感想がまとまったので再投稿。読み終わってすぐは、何故よだかが星になれたのか疑問だった。よだかには仲の良い弟がいるし、なんやかや言われはするが鷹には殺されない。昼の世界には「軽蔑の対象」という居場所があるのだ。夜の世界の星を目指すのは不相応ではないかと思った。少し考えて、夜の世界から排斥されることで、星を目指したことへの禊は済んだのだと思い直した。甲虫を嚥下する痛みに嘆いたことへの報いとして、「今でもまだ燃えて」いる星になれたのだろう。宮沢賢治の描く孤独と犠牲は美しい

9巻まで

感想がまとまったので再投稿。読み終わってすぐは、何故よだかが星になれたのか疑問だった。よだかには仲の良い弟がいるし、なんやかや言われはするが鷹には殺されない。昼の世界には「軽蔑の対象」という居場所があるのだ。夜の世界の星を目指すのは不相応ではないかと思った。少し考えて、夜の世界から排斥されることで、星を目指したことへの禊は済んだのだと思い直した。甲虫を嚥下する痛みに嘆いたことへの報いとして、「今でもまだ燃えて」いる星になれたのだろう。宮沢賢治の描く孤独と犠牲は美しい

切実にこんな大人になりたい。フラットで健康的で欲張らず未来思考でいたい