようやく1作目を読むことができ、その言葉を思い出しました。物語は道後温泉から始まり愛媛県内をあちこち旅しますが、確かにこれは、地元の方々はファンになりますよね。兵庫編はシリーズ4になるそうですが、デブ猫ちゃんの後をしっかり追いかけたいと思います。
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Walhalla
「火村英生シリーズ」の長編作品です。怪しい孤島に、怪しい人々が集まっています。その人々のギクシャクした様子も、とても怪しいです。今回、アリスさんと火村先生は完全に部外者扱いでアウェー感がすごいですが、先生の堂々とした態度が格好良いですね。そして、アリスさんの活躍度も普段よりちょっと多めだったような感じで、やっぱりいいコンビです。事件の犯人を捜すのもそうですが、これらの人々がこの島に集まった理由など、程よいユーモアも交えながら、ロジカルな推理は流石のシリーズですね。
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Walhalla
『限られた医療資源を的確に効率よく配分するには、切り捨てなければならない領域がある』。高齢者医療の現実が描かれた作品ですが、生と死の在り方について考えを巡らせます。患者さん、あるいはそのご家族にとって何が最良なのか。それは本当に最良なのか・・。思いも考え方もそれぞれだと思いますが、社会にとっても大きな課題です。重いテーマではありますが、ただそれだけに留まらず、信州の雄大な自然のなかで、若い二人が歩みを進める様子が美しいです。「神様のカルテ」と、ちょっとだけリンクしている部分も嬉しかったです。
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Walhalla
神戸の豪華ツアー中に起きた事件を追う物語です。著者の神戸を舞台にした作品を続けて読みましたが、どちらも震災がこんなふうに扱われていて、ちょっと残念な気がします・・。
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Walhalla
以前、あるバラエティー番組で「良い子 悪い子 普通の子」というコントコーナーがありました。当時は単純に面白おかしく観ていたと思うのですが、大人になった今の自分がこの番組をもう一度観たとしたらどう感じるだろうかと、ふと思いました。さて今回の作品ですが、妹の子供を育てることになった独身女性の椿さんですが、心の声がとても身近に感じて面白いですね。「子どもの寝顔が数割増しでかわいいのは、見ている側の安心感と余裕によるものだ」。なるほど、確かにそういう部分もあると思います。朔くんの名前の由来がとても印象的でした。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2015/09/08(3152日経過)
記録初日
2014/02/01(3736日経過)
読んだ本
1818冊(1日平均0.49冊)
読んだページ
656639ページ(1日平均175ページ)
感想・レビュー
1772件(投稿率97.5%)
本棚
315棚
性別
血液型
A型
職業
IT関係
現住所
兵庫県
自己紹介

(初回登録)
読書歴はまだ浅いのですが、本の面白さにハマってしまっています。
好きなジャンルは、経済/金融、社会派、警察といったところです。コンゲーム系も好きです。

(2017.12.29)
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皆様のおかげで、ジャンルの幅も広くなってまいりました。
いつもありがとうございます。

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