読書メーターあなたの読書量を記録・管理

2023年11月の読書メーターまとめ

ともこ
読んだ本
11
読んだページ
2862ページ
感想・レビュー
11
ナイス
716ナイス

2023年11月に読んだ本
11

2023年11月のお気に入り登録
5

  • KAZOO
  • 寿
  • やっちゃん
  • チャチャ姫
  • kasre

2023年11月のお気に入られ登録
5

  • KAZOO
  • 寿
  • Kokopelli
  • チャチャ姫
  • ヨシノリ

2023年11月にナイスが最も多かった感想・レビュー

ともこ
相変わらず次々と、申し訳ないほどカラッと人が亡くなるが、ここでも天道虫は強い。本人は「自分は運が悪い」と思っているようだが実はかなり幸運だと思う。かつての蜜柑と檸檬のコンビのように、マクラとモウフ、高良と奏田のコンビにはどこか寄り添ってしまう。スイスイ人への僻み(?)は「全くねぇ」と思うし、実は博識深淵な(?)コーラとソーダの言葉は含蓄が深い。「梅は梅になればいい。リンゴはリンゴになればいい。バラの花と比べてどうする。」メモしなきゃと一瞬思い、いやいやサラッと楽しむ本だった。展開が早くおもしろかった。
くま
2023/11/21 12:45

天道虫に大泉洋、サンタマリアはあってもブラピは思いつかない。でも、この続編はブラピのお陰という話もあったりだし。

ノリピッピ
2023/11/21 16:17

いいなぁ。私はまだまだ184人待ち…。そして5冊の予約枠使ってしまったので、寄ってなんとなく気になる本しか、しばらく借りれません。

が「ナイス!」と言っています。

2023年11月の感想・レビュー一覧
11

ともこ
前作に出てきたまほろ市の人々のスピンオフ短編集。多田や行天はもちろん、由良・曽根田のばあちゃん・岡夫人、すべての人が愛しくなってしまう。困ったことに、星までも憎めなくなってしまった。中でも岡夫人がいい。「自分には陰がないから多田に心惹かれるのか」という気持ちもよくわかるし、「行天が今の方が幸せに見える」という観察も嬉しい。そしてその岡夫妻のやり取りが、やれやれと思いながらもほほえましい。老夫婦にありがちな・・。うちも・・かな?
ともこ
2023/12/01 11:30

岡夫人の言葉になにかしっくり来るものがある。「諦めと惰性と使命感とほんの少しのあたたかさ。・・そんな関係を、一言で表す言葉はない。ないから戸惑う。あいかわらず「夫と妻」ですませて安穏としていられる夫に、苛立ちを覚える。、でも、一緒にいるのをやめたくはない。その理由を「愛」と言えたなら、すごく簡単なのだけれど。」

が「ナイス!」と言っています。
ともこ
続編を読もうと再読。おもしろかったという記憶はあるものの、細部をほとんど忘れていた。最後の多田の過去など、あらためて胸が苦しくなるようだった。まったく趣の異なる作品を生み出し、どれも読みやすく心引かれる三浦しをんさんの力量をあらためて感じた。「幸福は再生する」多田にも仰天にも、由良にもルルにも・・そうあってほしい。チワワのハナの幸福はすでに再生しているようだ。とりあえず「曽根田のばあちゃん」の栄光の日々を楽しみに続編「番外地」へ!
が「ナイス!」と言っています。
ともこ
「木挽町のあだ討ち」「大奥づとめ」と作者のあとを追った3作目。永代橋の崩落で妻子を亡くしたことをきっかけに、三橋会所を興し・十組問屋頭取・町年寄次席と上り詰めた杉本茂十郎の生涯。商人として政に金も出すが口も出す。しかし「毛充狼」と呼ばれた茂十郎の牙も、「お上」の前に砕かれる。自腹を肥やすためでなく、江戸の町の繁栄のために駆け続けた茂十郎と、兄のように彼を支え続けた札差弥三郎。ふたりの男の友情物語でもあった。現代の経済人に茂十郎の再来は求められないものか。
が「ナイス!」と言っています。
ともこ
相変わらず次々と、申し訳ないほどカラッと人が亡くなるが、ここでも天道虫は強い。本人は「自分は運が悪い」と思っているようだが実はかなり幸運だと思う。かつての蜜柑と檸檬のコンビのように、マクラとモウフ、高良と奏田のコンビにはどこか寄り添ってしまう。スイスイ人への僻み(?)は「全くねぇ」と思うし、実は博識深淵な(?)コーラとソーダの言葉は含蓄が深い。「梅は梅になればいい。リンゴはリンゴになればいい。バラの花と比べてどうする。」メモしなきゃと一瞬思い、いやいやサラッと楽しむ本だった。展開が早くおもしろかった。
くま
2023/11/21 12:45

