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2024年8月の読書メーターまとめ

めい
読んだ本
16
読んだページ
4538ページ
感想・レビュー
16
ナイス
309ナイス

2024年8月に読んだ本
16

2024年8月にナイスが最も多かった感想・レビュー

めい
短編と、少し長めのタイトルにある短編の2つの物語。私は「三月の局騒ぎ」に心惹かれました。京都の女子寮に入った大学生の回顧録的な物語。12回生だと噂のキヨさんと黒猫の正体に、背筋が冷っとするわけではなく、むしろ楽しい!となるのは、万城目ワールドのすごさ。こんなホラーなら私も体験したい。万城目さんの京都ものを読むと、大学生時代を思い出すからか、甘酸っぱくなります。京都、大阪、奈良の大和会で思い出しましたが、これに滋賀や兵庫、和歌山は加わる予定はあるのかな。読んでみたいです。
が「ナイス!」と言っています。

2024年8月にナイスが最も多かったつぶやき

めい

オリンピックと野球観戦をはしごしながらの読書は、インドアの極み! 職場ではコロナが流行りつつあり、初感染した昨年の8月を思い出します。早寝早起きを心がけたい。まいべすと本は「クスノキの女神」「バニラな毎日」「魔女たちのアフタヌーンティー」でした。 ★2024年7月の読書メーター 読んだ本の数:16冊 読んだページ数:4300ページ ナイス数:307ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/619844/summary/monthly/2024/7

