第二次世界大戦で狙撃兵となった女の子のお話。　 テンポも良く、これが戦争の現実なのだと考えさせられる描写も多かった。 きっとこんな風にこの物語は終わるだろうな…との甘い予測は大きく外れた。 　「どれほど普遍的と見える倫理も…そのときにある種の『社会』を形成する人間が合意により作り上げたものだよ」　 真の敵とは何かを考えさせられた。

現実にはあり得ないのかもしれないけど、こんな恋愛をしている若い人がいたら応援したくなる。　ちゃんと辻堂さんらしい捻りもあって… 辛い出来事を乗り越えようとしている人を励ます爽やかな作品だった。

感想＝ネタバレになってしまう ３０年前に書かれたものとか　　ありがちなテーマだけど、読ませ方がとても斬新だと思った　　ただ読書に何かしらの癒しや学びを求めがちな自分としては、結末だけを急ぐ読み方になってしまった

前作に続いてまたほわ〜んと心を温めてくれた。　 ニケ先生の実は深い面白さがとても笑わせてくれる。 でも最終章は14歳の愛犬を抱っこしつつ泣きながら読んだ。　 後悔しないことにしがみつかないようにしないと。

第二次世界大戦で狙撃兵となった女の子のお話。　 テンポも良く、これが戦争の現実なのだと考えさせられる描写も多かった。 きっとこんな風にこの物語は終わるだろうな…との甘い予測は大きく外れた。 　「どれほど普遍的と見える倫理も…そのときにある種の『社会』を形成する人間が合意により作り上げたものだよ」　 真の敵とは何かを考えさせられた。