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2024年3月の読書メーターまとめ

akiᵕ̈*
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2024年3月に読んだ本
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2024年3月のお気に入られ登録
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  • パトラッシュ
  • 青井

2024年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

akiᵕ̈*
中々にぶっ飛んだタイトルが読み終えて改めて爽快で笑える!日常の人との関わりの中でもたらされる、個の思惑と周りとのギャップの違いの奥深さが痛快!お節介と思いつつ手を差し伸べてあげたことが報われなくても自分が納得する事にとことんだったり、腹に思う事をそれぞれがハッキリ言い合う中で大事な事に気付かされたり、なぜそこにこの人たちがいたのか、その意味が繋がりがめんどくさい人間関係を豊かにしているんじゃないのかとそう思わせてくれる。現代の人間関係が辛辣な中にもコミカルな要素で描かれていて、まさに強炭酸バチバチな短編。
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2024年3月にナイスが最も多かったつぶやき

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2024年3月の感想・レビュー一覧
21

akiᵕ̈*
戯曲『サロメ』に擬えた殺人事件と芸術が絡まる大正ミステリ。モチーフが気になり読み始めたけど、後半の真相が明るみになるまで中々に集中できず難儀した。だからか、1枚の絵を巡り盗作、贋作の疑惑解明の最中に次々起こる殺人事件に、なぜこのタイミングでこの人が?とその展開がイマイチボヤけていてそこに引っ張られる事がなく、最後にまとめて真相が語られ、この事件の背景が見え始めてようやく入り込めた次第。タイトルが待ち受けるその手口も受け入れ難し。せっかくの芸術作品の世界、違った表現で味わいたかった。
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akiᵕ̈*
収集癖があるので、箸置きから豆皿、主菜副菜用と、旅に出ては様々な用途ごとに買っては集めていたけど、それぞれの器の収納に限界がきて、今は逆に吟味して本当にトキメクもののみ残して愛でる生活に。木の温もり、陶器のほっこり感、磁器の美しさ、素材や厚み一つで印象が変わり、料理を更に美味しく引き立ててくれる大切な役割、存在がある器。日々の暮らしになくてはならない大切な相棒です。本書ではそんな器の種類からどんな料理に適しているかなど、美味しそうな料理を引き立てるコーディネートと合わせての紹介にお腹がグゥと。
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akiᵕ̈*
健康で快適な生活を送る要となるのは、血液とリンパの流れ。それが滞ると、冷えや肩こりを始めとする様々な不調が生じてくるので、いかにその巡りを良くするかが、食材、食べ方、入浴方法、ストレッチといったアプローチから、可愛いイラストと共に分かりやすく細やかに説明されていて、こういった自分の日常生活と照らし合わせながら改めて見てみると気づくこともあるので、定期的に振り返るのに良いかも。
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akiᵕ̈*
冷えとり、アーユルヴェーダ等を実践してきている著者の「食材」「食べ方」「食への意識」と、食に関するあれこれが詰まった1冊。少し精算世界の話しが入ってくるので、食材や食べ方に対してこんなこと考えて食べないよと感じる方もいると思うけど、その人がどう捉えてそれをどう自分に取り入れるか、その意識に重きが置かれている。ただ蒸しただけの野菜が美味しかったり、塩むすびや白湯が美味しいと感じたりすることは確かにあるので、そんなシンプルなものに体が喜ぶ精神状態でいられる事が健康でいられる事なのかもしれない。
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akiᵕ̈*