天道虫に大泉洋、サンタマリアはあってもブラピは思いつかない。でも、この続編はブラピのお陰という話もあったりだし。

ノリピッピ
2023/11/21 16:17

いいなぁ。私はまだまだ184人待ち…。そして5冊の予約枠使ってしまったので、寄ってなんとなく気になる本しか、しばらく借りれません。

が「ナイス!」と言っています。
ともこ
三島屋シリーズ9巻目はこれまで同様哀しく恐ろしい場面も多かったが、温かく優しい想いのこもった話が多かった。「青瓜不動」のうりんぼうたちのきゅうきゅうという声はかわいらしく、「だんだん人形」の文さん・富ちゃんの掛け合いはほのぼのし、小さな土人形のキリリとした戦い姿も目に浮かんだ。「針雨の里」の風舞さんたちを、富次郎にはぜひ描いてほしい。恃む(たのむ)漢(おとこ)などの表記に想いが伝わり「いのちまもり」という言葉も心に残った。
が「ナイス!」と言っています。
ともこ
空想の国アゾットを旅する「クラウド・コレクター」を以前読んだが、そのアゾットに関する事典という想定。小分けの説明?お話?で、「クラウド・コレクター」よりわかりやすくさらに楽しめた。「回覧板」「観光」「睡魔」「空飛ぶじゅうたんの上のものすごく太った猫の話」「夏の図書館冬の図書館」「紙石鹸詩集」ニヤニヤしながら私の思考まで自由に羽ばたいていく。眠れぬ夜に、好きなページを開いて読むとよい本だ。
が「ナイス!」と言っています。
ともこ
以前、図書館でこのタイトルに惹かれて単行本を読んだ。そこでクラフト・エヴィング商會に出会い吉田篤弘さんのものを含め、すべて読むつもりで集めた著作の数々。今回は文庫本で。実存する小説の中の、実存するとは思えないものの数々。それらの注文書に基づき、応えの品が納品書と共に届き、また受領書か送られる。どれも丁寧な文章で綴られ、夢幻のような世界は不思議でまた心地よい。この「ガス灯のある袋小路」を、私はまたいつか訪ねたくなるのだろう。
が「ナイス!」と言っています。
ともこ
文庫本もあわせて何度再読したことだろう。何度読んでもおもしろい。「左うちわ」「自分を上げる棚」「堪忍袋の緒」「一筋縄」「助け舟」そろそろ「冥土の土産」もほしいかも・・と読んでいった。今回はとりあえず(「ビール!」とは続かない)商品の取り扱いの注意に注目してみた。なんと教訓的な!「確かにね」とニヤリとしながら読み終えた。
papico
2023/11/08 08:46

ともこさん、共読嬉しいです✨ 「冥土の土産」私も欲しいと思いました🤭鬼に金棒が鬼と金棒のセット推奨だったり、とりあえず「ビール!」とは続かない商品の取扱い (*´艸`) もう目から鱗で、ほんと楽しい一冊でした📚✨

ともこ
2023/11/08 10:00

papicoさん、楽しくて楽しくて何度でも読み返したくなる本ですね。ところでお名前ネコちゃんのお名前からだったんですね。私も愛犬と寝ています。(^-^)

が「ナイス!」と言っています。
ともこ
文庫本で読んだときにも、発想に驚き充分楽しんだと思ったが、単行本で再読して、古書の丁寧な造形と写真の素晴らしさにあらためて感心した。2000年発行の初版を買い求めてよかった。それこそ「古書」?2052年から送られてきた古書目録の未来の古書はどれも魅力的だ。答えだけが載っていて質問を考える「A」、小人たちのガリバー観察記録「大いなる来訪者」、タイトルから惹かれる「その話は、もう3回きいた」など注文してみたい。未来と現在がぐるっとひとまわりして丸くなるラストは、何度読んでも心が弾む。宝物がまたひとつ増えた。
が「ナイス!」と言っています。
ともこ
文庫で何度も読んでいるのに、好きすぎて単行本を購入。やはり大きい写真はいい!私の身辺がなにかただならぬ気配のとき、「警鐘人」にシンバルを鳴らしてほしい。いい案が浮かばないとき「ひらめきランプ交換人」に飛んできてほしい。迷ったときの「選択士」にも。「チョッキ食堂」のチョッキと食事を堪能し、「冬眠図書館」でコーヒー・パン・シチューをいただき温かいブランケットに包まれて一晩中本を読む。そんな至福の時間を「時間管理人」に預かってもらう。どれもいいなぁ!「バリトン・カフェ」アルトの私は入れないのか?残念!
が「ナイス!」と言っています。
ともこ
考えの違いや望むものの違いは、夫婦とはいえ多々あるもの。すれ違いかけた4組の夫婦が、皆それぞれ解決への道を歩む。読後感もよく、作者らしい誠実な人々ばかりでいいなぁと思うものの、いやいやこんな風にはと古女房は思ってしまう。「一組」ではなく「一人」として尊重することの大切さは伝わってきた。出版業界の内側を少し覗けたようなのはおもしろかった。「短編は売れにくいので連作に」まさにこの作品も登場人物それぞれの繋がりが楽しかった。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2016/08/29(2653日経過)
記録初日
2015/11/07(2949日経過)
読んだ本
912冊(1日平均0.31冊)
読んだページ
245964ページ(1日平均83ページ)
感想・レビュー
716件(投稿率78.5%)
本棚
29棚
性別
自己紹介

本棚に特別席を設けている吉田篤弘・クラフト・エヴィング商會をはじめ好きな作家は伊坂幸太郎・宮部みゆき・浅田次郎・朝井まかて・北村薫・木内昇・伊与原新・宮本輝・安野光雅・ヨシタケシンスケ・・・
できるだけ幅広くとは思っていますが、ついついいつもの作家さんに手が伸びてしまいます。

参加コミュニティ1

読書メーターの
読書管理アプリ
日々の読書量を簡単に記録・管理できるアプリ版読書メーターです。
新たな本との出会いや読書仲間とのつながりが、読書をもっと楽しくします。
App StoreからダウンロードGogle Playで手に入れよう