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2024年2月の読書メーターまとめ

ともこ
読んだ本
4
読んだページ
1624ページ
感想・レビュー
4
ナイス
237ナイス

2024年2月に読んだ本
4

2024年2月にナイスが最も多かった感想・レビュー

ともこ
読み終わって「男気」(おとこぎ)という言葉が頭に浮かんだ。新選組浪士にではなく糸里・吉栄・おまさ・お勝に対して。ちなみに辞書によると「男気=困っている人を見過ごせない・犠牲を払って身をつくす」などとあり「女気=しとやか・優しい」と。う~ん・・。「侠気」の字がいいか。切なく辛い状況の中、いづまいを正し顔を上げて生きる芸妓たち、人としての真っ当で温かい目を失わない屯所の妻たち。こちらまで背筋が延びる思いがした。新選組はともかく、女たちの話はほぼ創作であろうが、よい本を読んだ。糸里・吉栄の後日談が嬉しい。
が「ナイス!」と言っています。

2024年2月の感想・レビュー一覧
4

ともこ
新選組三部作を読み終えた。「壬生義士伝」では男同士の友情や家族への心情に胸打たれ、「輪違屋糸里」では女たちの心意気に背筋の延びる思いをした。本作では斎藤一の死生観や剣についての語りに引き付けられながらも、読むのが最も苦しかった。中でも鉄之助との再会と最期の場面では、予想していたものの辛かった。創作の部分が多いかもしれないと思いながら、浅田次郎さんのストーリーテラーとしての力量をあらためて感じた。
が「ナイス!」と言っています。
ともこ
読み終わって「男気」(おとこぎ)という言葉が頭に浮かんだ。新選組浪士にではなく糸里・吉栄・おまさ・お勝に対して。ちなみに辞書によると「男気=困っている人を見過ごせない・犠牲を払って身をつくす」などとあり「女気=しとやか・優しい」と。う~ん・・。「侠気」の字がいいか。切なく辛い状況の中、いづまいを正し顔を上げて生きる芸妓たち、人としての真っ当で温かい目を失わない屯所の妻たち。こちらまで背筋が延びる思いがした。新選組はともかく、女たちの話はほぼ創作であろうが、よい本を読んだ。糸里・吉栄の後日談が嬉しい。
が「ナイス!」と言っています。
ともこ
尊皇攘夷の旗のもと、京都へ集められた浪士の中、近藤・芹沢両派がそのまま居残り、壬生浪士となりやがて新撰組へと変貌していく様を、関わりある女たちの目を通して描く。隊士に思いを寄せる島原の女たちの一途な思い、屯所で世話をする女たちの母のような姉のような思い、それらを通して芹沢・近藤・土方・沖田・永倉・斎藤・平山・平間・・それぞれの姿が生き生きと動き出す。憧れの目で見ていた土方の非情さに触れ、平山・平間の思わぬ優しさに触れ、下巻へと進む。
が「ナイス!」と言っています。
ともこ
新撰組三番隊長であり大正時代まで生き延びた斎藤一が近衛師団中尉に過去や剣について夜毎語る。彼の語る近藤・土方・沖田・永倉・吉村そして少年隊士鉄之助がいい。史実のままとは思わないが、それぞれに胸が熱くなるところは「天切り松」シリーズを思い起こす。「壬生義士伝」を読み、「一刀斎夢録」に飛んでしまったが、下巻に行く前に「輪違屋糸里」を読まねば。新撰組とは離れるが、明治天皇崩御に際し、殉死した乃木希典夫妻の記述には改めて感慨深かった。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2016/08/29(2760日経過)
記録初日
2015/11/07(3056日経過)
読んだ本
931冊(1日平均0.30冊)
読んだページ
252863ページ(1日平均82ページ)
感想・レビュー
735件(投稿率78.9%)
本棚
30棚
性別
自己紹介

本棚に特別席を設けている吉田篤弘・クラフト・エヴィング商會をはじめ好きな作家は伊坂幸太郎・宮部みゆき・浅田次郎・朝井まかて・北村薫・木内昇・伊与原新・宮本輝・安野光雅・ヨシタケシンスケ・・・
できるだけ幅広くとは思っていますが、ついついいつもの作家さんに手が伸びてしまいます。

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