『のっけから失礼します』ですっかりハマった、しをん節。前回に引き続き今回もEXILE愛は健在、そこに新たに溺愛の対象となるピカチュウとの蜜月な日々が加わり、本業と様々な推し活を楽しむバランスを楽しんでいる姿が見てとれる。親子ネタ、タクシーネタは相変わらず面白くて好みなんだけど、ただ今回はこの暴走感に少しついていけず、前作程には楽しめなかったのが残念。
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akiᵕ̈*
和菓子屋を舞台に、職場での理不尽さ、そこに巻き起こるシガラミ、人間関係から毎度の寺地節で個のあり方を問う。相手に期待するという事がどれだけ厄介か、またその期待に応えようとすることも。いろんなものを見ようとし過ぎる、考える必要のないことを考え過ぎてると言う言葉があったけど、人との距離感、特に職場ではそれが大切なんだろうと思う。出てくる和菓子がヒリつく話しを和らげるアクセントになり、繋がりの一役をかっている。
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中々にぶっ飛んだタイトルが読み終えて改めて爽快で笑える!日常の人との関わりの中でもたらされる、個の思惑と周りとのギャップの違いの奥深さが痛快!お節介と思いつつ手を差し伸べてあげたことが報われなくても自分が納得する事にとことんだったり、腹に思う事をそれぞれがハッキリ言い合う中で大事な事に気付かされたり、なぜそこにこの人たちがいたのか、その意味が繋がりがめんどくさい人間関係を豊かにしているんじゃないのかとそう思わせてくれる。現代の人間関係が辛辣な中にもコミカルな要素で描かれていて、まさに強炭酸バチバチな短編。
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akiᵕ̈*
音楽家、戦友、同期、盟友、BLの先輩、憧れ続けた最愛の人という様々な方との対談から、デビューから17年の全著作を作品と共に語る凪良さんのヒストリーがマルっと分かる凪良ファンとしては贅沢な1冊。ちょうど少し前に初めて凪良さんのBL小説を読んだ所だったけど、色々な制限だったり出版社からの要望だったりと、自らが描きたい内容とのギャップに悩みながらも、最後は自分を貫き通す作家魂は天晴れ!どんな思いで言葉を紡ぎ、どんな思いで1つの作品を作り上げているのか改めて知る事ができ、やっぱり凪良さんの世界観が好きだと実感。
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akiᵕ̈*
引きこもり、8050問題と家族間の複雑で厄介な、どんなに家族であっても親であっても子であっても、理解する事の難しさを叩きつけてくる。 ホームレスの老女と自分の父親を殺害したとして捕まった48歳の草鹿秀郎は30歳から引きこもっている。一生懸命生きているのに、少しずつ歯車がズレていく苦悩は同情せざるを得ない。それを追う刑事の綾乃も娘に愛情を持てず手放した過去を引きずっている。ここに殺された老女の娘の話が交錯していき、それらが繋がったとき、親の愛情のかけ方の行き違いがもたらす悲劇の奥深さが突き刺さる。
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akiᵕ̈*
家の近くで何者かに刺殺された小学校教師の織川は、教育指導に熱心で父母からも評判が良く、周りで悪く言う人は誰もいなかった。高1の娘・詩音は絵の才能があり、絵画コンクールで賞を受賞。同じ高校出身の流夏も詩音と同じ絵の才能を持っていた。そして父親が毒殺される。織川の犯人が分からぬまま、この2つの話が交錯し、迎える結末に近づくにつれ胸の内がザワザワし始め、それがあまりにも残酷で悍ましい最悪の結末へと引きずりこまれる。目の付け所が鋭く捜査に向き合ってきた星野警部が最後に義務としてとった行動は意外だったが同意したい。
いつでも母さん
2024/04/15 14:36

akiさん、読了しました。はぁ・・でしたね。胸の内がザワザワし始め←よくわかります。この辺り五十嵐さん巧いですよね👍私も同意する一人です🙋

akiᵕ̈*
2024/04/15 15:22

母さまァ〜読了お疲れさまでした! これには同意したいですよね🥺ほんとあってはならぬ事…本当の被害者は、ですもんね!内容はヘビィですが、作品としては読み応えありましたね!

