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2024年3月の読書メーターまとめ

Schunag
読んだ本
17
読んだページ
6598ページ
感想・レビュー
2
ナイス
26ナイス

2024年3月に読んだ本
17

2024年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

Schunag
たぶんフェリックス主導で書かれたのであろう父子共作名義の最終作。主人公は戦傷で片脚を失った軍人で、孫子の兵法や兵学校で習ったとおぼしき戦史、英国陸軍の行動規範を折々の行動の指針にするのが面白い。主人公を襲う肉体的な危機は、大フランシス『煙幕』『奪回』『証拠』『標的』でのそれに匹敵する壮絶なもの。作品の出来としても父子名義で評判のいい『審判』と甲乙つけがたい(僕は本書の方が好き)。父単独名義作品の中においても上位に迫るのでは。本書刊行ののち大フランシス、ディックは逝去。
Schunag
2024/03/31 13:31

ちなみに本書は過去の競馬シリーズからみて異色な点がいくつかあり、一つは主人公が摩擦を起こす相手が「母親」であり、父の存在感が希薄であること。もう一つは序盤だけの挿話であるが、主人公らがレースでの不正を行おうとするところ。

Schunag
2024/03/31 13:34

原題Crossfireは、通常の意味の「十字砲火」で主人公が兵士であることを暗示し、比喩的に「窮地」を指すが、競馬用語としては競走馬の駈歩に入ったときに通常と異なる足さばきをしてしまうことを指す「不正駈歩」を指すとのこと。

が「ナイス!」と言っています。

2024年3月の感想・レビュー一覧
2

Schunag
たぶんフェリックス主導で書かれたのであろう父子共作名義の最終作。主人公は戦傷で片脚を失った軍人で、孫子の兵法や兵学校で習ったとおぼしき戦史、英国陸軍の行動規範を折々の行動の指針にするのが面白い。主人公を襲う肉体的な危機は、大フランシス『煙幕』『奪回』『証拠』『標的』でのそれに匹敵する壮絶なもの。作品の出来としても父子名義で評判のいい『審判』と甲乙つけがたい(僕は本書の方が好き)。父単独名義作品の中においても上位に迫るのでは。本書刊行ののち大フランシス、ディックは逝去。
Schunag
2024/03/31 13:31

ちなみに本書は過去の競馬シリーズからみて異色な点がいくつかあり、一つは主人公が摩擦を起こす相手が「母親」であり、父の存在感が希薄であること。もう一つは序盤だけの挿話であるが、主人公らがレースでの不正を行おうとするところ。

Schunag
2024/03/31 13:34

原題Crossfireは、通常の意味の「十字砲火」で主人公が兵士であることを暗示し、比喩的に「窮地」を指すが、競馬用語としては競走馬の駈歩に入ったときに通常と異なる足さばきをしてしまうことを指す「不正駈歩」を指すとのこと。

が「ナイス!」と言っています。
Schunag
ただし「問題小説増刊号」版にて読了。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2010/05/12(5097日経過)
記録初日
2009/12/08(5252日経過)
読んだ本
5066冊(1日平均0.96冊)
読んだページ
1373550ページ(1日平均261ページ)
感想・レビュー
869件(投稿率17.2%)
本棚
24棚
性別
血液型
B型
外部サイト
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