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2022年12月の読書メーターまとめ

yszk
読んだ本
10
読んだページ
3238ページ
感想・レビュー
10
ナイス
753ナイス

2022年12月に読んだ本
10

2022年12月のお気に入り登録
1

  • kuukazoo

2022年12月のお気に入られ登録
4

  • hikarunoir
  • あまなつ
  • kuukazoo
  • ナハチガル

2022年12月にナイスが最も多かった感想・レビュー

yszk
ネタバレ リンカーン・ライムシリーズ長編15作目、2021年作品。公開されている動画から部屋の弱点や生活パターンを読み取り、インフルエンサーやネット通販者の女性宅に侵入し、不安に陥れる「ロックスミス」が現れた。ライムはある裁判で証拠の取扱いの不備を突かれ、被告人は無罪となってしまう。被告人だった者はもちろんライムへの敵意を募らせて。いつも通りぐるぐるひっくり返しで楽しんだ。
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2022年12月にナイスが最も多かったつぶやき

yszk

11月の我が家は運の悪いことが起きがちな月でした(例:予約していったタイヤ交換&点検、ディーラーの連絡ミスで工場にタイヤが来ていなくて翌週出直しとなる。引きこもり家庭にはつらい)。12月は幸運で締めたいです。2022年11月の読書メーター 読んだ本の数:6冊 読んだページ数:2024ページ ナイス数:724ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/667029/summary/monthly/2022/11

yszk
2022/12/01 16:09

東北地方住まいなので、早めにしないと危険なのです^^。

燃えつきた棒
2022/12/01 17:25

そうなんですか、これから大変ですね。僕のルーツも秋田県です。 12月はいいことが多いと良いですね。

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2022年12月の感想・レビュー一覧
10

yszk
他の方の履歴で見かけて、柴田氏翻訳ものだと。イギリス人作家の2017年作品。 レコードを定期的に聞いている「俺」とジェームズは、ジェームズの発案で「レコードをじっくり聞く」ことだけを目的とするクラブを立ち上げる。 パブの奥の小部屋を借り、厳密な規則(コメントや評価は一切なし)の元に運営されるはずだが、微妙に破られる規則、矢面に立たされがちな「俺」、なぜか当たりが強い女性スタッフのアリス、対抗的なグループの発生、そこへのスパイ行為等シュールに動いていく。
yszk
2022/12/31 23:19

そこはメインではないけど、ジェームズの恣意的な運営にイラっとした自分。作者は「比喩はできない」とのことだけど、宗教の発生ぽくも思えた。 そして自分はこのあたりの音楽に関する知識が一切ないのだと悟った。時代が被るところに興味対象があるからもう少しはわかるかと思ったけどほぼ全てわからない。人名は時々思い当たるのだけど。

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yszk
山本周五郎氏のエッセイ。食べ物やお酒についての話題が多い。掲載誌を見ると業界関連への寄稿もそこそこある。解説にもあるけど、義理がある筋からの依頼によるものが多かったとのこと。 高度成長期に取りこぼされた感のある男女の姿。仕事場の庭にやってくる百舌鳥に本気に腹を立てる姿が可愛い。別の項では小鳥たちへの視線が優しくて対照的で笑う。 ウィキペディアにもあった、今だったら大炎上しそうな米食反対論。多分解説の「無責任な放談」がこれ。
yszk
2022/12/30 00:01

『米を主食にする民族を考えてみると、あまり文化水準の高くないことがわかる』というとんでもないことを書いている。「うますぎる」のがいけないらしい。うまい米飯で満腹すると頭脳活動は停滞すると。  仕事場で単身暮らしていて、朝食は自炊で洋食(トーストやオートミル)、昼は散歩がてらのお蕎麦、夜は奥さんが通ってきて料理を作り、晩酌の相手と就寝見届け。奥さんの料理の腕を臆面もなく数作にわたって褒めていて読んでいて好ましい。別の話題だが『乞赦惚気』で結ばれているものもあった。

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yszk
ネタバレ文遊社トンプスンシリーズ。1950年執筆だが発表は(有名になってからの)1953年らしい。 15年前の銀行強盗とハイジャック未遂の罪(回想通りだと本当に不運な巡り合わせ)で服役中のパトリック・コスグローヴ。仮釈放の身元引受人を求めて名士達に陳情の手紙を出している。もちろんほぼ黙殺されているが、精神科医ルーサー氏が引き受けてくれた上に、当座の現金や就職先等色々手配してくれた。嬉しく、期待に応える決意をするパトリックだが、周囲の人達は皆なぜか含みのある言動で……。
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yszk
シリーズ45冊目。2019年9月~2020年11月分。コロナ禍で東京都がステイホームを行っていた時期も含まれるので、ちょっと雰囲気は控えめ。収録数は多い。  竹輪麩の話が間をおいて2回出てきている。私はたぶんほとんど食べたことはないのだけど(あれ一個食べたら他のものが食べられなくなりそう)、根強いファンがいるみたいだよね。  時々出てくる小池都知事の似顔絵が妙に似ているのが楽しい。  色々不自由な中で、超幅広(というか板)うどんを試している回が嬉しい。あと外皮を剥いてあるみかんって乾かないのかなぁ?
ビーグル犬大吉
2023/02/08 12:36