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akiᵕ̈*
このシリーズ、早くも第4弾に。恋愛詐欺、競馬詐欺、偽物の動画や画像のフェイク詐欺等、人を陥れる人たちの素顔を深掘りしつつ、巧妙な詐欺の手口を、すっかりお馴染み〈山下町の名探偵〉ロンと幼馴染みメンバーたちが追っていく。詐欺の手口もどんどん手が込んできていて、それによって人の人生を狂わしてしまうあざとさが目立つ。正義感溢れるロンたちのチームワークも相わらずお見事。ギフテッドゆえの苦悩も。ようやく引きこもりから大学生になれたヒナに近づいてきた男によって揺れ出したロンの心境が第5弾へと続いていく気配が。
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akiᵕ̈*
温かい。とにかくじんわりと温かいもので心が満たされた。棟方志功というと、白黒のイメージだったけど、改めて作品の数々を目にしてみるとカラフルなものもあって、こんなにも可愛らしい作品があったのだと知る。子供の頃から弱視ながら絵を描く事がとにかく好きで、ゴッホのひまわりに深く感銘を受けてからそこに向かう情熱とエネルギーが半端ない!妻となったチヤとの縁も棟方のただならぬ才能を見出してくれた民藝に深く関わる人たちとの縁も、あの情熱が引き寄せたのだろう。健気で芯のあるチヤと棟方の深い深い心の繋がりに胸を打つ。
桃の節句🍑
2024/03/15 18:02

