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2024年11月の読書メーターまとめ

ほうすう
読んだ本
6
読んだページ
1853ページ
感想・レビュー
6
ナイス
105ナイス

2024年11月に読んだ本
6

2024年11月にナイスが最も多かった感想・レビュー

ほうすう
ネットという極めて流動的な世界で生まれて派生し拡散されてきた怪談をきちんと民俗学的な位置づけをしようとした本。この一冊で2000年代から2020年前半辺りまでのおおまかなネット怪談の流れがつかめる。大まかな流れとしての因習系から異世界系への移行、そして物語を伴わない不穏さとしての恐怖という推移には首肯しうるところが多い。参考文献・参考サイトの充実も有り難い。
が「ナイス!」と言っています。

2024年11月の感想・レビュー一覧
6

ほうすう
令和ロマンくるまによる漫才論。M-1、特に2018年から2024年までのM-1に主軸を置いている感が強い。もちろんM-1以外の漫才についても語っている。東西だけでなく南北のお笑いについて考察しているのが珍しく面白い。同時期に発売された石田明の『答え合わせ』と比して本書では東の芸人はキャラを作っている、石田は西の芸人がキャラ(人)を作っていると言っている。どちらが間違っているというわけでもないとは思うが対照的なのが印象的だった。 しかしこの文章と分析、本人が望む望まないとは別としてやはり一種の天才だと思う。
ほうすう
2024/11/22 03:21

最近のM-1はみんな考えて見過ぎている。もっと純粋に楽しんだ方がいいんだよということを明言してくれたのも嬉しい。本書みたいな漫才論を読むような人間は、私も含めて、それでも分析や考察するのが好きなんですけどね。

が「ナイス!」と言っています。
ほうすう
光秀・道三・信長・秀吉・三成・信繫・家康といった武将を取り上げ江戸時代から現代にかけての評価の変遷を描いた本。江戸時代に信長が人気がなかったというのは驚き。 終章では江戸時代における人物像の複雑さといった表現はされているもののそれはまあそうでしょう。現代だって長短様々に描かれているのですから江戸時代に特筆するほどのことでもない。フラットに、あくまでも客観的に見るべき歴史学としては人物像の変遷は肯定的にとるべきではないのかもしれないが、令和の戦国武将がどのように描かれていくのか、これからが楽しみでもある。
が「ナイス!」と言っています。
ほうすう
ネタバレNON STYLE石田による漫才論。漫才とは何かという問いに対して漫才の基本は「偶然の立ち話」であると定義したうえで漫才の構造について語っていたり、東西の芸人の特徴やM-1における漫才の在り方など、お笑い好きな人間が読んだらかなり楽しい一冊。第四章ではささやかながら自叙伝的な内容であるがNON STYLEにも解散を考えた時期があったという話は驚かされた。
が「ナイス!」と言っています。
ほうすう
ネットという極めて流動的な世界で生まれて派生し拡散されてきた怪談をきちんと民俗学的な位置づけをしようとした本。この一冊で2000年代から2020年前半辺りまでのおおまかなネット怪談の流れがつかめる。大まかな流れとしての因習系から異世界系への移行、そして物語を伴わない不穏さとしての恐怖という推移には首肯しうるところが多い。参考文献・参考サイトの充実も有り難い。
が「ナイス!」と言っています。
ほうすう
ネタバレ経済記事やレポートの引用的な表現もあってちょっと自分としては内容を深く理解できなかったようにも思う。もう少し経済の知識を持って読んだら楽しめたのかも。ただ一番思うのはあくまでも同時代に読んでこその作品であるのかなと。バブル崩壊から30年近くたった今としては歴史としては近すぎて、現代としては価値観が違い過ぎて、なんとも距離がつかみにくい。それにしてもヤクザが幅を利かせている時代です事。
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ほうすう
堺の豪商・呂宋助左衛門を中心に織豊時代を描く。いささか淡白で展開が早くもあるがそれがまた味があるともいえる。面白いかというと好みも別れるし自分的には合わなかったかな。昭和後期に描かれた小説にありがちというか女性を待たせてないがしろにしがちよねとは思う。年齢のこととかどういう風に思っているんだろうか。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2016/07/07(3081日経過)
記録初日
2012/10/01(4456日経過)
読んだ本
940冊(1日平均0.21冊)
読んだページ
316188ページ(1日平均70ページ)
感想・レビュー
656件(投稿率69.8%)
本棚
5棚
性別
年齢
32歳
血液型
O型
外部サイト
自己紹介

主に歴史もの・ミステリーものを多く読みます。最近はSF関係にも興味あります。よろしくお願いします。

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