小池都知事の挿絵は目のあたりがよく似ていますね(笑)

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yszk
ネタバレ新潮記って新潮社の創立史話?と思ったがもちろん違った。あとちくしょう谷という強めのタイトルの並びが気になって。 新潮記:太平洋戦争中の1943年に北海道の新聞で連載された作品。解説によると生前はこの作品についてあまり語らず、単行本の出版を拒絶していたとのこと。出来に不満があったのではと語られている。 幕末を舞台に、領主同士の養子の交換等親戚関係を結んでいた水戸藩と高松藩が尊王攘夷と佐幕で対立、仲立ちの使者の任についた主人公早水秀之進の成長を描いている。
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yszk
ネタバレ 悪口気味です。  図書館の新着棚から。予約が入ったので予定を変えて先に読む。ミステリの時は感想を見ずに読むことが多いのだが、今回は見ておけばよかった。ちらほら見かける如くいまひとつ……。  主人公女性はクリスティメインの初版稀覯本コレクターだったレディが生前設立した協会の新米キュレーター。40代離婚女性で大学生の娘がいる。実はミステリは読んだことがなく、毎日ヒヤヒヤ。といっても手に取ろうとはせず、かといって専門だったというオースティンに関心があるという感じもあまり。
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yszk
ネタバレ リンカーン・ライムシリーズ長編15作目、2021年作品。公開されている動画から部屋の弱点や生活パターンを読み取り、インフルエンサーやネット通販者の女性宅に侵入し、不安に陥れる「ロックスミス」が現れた。ライムはある裁判で証拠の取扱いの不備を突かれ、被告人は無罪となってしまう。被告人だった者はもちろんライムへの敵意を募らせて。いつも通りぐるぐるひっくり返しで楽しんだ。
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yszk
図書館新着棚から。ある日突然地続きの隣国に侵略「される」形でミサイルや爆弾での攻撃を受けることの恐ろしさ。それまで普通に仕事の予定を入れ、自宅のリフォーム等をしていた人たちが記している。 きなくささはあってもそこまでは至るまいと思っていたことが起きてしまう。 そしてそれまで友人、双子の姉、親戚だったロシア人/ロシア在住者に対する憎悪。「その国に暮らす個人にはどうしようもなく、同じように犠牲者だ」的な考えは平時の甘いもので、私もきっとこうなるのだろうなぁと肌身に迫ってくる。
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yszk
松本氏の評論、批判に対する反論、講演、対談、インタビュー等をまとめたもの。とても楽しんで読めた。今年の出版なのね。 16,7歳の給仕として働いていた時代に読み続けた「小説研究十六講」の思い出。銀行の待ち時間なら大っぴらに読めるから、銀行の方でもっと手間取ってくれればいいのにと思っていたとか切ない。 志賀直哉は好きじゃないみたいけど、読んでの上なので説得力がある。
yszk
2022/12/07 22:49

笑ったのは『ゼロの焦点』連載中に原稿を落として、その穴埋めとしての江戸川乱歩氏(当時の編集長)との詫び対談。雑誌を移っての仕切り直し等で仕方のないことなのだけど、謝りつつも「今日は僕は江戸川乱歩論をやりたいのですがね」と言う松本氏。(色々話したらしいがその部分は江戸川氏に割愛されている) 一問一答のアンケートぽい短い記事は楽しいし、きちんと思うところを述べている部分は読みごたえがある。 晩年の1988年、グルノーブルの国際推理作家会議での講演と取材等の記録も読めて良かった。すごくしっかりしている。

が「ナイス!」と言っています。
yszk
ネタバレ バーナード嬢で遠藤君が薦めていて見かけて気になっていた本。スペインに実在する廃村アイニェーリェ村の最後の住人である老人を語り手として、少しずつ人々が村を離れ、彼が死に、村が無人になるまでを描いていく。  冒頭は状況の見当がつかず、向いていないかなぁと思いながら読んでいたがいつのまにか引き込まれる。老夫婦2人がほぼラストの住人として村で暮らしているが、ある日妻は孤独に耐えかねて首を吊る。そのロープを腰に巻いて暮らすようになった「私」は、名前もついていない雌犬と単に時間が経つのを待つ暮らしを続ける。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2016/03/30(3107日経過)
記録初日
2016/02/07(3159日経過)
読んだ本
1097冊(1日平均0.35冊)
読んだページ
351789ページ(1日平均111ページ)
感想・レビュー
1068件(投稿率97.4%)
本棚
0棚
性別
自己紹介

基本的には『ガープの世界』の掃除婦のように、「次がどうなるか」知りたくて読んでます。

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