結構パステルカラーとかもありますよね。棟方志功好きなので、もちろんマハさんも!、楽しみ♡

akiᵕ̈*
2024/03/15 19:10

ね〜カラフルで可愛らしい♡マハさんのお陰で棟方志功の作品も興味津々に😊マハさんの美術モノは史実に基づいているし、これもほんとに素敵な作品でした😌

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akiᵕ̈*
大好きな北澤さんの装画で手に取ったこちら、ハヤカワSFコンテスト特別賞受賞作との事で、SF!?と慣れない苦手なジャンルではあったけどトライ。ひらがなの文章と読点で続く独特なリズムに戸惑いつつも不思議と引き込まれていく。25才で融合手術を受けて、これ以上老けない体を手に入れたわたしに名前はない。101年前に父親から家族史を書いて欲しいと言わていた事を思い出し、両親兄姉との思い出を振り返っていく。思い出を辿っていく中で自分自身と対峙し、自分を見つめていく様が、こんなアプローチの仕方でかえってもの哀しさを増す。
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akiᵕ̈*
子供の頃に観たミュージカルの世界に憧れそのステージに立つ事を目指していたが、病気になりその夢が絶たれ車イスユーザーになってしまった六花と、中学陸上で県記録を出し進路も決まっていたが、友人との些細なケンカで致命傷を負い、高校生活は無難に過ごそうとしていた伊澄が出会い、六花を通して周りの同級生たちと『障がい』や『差別』に対する認識や思いをぶつけ合っていく。六花の目線から見た世間や社会には戸惑う事があまりにも多い。気持ちを言い合える事や相手の事を想い想像する力がとても大切だと痛感する。テーマは重いが爽やかな読後
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akiᵕ̈*
シリーズ第5弾。引きこもりの子を持つ家族の問題を中心に、県警捜一・古手川と浦和医大法医学教室の面々が挑む、プロローグ&エピローグと5話からなる連作。各章のタイトになっている数字がそれぞれの年齢に。家庭という中に一歩踏み込めば、そこは閉ざされた空間。外向きの顔とは裏腹な家族の顔がそこにはあり、殺人事件の多くが家族間という事実に納得せざるを得ない状況をみせつけられる。親の"護り方”のはき違いが悲惨な悲劇を生み出す結果になっているようでならない。プロローグからのエピローグ、いたたまれないがお見事です!
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akiᵕ̈*
顧問弁護をしている病院から医療過誤訴訟案件を受け、先輩弁護士の高塚からその対応を任された新人の木村。真意を確かめるべく、そこから病院内部に起こっている現実と向き合っていくが、訴訟対象の患者がいた301号室で、立て続けに患者が亡くなってしまう。その背景には、親の延命に疑問を持ちながら見舞いを続け、苦しむ子の葛藤が。医療従事者の立場、弁護士の立場から見守り究明していく現実は、本当の意味では、患者ファーストではない子の私情が突きつけられる。木村が別の部屋で偶然知り合った14歳の由紀乃の心情があまりにも尊かった。
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リゾートアイランドを舞台にしたクローズドサークル。この地に足を踏み入れたのは、様々な舞台で活躍しているミスコンのファイナリスト7名。普通では考えられない優雅な施設の中での待遇に、互いを褒め合い高め合いながらの和やかなムードで幕を開けた束の間、第一の事件が発生、そこから二転三転目まぐるしいスピードでラストの真相までノンストップ!クローズドサークルゆえの1人減り2人減り…に見えてくる仮面の下に隠し持つ本性と、途中挟まれる救助隊との会話からの、想像なんてとてもな着地に一気に脱力。読み終えて見る装丁にゾッ!
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akiᵕ̈*
満を持して手に取った今作、想像通りの熱量とテーマの深さに心を刺激される。あらゆる諸問題を抱える女性たちを受け入れ、共に生活をしていく自助グループ施設で働き、慈悲深く聖母のような小野先生。施設が火事になり、自身が犠牲となり亡くなるも、その遺体は別人と判明。そこから取材をしていた記者を中心にその核心へと迫っていくも、正体明らかになる人物は聖母であった先生とは、あまりにもかけ離れた性悪女だった。そんな人がなぜ聖母でいられたのか。鏡が彼女のアンビバレントな心を保つ唯一の救いであったのだとタイトルの深さに感慨。
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凪良さんの原点を!と手に取ったこちらは、文庫デビューする15年前の作品で、著者にとってもとても思い入れのある作品とのこと。親に捨てられ養護施設で育ち、そこを飛び出してから詐欺師となった蓮こと透。そのカモに選んだのがバーで知り合った加賀屋。加賀屋は総合病院の長男で透とはかけ離れた存在。思惑通りお金をせしめるも、人付き合いが下手で真面目で、透が何者であっても真っ直ぐに愛情を向けてくる加賀屋に、お金で割り切れない感情を感じていく。ここまでがっつりなBL作品は初めてだけど、人の純真な心の強さ結びつきの表現は圧巻。
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与一は天賦の才を持っていた。歌舞伎の名女形・瀬川路京は一目でその才を見抜き、自らの元へと誘った。路京の子、円太郎も与一を可愛がり芸を磨いていたが、母子月の演目上で円太郎が父を毒殺するという事件がおき、与一は二代目路京となり月日は流れる。与一の純真さゆえ、そこに心打つ者、眩しすぎて妬ましく思う者、そんな与一の周りには栄光と影、孤独が常に付き纏うも、与一を取り巻く愛する人を守りたい、ただそれだけの為に己を犠牲にしてきた人たちの深い愛に胸を打つ。そんな人たちの想いが詰まった34年ぶりに演じた母子月に神が舞う。
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人の心の闇を七つの色で表す七つの毒の形七篇。短編ながらも、どれもその中身の重厚さに、改めて著者の筆力に唸る。人の命の重さより自身の保身、イジメの心理、名誉欲、詐欺、介護等の問題を絡めて、様々な提起が投げかけられている。どんでん返しが頭にあるだけに、短編だと余計に先が読めてしまうこともあるけど、その裏に隠されている心情には思いつまされもする。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2016/05/28(2889日経過)
記録初日
2013/10/01(3859日経過)
読んだ本
1616冊(1日平均0.42冊)
読んだページ
406088ページ(1日平均105ページ)
感想・レビュー
1326件(投稿率82.1%)
本棚
277棚
性別
自己紹介

パラパラめくる紙が好き、活字が好き。
装丁のトキメキも重要視♩
本は本屋さんでの出会いを大切にしています。
ふと目に入り、手に取った一冊との出会い。
その「感覚」を大切に☺︎

積読本(ここに載せきれていない分多数!)と
新刊のせめぎ合いの中、読者を楽しんでます♩

1冊の本が、みなさんの感想と共にとても深いものになる楽しみをここで味わっています♩☺︎

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