不幸な人ばかりが出てくる「52ヘルツ」系。母に捨てられたことをコンプレックスにして、自分が誰より不幸だからねじくれているのも当然だとばかりに嫌な女になった主人公。夫のDVから救ってくれたのは、主人公の別れた母を慕い、共同生活を送っている女性たちだった。彼女たちにも辛い過去があることが次第に明かされる。自分の人生を自分のために生きる。子どもにもそうして欲しい。幸せを自分で作るのだ。

人間世界で正体を隠したまま暮らす現代版ドラキュラ女子高生弓子の冒険。学園モノの要素があるせいか軽めだけど、万城目先生の冒険小説は楽しいなー。親友のよっちゃんのキャラが最高。

バラエティに富んだ短編集。透子、いい話だったな。

シリーズ第2弾。警察職員だった泉は志を持って警察官になったいた。警察内での盗難事件は思わぬ方向へとつながっていく。重要場面を経験も薄い泉が任されることには無理があったけど、展開が気になって一気読み。チームものとして続くのかな。

ひかりと木綿子、彼らの周りの優しい人々の幸せをずっと願いながら読んだ。分かり合える人と出会えたら、それだけで救われるよね。

表には出せない困りごとの解決。その弱みをついて大金の報酬を得るはずが、倫理観や情を優先させてしま超優秀な探偵2人組。ドラマ化された役者さんの顔を浮かべないように読んだよ。それはそれってことで。

不幸な人ばかりが出てくる「52ヘルツ」系。母に捨てられたことをコンプレックスにして、自分が誰より不幸だからねじくれているのも当然だとばかりに嫌な女になった主人公。夫のDVから救ってくれたのは、主人公の別れた母を慕い、共同生活を送っている女性たちだった。彼女たちにも辛い過去があることが次第に明かされる。自分の人生を自分のために生きる。子どもにもそうして欲しい。幸せを自分で作るのだ。

作者の分身的な小説家に語らせた純文学論争のその後。すごく読みづらく、文字が素通りしながらなんとか最後まで読んだ。作者の熱意は感じられたが、小説としては楽しくはなかったよ。

不満を抱ええている人たちが、神様に背中を押されて「気づく」連作短編集。いい人だらけでハートフル。