台風に振り回されていつの間にか8月が終わっていた。読みたい本が積み上がって図書館の返却期限が迫る悪しきパターン。つたない感想にいつもナイスを頂き感謝します。2024年8月の読書メーター 読んだ本の数:11冊 読んだページ数:3454ページ ナイス数:430ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/627582/summary/monthly/2024/8
注意深く読んでみると、ヒコーキ好きが読んでいそうな「第一次・第二次大戦軍用機物語」、「音速突破のイエーガー物語」、「米ソのジェット機開発競争」などを見事に避けているのがわかる。リリエンタール、ケイリー、二宮忠八などの初期のチャレンジャーと、ライト兄弟、ジェットエンジン開発者ホイットルなどが叙述の中心で、彼らがどういう動機で、誰に刺激を受け、どんな経緯をたどったのか丁寧に説明している。「金属疲労」という言葉を広めたコメット機の事故原因の説明も詳しくて参考になった。
理系の大学生・院生にとっては論文を英語で書いて英語で発表することが必須とされている。機械翻訳を使って自分の書いた英語をブラッシュアップすることは従来から行われていたが、立命館大学では一歩進んで、自分の書いた英語と機械翻訳や生成AIの訳文を比較して、さらに逆翻訳で出力した日本語を原文と比べることで、執筆意図を忠実に、ただしこなれた表現で書けるようにするウェブアプリ「Transable」を授業に活用して、学生の自己効用感(やればできる)を高めている。
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