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2025年1月の読書メーターまとめ

yama
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感想・レビュー
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1523ナイス

2025年1月に読んだ本
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2025年1月のお気に入り登録
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  • はくもくれん
  • Masa
  • マイヒロ
  • はにこ

2025年1月のお気に入られ登録
3

  • はくもくれん
  • はにこ
  • マイヒロ

2025年1月にナイスが最も多かった感想・レビュー

yama
ネタバレ他人の目を気にせず、空気を読まず、かといって傲慢でもなく、ただただ自分を貫き通す唯我独尊的な主人公・成瀬あかりの凛々しさが眩しい青春小説。滋賀の大津で生まれ育った成瀬あかり。地元大津を愛し、西武百貨店大津店の閉店を悲しみ、夏休みを西武に捧げたり、将来大津にデパートを建てると宣言したり、200歳まで生きると決めたり、幼馴染みの島崎とMー1に出てお笑いのトップを目指したり、高校への入学に際して丸刈りにしたり、地域の夏祭りのMCを島崎と共に務めたり…といった成瀬の姿を島崎ら周囲の人々の目を通して描く。→
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2025年1月にナイスが最も多かったつぶやき

yama

あけましておめでとうございます。2024年は登録数1000冊を達成しましたが12月中旬から生活リズムを崩し十分な読書もできずダラけた年末年始となりました…。2025年は文学だけでなく哲学書や宗教書、自然科学書、社会科学書や関連書も積極的に読んでいきたいです。あと最近英語学習を再開したのでその関連書も増えそうです。日本文学では泉鏡花、三島由紀夫、外国文学ではトーマス・マンなどを中心に…と考えています。また読友のみなさんの感想・レビューも楽しみにしています。どうぞ本年もよろしくお願いいたします。m(._.)m

宵待草
2025/01/05 13:45

yamaさん 明けましておめでとうございます!🎍🐍 今年もどうぞ、宜しくお願い致します!💫 ご健康に恵まれた穏やかな、良きお年に成ります様に!🍀 何時も、有り難うございます!🙋 宵待草

yama
2025/01/05 19:18

宵待草さん。あけましておめでとうございます。こちらこそいつもありがとうございます。今年は宵待草さんのようにもっと展覧会や歳事に出かけて見聞を広げたいです。今年もよろしくお願いいたします。m(._.)m

