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2026年3月の読書メーターまとめ

yama
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2026年3月に読んだ本
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2026年3月のお気に入り登録
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  • 明るい表通りで🎶

2026年3月のお気に入られ登録
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  • Pastoraali
  • chanvesa
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2026年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

yama
ネタバレ小学4年生のアオヤマ少年は、毎日のように本を読み、ノートを取り、疑問なことへの研究を怠らない探究心の塊である。ある日、彼が住む街にペンギンの集団が出現し、それが馴染みの歯科医院のお姉さんの持つ謎の力と関連していることに気が付き…。一緒にバディを組む同級生のハマモトさんとウチダ君、小帝国を築くいじめっ子のスズキ君ら、少年少女たちの躍動も楽しいSF小説。お姉さんが消えてしまった後のアオヤマ少年の喪失感の描き方も秀逸。萩尾望都による巻末解説も良い。京都大学界隈、四畳半一間ワールドから飛び出た森見登美彦の傑作。
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2026年3月にナイスが最も多かったつぶやき

yama

2月は何だか落ち着かない日も多く、読書生活は低調でした。3月もまたよろしくお願いいたします。<m(__)m> 2026年2月の読書メーター 読んだ本の数:8冊 読んだページ数:1971ページ ナイス数:872ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/661569/summary/monthly/2026/2

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2026年3月の感想・レビュー一覧
18

yama
ネタバレ陰陽師である京極堂が怪異・妖異の世界の話を現実の話として合理的に解明する百鬼夜行シリーズの第1弾。京極堂こと中善寺秋彦が節々で語る脳機能論や認識論が事件解決の鍵となるのだが、こうした独自の見解を持つ陰陽師を主人公に据えるところが、京極夏彦作品の最大の魅力である。また、憑物筋というものは共同体内における貧富の格差の発生とともに誕生した仮想現実的な存在であるとする京極堂説に興味をもった。物語はとても面白いのだが、異様な程に猟奇的でグロテスクであり…私はこれ以上は語りたくはない…。
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yama
いわば正岡子規の「病床ブログ」。寝返りもできずに仰向けに臥したまま、筆でもって紙に書き連ねた俳句と水彩画や雑記など。日付は明治34年9月2日から翌年7月29日まで(命日は9月29日)。快食快眠快便とは程遠い、過食、不眠、下痢の日々の雑想が赤裸々に綴られる。「雨の日や皆倒れたる女郎花」「人問わばまだ生きて居る秋の風」「枝豆や病の床の昼永し」など、死を目前にしての悲哀に満ちながらも、只々病床で今を生きるという強い意思の感じられる句が多数ある。自殺願望を吐露したり、中江兆民の『一年有半』の内容が浅薄なことに→
yama
2026/03/30 00:22

激怒したり、自分が死んだ後の葬式や戒名や墓石のあり方についてコメントしたりと、切実な思いを正直に書いてもいる。離婚して実家に戻り、今は子規の世話をしてくれている妹の律に対する愛憎相まった言葉も節々から漏れる。長塚節が送ってくれた鴫3羽を翌日に3羽とも食べてしまうという餓鬼道に堕ちたかのような話には、滑稽ではあるが、同情するのみ(しかも「淋しさの三羽減りけり鴫の秋」と作句しており、やはり滑稽なのだが…)。末期患者としてのエゴイズムの発露なのだが、衒いも虚飾もないその内容に、ただただ感動を覚える。→

yama
2026/03/30 00:22

(追記。2022年に水彩画をカラーで掲載した改訂版が出たらしいのですが、私の読んだのは1983年改版の白黒版です。)

