読書メーター KADOKAWA Group

2024年3月の読書メーターまとめ

ずー
読んだ本
8
読んだページ
2570ページ
感想・レビュー
4
ナイス
12ナイス

2024年3月に読んだ本
8

2024年3月のお気に入られ登録
1

  • 轟直人

2024年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

ずー
ネタバレ行き場のない少女たちをつけ狙う男たちの醜悪さはもちろんのこと、終盤の真由を取り巻く大人たちによって、真由が単なる「反抗期のわがままな家出少女」的に取りなされて終わるさまが胸糞悪かった。この社会では子どもと関わるまともな大人の選択肢が親か教師くらいしかなく、さもなければ子どもとわざわざ関わりにくるのは性的な目的をもった大人くらい、というのが問題だと思う
が「ナイス!」と言っています。

2024年3月の感想・レビュー一覧
4

ずー
ネタバレ行き場のない少女たちをつけ狙う男たちの醜悪さはもちろんのこと、終盤の真由を取り巻く大人たちによって、真由が単なる「反抗期のわがままな家出少女」的に取りなされて終わるさまが胸糞悪かった。この社会では子どもと関わるまともな大人の選択肢が親か教師くらいしかなく、さもなければ子どもとわざわざ関わりにくるのは性的な目的をもった大人くらい、というのが問題だと思う
が「ナイス!」と言っています。
ずー
「つまり、現実世界でもサイバースペースでも、人間の摩擦とそれを修復しようとする努力の中に、その関係性の深いリアリティが成立する、ということだ。」という箇所が心に残った。昨今、特に関心のない人間関係は切り捨ててよいというライフハックが支持されがちだったり、このアカウントはこういうことを言ってるからブロックしましょう…というように人間の内面を白黒で判断するような傾向がSNSなどでは顕著に思えるが、そういうのに対する違和感ってまさにこういうことなんだなと思った。
ずー
父や兄が主人公に向ける仕打ちや、妹が主人公のように学をつけたら困るといって学校に行かせてもらえないなど、家父長制の酷さがこれでもかと描かれていた。その中でも京子の人物造形はやたら解像度高く迫ってくるというか、家父長制に適応した女性による、家父長制に順応しない女性に対する迫害って厄介だよな…というのを思い出させられて読んでてめちゃくちゃ嫌だった。前半の調や早苗が魅力的なだけに、彼女たちのような友人たちとは離別せざるをえない「現実」の最悪さを読みながら味わされる作品であった
ずー
ネタバレ全部理解しきれたか微妙なところもあるが、最後のベラ本人の書簡を読むと、映画化もされた”本編”部分はアーチボールドによるでっち上げということであり、作品の根幹となる部分が映画版ではオミットされたということになるので面食らった。だからといって映画版はクソ!みたいな話にはならないけど、ベラにとっての真実ではなく男性であるアーチボールドのまなざしが物語のすべてとされたという点はかなり批評しがいがあるポイントだと思う。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2010/07/24(5024日経過)
記録初日
2010/07/23(5025日経過)
読んだ本
1308冊(1日平均0.26冊)
読んだページ
332349ページ(1日平均66ページ)
感想・レビュー
544件(投稿率41.6%)
本棚
6棚
自己紹介

気が向いたときに気が向いた本を読みます。恥ずかしながら読書量は多い方ではないと思います。。
ただ読んでいるだけだとその間に自分がなにを感じたり考えたか忘れてしまうのが勿体無いのでここを使うことにしました。
好きなジャンルはあまり意識していませんが、日頃自分が生きる中で感じているもやもやしたものがうまく言語化された作品が好きです。

読書メーターの
読書管理アプリ
日々の読書量を簡単に記録・管理できるアプリ版読書メーターです。
新たな本との出会いや読書仲間とのつながりが、読書をもっと楽しくします。
App StoreからダウンロードGogle Playで手に入れよう