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2025年1月の感想・レビュー一覧
13

yama
ネタバレ幼い頃に両親が事故で亡くなり、他者に心を開かないアンナ。育ての親に勧められて自然豊かなノーフォークで夏休みを過ごすことになり、湿地の館に住むマーニーという少女に出会う。アンナとマーニーはお互いの秘密を共有できる親友となるが、ある冒険を契機にマーニーは消え…。湿地の館の過去と現在、アンナと実の母親と祖母とのつながりが交差する不思議な物語。ラストで物語の全てのピースが揃う時、静かな感動があった。アンナの心の機微を柔らかかつ詳細に描く高水準な児童文学。スタジオジブリ映画の原作にもなっているのでいずれ観てみたい。
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yama
ネタバレ超ベストセラーとなった『人間通』の著者による読書指南。読書術講釈は自らの経験を語るしかないという谷沢永一先生が、その雑読の方法、特に何を基準に読むものを選んできたのかを明らかにし、またネット検索もなかった時代の書籍探しの苦労を語る。読書家がリスペクトされていたり、新聞や雑誌などのメディア重要な情報源だった昭和という時代の読書論。
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yama
ネタバレ半藤一利が最晩年に単行本化しておきたかった講演やエッセイ5編をまとめた書。勝海舟の坂本龍馬評や龍馬の西郷隆盛評は『墨子』に起源があると見抜き、司馬遼太郎『坂の上の雲』で描かれる明治の軍人たちのリアリズムを評価し、そこから誤った結論を引き出した昭和の軍人を嘆き、石橋湛山の言論人としての一貫性を再評価し、『昭和天皇実録』に目を輝かせ、宮崎駿監督映画『風立ちぬ』に寄せて今の日本への危機をつぶやく。歴史家の半藤一利の遺言書。
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yama
ネタバレ「空とはすべてのものが実体を有し、相対立し、固定的に存在するという見方、考え方の絶対否定である。概念に対応する実在物を否定することである」と仏陀の教えや仏教の基本的な考え方を平明な言葉で説明し現代人にも必要な教えであることを提示する好著。特に第4章「縁起の理法」において、すべてのことは相互依存にあり、すべて他力に依らないものはない…と縁起を説明する箇所が本当に平易で感動的。また終章で四摂法(布施、愛語、利行、同事)の社会的実践は人間関係の基本であり悟りへの道であると説くのも説得力がある。→
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yama
ネタバレ労働者の賃金は如何にして決まるのか。それは労働者が労働力を商品として資本家に売り渡すことの対価であるが、労働力商品を日々自分自身で再生産するために必要な生活必需品の価値、価格によって規定されている。そして労働者は日々の労働において労働力商品の価値以上のものを生産しており、その差分が剰余労働であり、資本家の取り分=利潤である。そして賃上げが起きても利潤がその分減少するだけであり、商品の価格にはほぼ影響はない。また資本家は常に賃下げを強行する傾向にあり、労働組合はその阻止のために有益である…と→
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yama
ネタバレブラックホールの特異点定理や、ブラックホールからの素粒子放射による衰退・爆発・消滅といういわゆるホーキング放射などを提唱し、物理学の巨人であったホーキング博士。本書は20歳でのALS発症と寿命2年の宣告以降も研究を積み重ね、数々の業績を残した彼の伝記的漫画。数式を一切使わず、ホーキング宇宙論の概要が漫画の図解で分かりやすく説明されており、知的好奇心がかき立てられ、一般相対性理論や量子力学、そしてそれらを駆使したホーキング理論や現代の宇宙論および宇宙物理学を深く学びたくなる。→
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yama
ネタバレヴェニスの商人アントーニオーは友人の借金の担保に自分の胸肉1ポンドを担保として差し出すが、保有する商船が遭難して全財産を失ってしまう。極悪非道の高利貸しシャイロックはアントーニオーの胸肉を切り取ることを断固として要求するが…。裁判における奇想天外かつ愉快痛快な逆転劇、裁判後の指輪紛失騒動を含めて楽しい喜劇。ドタバタ風味もある喜劇ではあるが、福田恆存の翻訳が上滑り感を抑制し物語に重厚感を加える。巻末の訳者解題で当時のイギリスにおけるユダヤ人排外主義や憎悪意識の概要についての理解も深まる。翻訳がとにかく良い。
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yama
ネタバレ「他の形而上学的な問題よりも、時間の問題がわれわれの心に強く響くのです。なぜならそれ以外のものは抽象的なものだからです。時間の問題はわれわれの問題なのです」。1978年、ブエノスアイレスのベルグラーノ大学で5回に渡って行われた講演の記録。古代人は書物を崇拝していなかったこと、不死は他者の記憶に残されることで実現されること、スヴェーデンボリのスピリチュアル論は客観的叙述であったこと、探偵小説は無秩序な現代に秩序をもたらすものであること、時間とは何かという問題は3000年以上考えられてきたが→
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yama
ネタバレ15歳で中学3年生のユカリと10歳上の兄の陽一とは、親の再婚により連れ子どうしで、その両親が事故で亡くなり、現在は二人暮らしで、野良猫の種田さんを飼っている。傘を失くして困っている小学生に二人でお節介をやいたり、兄に弁当を作ってあげたり、兄に彼女を作らせようとちょこまか動いたり…という日々。ところが秋の暮れにユカリの生みの母から連絡があり…というラブコメみたいな設定でありながら、ブラコン&シスコン要素は薄くて、ほのぼの&まったりorしんみりさせられるホームドラマ。血のつながりはないが、信頼関係で結ばれた→
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yama
ネタバレ私たちは今、令和最強ヒロイン登場の瞬間、あるいは成瀬あかり伝説の誕生の瞬間に立ち会っているのかもしれない…。滋賀の公立トップ高校から京都大学を受験しては、高知からヒッチハイクで京都へ出てきた受験生YouTuberを自宅に連れてきたり、京大生になって滋賀の地元密着スーパーでアルバイトをしては、クレーマーをやめたい主婦に協力を仰いで万引犯を特定したり、琵琶湖観光大使として大津市のアピールに勤しみ(表紙はその活動の一端)、2025年の大晦日(今から1年後の未来の話!)に失踪しては紅白歌合戦で三山ひろしのけん玉→
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yama
ネタバレ妄想文学系作家のせきしろと後の芥川賞作家ピース又吉直樹との「チリ産鮭切り身圧倒的な色」「七味が思った以上に出てきた」「意識してスズメを見る」「潰れた店の中造花だけ生きている」(せきしろ)、「心中を断られて泣いた」「歯痛のうえ雨が降るとは」「独りだから静電気を無視する」「お好み焼き屋の看板がピンクだとは」(又吉)等々、シュールでどう鑑賞すれば良いのか分からないけれど、何だか得体の知れない面白味のある自由律俳句の応酬にエキサイトさせられ、エッセイあるいは私小説風の短文に今度は脱力させられ、→
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yama
ネタバレ日めくりカレンダーのようなつくりで1日1作品を鑑賞する相田みつをの作品集。味のある力強い筆使いで書かれた「つまづいたっていいじゃないか人間だもの」「なやみはつきないな生きているんだもの」「一番わかっているようで一番わからぬこの自分」「自分が自分にならないでだれが自分になる」「考えてばかりいると日がくれちゃうよ」といった相田の名言が読み手に喝を入れる。たったの31作品、されど31作品。
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yama
ネタバレ他人の目を気にせず、空気を読まず、かといって傲慢でもなく、ただただ自分を貫き通す唯我独尊的な主人公・成瀬あかりの凛々しさが眩しい青春小説。滋賀の大津で生まれ育った成瀬あかり。地元大津を愛し、西武百貨店大津店の閉店を悲しみ、夏休みを西武に捧げたり、将来大津にデパートを建てると宣言したり、200歳まで生きると決めたり、幼馴染みの島崎とMー1に出てお笑いのトップを目指したり、高校への入学に際して丸刈りにしたり、地域の夏祭りのMCを島崎と共に務めたり…といった成瀬の姿を島崎ら周囲の人々の目を通して描く。→
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2016/03/09(3271日経過)
記録初日
2016/03/09(3271日経過)
読んだ本
1031冊(1日平均0.32冊)
読んだページ
261465ページ(1日平均79ページ)
感想・レビュー
1026件(投稿率99.5%)
本棚
0棚
性別
外部サイト
URL/ブログ
https://ameblo.jp/to7d/
自己紹介

落語探偵です。昭和の名人たちのCDを聴き、各地の落語会に出没しています。今は亡き立川談志師匠・古今亭志ん朝師匠が特に好きです。囲碁・将棋・文学・映画も愛しています。落語探偵ブログ( https://ameblo.jp/to7d/ )もやっていますが、最近は更新が滞りがちです。読書メーターは字数制限が厳しいので、敬語や丁寧語は使いづらく、荒っぽい表現となることも多いのですが、よろしくお願いいたします。

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