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yama
ネタバレ帝王学の有名なテキスト『貞観政要』の解説書。唐の二代目の太宗李世民が部下たちと交わした会話を元にして、呉兢が後年に編纂して、統治者のあり方をまとめて説いた言行録。部下からの厳しい諫言にも耳を傾けることができるならば、王に徳が無くても国は最低限のことはやっていける、それができないならどんな王も国も滅亡する…というのが『貞観政要』の真髄か。唐代よりはるか昔の夏の桀や殷の紂といった暴君による亡国、秦の始皇帝によって天下統一が果たされるも二世皇帝の胡亥が宦官の趙高に殺されたこと、→
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yama
ネタバレ残酷な運命に翻弄され、重い罪を犯し、自分自身でその罪を暴くことになり、絶望し、自ら盲目となり国外追放されることを選んだ英雄オイディプスの悲劇。王ライオスは自分の子供に殺されるという神託を受け、妃イオカステとの間の息子を捨てるが、その子は他国の王の子オイディプスとして育てられる。オイディプスは、自分の父親を殺して母と交わるという神託を受けて、これを恐れて出奔するが、ある峠の三叉路で馬車の一団を殺し…という因果な物語。「かつては名だかき謎の解き手、権勢ならぶ者なく、町びとこぞりてその幸運を、→
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ネタバレ小学4年生のアオヤマ少年は、毎日のように本を読み、ノートを取り、疑問なことへの研究を怠らない探究心の塊である。ある日、彼が住む街にペンギンの集団が出現し、それが馴染みの歯科医院のお姉さんの持つ謎の力と関連していることに気が付き…。一緒にバディを組む同級生のハマモトさんとウチダ君、小帝国を築くいじめっ子のスズキ君ら、少年少女たちの躍動も楽しいSF小説。お姉さんが消えてしまった後のアオヤマ少年の喪失感の描き方も秀逸。萩尾望都による巻末解説も良い。京都大学界隈、四畳半一間ワールドから飛び出た森見登美彦の傑作。
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ネタバレ有島武郎が自分の子供たちのために書いた珠玉の童話8篇を再読。旧友のクレヨンを盗んでしまった苦い経験を描く表題作「一房の葡萄」。友人と私と妹で海に遊びに行き三人とも溺れて、私が妹を置き去りにしてしまった「おぼれかけた兄妹」。実家が放火で火事となり一家全員が焼き出され、飼い犬のポチが大けがをしてやがて亡くなってしまった話「火事とポチ」等。一般的な子供向けの童話とは違い、子供のエゴイズムや、人生における悲劇、人間の欺瞞といった重苦しい問題もリアルに描き、さらに白樺派らしい理想主義を押し出すことで困難に負けない→
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yama
ネタバレ近代社会への呪詛の極致を堪能する訳詞書。「われ、非情の河より河を下りしが、/船曳の綱のいざなひ、いつか覚えず。/罵り騒ぐ蛮人は、船曳等を標的にと引つ捕へ、/彩色とりどりに立ち並ぶ、杭に赤裸に釘付けぬ。」(「酩酊船」)。罵倒と嘲笑の天才であり、触れるもの全てを裁断するアルチュール・ランボー。青春という危機を、自我という病を、無秩序と混沌という精神の地獄を、散文詩という芸術へと昇華させた言葉の錬金術士。その暴力的かつ晦渋でありながらも読者を魅了する「地獄の季節」や「飾画」をはじめとする詩の数々は、→
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yama
ネタバレ四畳半一間における鬱勃たる日々。京都は下鴨泉川町にある下鴨幽水荘に住む京都大学工学部3回生の私。入学時にたまたま気の迷いで入ってしまったサークルからトラブルで追放され、黒い糸の御縁で結ばれている悪友の小津に唆され、あるいは振り回されて報復を行う…といった「しょーもない、けれどそれも青春」としか言いようのない、ジトジトとして、湿りきって、闇堕ちして、とことんグダグダな学生生活を描く。京大の学生に関する特殊なイメージを社会に流布した作品。4話構成だが、全4部に私、小津、小津の師匠の樋口氏、樋口氏と対立する→
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ネタバレルソー絶筆の書。その死の1年前から死の直前までに書かれた断想集…いや断想集というよりも哲学的な夢想を徒然に書いた回顧録的随想集というべきか。社会契約説を提唱し、封建制社会や絶対王政を鋭く批判し、フランス革命などの市民革命に多大なる影響を与えたルソー。ジュネーブに時計職人の子として生まれるも、生後10日で母を亡くし、10歳の時に父が失踪し孤児となり、丁稚奉公に出されるも出奔。某男爵夫人に助けられ愛人となり、夫人の下で文学や哲学や歴史学を学び、哲学者・啓蒙思想家となり『社会契約論』『人間不平等起源論』などを→
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yama
ネタバレ「益荒男がたばさむ太刀の鞘鳴りに幾とせ耐へて今日の初霜」「散るをいとふ世にも人にもさきがけて散るこそ花と吹く小夜嵐」と辞世の句を遺した三島由紀夫。本書は1970年11月25日の自決事件について、50年後の2020年の視点から概括し検証する。警察内部から流出した三島の検視写真を現代の監察医が検証し、刃物の扱いについて三島が入念に事前研究をしていたことを推測する。また刑事事件の判決文全文と当時の証言から事件を再現する。そして事件当時の司馬遼太郎、吉本隆明、江藤淳らの事件評を振り返るのみならず、三島の評伝→
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ネタバレヒンズー教の聖典であり、バラモン教の基本理論の解説と実践を説く対話篇。解脱の境地への道を記す。行為する者が知性を確立し、行為の結果に執着せずに、ただひたすら行為に専心することで、平等、平安の境地に達するとする(「何ものにも執着しない知性を持ち、自己を克服し、願望を離れた人は、放擲により、行為の超越の、最高の成就に達する」)。そして全ての行為を絶対者に捧げることの重要さが繰り返し述べられる。仏教や神道とも通底する教えが垣間見える。インド独立のために自身を捨てたガンジーも愛読・愛唱したという。