が「ナイス!」と言っています。

2024年8月の感想・レビュー一覧
16

めい
ネタバレ五十嵐佳子さんは初読みの作家さん。武家奉公を終えたおさゆさんが、お茶とお団子を出すお茶屋を始める物語。おさゆさん、55歳にして新しい道を切り開きます。このおさゆさんが可愛らしい。前に出過ぎることもなく、人の心をほぐす名人なんです。おさゆさんと俊一郎の、若くはない二人の甘酸っぱい想いもステキ。身分の差を乗り越えて、俊一郎さん、頑張ってと声をかけたくなります。鮎と伊織の若い二人の行く末も気になるところ。よい物語に出会えました。
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めい
私にはちょっと難しい一冊でした。言葉がするっと入ってこない。さらさらっと読み終えました。集中して一つのことをする、って中々できません。逆に仕事では一つのことに没頭していたら、ダメ。プライベートでは一つのことに集中する時間を持ちたいと思いました。
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めい
「人生を狂わす名著50」で知った今日マチ子さん。色使いが美しく、澄み切った空気を感じる絵を描く人なんだ、というのが第一印象。漫画はまだ読んだことがないけれど、イラストでよくお見かけます。改めて観ると、重ねることなく、すっとひかれた迷いのない色の塗り方が美しい。初めてのエッセイだそうですが、物事を奥の奥まで見つめる方なのでしょう、言葉が次々と繋がっていきます。マチ子さん同様、私も人前で話すのが苦手なので、心機一転、話し方教室へ通うマチ子さんがかっこよかったです。
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めい
ネタバレシリーズ4冊目。自分の生い立ちに絡む事件を探る鈴子。兄の死と家業にまつわる宿命を背負う孝冬。この花菱夫妻の二人の立ち振舞に息がぴったりと感じました。大正時代について政治や文化風習、地理側からも詳しく描かれているので、新鮮な気持ちになります。特に宗教は知らないことばかり。冷っとする霊の存在も怖いけれど、鈴子の目の前に突如となく幾度も現れる鴻夫人が一番怖かったです。鴻夫人は鈴子の血縁なのでしょうか。白川紺子さんは読み終えると、はやく次を読みたくなる作家さん。次作が待ち遠しい。
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めい
ネタバレ沖田円さんは3冊目の読書。こちらは何と言っても桜子のお義母さんである五十鈴さんのキャラが突き抜けていて、五十鈴さんに一等賞をあげたい。その五十鈴さんをはじめとする花守家があるのは愛知県田原市、三方を海に囲まれ山地も眺められるのどかな土地。ここへ行ってみたくなりました。花守家は3世帯の3人、血の繋がらない家族。3人は辛いことを乗り越え、自分で自分の道を選んだ3人家族なのでした。愛情って色んな形があるんだ!と胸にじわじわときます。私好みのステキな物語でした。
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めい
ネタバレ源孝志さんは「グレースの履歴」に続き2作目の読書。オープニングはカメラマンである海咲の撮影現場から。才能溢れる海咲の周りには敵も多く、華やかなのに孤独感が漂い、息が詰まるようでした。東京から故郷の天草へ舞台が変わると、世界ががらっと変わりました。まるでロードムービーを観ているかのよう。「グレース…」も大好きな作品だけど、こちらも大好きになりました。毒舌な海咲だけど、熊本弁を通すと何てかわいらしいのだろう。天草とイタリアの美しい風景が目に浮かびます。最高の物語でした。
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めい
ネタバレ大正の終わりから戦後間もない昭和25年までの、千代の物語。おっとりとした千代の語り口だからするすると読めましたが、激動の約20年間でした。大空襲に逃げさまよう中、天寿を全うした怖がりな飼い猫がこの空襲で怖がることがなくてよかったと思う千代の優しさ。その優しさを知ろうともしなかった人達。実母と夫が千代に寄り添うことなく、一方的な決めつけで家族関係が終わってしまったことが悔しいです。千代にとって気心知れた本当の家族は、女中のお初さんにお芳ちゃんだったのかもしれません。この3人が会える時を読んでみたいです。
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めい
短編と、少し長めのタイトルにある短編の2つの物語。私は「三月の局騒ぎ」に心惹かれました。京都の女子寮に入った大学生の回顧録的な物語。12回生だと噂のキヨさんと黒猫の正体に、背筋が冷っとするわけではなく、むしろ楽しい!となるのは、万城目ワールドのすごさ。こんなホラーなら私も体験したい。万城目さんの京都ものを読むと、大学生時代を思い出すからか、甘酸っぱくなります。京都、大阪、奈良の大和会で思い出しましたが、これに滋賀や兵庫、和歌山は加わる予定はあるのかな。読んでみたいです。
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めい
ネタバレタイトルが端的で、タイトルを呟いただけでもう物語の半分を知ってしまったかのような気分。守銭奴と呼ばれようが節約に日々精を出す片倉唯、40歳。なんと20歳にしてマンションの一室を購入したんだとか。一貫した唯のけちけちスタイルは驚きを越えて、だんだんと心地よくなっていきます。余命宣告があって、唯の人生は急に動き出します。全然ロマンチックではなく、むしろ現実的なのに唯が選ぶ道が斜め上をいっているので、疾走感がありました。最後は少し失速したかな。読んだことのないタイプの物語でした。
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めい
ネタバレチャボの桜さんが語りだす、チャボ目線によるチャボ小説。桜さんの口調やしぐさがとってもかわいいんです。飼い主の茂さんが穏やかで優しく、ねぇ桜さん、と話しかけるのがまたかわいらしいです。桜さんから知る鳥情報も味わい深く、セキセイインコの師匠がまたいい。本当にこんな風に話ししてそう、と笑ってしまいました。少しずつ新しい何かが始まろうとするふわりとした終わり方でしたが、茂さんに合った新しい道が開かれることを祈っています。
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めい
ネタバレ上品な話し方だけど棘のある言葉を自然に放つ薫子。カフェで隣り合わせた赤ちゃんへは、どうやって赤ちゃんを奪おうかと妄想を抱きます。不穏な始まり方に、なんだか胸がざわざわ。薫子はなかなか個性的だけど、弟の元彼女せつなも強烈でした。二人はタイプは違っても弱さを見せたくない強い女性。そんな強い人達が泣き崩れる姿に胸が打たれました。特にせつなはどんなに苦しかっただろう。不器用なせつなを守っていこうと誓う薫子のある提案には驚きましたが、薫子らしいなと思います。不思議な余韻が残る物語でした。
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めい
ネタバレ死を予感させるスタートに、ところどころに見られる悲しい最後の予告。この部分、小説としてはどうなのかな。私にはくどくて逆に冷めた気持ちになってしまいました。死ありきの物語は、描き方によっては美談で終わってしまいますね。この物語は恋愛を主軸にしているようですが、晴人と美咲の二人の恋愛の描き方が少しお粗末なので、響くものも弱いと思いました。
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めい
ネタバレ「泣き娘」とは葬式で泣くことを生業とする哭女のこと。幼い妹弟を養うため女と偽って哭女となった少年は、都で一番の哭女となります。死人に寄り添う彼の弔いの言葉には驚きました。人の気持を見抜き、掛ける言葉の力がすごいです。彼はやがて周りの支援を得て哭女をやめ、本来目指していた道を目指します。若干BL要素を感じたのは私だけでしょうか。死から事件を解くのは少し暗くなりがちだけど、ミステリーとしては新しく面白かったです。ただ、駆け足に一冊にまとめるのがもったいない。シリーズとしてゆっくり読みたかったです。
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めい
ネタバレ目新しいことのみをメモします。・足す栄養ではなく引く栄養。体や胃腸に優しいものを食べる、プチ断食。スイーツで疲れは取れない。(ご褒美の適度な量のスイーツはストレス発散にはぴったりだと思うのだけど。)・寝過ぎない。(私は休日に寝過ぎることが多いので気をつけます。)・疲れたから休むのではなく忙しくなる前に休む。土日曜日に休養したパワーを金曜日に使い切るイメージで。・攻めの休養を組み合わせる。自分で決めたこと、楽しむ余力があることをする。(私は運動が苦手だけど、夜寝る前のストレッチ運動だけは楽しく続けよう。)
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めい
ネタバレ情熱的で猪突猛進な佐渡谷さんがフランスから帰国します。フランス人の彼氏に置き手紙を残して。そしてフランス人の彼氏ヴィクトーも追って日本へ。冷静沈着な白井さんの周りはいつも賑やかだけど、佐渡谷さんとヴィクトーは最強な二人。喧嘩もいちゃいちゃも冗談なようで本気なのがよいです。天から降ってきた白井さんの災難を見守る静くんが男前なんだな。壁ドンならぬオーブンドンは失敗しちゃったけれど、白井さんをフランスまで追って新しい歌を作ってほしいです。これからもこのシリーズがずっと続きますように。面白かったです。
が「ナイス!」と言っています。
めい
ネタバレ不思議な力を持つ古い大時計がある「喫茶おおどけい」。悩みを抱える人達が戦前戦後の喫茶おおどけいにタイムトリップします。内山純さんは3冊目の読書になりますが、全て食べ物に纏わる物語でした。どれもよい物語でしたが、こちらはファンタジー寄りでふわりとした終わり方でした。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2015/10/17(3334日経過)
記録初日
2015/10/17(3334日経過)
読んだ本
1515冊(1日平均0.45冊)
読んだページ
437592ページ(1日平均131ページ)
感想・レビュー
1515件(投稿率100.0%)
本棚
2棚
性別
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