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1月の読書メーターまとめ

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1月のトップ感想・レビュー!

おさむ
瑞々しい豊かな文章を、心洗われる小説を読みたいと思い即座に浮かんだのが本書。やわらかな怪異とその非日常のような日常が愛おしい。綿貫征四郎の心根のやさしさが随所に見られ、そのやさしさは透明な美しい文章を透かして温かく伝わってきます。(ホトトギスやふきのとうなんか特に)。本当に好きな人物です。最後の「私の精神を養わない」という言葉にハッとさせられました。続編や村田エフェンディがまだ未読なのでとても楽しみ。
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1月の感想・レビュー一覧
12

おさむ
格調高く美しい文章に誘われる感覚、それも廃墟の薔薇の僧院。複数の視点でほぼ終盤まで進むので誰が狂っているのか、どの目線が正常なのか異常なのかが分からない。美青年と薔薇の融合。美しい劣等体。窒息するほどの幻想的な薔薇と、戦争という現実。繋がらなかった物語がすこしずつ重なり、ほどけてゆくまで項をめくる手が止まらない。最後の項を読み終わり、そしてまた冒頭へ。狂った万華鏡のような、薔薇の迷路をさ迷い続けるような書物だった。かつてバビロンの黄色い薔薇と謳われた男娼ヨリンゲルが良かった。好き。
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乱歩が愛読した国内外の探偵小説や交友のあった作家の名前がたくさん出てくるので楽しい。とくに谷崎との物語は少し切なくて印象深い。水谷準や渡辺温、横溝正史、小酒井不木などいかにも生き生きとして(温は既に亡くなっているが)面白かった。作中に挟まれる乱歩作品の引用やエピソードなどもファンには嬉しい。なんと言っても乱歩の性格や思考、行動といったものがとてもうまく描かれていて可愛らしい。乱歩好きには是非手に取って欲しい一冊。作中作「梔子姫」も淫靡な恍惚と読み応えで見事。
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久米正雄の作品が読みたいのだけれどなかなか見つからなかったので、百年文庫に収録されていて有難かったです。「求婚者の話」鈴木君のエゴイスティックさには引いた。良く言えば荒唐無稽、怖かったし読後感もあまり好きではない。文章は好みなんだけれど…。ラードナー「アリバイ・アイク」いかにもアメリカンな口語体に軽快さを感じつつも途中から少し疲れてくる(笑) これでもかという程の弁解じみた嘘につい苦笑い。
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父からの贈り物。ロマン主義、万国博覧会、ヴィクトリア朝ファッション、ファンタジーの挿絵画家。どれもうっとり時間が経つのも忘れて見入ってしまう。ホラー小説や怪人ギャラリー、ヴェルヌやシェイクスピアの挿絵が興味深い。飽きずに毎夜本書を開き夢幻の迷宮散策に出かけるような気分に浸りっぱなし。フリードリヒが堪らなく好き。
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三島文学の多少異色的な作品。「音楽」「鋏」などの表現が美しく、性的比喩が上品で読み易い。「鋏」はとくに興味深い。美しい薔薇や蔦の装飾のある鋏を想像してしまう。麗子の嘘や罠を見破り、すこしずつ彼女の内心へと足を踏み入れていく感じは面白かった。澁澤龍彦の解説もありがたい。ただ、あまりガツガツ貪欲的に読めなかったのは残念。
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美しい詩のような物語と鉱石の写真。長野さんにそう云われると、確かにこの石は口に含めば砂糖みたいな甘さがありそうだ、とか、妙に納得してしまう。葡萄露、氷柱糖、月露、銀星糖、雪綿、翠蜜…砂糖菓子のような、あるいは瑞々しい果実のような名前の数々。そしてハアトを射止める鉱石の漢字表記も素敵。お気に入りは「青金石」「銀星石」。静かな幻想的な音楽を聴きながら眠る前にすこしずつ読了。
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幻の書物、普及版を新装で。ありがたい本が出たものです。図版を眺めるだけでも充分面白いけれど、何といってもブルトンの膨大な知識量にも凄まじい熱量にも圧倒されます。子どもの頃星と神話の図鑑で見た『ベリー公のいとも豪華なる時祷書』が載っていたのが嬉しい。神秘的な青。ボスやキリコの作品もじっくり。
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斜陽族、帝銀事件等、戦後の動乱期の世相描写が大変良い。退廃的な没落貴族の血、それも汚れと憎悪の血筋。金田一シリーズは推理もさることながらその圧倒的な雰囲気に強く惹かれる。一族の関係もドロドロと醜く絡まり合い魅力的。秌子の持つ異様な毒々しさ、生々しさも好きだが菊江のコケティッシュで掴み所のない可憐さが素敵。忘れ難い女性たちに出会ってしまった。
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瑞々しい豊かな文章を、心洗われる小説を読みたいと思い即座に浮かんだのが本書。やわらかな怪異とその非日常のような日常が愛おしい。綿貫征四郎の心根のやさしさが随所に見られ、そのやさしさは透明な美しい文章を透かして温かく伝わってきます。(ホトトギスやふきのとうなんか特に)。本当に好きな人物です。最後の「私の精神を養わない」という言葉にハッとさせられました。続編や村田エフェンディがまだ未読なのでとても楽しみ。
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身内に収集家が多く、子どもの頃譲って頂いた切手を今も取り出しては時々眺めるのが好き。熱心に集めてるという程ではないけれど気に入ったデザインや海外を旅行した際には切手を購入しています。あの小さな芸術には心惹かれる魅力があって、本書を眺めていてとても愉しい。切手デザイン室がたったの8人というのには驚き。このシリーズは白黒ページが多い点ではマイナスですが上質な知識と芸術を味わえるので重宝しています。
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おさむ
ネタバレ人に薦められて。出てくる女に差異はあれ全員確かにおかしい。おかしいのだけれどいやいや、主人公も大概だよ!自分で気づいてないだけで彼も相当なものですよ。執着の激しいうざったい女達に主人公も読み手の精神もヘトヘト。関わるなってあれ程言われたにも関わらず好き好んでずぶ沼に落ちてもがいてる主人公には呆れるのだけれど、これどうなるの?という気持ちから項を捲る手が止まらなかった。最後、誰が尋ねて来たとしても悲惨。
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おさむ
年が明けたら毎年最初に読む特別な一冊。お正月のお屠蘇気分の中にいると、どうしても葉ちゃんに会いたくなる。葉ちゃんは刺激の強い毒の花みたいな存在だから、読むのは一年で最初の一度だけ。アルコール中毒からモルヒネ漬けに陥っていく辺りの救いようのない葉ちゃんがとにかく好き。それにしても「女」のシノニムは「臓物」、太宰のそういうところに惚れますね。「世間というのは、君じゃないか。」という言葉もナイフのように鋭くて好き。グサッグサッ。えげつないほど心臓を刺されてしまう、太宰の言葉一つ一つに。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2016/05/31(636日経過)
記録初日
2015/11/06(843日経過)
読んだ本
281冊(1日平均0.33冊)
読んだページ
81373ページ(1日平均96ページ)
感想・レビュー
278件(投稿率98.9%)
本棚
0棚
性別
自己紹介

ナイスありがとうございます。
近代文学、幻想、怪奇、退廃的な雰囲気の探偵小説を好んで読みます。大正期から昭和中期の小説や建築や美術、生活全般が好きです。おばけの類も好き。古い詩も好き。

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