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ネタバレ肺病で余命1年のフェリックスと、彼に寄り添い献身的に尽くす恋人のマリイ。フェリックスはマリイの人生を思い別れを切り出すが、マリイは別れを拒み、ならばとフェリックスが心中を暗示したことで、2人の心はもつれ、動揺し…。解像度が深くて鋭い心理描写に優れた作品。著者シュニッツラーはオーストリア人で、訳者の森鷗外と同じく医師で作家。生まれも同じ1862年とのこと。ウィーン世紀末文化を代表する青年ウィーンの中心人物。
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ネタバレ小学校入学したてのジロウ君の心のありようを描く「サクラ草」。農家の娘で地元大好きな高校2年生のミサエさんが将来どうするかについて漠然と考える「将来」。中学2年生のヤスヨさんが1学年上の卒業式の日に空を見上げて1年後に思いを馳せる「旅立ち」…。大きな事件もなく、刺激が強いストーリーでもなく、文章の強度も極度に緩く、スピードもゆったりしていて、どれもうすぼんやりとした心象風景を描いた話なのだが、後々まで読み手の心に残り続けるであろう14話。数十年後、「なんだったか、橋本治の子供向け小説で、なんとなくいい話を→
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yama
ネタバレ1927(昭和2)年7月創刊の岩波文庫。本書はその創刊から2006(平成18)年12月までの80年間の全書目リストおよび索引を所収。創刊時に夏目漱石『こゝろ』、島崎藤村『藤村詩抄』、チェーホフ『桜の園』、トルストイ『戦争と平和』を含めて一気に22冊を発売するなど、当初から100年後の今でも読み継がれる古典中の古典を出していること、戦前から英仏独露を中心に古典文学の翻訳も旺盛であったこと、戦争末期の1944年は27冊、1945年は8冊とさすがに発刊数は落ち込んだこと、戦後は翻訳物が出版の多数を占める時期が→
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yama
ネタバレ哲学的考察が許される範囲の限界を言語のみによって引こうとするウィトゲンシュタインの試み。世界を事実と事態とに分解し、像で写し取り、この像こそが思考であるとし、像の限界と言語の限界が厳密に一致することを明らかにする。そして事実から対象と事態とを抽出するための論理形式や論理空間の考察へと進み、論理空間上の真理操作という作業が導入され、「語りうるもの」の限界が示される。ここで自分の論理空間に他者の論理空間が位置づけられないという独自の独我論が展開される。また自然科学の法則や命題も世界記述ではなく、→
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ネタバレ農奴解放後のロシアで、世のため人のために情熱的に働き、疲れ果てたイワーノフ。生活は八方塞がり。肺病で病床にある妻アンナへの愛情も枯れ、周囲からは馬鹿にされ、悪評を撒かれる日々。そうであってもイワーノフを愛し続けてくれるアンナと、以前からイワーノフを慕うサーシャとの板挟みにも苦しむが、いよいよアンナの死期が近づき…。チェーホフ最初の長編戯曲。後の名作『櫻の園』や『三人姉妹』に比べると完成度が低いと評されるようだが、物語の息苦しさ、重苦しさはロシア文学の正統派そのもの。
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yama
ネタバレ写真で辿る泉鏡花の生涯。明治6年、彫金師の長男として生まれた和泉鏡太郎。高度な都会文化の町であり水の町でもある金沢に育ち、9歳で母を天然痘で亡くし、16歳で尾崎紅葉『二人比丘尼色懺悔』に衝撃を受け、小説家を志し、18歳で紅葉の弟子となり、19歳で泉鏡花としてデビュー。21歳時に父が亡くなり一家は困窮し、自殺願望に陥るが、作品を発表し続ける。30歳で後の妻すゞと同棲して紅葉に叱責される(紅葉の死後に結婚する)。文学界は自然主義全盛期となり、写実主義は傍に押しやられていたが、鏡花は夏目漱石や永井荷風ら→
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ネタバレ現代にとって数学とはどのような意味を持つのか、人間はなぜ数学するのか、という大問題についてムニャムニャと語る森毅先生。高校数学で登場するベクトルが一般的な現代用語として使われることの面白さ、瞬間には時間が経たないので物は動かないが速さはあるということから考える微分・積分、構造主義の方法は現代数学の方法であること等々、興味津々な話のあれこれ。古代ギリシアのプラトンやアリストテレスの頃から数学は学問全体の要であったこと、現代人の日常生活は数学だらけであること等、人間文化における数学についての理解が広がる好著。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2016/03/09(3696日経過)
記録初日
2016/03/19(3686日経過)
読んだ本
1221冊(1日平均0.33冊)
読んだページ
309467ページ(1日平均83ページ)
感想・レビュー
1217件(投稿率99.7%)
本棚
0棚
性別
外部サイト
URL/ブログ
https://ameblo.jp/to7d/
自己紹介

落語探偵です。昭和の名人たちのCDを聴き、各地の落語会に出没しています。今は亡き立川談志師匠・古今亭志ん朝師匠が特に好きです。囲碁・将棋・文学・映画も愛しています。落語探偵ブログ( https://ameblo.jp/to7d/ )もやっていますが、最近は更新が滞りがちです。読書メーターは字数制限が厳しいので、敬語や丁寧語は使いづらく、荒っぽい表現となることも多いのですが、よろしくお願いいたします。

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